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オペレーター 杏奈

数年前まで、業務用エアコン販売会社で施工管理士として空調設備の保守・販売を行っていた加藤と申します。ダイキン、三菱重工、三菱電機、パナソニック等のメーカーを扱ってきたから書ける独自の評価で各メーカーをご紹介出来ればと思います。
安い業務用エアコンの選び方
数ある業務用エアコンの中からより安い製品を導入する為に注目して頂きたいポイントに、
- 購入時期
- メーカー
の2つがあります。同程度の機能性を持った製品であっても購入時期やメーカーの違いによって価格が変動します。目的の製品が見つかった場合でも一度比較してみると、より安価なものが見つかるかもしれません。
購入時期による価格の違い
エアコンにも1年の中で定価に近い価格で販売される時期と安く販売される時期があります。工事費を含めエアコンが定価に近い価格で販売される傾向にあるのが夏場、比較的安く販売される傾向にあるのが秋~冬にかけての時期です。
冬場であればファンヒーターやストーブなど暖を取るための製品は販売されており、エアコンでなくとも温度調節は可能です。しかし、空気を冷やす役割を持つ機器はエアコンに限られます。
夏場は病院や小売店など空調が欠かせない施設からの修理依頼が増える傾向があります。そのため、施工業者を確保するのも他の時期に比べて難しいでしょう。
以上のような状況から、夏場には業務用エアコンが定価近くで販売されることになると考えられます。
また、夏場・冬場という季節以外にも、業務用エアコンの価格を左右する要因があります。それは新製品の販売時期です。
業務用エアコンの耐用年数は法律によって6~15年と定められています。「うちの業務用エアコン、そろそろ買い替え時だな…」と思ったら、できるだけ早くから商品の下調べをして安い時期に購入できるようにしましょう。
オペレーター 杏奈
メーカーによる価格の違い
大手業務用エアコンメーカー6社でも価格に高低があります。
- 【高価格帯】ダイキン、三菱電機
- 【一般的な価格帯】日立、パナソニック
- 【やや安価】東芝キヤリア、三菱重工
高価格帯を多く扱う2社には人感センサーを駆使した省エネ機能や湿度、風向のコントロールによる快適性の高さなど機能性に富んだ機器が多く扱われています。
また、24時間365日、修理担当部門による修理対応が可能で、不具合部品の特定、交換部品の調達、部品交換、試運転による動作確認までが最短1日で行われる速さと正確さは高価格帯を扱う2社ならではの大きなメリットです。
安価な製品を扱う2社は機能性を絞り込み、省エネ性や冷暖機能の高さを重視したモデルが多く見られます。人感センサーや気流コントロール機能を搭載した製品も扱われていますが、耐久性やアフターサポート面に物足りなさが感じられます。
オペレーター 杏奈
安い業務用エアコンのおすすめは?
業務用エアコン本体価格の安さだけでなくランニングコストの安さにも注目し、業務用エアコンの安さランキングを作成しました。結果は以下です。
▼業務用エアコン価格の安さランキング
おすすめ順位 | 総合pt | 初期費用の安さ | ランニング費用の安さ |
【1位】東芝キヤリア | 9/10点 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
【2位】三菱重工 | 9/10点 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
【3位】日立 | 7/10点 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
【4位】 パナソニック | 6/10点 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
【5位】ダイキン | 6/10点 | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ |
【6位】三菱電機 | 5/10点 | ★☆☆☆☆ | ★★★★☆ |
※評価基準は監修者個人によります。また、エアコンGメン編集部が市場調査した結果も含みます。
【1位】東芝キヤリア
東芝キヤリアは安価な本体価格と施工性に優れた製品を多く扱っているメーカーです。
同社製品であれば既設配管、配線の再利用が可能という点が大きなポイントとして挙げられ、買替時であれば本体価格の安さに加えて工期・工費も大きく削減することが可能となります。
オフィス用エアコンの本体定価は70万円~100万円程度の製品が多く販売されているなど安価な製品が目立ちます。実際の販売価格は業者によっても異なりますが、定価の3~4割ほどという場合が多いようです。
また、電気代を抑える機能も充実。最新機種には16年前の機種より60パーセント以上の省電力化を果たしたものも扱われています。
【引用】東芝キヤリアHP
年に数回行う定期点検の他、自己点検も行うことができれば、修理に伴うランニングコストの増加を抑えられます。
【東芝キヤリアの業務用エアコンのデメリット】
- 耐久性がやや低く、修理対応面が弱い
【2位】三菱重工
三菱重工は冷暖能力と節電機能を重視したシンプルな製品が多く、大手業務用エアコンメーカーの中でも特に安価な製品が揃っています。
オフィス用エアコンの本体定価は70万円~100万円の製品が多くラインナップされています。
電気代を含むランニングコストはモデルチェンジにより年々洗練されており、更新目安となる15年前の製品と最新機種を比較すると年間3万円以上の電気代が削減されました。
【引用】三菱重工冷熱HP
耐久面としては、室外ファンなどのようなハード面で細々とした故障が多く感じられます。長く使用する中で修理費がかさまないよう、こまめに点検・メンテナンスを行うことをおすすめします。
【三菱重工の業務用エアコンのデメリット】
- 安価なメーカーの中でも機能性は高いがやや故障が多い
- 快適さを支える機能性が絞られる
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