【WatchGuardとSophosのUTMを比較】価格やサポートで老舗を比べる!

  • 公開日:2020年03月14日
  • UTM
【WatchGuardとSophosのUTMを比較】価格やサポートで老舗を比べる!

ベテランGメン園川

本記事では、ITセキュリティ老舗ベンダーであるWatchGuardSophosのUTMを徹底比較します。価格やサポート体制などを調査しました。
  【監修者紹介】女性セールスnaoko
都内にあるIT商社で数万点のIT商材を扱っています。UTMは数あるシステムの中でも販売機会が多い商材なので、勤務先での経験をお伝え出来ればと思っています。趣味は海外旅行です。

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【UTM徹底比較】ソフォスとウォッチガード

WatchGuardとSophosのUTMを比較

UTMの世界シェアはフォーティネットが1位で独走状態ですが、リーダー的ポジションでフォーティネットを追いかける立ち位置のUTM群の中にいるのが、ウォッチガード(WatchGuard)とソフォス(Sophos)です。2社ともに老舗で、長年セキュリティ事業を展開する安心企業でもあります。

今回は、PC50台程度の接続目安のWatchGuard『Firebox T80』とSophos『XGS136』を比較します。

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オペレーター 杏奈

UTMの老舗同士が激突します!

 

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UTM比較ポイント①:価格

UTMの価格

同等規模へ導入されている2製品ですが、価格はどのくらい違うのでしょうか。こちらの表をご覧ください。

製品名 価格相場
XGS 136(Sophos) 70万円程度
Firebox T80(WatchGuard) 65万円程度

 

SophosのXGS136は5年ライセンス+保守料込みの金額ですが、WatchGuardのFirebox T80はBasic Security Suite3年の金額です。つまり、SophosのXGS136のほうがWatchGuard Firebox T80よりも安いということになります。

ただし、販売店によって価格設定はまちまちなので、あくまで参考として考えてください。

XGS 136 < Firebox T80

 

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UTM比較ポイント②:スペック

UTMのスペック

次はUTM機能のかなめ・スペックで比較をしてみます。こちらの表をご覧ください。

XGS 136(Sophos) Firebox T80(WatchGuard)
ファイアウォール・スループット 7,700Mbps 4.7 Gbps
IPSスループット 1,355 Mbps 909 Mbps
VPNスループット 900 Mbps 1.4 Gbps
アンチウィルス
不正侵入検知(IPS)
WEBフィルタリング
アンチスパム
同時セッション 1,600,000 500,000

VPNスループット数が若干劣っていますが、XGS136がほとんどの項目においてFirebox T80よりも勝っています。ファイアウォールスループットの数値で顕著にスペックの高さが表れており、UTMの基本機能ファイアウォールを有効にしても、ネットワークの早さを保てるということを示しています。

XGS 136 > Firebox T80

オペレーター 杏奈

Sophosのスペックは全メーカーで比べても優れていることは間違いありません!

 

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UTM比較ポイント③:サポート

UTMのサポート

Sophos(ソフォス)

Sophos(ソフォス)のUTMのメーカーサポートは、サポートレベル別で3メニューありますが、どのメニューを選んでも最高レベルのカスタマーサポートを受けられます。日本語対応のサポートが平日9:00~17:30で受けられるため、国内企業にとっては安心です。

ただし、コミュニティサイトは英語サイトしかないので、ないものと思った方がいいでしょう。製品不具合時は先出センドバックでの対応となります。保守期間中は最新のソフトウェアをダウンロードできます。

 

WatchGuard(ウォッチガード)

WatchGuard(ウォッチガード)も基本的に同等のメーカーサポートを受けられます。平日9:00~18:00で日本語サポートです。ウォッチガードの場合、センドバック対応のみではなく、有償にはなりますが、オンサイトで機器交換を行ってくれます。保守期間中は最新ソフトウェアダウンロードもできます。コミュニティサイトはやはり英語のみとなります。

どちらのメーカーも多くの販売店が保守を持っているので、運用サポートを販売店へ委託すれば、日本語対応で、センドバック・オンサイト保守が受けられます。メーカーサポートの比較という意味では、ウォッチガードの方が日本人にやさしいサポートが揃っていると言えるでしょう。

XGS 136 < Firebox T80

オペレーター 杏奈

どちらのメーカーの保守も同等と考えて問題ないですが、僅差でウォッチガードに軍配が上がりました。

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UTM比較ポイント④:構築しやすさ

UTMの構築のしやすさ

どちらのメーカーも構築を行える販売店があるので、自社で構築できない場合は、製品購入と合わせて構築も頼める販売店を選びましょう。

Sophos(ソフォス)

自社で構築をする場合、メーカーが公開している資料として、スタートアップガイドは日本語版がありますが、取扱説明書は英語版のみとなります。構築する上で英語がわからないとスムーズに進まない点も多いです。

しかし、管理画面がシンプルで初心者にもわかりやすいのが利点で、構築もしやすいという声もあります。ただし、細かく設定を作りこみたい方にはできないことが多いため、もどかしさを感じるかもしれません。

IT Review(https://www.itreview.jp/products/sophos-utm/reviews)の口コミを合わせてご紹介します。

シンプルな設計思想でネットワークの基本機能として、IPSやVPNやメールフィルタリングやWebフィルタリングなどの実装を分かりやすい管理画面のインタフェースを利用して比較的容易に導入できる製品です。

各設定のポリシーを作成する際に、シンプルな画面なのは分かりやすくていいのだが、詳細設計フェーズで細かい設定をする際にもう少し追加したいパラメータがない場合があったので、設定項目を追加してもらえると助かります。

 

WatchGuard(ウォッチガード)

ウォッチガードは比較的日本語資料が多いようです。スタートアップガイドやナレッジベースも日本で展開されています。ただし、FAQ情報がやや少なく、販売店による構築事例も少なめなので、少し不安に感じる点もあります。

構築を行う場合に、大手のメジャー製品と比較すると対応業者が少ないです。
また、事例も少ないので、一抹の不安がありました。

XGS 136 > Firebox T80

オペレーター 杏奈

一長一短のため比較しにくいですが、構築実績と構築しやすい点でソフォスに軍配が上がりました。

 

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まとめ

Sophos(ソフォス)2勝、WatchGuard(ウォッチガード)2勝で同点の結果になりました。スペックの良さを選ぶならソフォス、価格の安さを選ぶならウォッチガードというのがわかりやすいポイントになるでしょう。どのポイントを重視するかが製品選択の分かれ道です。今回の比較結果も参考にしてみてください。

 

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