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オペレーター 杏奈
コピー機・複合機のリース料金の相場
業務用の複合機のリース契約では、本体のリース料金と印刷代であるカウンター料金を毎月支払うことになります。
以下では、それぞれの相場価格について解説します。
【本体価格】13,100円が目安
複合機の価格はメーカーやスペックによって左右されますが、印刷速度でおおむね相場が決まっており、13,100円が目安です。
20枚機 |
30枚機 |
40枚機 |
50枚機 |
|
---|---|---|---|---|
リース料金相場 |
13,100円/月 |
16,300円/月 |
22,000円/月 |
23,000円/月 |
月間印刷枚数の目安 |
1,000~3,000枚 |
3,000~6,000枚 |
6,000~10,000枚 |
10,000枚 |
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【カウンター料金】モノクロ1円/カラー10円
複合機のリースで欠かせないのが、印刷枚数に応じてコストがかかる「カウンター料金」です。
カウンター料金の相場は、モノクロ1円、カラー10円が目安となっています。
ただしメーカーによっても差があり、京セラやシャープは比較的安い料金を提示してもらえることが多く、富士フイルム(ゼロックス)やキヤノンはやや高い傾向があります。
複合機本体のリース料金は毎月定額ですが、カウンター料金は印刷枚数に単価をかけた金額を請求されるため、なるべく安い金額で契約したいところ。相場やほかの販売店の価格を知り、損をしないように交渉しましょう。
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コピー機・複合機のリース料金事例
複合機のリース料金の相場がわかったところで、実際の料金事例も見てみましょう。
相場を知らずに高い金額で契約してしまった例、相見積を活用して安く契約できた例を紹介します。
相場より高い事例
▼相場より高い事例
富士フイルム(ゼロックス)Apeos C2570 PFS 投稿日:2022年10月
【設置場所】福岡県北九州市
【契約期間】7年
【月額リース料】25,000円
富士ゼロックス(フイルム)Apeos 3060 投稿日:2022年10月
【設置場所】岡山県新見市
【契約期間】7年
【月額リース料】20,000円
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一般的に、リース期間が長くなるほど1カ月あたりの支払金額は安くなる傾向があります。
上記の見積例のApeos C2570は、相場価格が1,299,600円で、5年リースと7年リースで月々の支払いをシミュレーションすると以下のようになります。
5年リース(リース料率1.91%)の場合 24,822円
7年リース(リース料率1.35%)の場合 17,544円
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相場並み~安く契約できた事例
▼相場と同等、もしくは安い事例
富士フイルム(ゼロックス)Apeos C2360 PFS 投稿日:2022年10月
【設置場所】大阪府大阪市
【契約期間】5年
【月額リース料】11,000円
シャープ BP-60C26 投稿日:2022年10月
【設置場所】東京都中央区
【契約期間】5年
【月額リース料】12,000円
京セラ:TASKalfa 3253ci 投稿日:2022年4月
【設置場所】栃木県宇都宮市
【契約期間】5年
【月額リース料】12,000円
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「相場より高い事例」のリース料金は、富士フイルム(ゼロックス)の25枚機が月額25,000円、30枚機が20,000円でした。
一方「相場並み~安く契約できた事例」では、富士フイルム(ゼロックス)の23枚機が11,000円、シャープの26枚機が12,000円、京セラの32枚機が12,000円となっています。
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コピー機・複合機のリース料金を決める4つの要素
業務用の複合機のリース料金は、おもに4つの要素で価格が決定します。
以下ではそれぞれの要素について解説します。
【スペック】印刷速度やFAX
複合機の価格は、印刷対応サイズ、印刷速度、FAXなど機能の有無によって価格が大きく異なります。
富士フイルム(ゼロックス)の複合機を例に見てみましょう。
まずは印刷速度の違いから価格を比べます。以下は、ApeosシリーズのA3カラー複合機の比較表です。
機種名 |
|||
---|---|---|---|
印刷速度 |
25枚 |
50枚 |
70枚 |
定価(税抜) |
1,482,000円 |
3,203,000円 |
4,777,000円 |
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印刷速度が上がるにつれて、複合機の本体価格も高くなっていることがわかります。
次に、印刷対応サイズの違いからも比較してみましょう。
用紙サイズがA3まで対応している機種とA4まで対応の機種では、以下のような価格差があります。
機種名 |
||
---|---|---|
対応用紙サイズ |
A4 |
A3 |
印刷速度 |
35枚/分 |
35枚/分 |
定価(税抜) |
684,000円 |
1,858,000円 |
同じ印刷速度でも、対応している用紙サイズによって倍以上の価格差が生じています。
最後に、搭載している機能による価格の差です。
機種名 |
||
---|---|---|
印刷速度 |
30枚/分 |
30枚/分 |
機能 |
コピー・プリント |
コピー・プリント・スキャン・FAX |
定価(税抜) |
1,573,000円 |
2,257,000円 |
同じApeos 3070ですが、機能がコピーとプリントのみのModel-Pと、スキャンやFAXも対応しているModel-PFSでは70万円ほどの差があります。
以上のように、複合機は印刷速度、対応用紙サイズ、FAXやスキャンなどの機能といった違いによって価格が大きく異なります。
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【メーカー】最安は京セラ
複合機は、メーカーによっても価格相場が異なります。富士フイルム(ゼロックス)は画質や耐久性など品質が良いですが、価格も高額。京セラやシャープは、本体価格が安く、コスパを重視する企業に向いています。
富士フイルム(ゼロックス)、シャープ、京セラの3社の35枚機を比較すると、30~60万円ほども価格差があります。
メーカー | 商品名 | 参考価格※ | 印刷速度 | タイプ |
---|---|---|---|---|
富士ゼロックス | Apeos C3570 | 1,338,000円 | 35枚/分 | A3カラー |
シャープ | BP-40C36 | 1,035,000円 | 36枚/分 | A3カラー |
京セラ | TASKalfa 3554ci | 729,000円 | 35枚/分 | A3カラー |
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【リース料率】期間によって利率が変動
複合機のリース料金は、複合機の本体価格にリース料率をかけて計算します。
リース料率とは利息のようなもので、さまざまな要因によって上下しますが、もっとも影響するのがリース期間の長さです。
リース期間の長さとリース料率の関係
- 3.5年のリース期間→3.1~3.2%
- 4年のリース期間→2.5%~2.6%
- 5年のリース期間→1.91%~2.01%
- 6年のリース期間→1.6%~1.75%
- 7年のリース期間→1.35%~1.5%
リース料率は契約期間が長くなるほど低くなるため、ひと月あたりの支払金額は安くなります。しかし支払期間が長くなるため、総額では高くなってしまいます。反対に3.5年や4年などの短期リースでは、ひと月あたりの金額は高くなりますが、総額では安く収められます。
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【リース料率】導入する企業の信用情報
リース料率はリース期間以外にも以下のような要素で変動します。
リース料率を左右する要素
- スタートアップ企業
- 個人事業主、小規模事業者
企業規模はリース料率に大きく影響します。支店が少ない中小企業では、大企業に比べてリース料率が高く設定される傾向があります。また、スタートアップ企業は企業価値の判断が難しく、リース契約自体を断られてしまうケースもありました。
リース料金を下げる3つのポイント
リース料金を安くするには、いくつかポイントがあります。以下では、相見積、複合機のスペック、再リースについて解説します。
【相見積】価格競争でリース料金を下げる
複合機のリース契約で損をしないためには、相見積をとることがもっとも重要です。
複数の見積があることで、適正価格を把握でき、値下げ交渉もしやすくなります。
相見積をとるときは、複数の販売店に見積依頼をするか、一括見積サイトを利用するのが一般的です。一括見積サイトなら、用途や必要なスペックなどを一度入力するだけで、複数の販売店から見積が取得できます。
しかし、販売店のなかにはしつこく電話で営業してくるなどかえって手間やストレスがかかってしまうこともめずらしくありません。
そんな困りごとを解消するため、コピー機Gメンでは「見積取りまとめサービス」の提供を開始しました。
コピー機Gメンは30社以上の優良販売店と提携しており、当社のスタッフがお客様の代わりに販売店から見積を取得します。複数の販売店との連絡に時間を取られることがなく、最終的に契約したいと思った販売店のみとやり取りすればOK。しつこい営業も回避できます。
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【スペック】用途に合った機種を選ぶ
リース料金を安く収めるには、用途に合った機種を選ぶことも大切です。
オーバースペックな複合機を契約してしまうと、使わない機能のために高額な支払いをすることになってしまいます。
印刷する用紙のサイズ、速度、オプションの必要性などをよく確認してから契約しましょう。
【再リース】期間満了後も使い続ける
リース契約した複合機をお得に使う方法として「再リース」があります。
再リースとは、期間満了になったあとも同じ複合機をそのまま使い続けることで、通常のリース契約とは以下の点が異なります。
「再リース」の特徴
- 契約期間が1年単位になる(更新可)
- リース料金の支払いが月払いから年払いになる
- リース料金はそれまで支払っていた年額の12~18%が目安
たとえば、月額10,000円のリース料金を支払っていた複合機を再リースすると、以下のようになります。
再リース料金の計算式
10,000円×12カ月=120,000円/年
120,000円×12%=14,400円/年
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複合機の法廷耐用年数は5年と定められているため、5~7年のリース契約をしていた場合は、使用中に故障するリスクを考える必要があります。とはいえ、格安で複合機を利用でき、保守も通常通り受けられるため大きなデメリットではないでしょう。
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【まとめ】コピー機・複合機のご相談はコピー機Gメンまで
以上、業務用複合機のリース料金について解説しました。
複合機のリース料金まとめ
- 本体価格は13,100円が相場
- カウンター料金はモノクロ1円、カラー10円が相場
- リース料金は複合機のメーカー、スペック、リース料率によって変動する
- リース契約で損をしないためには、相見積が重要
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