
都内にあるIT商社で数万点のIT商材を扱っています。UTMは数あるシステムの中でも販売機会が多い商材なので、勤務先での経験をお伝え出来ればと思っています。趣味は海外旅行です。
UTMの必要性
新人Gメン及川
オペレーター 杏奈
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オペレーター 杏奈
新人Gメン及川
オペレーター 杏奈
まだまだセキュリティ強化を軽く考えている会社は山ほどあります。そんな方々に、UTMの必要性を解説します。
UTMが必要な会社とは?
セキュリティ管理者がいない会社
会社にネットワークを監視する専任スタッフを設けられるのがベストですが、専任スタッフを置くことができていない会社の方が圧倒的に多いです。ネットワークを監視している社員がいない中で業務を行うのはあまりに無防備で危険です。
その時、低コストで導入でき、セキュリティ面を一括管理できるのがUTM。UTMを入れておけば不審なアクセスを自動で遮断でき、常に最新のセキュリティパッチが適用されるので、自動でセキュリティ面を強化してくれます。
人手が少ない中小企業
大企業ですと、UTMに含まれているファイアウォールやアンチウィルス機能をそれぞれ個別に導入しても、それぞれを管理できるスタッフが揃っているため、UTMである必要性はないかもしれません。
しかし、中小企業の場合は、スタッフが揃っているわけでもなく、それぞれの機能を個別に導入するほどのコストもかけられないことが多いです。UTMであれば、セキュリティの統合製品なので1台入れれば総合的にセキュリティが強化でき、さらに低コストで簡単に導入ができます。その点からも中小企業にはUTMがベストなセキュリティ対策製品といえるでしょう。
多くの顧客情報を扱う会社
顧客情報を扱っている会社はどの会社よりもセキュリティ面の強化はマストです。もし不正攻撃を受けて顧客情報を盗まれたらどうなるでしょう。会社としての信用を失い、会社経営にも大打撃を与えることは間違いありません。起こってしまってからでは取り返しがつきません。すぐにでもUTM導入の計画を始めるべきです。
UTMを使うべき驚異は増えている
情報漏えい問題
情報漏えい問題はよくニュースにもなっています。セキュリティ対策をしていなければ、簡単に情報は外部からの攻撃で盗まれてしまうのです。
ニュースから見てもわかると思いますが、発生してしまったらその後の信用失墜は避けられません。企業価値も堕落するでしょう。中小企業であれば倒産に追い込まれることもあると聞きます。何度も言いますが、起こってからでは後の祭りです。そうなる前に早急な対策が求められます。
また、マイナンバーを管理するために、個人情報保護委員会が企業に求めているセキュリティガイドラインがあります。UTMを入れることで、これらのセキュリティガイドラインを満たすことができます。
- 情報システムと外部ネットワークとの接続箇所に、ファイアウォールを設置し、不正アクセスを遮断する。
- ログ等の分析を定期的に行い、不正アクセスを検知する。
引用:特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン(事業者編)
不正アクセスの増加
近年、不正アクセスが急増しています。
不正アクセスというのは、アクセス権限のない何者かが不正な手段によってアクセスをするもの。なぜ増えているかというと情報が金銭に結び付く価値が増しているためです。ネットショッピングが常識になっていることやスマホでの電子決済などもいい例です。よく登録サービスから「○時○分にアクセスがありました。」なんていう警告メールが来ますよね。自分がアクセスした記憶がなければこれは不正アクセスです。
個人レベルでもこれだけの脅威にさらされていることからもわかるように、企業としても不正アクセスをブロックする対策は必至です。
なりすましメールの巧妙化
なりすましメールも増加しており、その内容も大変巧妙化しています。
迷惑メールなのか通常のメールなのかわからないくらい、正当らしい文章で攻撃をしてきます。そういった個人レベルでも判断のつかない脅威から身を守るためにも、企業としてUTMの導入が必要なのです。
まとめ
UTMの必要性は理解いただけたでしょうか。セキュリティ対策を万全にしている会社というだけでも企業価値は上がります。脅威の増加に対してのUTMの必要性を正しく理解したうえで、導入を検討してください。