朱肉おすすめ7選!速乾スポンジ・練り・印泥のうち使いやすくて美しい印影はどれ?

朱肉おすすめ7選!速乾スポンジ・練り・印泥のうち使いやすくて美しい印影はどれ?

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くっきりと鮮やかな印影を得るためには、朱肉選びがとても大切です。「ハンコを上手く押せない」という方は、今お使いになっている朱肉を見直してみてはいかがでしょうか?今回は、印鑑の朱肉選びの方法をお伝えします。おすすめの朱肉もご紹介しますよ。

新人GメンKEICHI

俺、ハンコ押すの本当に苦手やねん。もしかして朱肉が原因やったんかなぁ?
う~ん、そうですね、一概には言えませんが…、どんな朱肉をお使いですか?

ベテランGメン園川

新人GメンKEICHI

100均で買うた朱肉や。
なるほど…、朱肉は質の差が激しい商材ですからね。朱肉を変えるとキレイにハンコを押せるようになるかもしれません。まずは朱肉とは何かについて確認しましょう。

ベテランGメン園川

朱肉とは?

それではまず、朱肉とは何か説明します。朱肉とはハンコを押す際に使われる朱色の印肉のことです。朱肉にはいくつかの種類があります。またスタンプ台ともよく混同されるため、違いをおさえておきましょう。

 

種類

朱肉には大きく以下の3つの種類があります。

 

  • スポンジ朱肉
  • 練り朱肉
  • 印泥

 

私たちがよく目にする数百円程度で購入できる朱肉が、スポンジ朱肉です。スポンジ朱肉は、スポンジやフェルトにインクを染み込ませています。一方の練り朱肉とは、ひまし油・木蝋・松脂・顔料などでできた朱油に繊維を加えて練り上げたものです。練り朱肉は古くから使われていますが、スポンジ朱肉よりはるかに高級。まずはこの2つの朱肉を比較します。

 

メリット デメリット
スポンジ朱肉
  • 使いやすい
  • 速乾性あり
  • メンテナンス不要
  • 携帯可能
  • 安価
  • (練り朱肉と比較)色に深みがない
  • (練り朱肉と比較)色褪せる可能性あり
練り朱肉
  • 深みのある色合い
  • 美しい印影
  • 色褪せしにくい
  • 使い方にコツが必要
  • 乾きにくい
  • メンテナンス必要
  • 湿度・温度変化に弱い
  • 高価

 

なじみ深いスポンジ朱肉は、速乾性もあり使いやすい反面、色褪せや色の深みといった点では練り朱肉に劣ります。ただ、それはあくまで練り朱肉と比較すれば、という話。スポンジ朱肉でも、ある程度満足のいく美しい朱色の印影を得られるものがほとんどです。

逆に、練り朱肉は、こだわりの強い方におすすめしたい朱肉と言えます。非常に鮮やかで深い朱色の印影を得られますが、価格は数千円~数万円を超えるものまでと高価。スポンジ朱肉のように平らなスタンプ面ではないため、使い方にもコツが必要です。

乾きも遅く数時間程度乾かさないといけない場合もあります。また、使い終わった後のメンテナンスも必要ですし、湿度や温度変化にも気を付けなければなりません。

ちなみに、最後の「印泥」とは、中国古来から使われている伝統的な朱肉です。印泥は、練り朱肉より緩い形状であり、まめにメンテナンスが必要。つまり上級者向けの朱肉と言えます。

新人GメンKEICHI

ひえ~!ずぼらな俺には練り朱肉は到底無理やわ~…(汗)
おそらく、そういう方がほとんどですよ。スポンジ朱肉でもきちんとしたものを選べば、納得のいく印影を得られるはずですので、大丈夫です!

ベテランGメン園川

新人GメンKEICHI

そうなんやな~、良かったわ。ところで朱肉が無い時にスタンプ台を使って捺印したことあるんやけど、あれはダメなん?
そうですね、おすすめできません。スタンプ台を使うと、なんだか薄い印影になりませんでしたか?

ベテランGメン園川

新人GメンKEICHI

おお…そやった、なんかぼんやりしてかすれたような感じになったわ。
ですよね、スタンプ台と朱肉の違いも確認しておきましょう。

ベテランGメン園川

 

スタンプ台との違いは?

ゴム印などを押す際に使われるのがスタンプ台です。朱肉もスタンプ台もどちらも朱色・赤色の印影を得られるため、朱肉の代わりにスタンプ台を使う…という方もいらっしゃるようです。しかし、これは絶対にやめてください。そもそも朱肉とスタンプ台に含まれているインクは、全く種類が違います。朱肉とスタンプ台の違いは以下です。

 

朱肉 スタンプ台
インク種類 顔料油性 主に水性インク
耐光性 あり なし
耐水性 あり なし
ゴム印適性 なし あり

 

そもそものインク種類が違うため、上記のような差が生まれます。朱肉のほうが長期保存したい印影には向いています。スタンプ台でも顔料インクのものもありますが、そもそも朱肉のほうが印材への色の付きが良いという特長があります。ハンコを押す際にスタンプ台を使うと、なんとなくうすぼんやりとした印影しか得られません。

ちなみに、ゴム印製の印鑑を使う際には、朱肉よりも水性のスタンプ台のほうが適しています。ゴム印に油性の朱肉をつけると、印面が溶け出してきます。

新人GメンKEICHI

ふむふむ。やっぱりインクの質が違うからっちゅうことやな。
はい、そういうことです。

ベテランGメン園川

新人GメンKEICHI

そしたら、ちゃんとしたキレイな印影が作れる朱肉が欲しいんやけど…、朱肉の選び方のコツはなんかある?
はい!いくつかポイントをご説明しますね。

ベテランGメン園川

 

選び方

それではここからは、朱肉の選び方を確認します。朱肉選びのポイントは以下の4つです。

 

  • スポンジタイプ or 練りタイプ
  • 速乾 or 普通
  • 携帯 or 据え置き
  • メーカー

 

スポンジタイプ or 練りタイプ

まずはスポンジタイプを選ぶか、練りタイプを選ぶか決めましょう。それぞれのメリット・デメリットを比較してどちらが自分に向いているのか検討します。以下のような場合は、スポンジタイプがおすすめです。

 

スポンジタイプがおすすめ

  • 普段使いしたい
  • 速乾性が必要
  • 仕事で使う
  • 本格的なものは求めていない
  • メンテナンスなど面倒なことはできない
  • なるべく安価に揃えたい

 

逆に練りタイプがおすすめなのは、書や絵画の落款に使う場合です。練りタイプの鮮やかな印影は、スポンジタイプの朱肉では到底出せません。また、「仕事の重要な契約に向かう時には絶対に練りタイプの朱肉を使う」というビジネスマンも中にはいらっしゃるようです。「ここぞ」という時に格上の練り朱肉を使うことで、仕事の格も上がるということでしょうか。

 

速乾 or 普通

スポンジ朱肉は練り朱肉よりはるかに乾きが早いのが特徴です。そして、スポンジ朱肉の中でもさらに乾きのスピードをアップさせた速乾タイプがあります。速乾タイプと普通タイプの違いは以下です。

 

速乾 普通
乾きのスピード 数秒程度 数十秒程度
印影の盛り上がり なし ややあり
にじみやすさ にじみやすい にじみにくい

 

 

速乾タイプの朱肉は、とにかく早く乾きます。「速乾3秒」など乾くまでの秒数を明示している商品もあるので、乾きの速さにこだわりがある方はチェックを。ただし速乾タイプは、印影の盛り上がりはほぼなく、インク成分は全て紙に染み込みます。印影の美しさを求める場合は、普通タイプがおすすめです。

速乾タイプのインクは紙に全て吸収されるため、薄い紙だとキャパオーバーとなってインクを吸い込めず、にじみにつながることがあります。和紙や薄口の模造紙に捺印する際は、普通タイプの朱肉を使うといいでしょう。

 

携帯 or 据え置き

朱肉を持ち運びたい場合には、携帯性を意識して選びましょう。基本的に練り朱肉は、据え置きのみです。携帯したいなら、スポンジ朱肉を選びます。

そして、携帯に適した4.5cm以内のサイズを選びましょう。ただし携帯するからとあまりに小さいサイズを選ぶと、捺印し辛くなるので注意します。

蓋の開閉方法は、ネジ式やスライド式、コンパクトのように開くタイプなど様々です。携帯する場合は、くれぐれも蓋をかぶせるだけという蓋かぶせタイプを選ばないようにしましょう。

 

メーカー

朱肉は100均でも手に入ります。しかし、できればメーカーにはこだわって選んでください。印鑑業界において、朱肉は非常に大切なアイテムとして扱われます。印鑑の印影の印象を決めるのは、もちろん印鑑の彫り方や素材も影響します。が、最後の仕上げとなるのは朱肉です。

各朱肉メーカーは、製法や成分をとことん追求してより良い朱肉づくりに邁進しています。おすすめの朱肉メーカーは以下です。

 

おすすめの朱肉メーカー

  • シヤチハタ
  • マックス
  • サンビー
  • 新朝日コーポレーション
  • 三菱鉛筆
  • 日光印
  • 丸山工業

日光印と丸山工業は、練り朱肉の主力メーカーです。シヤチハタ・マックス・サンビー・新朝日コーポレーション・三菱鉛筆は、スポンジ朱肉をインクにこだわって作っています。

新人GメンKEICHI

なるほど、了解やぁ!とりあえず俺は「スポンジタイプ」で「普通タイプ」のインクを使って、携帯できる朱肉が欲しいわ。メーカーは具体的に商品を見てみな分からんなぁ…。紹介してや!
素晴らしい!欲しい朱肉の方向性が定まりましたね。それでは各メーカーおすすめの朱肉を1つずつご紹介します。

ベテランGメン園川

 

おすすめ7選

ここでは、上記でご紹介した7つのメーカーそれぞれのイチオシ朱肉をご紹介します。

 

シヤチハタ 速乾朱肉 コンパクトタイプ 

 

シヤチハタは、全部で9種類ほどの朱肉を発売しています。その中でも多くのユーザーから支持されているのが「速乾朱肉 コンパクトタイプ」です。シヤチハタの速乾朱肉は、乾燥時間はわずか3秒と乾きの速さが最大の特徴。インク粒子はナノレベルの細かさで、捺印後、用紙に素早く浸透します。

速乾タイプの朱肉は色合いが薄いのが難点ですが、シヤチハタの速乾朱肉なら比較的濃い印影を得られます。また、耐光性にも優れており、紫外線による変化も他社製品と比べて少ないでしょう。コンパクトタイプで蓋が本体と繋がっており、携帯に便利。仕事のお供にぜひおすすめの朱肉です。

 

マックス 瞬乾プレミオ40号

 

マックスの「瞬乾プレミオ」シリーズは、速乾3秒ということでとても人気がある朱肉です。瞬間プレミオシリーズには20号・30号・40号・50号・60号・75号・90号・角3号と8サイズ用意されています。その中でも40号は、蓋にねじ切りがついており、持ち運びに便利なサイズです。

マックス瞬間プレミオは、超微粒子の高級有機顔料を使用しています。速く乾くだけでなく、味わいのある印影を得られます。また、蓋を開けっ放しにしていても乾燥しにくい仕様なので、長時間の捺印作業にも対応可能です。

 

サンビー シュイングベベ

 

「美しい印影を得られるだけでなく、デザイン性に優れた携帯性の高い朱肉が欲しい」という方におすすめなのが、サンビーの「シュイングべべ」です。シュイングべべは、スライド式の朱肉ケースが最大の特徴。スライドケースにはロックがついているので、バッグの中に入れて持ち運べます。

シュイングべべ25号サイズのケースカラーは全部で7色。色違いで揃えたくなる可愛らしさです。また、インクも超分散タイプの油性顔料を使用しており、速乾性があります。もう少し大きいサイズがいいという方には、40号サイズも4色展開で販売されています。

 

新朝日コーポレーション スーパーエース朱肉コンパクト

 

新朝日コーポレーションの「スーパーエース朱肉コンパクト」は、瞬速乾タイプの朱肉にも関わらず、深く濃く赤い印影が得られます。赤の深さは、今回ご紹介する全ての瞬速乾タイプの朱肉の中でナンバー1です。もちろんカスレやツブレなどもありません。

サイズは30号~100号までの6サイズ展開。そのうち30号は、ねじ蓋式なので持ち運び可能です。

 

三菱鉛筆 くっきり乾一

 

三菱鉛筆の「くっきり乾一」は、捺印後30秒で乾く朱肉です。軽くたたいて印面にインクをつけるだけで、はっきりとした印影を得られます。ただここで注意したいのが、「印面を強く朱肉に押し付けすぎないこと」です。印面を強く押し付けると、逆にインクのつきが悪くなります。軽くポンポンとたたくようにして印面にインクをつけるのがポイントです。

30~60号までの全4サイズ展開です。60号の大サイズでも蓋にストッパーが付いているため、携帯することができます。

 

丸山工業 金龍 公用朱肉 

 

1972年創業の丸山工業は、多くの朱肉を製造・発売しています。スポンジタイプの朱肉もありますが、やはり丸山工業の朱肉といえば「金龍」です。柔軟性&弾力性抜群で、鮮やかな印影を得られます。

金龍シリーズには肉池の種類だけでも相当数あります。南部鉄器入りなど高級肉池もありますが、初心者におすすめなのは、安価な公用朱肉。高級練り朱肉を、1,000円台で手に入れられます。

 

日光印 印泥

 

上級者向けの「印泥」に挑戦してみたいという方には、日光印の印泥がお求めやすい価格帯でおすすめです。日光印の印泥は、メンテナンスも比較的楽。長時間放置しておいても、固まることがないため、使用ごとにいちいち練り直す必要はありません。

ただもちろん印泥なので、印影の色味が薄くなってきたら、定期的に練り直す必要があります。ただ、手間暇かけた分、得られる印影の濃さには感動さえ覚えます。ある程度、朱肉に手をかける時間があるという方はぜひ挑戦してみてください。

新人GメンKEICHI

なるほど!この7つの中からどれか選べば、とりあえずハズレなしっちゅうことやな!
そうですね。ただ上で紹介しきれていない優秀な商品もあります。例えば、シヤチハタの「鯱旗印肉」は、安価で非常に使いやすい練り朱肉の一つで、おすすめです。

ベテランGメン園川

新人GメンKEICHI

へえ~!シヤチハタって、シャチハタ印鑑だけかと思ってたけど、朱肉にも力を入れてるんやな。
はい、そうなんです。上記メーカーはだいたいどこも他の種類の朱肉も優れています。ぜひチェックしてみてください。

ベテランGメン園川

 

まとめ

 

  • 朱肉には、スポンジタイプと練りタイプ、印泥の3タイプあり
  • 練り・印泥のメリットは、濃く、深い印影
  • 練り・印泥のデメリットは、乾きが遅い・メンテナンスが難しい・高い
  • スポンジ朱肉のメリットは、速乾性・携帯性・メンテナンスフリー・安価
  • スポンジ朱肉のデメリットは、練り・印泥より深みがない点
  • 朱肉選びのポイントは、タイプ・乾きの速さ・携帯性・メーカー

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