【キヤノンビジネスインクジェット】月額定額制市場に参入!価格やデメリットは?

【キヤノンビジネスインクジェット】月額定額制市場に参入!価格やデメリットは?

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キャノンが業務用のインクジェット複合機を発売したんやて?!

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

ニュース性を強調するために驚いて頂いたのに恐縮ですが、これまでもキャノンはビジネスインクジェットを販売しています。
何や、びっくりし損やで。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

但し、これまで販売してきたビジネスインクジェットは下記のような卓上サイズのものばかりで、今回のような本格的な業務用複合機と呼べるものは初めてですね。

 

本格的言われてもわからんがな、これまでとどう違うねんな。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

特徴はインクジェットでありながら業務用に耐える印刷速度と、月額定額制の料金体系を選択出来る点です。まずは基本情報からご説明します。

 

キャノンWG7350F/WG7350FM

 

キャノンビジネスインクジェットの基本情報

キャノンは2018年12月下旬にビジネスインクジェットのWG7350F/WG7350FMを発売することを発表しました。家庭用のインクジェットプリンターと異なる大型サイズのため給紙の容量が多く、印刷速度はA4で最速80枚/分の高速印刷と、ADF(自動原稿送り装置)搭載によるA4最速65ページ/分の高速スキャンが可能です。

 

メーカー キャノン
方式 インクジェット
発売 2018年12月
用紙サイズ A5,A4,A3,B5,B4,はがき,,封筒,写真用紙
パネル 5型カラー液晶
解像度 1,200dpi、256階調対応
印刷速度(A4・普通紙) 最速80枚/分
スキャン(A4・普通紙) 最速65ページ/分
サイズ 560×590×880mm(幅×奥行き×高さ)
重量 約82.1kg

 

インクジェットプリンターでは、印刷する面積が大きいもの(写真など)の場合、物理的にインクヘッドを動かす幅が大きくなり、印刷に時間がかかる場合があります。印刷速度にこだわる場合は実機にて確認をおすすめします。

 

 

初期費用・ランニング価格は?

購入形態は、一括買い取りと月額定額制の2パターンに分かれています。

製品名 希望小売価格(税別)
WG7350F(買取り) オープン価格
WG7350FM(月額定額) 月額1万3,000円~

 

WG7350Fは買い取り方式で、定価は60万円程度という情報が出ています。WG7350FMは月額料金13,000円~となっており、この月額定額料金を支払えば本体のレンタルと、月3,200枚まで(モノクロは2,240枚、カラーは960枚分、両面・A3印刷は2カウント)の印刷が可能で、保守サービスもセットになっています。

また、このカウントを越えた場合にもモノクロが1カウントあたり1.5円、カラーは5円で済むため、現在モノクロ1円/1枚、カラー10円/枚と言われている通常のレーザー複合機よりも安いランニングコストで運用できます。

一般的な業務用複合機の買い取り・リース契約の場合、本体価格は京セラやシャープの最安値でも50万円か60万円程度なので、キャノンビジネスインクジェットの60万円というのは良心的な価格と言えるでしょう。

【京セラとシャープ複合機ならどっち?】格安コピー機2社を安さや耐久性で比較

 

 

エプソンスマートチャージとの比較

ベテランGメン園川

先行して同様のサービスを展開しているエプソンスマートチャージと比較してみましょう。

 

キャノンビジネス
インクジェット
項目 エプソン
スマートチャージ
2パターン プラン数 10パターン
A3機のみ 用紙サイズ A4機とA3機の2つ
複合機(FAX・スキャン付き)のみ 機能 複合機タイプとプリンター(プリントのみ)タイプ
13,000円~ 月額料金 6,000円~72,000円

※価格は税別

 

エプソンスマートチャージはA4プリンターからA3複合機まで10プランを用意しているため、ユーザの使い方に柔軟に対応出来るメリットがあります。さらに近い機種で2つのメーカーを比較してみます。

 

キャノンビジネス
インクジェット
項目 エプソン
スマートチャージ
WG7350FM 機種名 PX-M7070FX
A3複合機 用紙サイズ A3複合機
13,000円 月額料金 13,000円
50枚/分 印刷速度(カラー) 24枚/分
モノクロ2,240枚
カラー960枚
料金内での印刷可能枚数 モノクロ2,400枚
カラー720枚
モノクロ1.5円
カラー5円
超過従量料金(/枚) モノクロ1.5円
カラー5円

※価格は税別

印刷速度でキャノンがEPSONを大きく上回っていますが、それ以外はほぼ横並びです。

 

こんだけ似とったらどっち選ぶか迷うなぁ。ベテランの兄ちゃんなら、やっぱり印刷速度が早いキャノンにしはるん?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

確かに印刷速度の早さは魅力ですが、私ならEPSONを選びますね。
何でや!EPSONの方が優れてる点でもあったか?!

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

スペック的にはどちらも同等ですが、コピー機は「発売後1年は待て」が鉄則です。なぜなら発売直後に思わぬトラブルが起きる可能性が高いことは販売側なら誰もが知るところであり、私なら今すぐ買うならEPSONにします。

ベテランGメン園川

1年も経過すればキャノンのエラーも解消されているでしょうし、ネットに評判の良し悪しも出てくる頃でしょう。また、EPSONの方が機種タイプが豊富で選択肢が多いのもポイントです。

 

キャノンビジネスインクジェットのデメリットは?

印刷速度が結構早くて料金も安い。キャノンビジネスインクジェットの悪いとこって何かあるん?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

ありません。
人が聞いたってんのに5文字で終わらすな!早よ帰りたいんか。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

いえ、現時点でわかる範囲では本当に無いんです。インクジェットと言えばレーザーと比べて以下のような2点のデメリットがあると言われています。
インクジェットのデメリットは?
①印刷速度が遅い
②インクの補充回数が多い

ベテランGメン園川

今回、キャノンビジネスインクジェットではFINELINEヘッドという特殊なヘッドを搭載することによりインクジェットならではの印刷速度の遅さを解消しています。さらにインクタンクも大容量になっているため、交換の回数を少なくすることにも成功しています。
ちゃんと理由があったんかいな!先に言うてぇや。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

以前は「先に結論を言え」と怒られた気がしますが。従って、インクジェット独自のデメリットはほとんど存在せず、さらにインクジェットのメリットである省エネ性能や画質の美しさも活かせる仕様になっています。
ほならビジネスインクジェットで決まりや。買いましょう。10台くらい買いましょうよ。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

ところが、注意すべきポイントもあります。
またかいな!えらい混ぜっ返しよるなぁ。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

通常の複合機のリース期間と比べれば5年の縛り期間というのは気になりませんが、格安系レンタルプリンターと比較すると長いと感じてしまいます。

 

【定額制レンタルプリンターとは?】月15,000円程度でカラー印刷し放題!インク追加や修理は無料

確かに、レンタルプリンターの契約期間でも書かせてもろたけど格安系レンタルの場合、縛り期間は1ヶ月~1年程度で設定してる会社が多いもんなぁ。

新人Gメン及川

キャノンビジネスインクジェットでは解約時の違約金がまだ明記されていませんが、EPSONと同じラインに設定すると仮定すると、残り期間の月額料金の90%を支払うことになります。例えば格安系のウルトラプリントとキャノンがビジネスインクジェットを契約後1年後に解約するとすると、それぞれの違約金は

ウルトラプリントの違約金:0円

キャノンビジネスインクジェットの違約金:13,000円×48ヶ月×0.9=561,600円(税別)

となり、キャノンビジネスインクジェットやエプソンスマートチャージでは大きな解約リスクをはらんでいることがわかります。

事業環境や印刷環境の変化が大きい開業直後や中小企業は格安系のレンタルプリンターがおすすめです。

 

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