【介護施設インカム】おすすめのトランシーバー・無線機は?!

【介護施設インカム】おすすめのトランシーバー・無線機は?!

【介護施設インカム】おすすめのトランシーバー・無線機は?!

今回は自称:介護施設向けインカムコンサルタントの私が「介護施設におすすめのインカム」をご紹介します。以下にひとつでも当てはまる項目があれば、インカム導入を検討されることをおすすめします。

 

  • 毎日3回は「人手が足りない・・」とボヤいている。
  • スタッフ探しはサザエさん並みに館内を走り回っている。
  • 「誰が」「どこで」「何をしているのか」すぐに答えられない。
  • 新人スタッフが不安そうに仕事をしている。
  • そういえば最近、PHSの故障が増えてきている。
  • PHSの修理にかかる見積り費用が高すぎる!
  • デイサービスの送迎車が時間どおりに戻ってこない。

 

オペレーター 杏奈

そもそもインカムって何なのかしら?無線とかトランシーバーとか、聞いたことはあるけど、今イチわからないわね。介護業界でブームになりつつあるのは知ってるんだけど。
インカムとは「スタッフ全員に一斉連絡が取れる便利なツール」とお考えください。一斉連絡はPHSやスマホにはない機能ですので、施設の生産性向上に大いに役立ちますよ!

ベテランGメン園川

 

そもそも、インカムって何?

まずはインカムをご存知ない方へ簡単にご説明します。インカムは「無線機」「トランシーバー」「シーバー」など呼び方は様々ですが、すべて同一の物を指します。

インカムの特徴として「誰かが話せば、他の全員に一斉連絡ができる」があります。もちろん、インカムから出る電波が届く範囲内という条件付きですが、それでも便利さは損なわれません。

「では、インカムなら何でも良いのか?」と言うと、決してそんなことはありません。まずは国内製であること、サイズや重さ、運用方法などを事前に想定する必要があります。

販売店のホームページにありがちな「インカムは便利だから使いましょう!」といった短絡的な提案では、現場スタッフの方には絶対に受け入れられません。

 

介護施設におすすめのインカムは?

さて、2020年初頭から猛威を振るう新型コロナウイルスは、無線業界にも大きな打撃を与えています。そんなコロナ禍にあって、問い合わせが増えてきているのが介護施設(特別養護老人ホームや有料老人ホーム)です。

「介護施設と言えば人手不足」というイメージが先行しがちですが、インカムが人手不足の解消に役立つかもしれません

2020年に入ってからは介護施設でのインカム導入に補助金・助成金がスタートするなど、国や自治体単位でも支援の動きが加速しています。

 

 

インカムを導入するメリットは?

まずは、介護施設でインカムを導入するメリットをご紹介します。

 

介護施設でインカムを導入するメリット

  • [メリット]スタッフ全員に情報を一斉共有できる
  • [メリット]「誰が」「どこで」「何をしているのか」把握できる
  • [メリット]入浴介助のヘルプを手軽に呼べる
  • [メリット]夜勤の間のおしゃべりで不安解消
  • [メリット]デイサービス送迎車のスマホが不要に

 

介護施設が抱える四大問題は?

さて、介護施設が抱える問題とは何なのでしょうか?

興味を持った私はネットサーフィンで情報をかき集めてみました。一見すると、どちらも解決できない問題に見えますが、次章以降でインカムメーカーの営業が読み解いていきます。

 

  1. 慢性的な人手不足
  2. スタッフを探すのに時間がかかりすぎる
  3. ヒヤリ・ハットなどの緊急時連絡
  4. マネジメント層と現場スタッフの意識差

 

Ⅰ.慢性的な人手不足をインカムで解決

まず、「慢性的な人手不足」については時間がかかる問題と捉えます。

要するに、すぐには解決できない問題として置いておくのです。「採用の募集をかければ即戦力が来てくれて、しかも長く働いてくれる」のは奇跡的な話です。

そもそも、即戦力(いわゆるエース)が市場に出回ることは考えられず、他施設から引き抜くには相当の報酬を提示せねばなりません。

例えるなら、メジャーリーガーの大谷選手が安い年俸でプロ野球に来てくれることは、残念ながらありえない話です。もし大谷選手クラスの人材を確保するなら、それなりの待遇や職場環境を整えてからです。

しかも、人材を募集するだけでもコストがかかります。募集には定額型と成功報酬型がありますが、成功報酬型で正社員を採用した場合、初年度想定年収の約30パーセントを人材紹介会社に支払わねばなりません。想定年収を350万円(ボーナス込み)とすると、約100万円が人材紹介者への手数料になります。

ベテランGメン園川

えっ?!年収の30パーセントも手数料にかかるなんて!しかも長く働いてくれる保証はないし、問題を起こされてもすぐ辞めてもらうわけにはいかないし・・。
そんなことも知らずに「採用、採用!」と言っていたなんて汗。人を採用するのは本当に大変な作業ですし、採用してから教育することも考えておかないといけません。

新人GメンKEICHI

もちろん、報酬に見合う人材であれば元が取れますが、なかなか優秀な人材に出会えないのが現実的な話ではないでしょうか。。そこで、発想そのものを替えて、「採用で人が取れないなら、現有戦力で業務を回すにはどうすれば良いのか?」の視点で考えます。

「バカヤロウ、今のスタッフで仕事が回らないから人を採用するんだよ!」とお叱りを頂きそうですが、少しだけ私にお付合いください。

もし、スタッフ全員がインカムを装着して情報共有の質とスピードが上がったとして、それでも新しい人が必要でしょうか?個人的な考えでは、ほとんどの場合で「新しい人はいらない」はずですし、今のスタッフで業務が回せるはずです。

そこで、私からのご提案は「採用にかけるコストを、インカム導入に充ててみては?」というものです。

オペレーター 杏奈

このあいだ採用した●●さん、「覚える量が多くて大変だから」って辞めちゃったわよ!やっと来月のシフト作ったばかりなのに!こんな調子じゃ、いつまで経っても人が定着しないじゃないのよ!
そりゃそうですよ、ここは仕事も人間関係も大変でおまけに給料は安い。せめてスタッフの意見を聞いてもらえそうな環境があれば、みんな意欲を持って働けるんですけどねえ。

新人Gメン及川

先ほどのケースでは、正社員1名の採用にかかる費用(人材紹介会社への100万円+年収350万円)が450万円と考えると、それをインカム導入に充てても十分にお釣りが来ます。

インカムを装着したスタッフの働く生産性が上がれば、残業も減って余分なコストを支払わずに済みますし、施設運営の面でも良い事ずくめではないでしょうか。

実際、私がデモ実験で訪問した施設の運営者さんは「インカムで現有戦力の底上げをした後、それでも人が足りなければ採用を再開する」と宣言されておられますし、「採用に夢を見るより現実的な対策だったよ」と提案を喜んで頂いています。

 

Ⅱ.スタッフを探す時間をインカムで解決

次に、「スタッフを探すのに時間がかかりすぎる」のは、人手不足に繋がる諸悪の根源だと考えます。

現状では「○○さんはどこ?」「さっきまで居たのに・・」とあちこち聞きまわったり、大声で廊下を走り回っておられる施設が多いと聞きますが、正直なところ入居者さんやご家族の方からの印象が良いとは思えません。

オペレーター 杏奈

あの子、仕事もしないでどこに行ったのかしら?!すぐに見つけてお説教してやらないと、私の気が済まないわ!
連絡が取れないからと先輩の勘違いで怒られてばかり・・。僕も自分の仕事で手一杯だし、こんな職場では頑張る気も起きませんよ。

新人GメンKEICHI

また、PHSや館内放送で呼び出す方法もありますが、PHSは1対1の通話しかできずに「電話しても出ない」問題が発生するので、即自的な解決にはなりません。

一方の館内放送は施設全体に流れるので「○○さ~ん、今すぐ事務所に戻ってください!!」と、入居者さんやご家族にも内容が筒抜けになってしまい、個人的な話はとてもでいません。

そこで、インカムの出番です。スタッフ探しの時間問題を解決には、「手軽に呼び出せて、すぐに応答があれば良い」のですから、PHSでも内線でもなくインカムの出番です。

オペレーター 杏奈

そうは言っても、ナースコールはPHSでしか受けられないでしょ。みんなPHSとインカムの2台持ちには納得しないんじゃないかしら?

このような場合には、「リーダーはPHSとインカムの2台持ち、スタッフはインカムのみ」の技があります。これには様々なメリットがあります。

 

PHSとインカムの賢い使い方
  1. 入居者さん⇒リーダー⇒スタッフへと「情報の流れを一元化」
  2. PHSの故障や買換えに悩む頻度が減少
  3. 頑張るスタッフに報いる仕組みを構築

 

 

Ⅲ.ヒヤリ・ハットの予防

また、入居者さんの事故(ヒヤリ・ハット含む)予防にもインカムが活用できます。

知人の入居型施設管理者の方にお話を伺うと、「介護職員が一番恐れているのは、利用者の事故(転倒⇒骨折)であり、どれだけ注意しても必ず起きてしまう」そうです。

慢性的な人員不足にある介護施設において、充実した見守り体制を確立させることがそもそも困難であり、ヒヤリ・ハットを100%なくすことは不可能に近いものがあります。

そこで各スタッフがインカムを着用して連携を緊密にすることで、ヒヤリ・ハットの予防及び事故の早期発見と迅速な対応が可能になります。

オペレーター 杏奈

ただでさえ人材不足なのに、「入居者さんの身守り体制の強化」なんて矛盾しているわ。。安くて優秀な人材なんて夢のまた夢だし。
では、インカムでスタッフ間のコミュニケーションを動かしましょう。どんな些細な事でも良いので、お互いに発信するクセが大切です。

ベテランGメン園川

 

Ⅳ.マネジメント層と現場スタッフの意識差

私の様な営業の立場からすると、最も大きな壁が「マネジメント層と現場スタッフの意識差」です。ここには個々の人間関係も絡んでおり、大変にややこしい問題です。。

オペレーター 杏奈

現場が「人が足りない」というからインカムを導入したのに、彼ら全然使わないじゃないの!今後は現場の意見は聞かないことにするわ!
インカムを買った業者から詳しい説明もないのに、使いこなせるわけがないだろって。これだから上が考えてることは信用できないぜ!

新人GメンKEICHI

それぞれ立場を替えれば、お互いの言う事は理解できそうなものですが、こうした事態は介護施設では”現場あるある”の様に思えてなりません。

まず、マネジメント層は現場スタッフの能力や資質、インカムを使いこなせる様になるまでのフォローはあったのでしょうか?反対に、現場スタッフはインカムを使いこなすための努力や工夫はあったのでしょうか?

と続けていると、水掛け論になりそうなので解決策をご提示します。それは「既にインカムを使っている介護施設を見学しましょう!」というものです。

オペレーター 杏奈

こちらの施設では、スタッフがインカムを使いこなすまでに、どれくらいの時間がかかりましたか?慣れるために取り組まれたことはありますか?
そうですね、3ヶ月もあれば慣れた感じはありましたね。あとは機械に強い若手スタッフをリーダーにして、皆にレクチャーしてもらいましたよ。

ベテランGメン園川

見学についてはお知り合いの方に頼んでみるもよし、信頼できる営業マンに手配を依頼するもよし、とにかく外部の力を借りることが大切です。そこで”インカムの先輩たち”から率直な感想を聞きながら、必要性について話し合って頂ければと考えます。

 

インカムを導入するとどうなる?

「情報の流れを一元化」で全体効率アップ

以下の図は、入居者さんからリーダー⇒リーダーからスタッフへと情報を流れで示したものです。

従来のやり方では、入居者さん⇒事務所⇒スタッフがそれぞれ1対1対応になってしまっていました。

しかも、リーダーはどのスタッフが入居者対応したかを把握できず、スタッフの側でも「あの人はPHSが鳴っても無視して、私ばかり働かせるのかしら・・」と不信感を抱くケースもあるそうです。

そこで、入居者さんからのナースコールをリーダーがPHSで受ける⇒リーダーはインカムでスタッフ全員を呼び出し、誰に対応してもらうかを把握する。

このようにリーダーを基準点に情報の流れを一元化すれば、「誰が」「どこで」「何をしているのか」全員が把握できますし、リーダーも指示を出しやすくなります。

もちろん、リーダーがPHSに出れない場合はサブリーダーが指示出しに回れば良いので、従来と比べても役割分担が非常に明確になるのではないでしょうか。

 

PHSの故障や買換えに悩む頻度が減少

上記のやり方を用いれば、PHSを持つスタッフの数を限定できます。PHSを持つスタッフが減ると、故障や買換えに頭を悩ませる頻度も減ります。

PHSの修理にかかる費用は最低5万円以上と言われていますし、すぐに対応してくれる業者は少ないと聞きます。一方、インカムの修理はどれだけ高くても3万円程度ですし、修理は早ければ2週間程度でご返却が可能です。

このように、PHSの稼働台数を減らすことは修理代を節約することにも繋がります。

 

頑張るスタッフに報いる仕組みづくり

個人的にはここが最も重要なポイントだと思います。頑張るスタッフとそうでないスタッフをインカムで可視化して、きちんと査定に反映させるのです。

評価者 対象 査定ポイント
施設長 総務・人事 リーダーをまとめているか
総務・人事 リーダー職 スタッフをまとめているか
リーダー職 スタッフ職 現場に集中できているか

評価と査定で課題となるのは、対象となる職種の方がいかに評価者の目に多く触れる機会を作るかがポイントです。

従来であれば、評価者はたまに見る行動や他人からのうわさ話でしか評価することができず、現場に集中するよりも組織の波にうまく乗る人ばかりが陽の目を見ることになってしまっていました。

そこでインカムを導入すると、施設長クラスの方でも以下の内容が手に取る様に把握できます。

オペレーター 杏奈

○○さんの入浴介助のヘルプに来てほしいんだけど、誰か手伝える人はいるかしら?
すみません、自分はちょっと他の仕事で手がふさがっているので、行けそうにないっす。

ベテランGメン園川

こちらKEICHIです。杏奈先輩、今からお風呂に向かいますので少しお待ちください!

新人GメンKEICHI

オペレーター 杏奈

(最近、新人のKEICHIが自信を付けてきたみたいで嬉しいわ。それに引き換えベテランの園川の態度が気になるわね。今度の査定に反映させなきゃ。)

 

インカムで行動を可視化
  • リーダー以上は部下にどんな指示を出しているか
  • スタッフ職は上司の指示にいかに応えているか

 

全員が「誰かに見られている緊張感と見守られている安心感」に支えられて仕事ができます。

評価者の方は、施設の発展に貢献してくれるスタッフにはプラスの評価を、そうでないスタッフにはマイナスの評価を下すことができますし、公平な評価を下せるリーダーの元で優秀な部下が育つものです。

 

介護施設におすすめのインカム3選

ここまでは、いかにインカムが介護施設の業務に貢献できるかを書いてきました。次に、介護施設におすすめのインカム3選をご紹介していきます。

 

①TPZ-D510(KENWOOD)

TPZ-D510(ケンウッド)の特徴を下記に記載します。

 

TPZ-D510の特徴

  • コンパクトかつ軽量で持ち運びに便利
  • 1~3フロアの施設なら電波が届く
  • デジタル通信で音質がきれい

 

TPZ-D510は登録局無線機の中では、コンパクトかつ軽量(幅50.0mm×高さ94.0mm×厚さ27.0mm/重量約160g)が特徴で、介護施設やブライダル、ホテルの女性スタッフに好まれています。

 

「小さくて遠くまで届く無線機が欲しい」という方に打ってつけです。バッテリー稼働時間も12時間以上あるため、1日中安心して使えます。ただし、交互通話のために割り込み通話はできません。

 

ちなみに、TPZ-D510を含む登録局無線機は、事前に登録(法人名義or個人名義or任意団体)が必要な無線機で、登録申請から使用まで約2週間ほど必要です。

本体以外のコストとしては、登録費用(2,900円の収入印紙 ※登録は5年間有効/増設時は不要)と電波利用料(1台あたり年間400円)が別途必要になります。

 

②IP100H(アイコム)

IP100H(アイコム)の特徴を下記に記載します。

 

IP100Hの特

  • コンパクトかつ軽量で持ち運びに便利
  • Wi-Fi圏内で多人数同時通話が実現
  • 月額利用料等のランニングコスト不要

 

IP100Hの1番の特徴は、施設館内に設定されたアクセスポイントのWi-Fi圏内で多人数同時通話が可能であることです。介護施設では、記録用ソフトの使用や離床センサー稼働のためにアクセスポイントを導入されているところもきっと多いはずです。

 

「ランニングコストなしで多人数同時通話が希望」という方におすすめです。ただし、施設の電波環境の事前調査が必須です。こちらはメーカーや販売店で対応が可能です。

 

私の経験では、現状のアクセスポイントで全館Wi-Fiカバーできている施設は皆無です。既存施設へのアクセスポイント増設は予算上も構造上も難しいケースが多く、できれば新規施設の設計段階から予算にアクセスポイントの設置を含めて頂くのがベストです。

 

③IP501H(アイコム)★イチオシ

IP501H(アイコム)の特徴を下記に記載します。

 

IP501Hの特徴

  • コンパクトかつ軽量で持ち運びに便利
  • 携帯電話(Docomo/au)の圏内で多人数同時通話が実現
  • 月額利用料等のランニングコスト必要

 

IP501Hの1番の特徴は、携帯電話(Docomo/au)の圏内であれば全国どこでも多人数同時通話が可能なことです。こうなると、もはやインカムではなく内線電話です。

携帯電話と同じく、初回開線手数料(¥3,000/回線/税別)や月額利用料(¥1,800~2,100/回線/税別)が必要になりますが、リース契約では本体と手数料含めても1台月額¥4,000(税別)とお手軽です。

 

ランニングコストは必要ですが、「電波が届いているか不安」「誰かが話していると割り込めない」といった心配は一切なくなります。アクセスポイントの取付が不要なところも高ポイントです。

 

近頃は介護施設での導入が増えてきており、デイサービスの車に搭載して携帯電話の代替品として使用されておられる施設もあります。

用途に制限がないため、今後ますます需要が伸びてくることは間違いありません。以下、実際にIPトランシーバーを使用されている口コミをご紹介します。

 

【評判】IP500H/501H利用者の口コミ(9件)

満足度★★★★☆ IP500H(IP無線機)

つながりやすさや使いやすさは抜群ですが、雑音がかなり入って聞き取りにくい事が多々あります。もう少し雑音を抑えて、音声が鮮明に聞き取れる様に改善して商品をつくってほしいです。あと、もう少し重みがほしいです。

家電量販店/大阪府大阪市

満足度★★★★☆ IP500H(IP無線機)

価格はわかりませんが、スマホの普段使っているイヤホンと比べて、インカムのイヤホンはぴったりとフィットする感じがします。マイクも、3段階の切り替えができるので屋内と屋外とで切り替えて使えてとても利便性がいいと感じています。

障害者施設/三重県津市

満足度★★★★★ IP500H(IP無線機)

価格は会社のものなので値段がわかりません。繋がりやすさは場所にもよりますが、とてもいいと思います。故障はしたことがありませんのでそれについてはよくわかりません。とても使いやすいです。切り替えなどが問題です。

警備/大阪府大阪市

満足度★★★★★ IP500H(IP無線機)

操作がわかりやすく使いやすい。音がとても聞き取りやすく、がさがさとした雑音が入ることがとても少ない。
充電時、充電器に差しただけでは充電されていないことがあり充電ランプを毎回確認する必要があるが、そこ以外は使いやすい。

介護施設/千葉県浦安市

満足度★★★☆☆ IP500H(IP無線機)

普通にストレス無く会話できるところが満足はしています!たまにパートの方とかバイトの学生とかが故障したと言って修理に出したりします!耐久性に関しては使い方等あるとは思いますが潰れにくいのが欲しいですね。

娯楽/大阪府門真市

満足度★★★★★ IP500H(IP無線機)

つながりやすさは大変すばらしいと思います。24時間使用2ヶ月程でベルトに装着できるフック部分が割れてきたので、もう少し強度が上がればさらに使いやすいと思います。バッテリーの持続時間についても4時間から5時間程で充電が必要なのでもう少し長くなればいいと思います。

警備/沖縄県国頭郡

満足度★★★★★☆ IP500H(IP無線機)

この携帯無線機なのですが、ビルの屋上と地下だと、時々つながらない事もあります、妨害電波が入り、それか密ぺいした室内とか故障かなと思い、会社がレンタルで借りてますから、その代わり持ちやすく使いやすい工事の時も胸ポケツトに収まるから便利がいい、今では、皆さんが使いやすいアイテムになってます。

電気工事/山口県下関市

満足度★★★★☆ IP501H(IP無線機)

館内の死角にあたる部分やエレベータ内では繋がりにくい。また上層階も無線が届きにくい部分が多く場所によってコミュニケーションに差がでてしまう。一方、サイズには満足しており携帯するにはちょうどいい重量だと思う。

宿泊施設/富山県黒部市

満足度★★★★☆ IP501H(IP無線機)

入社時から同じものを使っています。使い方に慣れるまで少し時間がかかりましたが今のところ不便なく使っています。店内の大きな音が流れている中で使っていますが聞こえにくかったりつながりにくいと思うことは今の所ないです。

娯楽/青森県青森市

 

スマホ利用の無線機アプリはどうなの?

最後になりますが、「スマホ利用の無線機アプリはどうなの?」というご質問にお答えします。結論からして、私はおすすめしません。その理由を簡単にまとめておきます。

 

無線機アプリをおすすめしない理由

  • [理由]誰のスマホを使うのだ?!
  • [理由]誰がパケット代を払うのだ?!
  • [理由]スマホのバッテリーは1日持つのか?!

 

大手携帯会社のドコモやソフトバンクが自社の携帯を販売したいばかりに、「スマホ1台でいろんなアプリを管理できますよ!」と営業トークで売り込んでいるそうですが、まずは上記の3点の問題を解決してからにしてほしいものです。

特に介護施設は、入居者さんの命を預かるシビアな現場です。「何となく格好良いから」という理由だけでスマホと無線機アプリを導入されないことをおすすめします。

 

【独り言】介護施設における最大の問題とは?

さて、ここまで介護施設におけるインカム導入を考えてきました。最後まで取っておいたのですが、介護施設における最大の問題についてお話して終わりにします。

その問題とは、「総じて、考え方が後ろ向きで否定的」であることです。「現状を変えたくない」「どうせやっても意味ない」など、理事長からスタッフまで同じセリフが出てくる施設も少なくありません。

オペレーター 杏奈

インカムを導入すれば、連携が取りやすくなって業務効率が上がるのよ。ヘルプも呼びやすくなるし、絶対に使ってみるべきだと思わない?
いやぁ、オレ使い方わかんないっす。イヤホンを耳に入れるのも慣れてないし、別に要らないんじゃないすか?(反対すれば、賢そうに見られるぜ!)

ベテランGメン園川

もちろん、「少しでも良い施設にしたい」とアクティブに活動されているリーダーがいらっしゃる施設もありますが、”その他大勢”に反対されて現状維持に留まらざるを得ない様子です。

こういった事例を何件も見てきた私にとっては、「インカムを導入する前に、ネガティブな考え方を変えるほうが先ではないか?」との思いが強くあります。ネガティブな施設にインカムを導入してもらっても、うまく使いこなせないのが目に見えているからです。

ポジティブな施設では、大まかでも下記の流れが出来ています。

 

  1. 理事長は施設長を尊重する
  2. 施設長はリーダーを尊重する
  3. リーダーはスタッフを尊重する
  4. スタッフは理事長を尊重する

 

組織全体に血液が行き渡っている状態であれば、インカム導入の効果は何倍にもなります。もちろん、すぐに全員が使いこなせませんが、導入して3ヶ月も経過すれば何の不満も出なくなります。

もし、この記事を読んでインカムの導入を検討されている事業者様がいらっしゃいましたら、まずは「所属する組織の考え方がネガティブ(否定的で他責)か?ポジティブ(肯定的で自責)か?」を見極めた上で、話を進められることをご提案します。

 

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