【広告】
本記事は、アフィリエイトプロモーションを含みます。
新しく印鑑を作る際、「どの書体にしよう?」「無難な書体ってどれ?」と書体について悩む方も多いよう。印鑑に使われる書体の種類は多いため、悩むのも当然です。一般的な印鑑ショップで取り扱いがある書体は、平均6種類ほどですが、デザイン性の高いオリジナル書体を取り入れているショップも多数あります。
今回は、実印・銀行印・認印と印鑑種類ごとのおすすめの書体をご紹介します。また、男女や開運など立場や目的を考えた書体選びについても扱います。
新人GメンKEICHI
ベテランGメン園川
印鑑の書体の種類
それではまず、印鑑の書体の種類について確認します。一般的な印鑑ショップで扱われる印鑑書体種類は、以下の6つです。
- 篆書体(てんしょたい)
- 印相体(いんそうたい)・吉相体(きっそうたい)
- 隷書体(れいしょたい)
- 古印体(こいんたい)
- 楷書体(かいしょたい)
- 行書体(ぎょうしょたい)
これに加え、オリジナル書体を取り入れている印鑑ショップもあります。
【おすすめ印鑑の書体1】篆書体
※画像は印鑑の匠ドットコム公式より引用
篆書体は中国から伝えられた最も古い書体です。日本最古の印鑑「漢委奴国王の金印」も篆書体で書かれています。現代では、日本銀行券やパスポートなどにも篆書体が使われています。由緒ある書体ということで日本ではとても人気があります。
かなり複雑な字体なので、可読性は低めで偽造しにくいでしょう。線は比較的太めで、印影の枠に接する部分が多い書体なので、欠けが起こりにくいと言われます。枠部分をさらに太くした「太枠篆書体」や逆に線を細めに設定した「細篆書体」など、篆書体をアレンジした書体も存在します。
【おすすめ印鑑の書体2】印相体・吉相体
※画像は印鑑の匠ドットコム公式より引用
印相体は、戦後、篆書体をもとにつくられた比較的新しい書体です。印面いっぱいに文字が広がる書体なので「八方篆書体」と呼ばれたり、開運効果を期待して「吉相体」と呼ばれることもあります。印影の枠に文字が接しており線も太めなので、欠けにも強く、実印や銀行印によく使われます。複雑な字体なので、偽造リスクも低いでしょう。
【おすすめ印鑑の書体3】隷書体
※画像は印鑑の匠ドットコム公式より引用
読みやすく可読性が高い隷書体は、篆書体をもとに読みやすく構成し直したものです。篆書体をもとにしているという点では印相体と同じですが、印相体が日本で作られたものであるのに対し、隷書体は中国で作られたものである点が異なります。日本銀行券にも隷書体は使われています。
【おすすめ印鑑の書体4】古印体
※画像は印鑑の匠ドットコム公式より引用
古印体は、隷書体をもとに日本で作られた独特の雰囲気を持つ読みやすい書体です。「大和古印」という奈良時代の寺社で使われていた印鑑の書体をもとにしています。線には強弱があり、丸みを感じます。欠けがある部分もあります。可読性が高い書体ですが、こういった独特の欠けや強弱によって、偽造しにくい書体であると言われます。
【おすすめ印鑑の書体5】楷書体
※画像は印鑑の匠ドットコム公式より引用
楷書体は、崩しが一切入らず、非常に可読性が高い書体です。パソコンのフォントにも使われており、多くの人になじみ深い書体ですが、実は伝来は中国から。中国の漢で使われていた隷書体をもとに、南北朝を経て隋・唐の時代に楷書体は誕生しました。線の太さは比較的細めで、線の強弱もそれほどつきません。そのため、非常に複製が簡単な書体です。
【おすすめ印鑑の書体6】行書体
※画像は印鑑の匠ドットコム公式より引用
行書体は、楷書体を崩した書体です。流れるような筆致が優しい印象を与えます。「崩した」といっても、読みやすさは健在です。線の太さが細い部分があり、欠けが生じやすい書体とも言われます。楷書体よりも優美な印象を与える行書体ですが、耐久性という面では楷書体に劣ります。また、複製も比較的簡単です。
【おすすめ印鑑の書体7】オリジナル書体
※画像はsirusi公式より引用
印鑑ショップでは、オリジナルの書体を用意しているところもあります。可読性の高いものから、全く何を書いているのか分からないものまで、書体のバリエーションがかなり幅広いのが特徴です。ショップごとに用意されているオリジナル書体の数も種類も異なります。オリジナル書体が気になる場合は、1店舗ずつどんな書体なのかチェックする必要があります。
新人GメンKEICHI
ベテランGメン園川
【印鑑の種類別】おすすめ書体
※画像はハンコヤドットコム公式より引用
それではここからは、印鑑の種類別におすすめの書体をご紹介します。ご紹介する印鑑の種類は以下です。
- 個人実印・個人銀行印・法人印
- 個人認印・個人訂正印
個人実印・個人銀行印・法人印におすすめ書体
個人実印・個人銀行印・法人印の3種におすすめの書体は、以下の2つです。
- 印相体(吉相体)
- 篆書体
実印・銀行印・法人印は全て、財産に関わる重要な印鑑。印鑑の不備によって財産が失われる…ということを防がなければなりません。これらの印鑑に必要な書体の条件は、以下の2つです。
- 可読性が低く、偽造されにくい
- 枠に触れる率が高く、線も太めで、欠けに強い
上記の条件をクリアできるのが印相体(吉相体)や篆書体。書体の複雑さでいうと、篆書体よりも印相体(吉相体)のほうが上です。欠けにくさも、印相体(吉相体)のほうが線が太いため、優れています。
ただ、「中国古来からの由緒ある書体がいい」という方には、印相体(吉相体)よりも篆書体をおすすめします。篆書体にはやや線が細い「細篆書体」や「太枠篆書体」など、基本の篆書体に改良を加えた書体もあります。
個人認印・個人訂正印におすすめ書体
個人認印や個人訂正印におすすめの書体は、以下の5つです。
- 古印体
- 隷書体
- 楷書体
- 行書体
- オリジナル書体
個人認印や訂正印なら、それほどセキュリティ面を気にする必要はありません。ポイントは、「いかに読みやすいか」です。認印や訂正印の場合、容易に印影を確認でき、読みやすい書体であることが重要。
上記4種の書体なら、どれも可読性は非常に高く、「何と書いているのか読めない…」という事態には陥りません。さらにその中でも古印体は、独特の線の強弱や欠けがあるため、複製しづらい書体です。「認印でもある程度きちんとしたものが欲しい」という方には、古印体がおすすめです。
また、「認印で個性的なものがほしい」という方には、オリジナル書体をおすすめします。オリジナル書体だと可読性が低いものが多いのが難点ですが、カジュアルな職場やプライベート使用なら可読性の低いタイプでもOKです。
新人GメンKEICHI
ベテランGメン園川
新人GメンKEICHI
ベテランGメン園川
【印鑑の書体】男女別の人気は?開運も
印鑑を作る際には、上記のように印鑑の種類によって書体を選ぶのが一般的です。ただ、男女によっても人気の書体は異なりますし、開運を気にされる方は、選ぶべき書体が決まっています。確認しましょう。
印鑑の書体は男女で好みが違う
男性は力強い書体を、女性は細く優美で繊細さを感じる書体を好まれることが多いようです。下記に男女別の人気書体を挙げます。
▼男女別人気の書体
男性 | 女性 | |
実印・銀行印 |
|
|
認印・訂正印 |
|
|
実印・銀行印で男女ともに人気があるのは、印相体(吉相体)です。女性の場合、篆書体も人気ではありますが、太枠篆書体や細篆書体など、姓名の線は基本の篆書体よりもやや細いものが好まれます。優しい印象の古印体も、主に女性に人気があります。
認印や訂正印でも、女性には古印体が人気。隷書体や楷書体といった認印の基本書体も人気ですが、男性には流れるような字形が魅力の行書体も支持されています。
開運効果の高い印鑑の書体は?
印鑑の開運効果を気にされる方も多いようです。印鑑に開運効果があるとされ始めたのは、戦後のこと。実際に開運効果があるかどうかは不明です。が、特に実印などは特に人生の節目で捺印するため、「縁起の良い印鑑」を求める気持ちも分かります。
開運効果が高いと言われる書体は、篆書体と印相体(吉相体)の2つです。が、印相学にのっとった開運効果を期待されるなら、印相体(吉相体)を選びましょう。
▼印相体(吉相体)の印影サンプル
※画像は印鑑の匠ドットコムより引用
印相体(吉相体)の開運印鑑は、印相八方位を基準として一人ひとりのために製作されます。
八方位の中には以下の項目があります。
- 成功運
- 才能運
- 希望運
- 家族運
- 住居運
- 蓄財運
- 社交運
- 愛情運
これらの運気の中でどれを強化したいかによって、文字が接する部分を太くするなどの工夫を施します。つまり、印相体(吉相体)と一口に言っても、個人の希望によって、異なる印影の印鑑が出来上がるということです。そのため、事前に印影プレビューなどで確認した印影と、実際に出来上がってきた開運印鑑の印影が、全く違う…ということもよくあります。
印相学の観点からいうと、印相体(吉相体)と篆書体以外の書体は、全て凶…と考えられています。当たり前のことですが、この2つ以外の書体で実印を作ったからといって、全員が不幸になるわけではありません。また逆に、開運印鑑を持っているからといって、全員が幸運をつかむわけでもありません。そのあたりのことをよく考えて、書体を選んでください。
新人GメンKEICHI
ベテランGメン園川
新人GメンKEICHI
ベテランGメン園川
まとめ
- 印鑑の書体の基本種類は、篆書体・印相体(吉相体)・隷書体・古印体・楷書体・行書体の6つ
- 印鑑ショップごとのオリジナル書体もあり
- 実印・銀行印には、篆書体・印相体(吉相体)
- 認印・訂正印には、古印体・隷書体・楷書体・行書体・オリジナル書体
- 男女で人気の書体は異なる
- 開運なら、印相体(吉相体)か篆書体