ぶらりヨーロッパを訪ねてシリーズ3本目です。前編はこちらです。
>> サムスン製プリンターがヨーロッパを席巻中
>> インクの内容量を書いていない理由を誰か教えてくれ
A3・カラー印刷が大好きな日本人
我々日本人はA3タイプのプリンターや複合機を好む傾向があるように感じます。
「重要なプレゼンでA3資料は必須ですなぁ」
「A3の方がパッと目に飛び込んで来ますやろ?」
そしてカラー印刷も大好きです。
「やっぱり、臨場感がありますわ」
「カラーの方が視覚にバーンと訴えて来ますやろ?」
印刷し放題サービスの問合せでも、A4専用の2~30%くらい値段が高いA3のプリンターを希望する問合せが全体の4割くらいあります。さらに「カラー印刷はいらないのでモノクロだけで良いよ」なんていう問合せは全体の5%も無いと思います。
ヨーロッパではA3プリンターを見つけるのは困難?
ドイツのサターン、ロンドンのライマンなど有名な百貨店を見た限りですが、A3対応のプリンターは全体の10%も無かったと思います。
▼ロンドンの文房具屋Rymanのプリンターラインナップ。ほとんどA4対応
また、スペイン語系の新聞「MERCADO DE DINERO」の4月26日版でプリンターの比較記事を見つけました。コロンビア・ベネズエラでの比較表があるのは、この2つがスペイン語圏内だからですね。
▼スペイン語の新聞でのプリンター比較表
機種ごとの値段に加えて「写真印刷は可能か」「スキャナーは対応しているか」「Wi-Fiに接続出来るか」などを比較しているようです。
ここで比較されている機種は恐らく各国での売れ筋かそれに近いものではないかと考えられるので、掲載されている機種のいくつかをネットで調べてみましたが、A3印刷に対応しているものは見つけられませんでした。モノクロとレーザーは同数なので、傾向としては日本とそれほど違いが無いようです。
カラー印刷はそんなに重要じゃない??
さらに、新聞記事の右端に印刷方式が書かれていますが、全体の1/3の機種がモノクロ対応のプリンターでした。日本だったらモノクロ専用なんてそんなに見かけないので、これにはビックリ。
お釣りが出てこない百貨店のコピー機
さらに、ドイツの百貨店に設置してあった複合機があったので試しに手元にあった地図を印刷してみました。
A4が20円、A3が40円と記載があり、モノクロともカラーとも書いてなかったので「カラー印刷かな」と思って印刷したら、当然と言わんばかりに白黒で出てきました。そしてお釣りが出てこない・・・。ゼロックスの立派そうな複合機なのに。店員の小奇麗なおばちゃんに聞いてみましたが、「お釣りなんて出てくるわけないじゃん」というようなことを言われ、日本人は呆然と立ち尽くすのみでした。
「俺の10円・・・。」
セブンイレブンだとモノクロ1枚10円(A3、A4)、カラー1枚50円(A3、A4)なので、円安とは言え、ちょっと割高な気がしました。日本と比較して印刷ニーズが比較的少ないのかもしれないですね。
■この記事の前編
サムスン製プリンターがヨーロッパを席巻中
インクの内容量を書いていない理由を誰か教えてくれ
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