複合機・コピー機のサブスクリプションモデル登場でユーザはどうなる?←どうもならん

複合機・コピー機のサブスクリプションモデル登場でユーザはどうなる?←どうもならん

サブスクリプションモデルとは?

出ましたよ、横文字の商売用語。こういう言葉を好む人間と紅茶の種類に詳しい人間には近づかんように決めとるんやけど、そこの最先端のビジネスマンを気取る兄ちゃん。サブ・・・これ何やのん?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

定額制サービスのことです。元々は雑誌の定期購読を指して使われていたビジネス用語と言われており、一定額を支払うことでサービスを利用出来る形態のことです。
その饒舌な感じ、鼻につくなぁ。説明してる間ずぅっと、ものすごいええ顔してたで。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

そんな言い方しないでくださいよ!

ベテランGメン園川

例えば携帯電話でのネット通信費用をイメージして頂くとわかりやすいと思います。かつてはインターネットを利用した分だけ課金されていましたが、現在ではどれだけ接続しても月額4,000円などと定額でのサービス提供がメインになっています。

 

複合機コピー機のサブスクリプション

 

ベテランGメン園川

定額制になったことで出費の予定が立てやすくなり、使用量をいちいち気にする必要がなくなりました。

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サブスクリプションモデルのメリット

①将来の出費が安定し、予測しやすい
②使用量を気にせず利用出来る

 

①将来の出費が安定し、予測しやすい、というメリットには「解約時のリスクが少ない」こともセットになっています。もし解約時に多額の支払いが発生することになると、将来の出費が安定しないため、サブスクリプションモデルのメリットを享受できているとは言えません。

解約手数料がでっかいサービスは「見せかけサブスクリプション」「サブスクモドキ」と言うてもええな!

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

「サブスク」なんて略しちゃって、すっかりこっちの世界に馴染んできましたね!
歩み寄ってやったまでや。

新人Gメン及川

 

 

複合機のサブスクリプションモデルとは

ほんで、サブスクリプションモデルは複合機業界にも忍び寄って来てるんか?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

忍び寄っているどころか、すでに定額制のコピーサービスが提供されています。

ベテランGメン園川

「複合機のサブスクリプションモデル」という言葉を使った時に、現時点で差される内容は2つです。

 

①複合機を定額で利用できる
②複合機以外の商品・サービスとの連携

 

ベテランGメン園川

一つずつご説明しましょう。

 

 

複合機のサブスク①:複合機を定額で利用できる

複合機は本体を一括で購入し、トナーと修理保守は印刷枚数に応じてカウンター料金として支払うのが一般的です。

 

しかし、サブスクリプションモデルを導入しているエプソンスマートチャージキャノンの定額制サービスでは、月額料金さえ支払えば本体を利用出来、インク・修理のサービスは定額費用を支払えば付与されるモデルです。印刷枚数には上限が設定されていますが、大量に印刷しない限りは月額の出費が予測できます。

複合機の導入って初期費用も毎月のコストも馬鹿にならんし、定額やったらええやんか。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

・・・と、思ってしまうのですが実はここには大きな落とし穴があるんです。

ベテランGメン園川

サブスクリプションモデルは「解約時のリスクが小さいこと」が大きなメリットになるとお話しました。
初期費用が少ない変わりに解約するときにようけ払うんやったら、意味ないもんな。てことは、エプソンとキャノンのサブスクは、解約時にがっぽりいかれるってこと?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

お察しのとおりです。どちらも解約時に5年分の月額料金の90%(!)を支払うことになっています。
そしたら後で払うか先に払うかの違いだけやんか!

新人Gメン及川

初期費用を分割したいだけなら、リース契約したらええだけやもんな。

新人Gメン及川

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複合機のサブスク②:複合機以外のサービスとの連携

ややこしい横文字をふりかざしといて、こんだけの話かいな。しょうもなすぎてがっかりやで。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

いいえ、まだがっかりするのは早いですよ。さらにがっかりする話があるのでご紹介します。
怖いもん見たさで、逆に興味あるわ。

新人Gメン及川

 

本来、サブスクリプションモデルとは何の関係もありませんが、複合機業界でこの言葉を使う場合に「複合機とその他サービスとの連携」も含めて指す場合もあります。

例えばコニカミノルタが提唱しているワークプレイスハブ。複合機を社内サーバーにして、ついでにクラウドサービスやAIも付けよう、というサービスですが、これもやがてサブスクリプションモデルとして提供されると思われます。

複合機にサーバーとAIて、何やそれ?都内のベンチャーサークルに通うアホ大学の中谷悟でも恥ずかしくて口に出来んようなアイディアやな。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

老舗の上場企業が大真面目に語っている戦略論ですよ・・・。

 

 

リコーが提案するサブスクモデル(涙)

さらにリコーも、複合機と会計ソフトなどのクラウドサービスを連携し、それらを月額料金で使ってもらうことで「中小企業に食い込む」という戦略を発表しています。

これもコニカと一緒やん。想像以上のがっかりやで。複合機と会計システムが連携?こんなもん誰が使うねん?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

会計ソフトと複合機が連動することで、喜ぶ会社もたまにはいるのではないでしょうか・・・。そもそも、誰が使うかというよりも株主に対して「リコーはまだまだ行けますよ」という気合を見せつけるための法螺貝みたいなものでは無いでしょうか。
実際は中身のない、トイレで言うたら「乙姫」の法螺貝やな。

新人Gメン及川

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サブスク登場でどうなる?←どうもなりません

ベテランGメン園川

要するに、サブスクモデルが複合機業界訪れたとしても何も変化はありません。市場価格は徐々に下がり、業界はしぼんでいくことになるでしょう。

ベテランGメン園川

一方、サブスクリプションという言葉が流行する前から定額制でコピー機をレンタルしている会社もあるんです。
そやけど、解約金が高いとかそういう落とし穴が隠れてるんやろ?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

いいえ、縛り期間が存在せず解約時の手数料も無いレンタルコピー機のサービスがあります。

ベテランGメン園川

月額料金でプリンターをレンタルし、インクと修理保証は月額料金で利用出来る仕組みで、全国に対応しています。とはいえ業務用の大型複合機ではなく、家庭用のプリンターをレンタルするサービスですが。

 

https://www.copyki-gmen.com/rentalprinter/what/

 

ベテランGメン園川

レンタルプリンターを提供している会社の中で、スリホのように2年縛りを設けている会社もありますが、ウルトラプリントは縛り期間が1ヶ月です。
いつでも解約出来るなら、それこそサブスクリプションのメリットやがな。

新人Gメン及川

そやけど家庭用のインクジェットプリンターか。それでもええけど、画質とか故障を気にする人は大型の業務用複合機がええんちゃう?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

その場合はZEROコピというレンタルサービスがおすすめですね。大型複合機なので1年間の縛り期間があることと、首都圏限定でのサービスであることは注意点ですが、一定の印刷枚数までは定額で利用ができます。

【複合機レンタルZEROコピの評判は?】リース審査不要の定額制なので設立直後におすすめ!でも対応地域には注意

 

一都三県だけかいな。もうちょっと広いエリアでやってるとこは無いの?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

他にも、大阪や福岡など主要都市に対応しているコピーキ革命のレンタルサービスが存在していたのですが、問合せへの返答がないので終了しているのかもしれません。従って、現時点でおすすめ出来る大型複合機のレンタルは残念ながらZEROコピのみとなります。

 

 

まとめ

ほなこのページをまとめてみるで!

新人Gメン及川

 

①複合機のサブスクモデルとは、月額で利用出来るサービスを指す
②さらにクラウド・AIとの連携を指す場合もある
③コピー機のサブスクモデルなら、ウルトラプリントとZEROコピがおすすめ

 

 

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