4馬力の業務用エアコンの性能は?費用やベストな環境も解説!

4馬力の業務用エアコンの性能は?費用やベストな環境も解説!

家庭用エアコンよりも冷房能力が強く、広いスペースまで空調機能を発揮できる業務用エアコン。

オフィスや飲食店などでは欠かせない機材となっています。

ところで、この業務用エアコンのパワーを「馬力」という単位で表すことはご存知でしょうか。

今回は、業務用エアコンの馬力ごとの能力や、強力な4馬力の業務用エアコンが適合するスペースについて解説していきます。

これから業務用エアコンを導入しようと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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業務用エアコン1馬力の冷暖房能力

業務用エアコンで使われる「馬力」とは、エアコンの能力を表す単位として使用されます。

業務用エアコンの1馬力のパワーは2.8kwとして換算されます。

1馬力のだいたいの空調能力は、8畳分のスペースを十分に冷房できる程度の空調能力とされています。

しかしこの数値は冷暖房で統一された数値と考えるため、周囲の環境などほかの要因が加われば当然実際の空調能力は上下します。

たとえば、一般事務所で1.5馬力の業務用エアコンは部屋の広さ約25~28㎡が目安となります。

ところが、同じ1.5馬力の業務用エアコンであっても、飲食店では11~21㎡と部屋の範囲が小さくなります。

部屋が小さくても飲食店のほうが馬力を強くする理由は、エアコンの効き目が悪くなってしまうためです。

このように、馬力は大まかな空調機能の目安と考えるようにしましょう。

また、業務用エアコンの性能は製造会社によっても異なってきますので、会社ごとにエアコンの特徴を考慮すると良いでしょう。

 

【参考記事】業務用エアコンのメーカーごとの比較

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業種や用途から見るベストな馬力

業務用エアコンのベストな馬力を調べるためには、部屋の広さや他の要因を考慮して計算する必要があります。

一般商店、理美容院、飲食店舗、一般事務所を例にして、業務用エアコンの選び方を算出する計算式をご紹介します。

 

必要能力の馬力=部屋の広さ(㎡)×算出基準負荷

 

なお、比較する部屋の広さは60平方メートルとしています。

では、それぞれの場所ごとに見ていきましょう。

 

①一般商店の場合

一般商店の定義としては、日用雑貨や洋服、貴金属などの販売をしている店舗のことを指します。

ただし、冷蔵のショーケースなど生鮮食品を置いている場合は他の要因が入ってくるため、今回は除きます。

一般商店の算出基準負荷冷房時を160 – 180W/㎡とした場合、31~35㎡程度の一般的な広さであれば業務用エアコンは2馬力相当のパワーで事足ります。

62~70㎡程度のある程度の広さとなると、4馬力相当のエアコンのパワーが必要になってきます。

また、一般的な商店であっても、部屋を開けっ放しにするなど、外気が入りやすい場合は基準よりも大きな馬力が必要になることもあるので、その点も考慮すると良いでしょう。

 

②理美容店の場合

理美容院での注意点は、客席の体感温度も考慮する必要があることです。

お客さんは長時間同じ場所に座っているため、エアコンからの風当りに気を遣わなければ不快感を与えてしまうからです。

特に、シャンプーをした後などは、寒さを感じやすくなりますので、配慮が必要です。

算出基準負荷冷房時230 – 290W/㎡として算出した場合、17~22㎡程度で2馬力のエアコンのパワーが必要になります。

やや広めで、開けた理美容店の場合、39~49㎡程度の面積になるものもありますが、これくらいで4馬力の業務用エアコンの導入が丁度良いでしょう。

また、部屋の開け閉めなどが頻繁に行われる場合は、当然これより強い馬力でも丁度良い場合があります。

 

③飲食店の場合

焼肉やお好み焼きなど、お客さんのテーブルで個々に火を使うような場合は、店舗内で調理による熱が充満し、エアコンの空調機能が効きづらくなるため、注意が必要です。

算出基準負荷冷房時は190 – 370W/㎡として算出します。

14~26㎡程度で2馬力の業務用エアコンの導入が必要です。

また、30~59㎡程度で4馬力程度の業務用エアコンの導入が必要です。

飲食店は比較的熱が充満しやすい環境にあるため、環境によっては他の業種よりも馬力が必要なケースが多く、そのため小さな面積でも高い馬力のエアコンがひつようであると算出される傾向にあります。

 

④一般事務所の場合

一般的な事務所はそれほど熱を発していない環境にあるように思えますが、実はコンピューターの熱などを常時発しているため、ある程度業務用エアコンにも馬力が必要になります。

算出基準負荷冷房時は105 – 230W/㎡としています。

22~48㎡程度のオフィスの広さで2馬力程度の業務用エアコンの導入が必要です。

また、49~107㎡程度で4馬力程度の業務用エアコンの導入が必要です。

ご覧のとおり、4馬力になるとかなりの種類のオフィスをカバーできる能力があると考えられます。

 

4馬力の業務用エアコンがベストな環境とは

これまでご紹介したように、4馬力程度の業務用エアコンは、多くの一般的なオフィスをカバーできる空調機能を持っており、使い勝手が良い性能をしていると言えます。

また、4馬力の業務用エアコンであれば20万円前後の相場で購入することができ、一般的な天井吊形のほか、壁掛形、床置型などバリエーションも豊富です。

4馬力程度の業務用エアコンであれば、数十人が従事する小中規模のオフィス、数十人程度が収容できる火をあまり使わない飲食店などに向いていると言えます。

今回ご紹介した算出式なども考慮しながら、ご自分のオフィスに最適な馬力の業務用エアコンを選択しましょう。

 

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まとめ

  • 1馬力は2.8kwとして換算される
  • 必要能力の馬力=部屋の広さ(㎡)×算出基準負荷
  • 4馬力は多くのオフィスの空調をカバーできる
  • 4馬力の業務用エアコンの相場は20万円前後

 

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