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オペレーター 杏奈
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【監修者紹介】熊谷一騎官公庁での複合機およびUTM機器の保守業務に携わった経験があります。多数の利用者・複数拠点を前提とした環境で、障害対応や原因切り分け、設定復旧などの実務を担当しました。セキュリティ機器は更新・保守・復旧体制まで含めて初めて価値が出るという立場から、UTM選定記事の内容を監修しています。
Sophos XGS Firewallの価格

Sophos XGS Firewallとは?
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【Xstreamアーキテクチャによる高速処理】
XGSシリーズは、通常のx86 CPUに加え、トラフィック処理専用のXstream Flow Processorを搭載。
TLS/SSL通信やアプリケーション制御など、負荷の高い処理を専用回路でさばくことで、高スループットと低遅延を両立しています。
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【Synchronized Security(同期型セキュリティ)】
Sophos独自の仕組みで、エンドポイント(PC)とファイアウォールが連携。感染端末を自動的に通信制限するといった、他社UTMではあまり見られない制御が可能です。
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【Sophos Centralによる一元管理ツール】
クラウド上の管理コンソール「Sophos Central」から、ファイアウォール・エンドポイント・メール・モバイルまでまとめて管理できます。複数拠点・リモートワーク環境との相性が良いのも特徴です。
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Sophos XGS Firewallの価格の仕組み
Sophos XGS Firewallの価格体系は、UTMの中ではかなり分かりやすい部類です。基本構成は次のとおり。
まずは、この「ライセンス(バンドル)」の考え方から整理します。
基本となる2つのバンドル
Sophos Firewall には、公式に次の2種類のバンドルライセンスが用意されています。
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基本的なUTM機能を利用できる構成
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ファイアウォール/基本的なセキュリティ対策が中心
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最小構成・エントリー向け
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IPS、Web制御、SSL/TLS通信の検査、サンドボックスなどを含む構成
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Sophos XGSの性能を前提にしたフル活用構成
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実際の導入提案ではこちらが選ばれるケースが多い
「Standard は最低限、実運用では Xstream が事実上の標準」という位置づけで案内されています。
なぜ Xstream Protection が主流なのか?
新人Gメン及川
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現在のWeb通信の大半は暗号化されています。Standard構成では、この暗号化通信を十分に検査できないケースがあります。
一方、Xstream Protection では、以下が可能になります。
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SSL/TLS通信を復号して検査
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Webアクセスの中身までチェック
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IPS・サンドボックスを含めた多層防御
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サポート(保守)の考え方
Sophos XGS Firewall のサポートは、次の2段階です。どちらも24時間365日のサポートですが、深夜や休日は英語サポートが中心となります。
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通常の保守・サポート
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多くの中小企業ではこれで十分
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問い合わせ・故障に対して優先対応
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高度な技術サポートが必要な企業向け
オペレーター 杏奈
価格を見るときの注意点(重要)
Sophos XGS Firewall の価格表は、本体とバンドル(Standard / Xstream)、契約年数(3年・5年など)、サポート内容の組み合わせで変わります。そのため、ネット上で見かける価格が「Standard構成」なのか「Xstream構成」なのかが明記されていない場合、単純比較はできません。
オペレーター 杏奈
補足:5Gモジュールについて
なお、Sophos XGS には海外向けに5Gモジュール対応モデル(XGS 118 / 128) が存在しますが、日本国内では未販売です。本記事で扱う価格・構成は、日本国内で実際に導入可能な内容に限定しています。
ベテランGメン園川
Sophos XGS Firewallの価格表
Sophos XGS Firewallの価格は、商品スペックによって異なります。以下に、一般的な平均販売価格を示します。
▼Sophos XGS Firewall価格表
| モデル | 想定企業規模 | 初年度価格目安(本体+ライセンス費用+保守) | 5年利用総額目安 | 5年リースの場合 リース料金相場 |
FWスループット | IPSスループット | 脅威対策スループット |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| XGS 88 | 小規模(〜15台) | 約25万円 | 約45万円 | 約8,600円 | 6.5 Gbps | 約1.1 Gbps | 約300 Mbps |
| XGS 108 | 小〜中(〜20台) | 約30万円 | 約50万円 | 約9,500円 | 7.7 Gbps | 約1.35 Gbps | 約330 Mbps |
| XGS 118 | 中小(〜30台) | 約40万円 | 約85万円 | 約16,200円 | 7.7 Gbps | 約2.0 Gbps | 約685 Mbps |
| XGS 128 | 中規模(〜40台) | 約65万円 | 約130万円 | 約24,700円 | 10.5 Gbps | 約2.6 Gbps | 約900 Mbps |
| XGS 138 | 中〜中堅(〜50台) | 約80万円 | 約160万円 | 約30,400円 | 18 Gbps | 約4.0 Gbps | 約1.5 Gbps |
※価格・リース料金相場は市場相場ベースの目安
※設置費・構築費は別途
※すべて Xstream Protection Bundle+Enhanced Support 前提
※日本国内では 5Gモジュールは未販売(XGS 118 / 128 向け)
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XGS 88 / 108
→ 小規模オフィス・店舗向け。最低限+将来拡張を見据えた構成 -
XGS 118 / 128
→ 小規模~中規模オフィス向け。価格と性能のバランスが良い -
XGS 138
→ ここから一気にエンタープライズ寄り。人員・通信量が多い企業向け
初年度は、本体+ライセンス費用+保守費用が必要ですが、2年目以降は、ライセンス費用と保守費用のみで運用できます。
ベテランGメン園川
保守のグレードを上げたい場合は、別途費用がかかります。自社のITレベルに応じた保守をつけましょう。
Sophos XGS Firewallは3年リースと5年リース、どちらがいい?
新人Gメン及川
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▼Sophos XGS Firewall(XGS 118)3年リースと5年リースの比較
| 項目 | 3年リース | 5年リース |
| 月額リース目安 | 約22,000円 | 約16,200円 |
| 契約期間 | 36ヶ月 | 60ヶ月 |
| 月額負担 | やや高い | おさえやすい |
| 総支払額 | やや少なめ | やや多め |
| 更新タイミング | 早い | 遅い |
| 向いている企業 | 入替重視・短期運用 | 月額重視・長期安定運用 |
※Xstream Protection Bundle+標準保守想定
※価格は市場相場ベースの目安
一般的に、リース期間が長くなるほど月額は下がりますが、その分、契約期間中は同じ機器を使い続けることになります。セキュリティ機器は、「何年使うか」よりも「どれくらいの頻度で見直したいか」が重要です。
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■ 3年リースが向いている企業
・IT環境の変化が早い
・数年ごとにUTMを見直したい
・総支払額を抑えたい
■ 5年リースが向いている企業
・月額コストを最優先したい
・利用規模が安定している
・長期で同一構成を使う予定
オペレーター 杏奈
Sophos XGS Firewallの価格を他社UTMと比較(中小企業向け・現行主力モデル)
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Sophos:XGS 118
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Fortinet:FortiGate 60F
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Check Point:Quantum Spark 1900
▼UTMスペック・価格比較表
| 項目 | Sophos XGS 118 | FortiGate 60F | Quantum Spark 1900 |
|---|---|---|---|
| メーカー | Sophos | Fortinet | Check Point |
| 想定企業規模 | 〜30台 | 〜25台 | 〜50台 |
| FWスループット | 7.7 Gbps | 10 Gbps | 約9 Gbps |
| IPSスループット | 約2.0 Gbps | 約1.4 Gbps | 約1.5 Gbps |
| 脅威対策スループット | 約685 Mbps | 約700 Mbps | 約600 Mbps |
| VPN性能 | 高(SSL/IPsec) | 高(IPsec強) | 高(拠点間向き) |
| 管理UI | クラウド(Sophos Central) | ローカル/クラウド | 管理サーバ型 |
| 特徴 | 端末連携が強い | コスパ・速度重視 | 検知精度・ログ最強 |
| 初期価格目安 | 約40万円 | 約30万円 | 約45万円 |
| 5年利用総額目安 | 約85万円 | 約70万円 | 約110万円 |
| 向いている企業 | IT人材少なめ | コスパ重視 | セキュリティ最優先 |
※価格はいずれも 5年利用想定・市場相場目安
※設置・構築費は別途
※実際のスループット値は同時に有効化する機能(IPS、SSLインスペクション、ログ取得等)により変動します。
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「楽さ」ならSophos、
「価格と速度」ならFortiGate、
「守りの硬さ」ならCheck Pointです。
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Sophos XGS
端末連携&管理のラクさ重視(情シス少ない会社向け) -
FortiGate
価格とスピード最優先(コスパ重視・台数多め) -
Check Point
検知精度・ログ分析ガチ勢(事故を絶対起こしたくない企業)
Sophos XGS Firewall が向いている企業/向いていない企業
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社内に専任のIT担当者がいない
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PCのウイルス対策・UTM・リモートワーク管理をまとめて管理したい
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感染時の初動対応を自動化したい
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拠点やテレワークが増えてきている
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セキュリティは最低限でOK、とにかく安くしたい
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すでに他社のエンドポイント製品をガッツリ使っている
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管理は全部オンプレ・自社完結がいい
オペレーター 杏奈
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まとめ
本記事では、Sophos XGS Firewallの価格について特集しました。
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Sophos XGS Firewallは高機能・高性能な次世代UTM
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専用プロセッサ(Xstream)による高速処理と、安定性が強み
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TLS/SSL通信が多い環境でもパフォーマンスが落ちにくい
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最大の特長は「Synchronized Security」
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UTMとPC(エンドポイント)が連携し、感染端末を自動で制御
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情シス不在・少人数運用の企業ほど恩恵が大きい
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価格は安くないが、構成は分かりやすい
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本体+サブスクリプション(Standard / Xstream)+保守という明快な体系
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中小企業では XGS 108〜128 が現実的な選択肢
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向いている企業
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セキュリティを「人手に頼らず自動化」したい
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エンドポイントも含めて一元管理したい
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拠点・リモートワークが増えている
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向いていない企業
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とにかく最安重視
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他社エンドポイント製品をすでに固定運用している
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クラウド管理を使いたくない
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ベテランGメン園川