【定額レンタルプリンターのデメリット】印刷し放題とプリンター購入・複合機リースを比較

  • 公開日:2020年02月22日
【定額レンタルプリンターのデメリット】印刷し放題とプリンター購入・複合機リースを比較

定額制レンタルプリンターにデメリットってあるの?

 

新人Gメン及川

プリンターのレンタルって、初期費用が安くて便利やと思うねんけど、実際のところデメリットってないんやろか?

そうですね。検討するときにはデメリットを知っておくことも大事なことですよね。ではまず、プリンターを購入する場合と比較した場合のデメリットを見ていきましょう!

ベテランGメン園川

 

レンタルと家庭用プリンター購入を比較

自社の資産にならない

プリンターや複合機を購入した場合、所有権は自社にあるので不要になった場合には自社の意向で売却や譲渡することができます。一方、レンタルの場合は自社に所有権はなく、レンタル期間終了とともに貸主へ返却することになります。

また、レンタルの場合は自社の資産ではないので、経理処理上の資産計上もできません。プリンターや複合機を自社で購入した場合は「機具備品」として資産計上し、固定資産として5年間で減価償却することになりますが、レンタルの場合はレンタル料を賃借料として計上するので、販売及び一般管理費(=販管費)として損金算入されます。

ベテランGメン園川

固定資産に計上するのは原則として購入価格が10万円以上の場合です。10万円以下の場合は消耗品費として一括計上するため、購入価格はレンタル料と同様に購入年度の販管費となります。

 

ランニングコストがかかる

レンタルの場合、購入と比べると初期費用が安く抑えられるのですが、毎月レンタル料の支払いが発生するためランニングコストが高くなります。特に一括購入の場合は、本体代などのイニシャルコストが必要ですが、ランニングコストはインク等の消耗品代と故障の際の修理代もしくは保守料が必要となる程度です。

一方、レンタルの場合は月々5,000円から15,000円程度の決められたレンタル料を毎月支払い続けることとなります。また、オプション機能などのカスタマイズも自由にはできないので長期使用する場合には、用途にあった家庭用プリンターを一括購入する方がトータルのコストを抑えられえる場合があります。

短期使用の場合は別として、長期使用の場合はトータルで見たら高くつくことも考えられるよな。

新人Gメン及川

 

レンタルと複合機リースを比較

 

ベテランGメン園川

プリンターの導入方法には、レンタルや購入以外にリースという方法があります。リースの場合は、レンタルより比較的長期間の賃借となり、契約期間途中での解約は基本的にはNGです。次は、プリンターや複合機で多く利用されているファイナンスリースとレンタルを比較した場合のデメリットを見ていきましょう!

 

保守対応力

リースの場合は、保守サービスに加入することが前提となっているため、保守会社に連絡して訪問修理が必要となった場合でも追加費用は発生しません。また、オプションで土日や夜間対応ができる保守会社もあります。

一方、レンタルの場合はリースのような手厚いサービスを実施していない会社が多く、ほとんどの場合は電話かメールサポートのみの対応となり、場合によっては郵送による機器の入れ替えになる場合もあります。また、訪問修理は別料金となる会社もありますので、導入の際にはしっかり比較しておくことが重要です。

ベテランGメン園川

リースの場合は、リース料とは別に保守料を支払っています。レンタルの場合は、月々の保守料はレンタル料に含まれているので、別途保守サービスに加入する必要はありません。

 

機種のスペック

リースの場合は、ユーザーが機器を選定して導入するため、業務用複合機や業務用のレーザープリンターなど、印刷速度が速く高機能なものを選ぶことができます。

一方、レンタルプリンターの場合はレンタル会社が保有している機種の中から、ニーズにあったものを借りることになります。レンタル会社が保有している機種の多くは家庭用プリンターのため、業務用複合機やプリンターと比較すると印刷の品質やタッチパネルの使いやすさなどの機能面では劣ってしまいます。

最近ではレンタルでも業務用の機種をたくさん扱ってる会社もでてきてるんやろ?

新人Gメン及川


ベテランGメン園川

よくご存じですね。月間の印刷枚数が多い場合には問い合わせの時に、印刷枚数に見合った機種の提案が可能かを確認すると良いですよ!

なるほど。購入とかリースと比較するのも大事やけど、レンタル会社も比較して、最適なものを選ばなあかんってことやな!!

新人Gメン及川

必要な機能や利用目的によってメリット・デメリットがあります。導入を検討する場合には、あらかじめ用途・必要な機能・重視するポイントなどをまとめておきましょう!!