海外では多くの実績

  • 公開日:2018年03月26日

日本のインク代の高さは異常

がっかりするイメージ画国内ではレンタルプリンターの存在はそれほど知られていませんが、各社の実績計で国内の5,000社以上に導入実績が出ています。各社ともにサービス開始から歴史は浅いものの、インタビューで伺ったところ今のところ会社が潰れてしまったりといったケース以外での途中解約率は非常に低いとのことです。

そもそも国内では浸透していないレンタルプリンターですが、海外では国によっては非常に一般的な仕様形態となっているところもあり、逆に高いランニングコストを前提にしている日本国内の事情が特殊といえるのかもしれません。

3,000円インクの原価は50円?!

インク・トナーが非常に高く、しかもびっくりするくらい早くスタミナ切れしてしまうことは誰もが実感したことがあることでは無いでしょうか。機械を安く売って、インクで元を取るビジネスモデルとは言われるものの、それにしたって高すぎる。無くなるのが速すぎる。。と感じることは不思議ではありません。

それでは、インクの原価はそれほど高いのかというと、答えはNOです。3,000円で売っているインクカートリッジセットの材料としての原価は50円とも30円とも言われています。これにプリンターの本体費用、開発費用、営業費用、宣伝広告費用などがガツンと乗っかっているからインクが高いのです。そして、「インクは高いのが当たり前」という常識(?)を根付かせ、価格競争が起こらないようにしているからこそ、それほど値下がりもしていないのですね。

純正インクの洗脳

ではレンタルプリンターでなぜ定額制が実現出来るのか、つまりカラープリントをいくらされても業者さん側が採算割れを起こさないかというと、多くの場合インクを自社で作っているからです。先に書いたようにインク自体はそれほどお金がかかるものではありませんし、技術的にも生産がかつてほど難しいものではなくなりました。

これまで多くの人は「純正インクでないと機械が壊れる」「印刷の品質が悪くなる」と思い込まされてきましたが、果たしてそれは本当でしょうか。いくつかの自社製インクでの印刷物を拝見しましたが、純正との質の違いはほとんどというか、まったくわかりませんでした。

また、各社の自社製インクは非常に長持ちで、純正インクの20〜30倍長持ちになっている製品もあります。これもおどろくべきことではなく、インク代で稼ぎたい純正メーカーは「長持ちさせたい」という動機が無いので、すぐに無くなるインクを作り続けていたということですね。

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