サクサUTMの評判は？SS7000Ⅲを中心に価格・性能・サポートを解説

  【著者紹介】女性セールスnaoko
都内にあるIT商社で数万点のIT商材を扱っています。UTMは数あるシステムの中でも販売機会が多い商材なので、勤務先での経験をお伝え出来ればと思っています。趣味は海外旅行です。

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サクサUTMの評判

【価格の評判】サクサUTMはやや高め

▼販売業者Aさんのサクサ（saxa）UTMの口コミ

サクサ（saxa）のUTMは、安くはないですね。同レベルの機種と比較すると、サクサ（saxa）はやや高めとも言えます。

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【性能の評判】サクサUTMの性能は普通

▼販売業者Bさんのサクサ（saxa）UTMの口コミ

国産UTMということで期待される方が多いんですが、サクサ（saxa）のUTMは、Fortigate（フォーティゲート）やCheckPoint（チェックポイント）と比較して、「とても優れている」というわけではありません。まあ、でも普通に使えるレベルではありますよ。

サクサ（saxa）UTMの売りは、メールセキュリティですね。メールへの自動暗号化は他社と差別化できるレベルです。

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【サポートの評判】サクサUTMのサポート力はやや弱い⁉

▼販売業者Aさんのサクサ（saxa）UTMの口コミ

サクサ（saxa）のサポートはやや弱いですね。電話でのサポートがメインです。ただ、オンサイトの保守が無いんですよ。有償で先出センドバック保守をつければ、オンサイト保守と変わらない使用感ですけど…。

▼サクサ（saxa）の先出センドバック保守

▼サクサのリモート保守サービス

▼PCウイルス駆除サービス（無料）とサイバー保険サービス（無料）

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サクサUTM『SS7000Ⅲ』の価格と性能

サクサUTM「SS7000Ⅲ」は、エンタープライズ向けの高機能を追求する製品ではなく、中小企業で“現実的に使い切れる性能”に絞って設計されたUTMです。

拠点間VPNやリモートアクセス、基本的な脅威対策を一通りカバーしつつ、構成をシンプルに保っているのが特徴。ここではまず、SS7000Ⅲがどの程度の性能を備えているのかを整理していきます。

SS7000Ⅲは「中小企業向けの実用性能」に絞ったUTM

サクサ（saxa）のSS7000Ⅲは、中小企業での実運用を前提にした“ちょうどいい性能”を狙ったUTMです。
PC接続台数は15台〜60台規模を想定しており、日常業務で通信が詰まらないこと、トラブル時に対応しやすいことを重視した設計になっています。

チェックポイント（CheckPoint）のように「すべての脅威をUTM側で徹底的に処理する」思想とは異なり、SS7000Ⅲは“必要十分な防御を安定して提供する”方向性のUTMと言えます。

SS7000Ⅲの性能スペック

▼サクサ（saxa）SS7000Ⅲの性能

これらの数値は、15〜60台規模のオフィス利用でボトルネックになることはほぼありません。また、SS7000Ⅲ Proでは無線LAN（IEEE802.11 a/b/g/n/ac）にも対応しており、UTMと無線環境をまとめて管理したいオフィスには扱いやすい構成です。

VPNについても、拠点間VPN/リモートアクセスVPNの両方に対応しており、テレワークや小規模拠点連携にも十分対応できます。

※同時接続数は公式非公開ですが、中小企業用途では問題になりにくい設計です。

SS7000Ⅲの価格感｜安い？高い？

サクサ（saxa）UTM「SS7000Ⅲ」は、“最安構成だけを見ると安く見えますが、実運用前提で見ると決して格安ではない”UTMです。

ネット上でよく見かける「月額4,000〜7,000円台」といった価格は、多くの場合、「本体＋最低限のライセンスのみ/追加オプションなし」という入口価格です。

価格差＝構成の差

SS7000Ⅲの価格が分かりにくい理由は、UTMとしての“完成形”が1パターンではないからです。具体的には、次の要素で総額が変わります。

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実際の価格感（目安、相場）

なお、サクサUTM公式サイトでは「標準価格」としてSS7000Ⅲの金額を公開しています。

サクサUTMの安全性は？

最後に、サクサ（saxa）UTMの安全性に関する注意点について整理しておきましょう。この点は、過去の記事や口コミを見て不安に感じる方が多いポイントでもあります。

以前のサクサUTMでは、マルウェア検知エンジンとしてロシア製カスペルスキーが採用されていた時期がありました。カスペルスキーは、国際情勢の影響からアメリカをはじめとする一部の国で利用が制限され、日本でも2022年にNTTが取引を終了といった動きがあり、この点を理由にサクサUTMの安全性を懸念する声が挙がっていたのは事実です。

しかし、現在のSS7000Ⅲを含むサクサUTMではカスペルスキーを使用しておりません。現行モデル「SS7000Ⅲ」では、UTM本体のセキュリティエンジン名は公式には明記されていませんが、製品仕様や販売店の説明を見る限り、エンドポイント（PC側）ではESETが採用されている構成が前提となっています。

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サクサUTMが向いている企業/向いていない企業

サクサ（saxa）のUTMは、「何を重視するか」がハッキリしている企業に向いています。特に、次のような条件に当てはまる場合は、検討する価値があります。

一方で、次のような企業には、サクサUTMはあまり向きません。

まとめ

今回は、サクサUTMの評判をお伝えしました。以下、まとめます。

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