業務用エアコンの取り外し 撤去・処分方法と費用について解説!

業務用エアコンの取り外し 撤去・処分方法と費用について解説!

エアコンGメンでは撤去のみのお問い合わせは対応しておりません。(ご導入と同時の撤去のご相談のみ対応しております)

 

業務用エアコンの取り外しや撤去・処分は素人では難しく、何から始めればよいのかわからない方も多いのではないでしょうか。

業務用エアコンは家庭用エアコンよりも複雑な構造のため、エアコンを管理する担当の方はある程度の知識を持っておく必要があります。

そこで今回は、業務用エアコンの撤去方法や費用、処分の仕方などについて詳しく解説していきます。

 

業務用エアコンの撤去費用

業務用エアコンの撤去費用は、設置場所の環境や状況、エアコンの種類によって大きく費用が異なります。

そのため、一律に撤去費用を言うことはできません。

また、業者によってもエアコンの撤去にかかる工程や処分方法、オプションサービスなどにより費用は大きく上下します。

結論としては、業務用エアコンの撤去費用は業者に見積もりをして費用を把握するしか方法がないのです。

見積もりをする際は、複数の業者に見積もりを依頼し、費用の比較検討をすることを忘れないようにしましょう。

 

業務用エアコンの撤去前のチェックポイント

業務用エアコンの撤去には、業者に目的や種類、設置場所などを伝えたり、電源の場所を考慮するなどチェックするべきポイントが複数あります。

以下の4点について、詳しく解説していきます。

 

①撤去の目的を業者に伝える

業務用エアコンの撤去を業者に依頼すると、まずはじめに「撤去の理由」や「撤去の目的」を尋ねられます。

撤去理由や目的は、エアコン本体の処分を目的としたものと、再利用を目的としたものがあるからです。

両者では撤去費用が異なるほか、処分の方法が異なるため、業者はどちらかを知りたいのです。

見積もり段階で業者にどちらかを伝えるようにしましょう。

 

②業務用エアコンの種類を業者に伝える

業務用エアコンの中には、天井カセット形や天吊形、床置形、壁掛形など様々な種類が存在しています。

撤去の際にどのエアコンの種類を使用しているかにより、必要な空調工事が変わってくるため、この情報も業者に伝える必要があります。

こちらも見積もりを依頼する段階で業者に業務用エアコンの種類を伝えるようにしましょう。

 

 

③撤去したい業者用エアコンの場所を伝える

撤去したい業務用エアコンが設置されている場所や環境も、撤去する業者に必要な情報です。

業務用エアコンは家庭用エアコンよりも重いため、設置場所によって人手や用意する機材が異なってきます。

特に、天井に吊るされている場合などは危険を伴う作業となるため、正確に伝える必要があります。

 

④エアコン専用の電源を考慮する

業務用エアコンの専用電源として、「単相」や「三相」というものがあり、業務用エアコンの付近には必ず設置されています。

工場や店舗で業務用エアコンを使用している場合、「三相200V」という電源の種類を使用している場合が多く、単相よりも高い送電効率が得られます。

しかし、その分使用する電力も高い為、電気工事を別途行いブレーカーを別で用意している場合もあるので、その旨専門業者に伝えるようにしましょう。

また、エアコンの電源ブレーカーを別で用意している場合もあります。

多くの方は、普段使用している照明のブレーカーの場所は把握していますが、エアコンのブレーカーがある場所は把握しておらず、業者に確認されるまでわからないこともしばしばです。

担当の方は事前にどこにエアコンのブレーカーが設置されているのか確認しておくようにしてください。

電源を落としていない状態では撤去の作業ができなくなってしまいます。

 

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自分でエアコンを撤去したい場合

自分でエアコンを撤去することは可能でしょうか。

法律上では自分で撤去することを禁じている規定はありませんが、ある程度の労力や知識が必要になります。

室内機、室外機共に決して簡単な構造をしているわけではありません。

自分で業務用エアコンの撤去を行う場合は、以下の点に注意して作業を行いましょう。

 

①ガスの回収を行う

自分で業務用エアコンの撤去作業を行う場合、最も重要な点とも言えるのがこのガス抜き、回収の作業になります。

エアコンのガス抜き作業のことを業界では「ポンプダウン」とも言い、忘れると怪我やエアコン本体の故障の原因となるため、注意が必要です。

ガスの回収は、業務用エアコンを数分間運転させるだけで問題ありません。

ポイントは冷房で回収作業を行うことです。

寒い時期でなかなか電源が入らない場合は、強制運転スイッチがあるので、そのボタンを押して行うようにしましょう。

 

②電源やコンセントを確認

自分で業務用エアコンを撤去する際には、ブレーカーがしっかり落とされているか、電源がコンセントから抜かれているかなどをしっかりと確認することが重要です。

ブレーカーが落とされていないままエアコン本体を撤去しようとすると、故障の原因となります。

また、関電などのリスクもあるため、絶対に忘れないようにしてください。

業務用エアコンの再利用をする際にも、不具合の原因ともなってしまいます。

 

③必要な工具

業務用エアコンの取り外しには様々な道具が必要になってきます。

以下に主な道具を載せておきます。

・ドライバー
・ニッパー
・ペンチ
・六角レンチ
・ガムテープ
・ビニールテープ
・養生テープ
・モンキースパナ
・カッター
・エアコンキャップ
・エアコン配管用のパテ
・軍手

このように、多数の道具を用意しなければならないため、業務用エアコンの撤去は素人ではハードルが高くなりがちです。

また、撤去には業務用エアコン購入時の説明書などを良く見ながら行いましょう。

エアコンの種類によって取り外しや撤去方法は様々だからです。

 

【関連記事】業務用エアコンのメンテナンスについて

【業務用(パッケージ)エアコンの修理費用の相場】症状・原因ごとの料金相場を施工管理士が解説

業務用エアコンの処分方法

業務用エアコンは取り外しを行うことは専門業者に任せることができますが、その後の本体の処分はどのように行えばよいのでしょうか。

業務用エアコンに関しては通常のゴミとして出すことはできません。

リサイクルとして出す必要があるので、自分で取り外しを行った後は以下の手続きを行い、正しい処分をしましょう。

 

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者であれば、営業時間も長く、電話してすぐに対応してくれる業者も多くあるため便利です。

また、不用品回収業者は見積もりも電話で必要な情報を伝えるだけで提示してくれることも多く、電話だけで短時間に複数見積もりを取ることができることもメリットです。

ただし、不用品回収業者の回収は「取り外してあるエアコンに限り無料」などの条件が付されていることも多いため、注意が必要です。

この場合は、当然自分で一度取り外しを行わなければ回収をしてくれません。

また、回収から依頼する場合は費用がかかります。

 

家電量販店に依頼する

家電量販店や小売店でもエアコンの回収をしれくれるところはあります。

きちんとリサイクルを行ってくれるので安心できる部分はありますが、回収費用が2,000~3,000円程度必用となってきますので、予算は確保しておきましょう。

近くに回収業者がなく、遠方からだと出張費用がかかってしまう時などは、家電量販店にお願いしたほうが安く済みます。

ご自分の周囲のお店を確認しながら最適な手段を選びましょう。

 

売却も検討しよう

業務用エアコンは国が耐用年数などを定めているため、その年数を超えた場合、基本的にジャンク品としてしか売却はできません。

しかし、それほど年数が経っていない場合は、売却ができる場合もあります。

売却は状態によってはかなりの利益が出るため、年式などを確認し相場を見ておくと良いでしょう。

特に、最近ではネットオークションなどで業務用エアコンが出品されているケースも多くなっています。

その場合は、郵送費なども考慮しておく必要があります。

 

【関連記事】業務用エアコンの耐用年数

業務用エアコンの法定耐用年数は何年?6年・13年・15年で減価償却費にも関わる

 

まとめ

  • 業務用エアコンの撤去費用は環境や業者によってまちまち
  • 業務用エアコンの回収時は業者に目的を伝える
  • 自分で撤去する場合はガス抜きなどに注意
  • 業務用エアコンの処分は業者や売却などを検討しよう

エアコンGメンでは撤去のみのお問い合わせは対応しておりません。(ご導入と同時の撤去のご相談のみ対応しております)

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