【UTM価格相場比較】企業規模別費用は?専門家が解説

  • 公開日:2020年09月21日
  • UTM
【UTM価格相場比較】企業規模別費用は?専門家が解説

オペレーター 杏奈

UTMにかかるコストは安いものではないですから、価格相場を把握するのは重要ですよね。今回は、UTMの価格相場を会社規模別に比較したいと思います。

ベテランGメン園川

なお、都内でUTM販売に携わるセキュリティ専門家naokoさんに本記事の監修をお願いしました。
  監修者紹介】女性セールスnaoko
都内にあるIT商社で数万点のIT商材を扱っています。UTMは数あるシステムの中でも販売機会が多い商材なので、勤務先での経験をお伝え出来ればと思っています。趣味は海外旅行です。

 

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かつて流行したコンピューターウイルス『Emotet(エモテット)』が、再び猛威を振るっています。Emotet(エモテット)の感染を防ぎ、被害を周囲に広げないためには、UTMの導入が不可欠。企業などの事業者だけでなく、小規模事業者や個人事業主も、Emotet(エモテット)の被害を防ぐため、ぜひUTM導入を検討してください。

 

 

UTMの価格相場比較ポイント

UTMの価格相場

UTMの価格は、様々な条件によって数十万円~数百万円・数千万円程度まで前後します。そのため一概に「UTMの価格相場はコレです」と明言できません。

UTMは、スループット(処理能力)やその他の機能性によって大きく価格が上下します。それに加えて、一体何台のパソコンに接続しなければならないのかという会社規模も、UTM導入時の大きな価格差となります。

 

【会社規模によって異なるUTMパソコン接続台数】

  1. 小規模オフィス(接続PC台数10~30台)
  2. 中規模オフィス(接続PC台数50~100台)
  3. 大規模オフィス(接続PC台数100台以上)

 

一体どのぐらいの会社規模を「小規模」「中規模」「大規模」とカテゴライズするのかは、UTMメーカーによって異なります。当サイトでは上記のようなPC接続台数を目安としてそれぞれ小規模・中規模・大規模と分けます。

 

UTMの価格を決める要素はいくつもあるけど、中でも「会社規模=PC接続台数」いうんはUTMの価格を決める大きなポイントになるっちゅうことやな。

新人Gメン及川

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【会社規模別】UTMの価格相場比較

会社規模が大きくなり、UTM接続台数が多くなると、UTMの価格は上がります。小規模・中規模・大規模と3種の企業規模に分けて、代表的な5種のUTMの平均販売価格を掲載します。

ベテランGメン園川

本題に入る前に、一つだけ注意点をご確認ください。
【価格相場比較の注意点】
UTM価格相場を公開しているサイトの中には、「本体価格」のみを提示して「UTM価格相場」としているものがあります。ライセンス費用や保守料などを含めない「本体価格」では、実際にUTMにかかる費用が分かりません。
当サイトでは、UTMの契約形態で最も多い5年リース、もしくは3年リースのリース金額の総額を目安に、UTM価格相場をお伝えします。

①小規模オフィス(接続PC台数10~30台)

  Fortinet
Fortigate40F
ヴィーナステックUTM-50E WatchGuard
Firebox T40
Cisco Meraki MX64 Sophos
XGS107
価格相場 66万円 55万円 40万円 ※ 45万円 50万円
月額リース料金目安 11,000円 9,100円 6,600円 7,500円 8,400円
ファイアウォールスループット 5Gbps 1,000 Mbps 1Gbps 250 Mbps 7,700 Mbps
IPSスループット 1Gbps 510 Mbps 1,355 Mbps
VPNスループット 4.4Gbps 272 Mbps 100 Mbps
アンチウイルス
不正侵入検知
WEBフィルタリング
アンチスパム
同時セッション 700,000 800,000 500,000 1,600,000

※上記価格は、一般的な市場価格です。当サイトにてご案内できる金額とは異なります。また、上記には設置費は含まれません。

※WatchGuardはBasic Security Suite3年です。

 

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UTMのPC接続台数が10~30台の小規模オフィスの場合、価格相場は40~66万円程度です。業者からこれ以上の価格帯を提示された場合は「なぜそんなに高いのか?」一度立ち止まって検討されることをおすすめします。

上記の表の中にある「スループット」とは、単位時間あたりに処理できる情報量のことです。つまり処理能力をあらわします。スループット数は、UTMのセキュリティ機能を有効にしたときに、どのぐらいの処理能力があるのかをあらわしており、数字が高いほど優秀です。

上記の中では、FortinetのFortigate40FとSophosのXGS107が非常に優秀なUTMであることが分かります。特にSophosのXGS107は、機能性の高さのわりに価格もおさえられており、コストパフォーマンス抜群です。WatchGuardのFirebox T40も価格に対するスペックは高いと言えるでしょう。

 

 

②中規模オフィス(接続PC台数50~100台)

  Fortinet
Fortigate60F
ヴィーナステック
UTM-T60
WatchGuard
Firebox T80
Cisco Meraki 
※該当モデルなし
Sophos
XGS136
価格相場 85万円 70万円 65万円 150万円
ファイアウォールスループット 10Gbps 2,000 Mbps 1.32Gbps 7,700 Mbps
IPSスループット 1.4Gbps 909 Mbps 1,355Mbps
VPNスループット 6.5Gbps 416 Mbps 900 Mbps
アンチウイルス
不正侵入検知
WEBフィルタリング
アンチスパム
同時セッション 1,500,000 1,200,000 500,000 1,600,000

※上記価格は、一般的な市場価格です。当サイトにてご案内できる金額とは異なります。また、上記には設置費は含まれません。WatchGuardはBasic Security Suite3年です。

 

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接続台数が50~100台の中規模オフィスの場合、価格相場は65~150万円程度です。

SophosのXGS136ってえらい高いよな!?コレ、合っとるん?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

価格相場を調査したところ、上記のようになりましたが、もう少し安い金額を提示できる業者もあるようです。詳しくは、お問合せください。

 

 

③大規模オフィス(接続PC台数100台以上)

  Fortigate-200E ヴィーナステック
※該当モデル無し
WatchGuard
Firebox M370
Cisco Meraki
MX84
Sophos
XGS-2100
価格相場 280万円 150万円 120万円 360万円
ファイアウォールスループット 20,000 Mbps 8,000 Mbps 500 Mbps 30,000 Mbps
IPSスループット 2,200 Mbps  4,800 Mbps 6,000 Mbps
VPNスループット 9,000 Mbps 4,600 Mbps 250 Mbps 17,000 Mbps
アンチウイルス
不正侵入検知
WEBフィルタリング
アンチスパム
同時セッション 2,000,000 3,300,000 6,500,000

※上記価格は、一般的な市場価格です。当サイトにてご案内できる金額とは異なります。また、上記には設置費は含まれません。

 

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接続台数が100台以上の大規模オフィスの場合、価格相場は120万円~で、高いところでは360万円にもなります。

中小規模でおすすめだったFortinetシリーズではなく、WatchGuardシリーズのコストパフォーマンスの高さが目立ちます。

小規模オフィス用のUTMやとメーカー間価格差は5万程度やけど、大規模オフィス用UTMになるとメーカー間価格差が100万円以上になるんやな…!これはえらい違いやで。なんでこんな価格差が生まれるんや~⁉

新人Gメン及川

 

UTMを価格相場よりも安く導入する方法

オペレーター 杏奈

今回、UTM価格相場の市場調査を実施したのは、私なのですが…気づいたことがあります。それは…『販売店によってUTMの価格がかなり違う』ということです!
え?そうなん?

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

UTMを価格相場よりも安く導入するには、「より安く売ってくれる販売店と契約すること」が重要です。

ベテランGメン園川

ここからは、UTMを価格相場よりも安く導入する方法をお伝えします。

 

スループット数をおさえる

UTMとは、ファイアウォールだけでなくアンチウィルス、IPS/IDS、Webフィルタリングなどの複数のセキュリティ機能を統合したアプライアンス製品のことです。一種類のセキュリティではなく、複数のセキュリティを組み合わせて機能させることにより、複雑化する脅威から守る役割を果たします。

UTMを快適に稼働させるには、スループット数が高い商品を選ぶことが重要です。ただしスループット数が高いUTMほど優秀であると同時に、高額。UTM導入費用をおさえたいなら、どこまでの機能性を求めるかをよく考えて選びましょう。

ベテランGメン園川

無駄に機能性が高い商品を選ばないようにしましょう。自社の利用環境を専門家に相談し、最適なスループット数のUTMを選んでもらうといいですよ。

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保守はどこまで必要?

UTMの多くには本体保証が付いていますが、UTMに不具合が出たり壊れたりした場合の修理方法については、様々です。UTMの保守には以下の種類があります。

▼UTM保守の種類

  • センドバック保守…壊れたUTMを業者に送り、新しいUTMを送り返してもらう
  • 先出しセンドバック保守…先に新しいUTMを送ってもらい、後日、壊れたUTMを送る
  • オンサイト保守…出張修理
  • クラウド保守…遠隔操作で保守管理

UTMの保守管理でメジャーなのは「センドバック保守」です。センドバック保守なら費用も安くおさえられます。

オンサイト保守は大手を中心に導入率が高いですが、現在、主流になりつつあるのはクラウド保守です。オンサイト保守とクラウド保守、先出しセンドバック保守を併用し、状況に応じて利便性の高いものをチョイスするというやり方もあります。

オペレーター 杏奈

自社にITに詳しい人材がいない場合やセキュリティに工数を割けない場合は、保守管理を全て販売店やメーカーに任せるしかありません。すると、どうしてもUTMにかかる総額は高くなります。業務効率と費用を天秤にかけて、自社に合った保守体制を選んでください。

【関連記事】UTMの選び方

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購入・リース・レンタルから導入形態を選ぶ

UTM導入形態には、購入・リース・レンタルの3つがあります。最も費用をおさえられるのは、購入ですが、UTMの価格相場は50台規模になると65~150万円と高額になるため、リースを選択される事業者が多いというのが実態です。なお、レンタルも月々の費用はおさえられますが、3形態の導入方式の中で最も総額が高くなります。

UTMでは本体を購入するだけでなく「ライセンス」の購入も求められます。ライセンスの期限は、1年~5年の間で設定されることが多く、5年パックのような形で提供されている商品が多いでしょう。そのため、UTMのリース期間も「5年」で設定されます。

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相見積もりをとる

UTMを安く導入したいなら、相見積もりをとりましょう。相見積もりをとれば、業者間が勝手に価格競争をします。つまり、現状での「最安値」を引き出しやすくなるということです。

また、UTMは業者によって見識の違いが多くみられる商材の一つです。相見積もりをとると2~3社の業者から提案を受けることができます。それぞれの提案をよく理解することで、無駄のないUTMを導入できます。

ベテランGメン園川

当サイトでもUTMの相見積もりを推奨しています。安くて高性能なUTMをご紹介できる優良販売店と提携しておりますので、ぜひお問合せください。

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見積もりの書き方に騙されない

UTMを安く導入したい場合、相見積もりをとりますが、その際に一つ注意点があります。見積もりの書き方に騙されないようにしましょう。

例えば、最初の見積もりの段階で「初期導入費用」や「本体価格」しか提示してこない業者は要注意です。UTMの運用には必ず「ライセンス費用」や「保守費用」が必要。まずは本体価格で契約を結ばせ、あとから必要な費用を請求するという算段です。

必ず、UTMを契約する際には「総額でいくらになるのか?」を明確にしましょう。UTM契約時に確認してほしいポイントを列挙しておきます。

▼UTMの見積もりで確認したい内容

  • 本体価格
  • スペック
  • ライセンス費用
  • 保守費用と内容
  • 総額

オペレーター 杏奈

ネット上で安くUTM本体だけを販売しているような業者に騙されないでくださいね。

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UTMメーカー3社比較

価格相場比較で安かったのは以下の3社です。

  • Fortinet
  • Sophos
  • WatchGuard

 

この3社は、どちらもUTM業界では老舗に分類され、UTMスペックも優秀という共通点があります。が、3社のUTMはそれぞれ異なる特徴を持ちます。

ここでは、FortinetとSophosとWatchGuardに興味を持たれた方のために、この3社を徹底比較します。

 

Fortinet

UTM価格相場(Fortinet)

出典:Fortinet公式

Fortinet社のFortigateシリーズは調査会社IDCが発表していた2014年まで11年連続で日本国内シェアNo.1を獲得し続けており、現在でも最大の国内シェアを有しています。ちなみに、Fortinetはアメリカに本社を置く企業ですので、中国製のUTMに不安を感じるという方にはおすすめ。Fortinetの特徴は以下です。

 

【Fortinetの強み】

  • ハードもソフトも全てFortinet自社開発製品→製品の整合性が高く、パフォーマンス〇
  • 小規模オフィス~大規模、大企業に至るまでUTM製品フルカバー
  • 世界6か所のセキュリティセンターで24時間365日徹底管理
  • 日本での販売実績多数あり→システム構築できる業者多し


【Fortinetの弱み】

  • 保守サポート体制が業者頼み ※メーカー対応ではない


どのレンジの製品でも安定の性能とコストパフォーマンスを発揮しています。UTMを初めて選ぶ場合には、まずはFortinet製品から探すことをおすすめします。

【関連記事】Fortinet Fortigateの価格比較

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Sophos

UTM価格相場(SophosのXGS Firewall)

出典:Sophos公式

Sophos社はコンピュータセキュリティのソフトウェアおよびハードウェアベンダーで、主に法人向けセキュリティに注力して開発・販売を行っています。UTM開発はイギリスのアビンドンで行われており、ヨーロッパを基盤とした最大規模のコンピュータセキュリティ会社です。Sophosの特徴は以下です。

 

【Sophosの強み】

  • 小規模オフィス~大規模、大企業に至るまでUTM製品フルカバー
  • ソフォスラボで24時間脅威解析を行っている。
  • 同等接続目安台数の他社製品より比較的スペックが良い。


【Sophosの弱み】

  • 世間的な認知度がやや低い。


Fortinetと同様、どのレンジの製品でも安定の性能とコストパフォーマンスを発揮しています。特にスペックの良さを求めるのであればSophosはおすすめです。

【関連記事】SophosのXGS Firewallの価格比較

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WatchGuard

UTM価格比較(WatchGuard)

出典:WatchGuard

WatchGuardもFortinet同様、アメリカ発企業ですが、実は歴史はFortinetより古く、UTM業界の中では最も老舗企業。WatchGuardは2019年にIT World Awardsプログラムの3部門で金賞を受賞しており、セキュリティの高さは業界髄一です。WatchGuardの特徴は以下。

 

【WatchGuardの強み】

  • 第3者から評価された高セキュリティプログラム
  • スループットの高さのわりに、価格が安価
  • 世界での導入実績は120万台以上
  • 機能が1台に集約されシンプル→設定もしやすい


【WatchGuardの弱み】

  • Fortinetと比べると国内シェア率低い→構築できる業者少ない


コストパフォーマンスが抜群に良いです。知名度はさほど高くないですが、中小企業向けラインナップは充実しているので、Fortigateシリーズと比較して検討するといいかもしれません。

【関連記事】WatchGuardのUTM価格比較

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なるほど…導入実績が日本で多いんはFortinetなんやな。WatchGuardは日本での実績は少な目やけど、世界では認められとるセキュリティ力抜群のUTMって感じかな?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

はい、その通りです。どちらを選んでもいいと思いますが、価格相場比較で確認したように、大規模オフィスならWatchGuardがお得かなと思いますね。

オペレーター 杏奈

UTMには他にもおすすめの業者があります(おすすめUTM紹介記事はこちら)。ぜひ参考にしてくださいね。

 

記載した料金の注意点
こちらのページで記載した金額は、最低限の機能を網羅した金額です。メーカー独自の機能をオプションで用意していることも多いので、ほしい機能がオプションになる場合別途料金が必要になりますので、詳細はお問合せください。

 

UTMを【格安】でリースする

 

【注目】UTM補助金

UTMの価格相場については、よう分かったけど、やっぱり高いことは高いよな。でも、セキュリティ対策を怠って、サイバー攻撃されたりしたら大変やし、払うしかないよな…。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

及川さんのようにセキュリティ対策費用に頭を悩ませている企業様におすすめなのが、補助金制度です。UTM導入をお考えなら、ぜひ補助金制度を活用してください。
え?補助金制度なんか、あるん⁉

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

まあ、あるにはありますが、補助金制度には期限があります。また、全額補助というわけでもありませんので、よくご確認ください。2022年現在に活用できる補助金制度のリンクを貼っておきますね。

>>>令和4年度サイバーセキュリティ対策促進助成金

 

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まとめ

  • PC10~30台ならUTM価格は40~66万円
  • PC50~100台ならUTM価格は65~150万円
  • PC100台以上ならUTM価格は120万円~
  • PC100台以下ならFortinetのFortigateシリーズがおすすめ
  • PC100代以上の大規模オフィスなら、WatchGuardがおすすめ
  • スループット(処理能力)や機能で価格は上下する

※上記価格は、一般的な市場価格です。当サイトにてご案内できる金額とは異なります。また、上記には設置費は含まれません。

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かつて流行したコンピューターウイルス『Emotet(エモテット)』が、再び猛威を振るっています。Emotet(エモテット)の感染を防ぎ、被害を周囲に広げないためには、UTMの導入が不可欠。企業などの事業者だけでなく、小規模事業者や個人事業主も、Emotet(エモテット)の被害を防ぐため、ぜひUTM導入を検討してください。

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