複合機のADFとは?
ADFとは「Auto Document Feeder」の略語で、プリンターや複合機に設置されている自動原稿送り装置 のことで、印刷・スキャナ-読み込み・FAXなどの際に自動的に原稿を読み込んでくれる、とても便利な装置です。
ADFは複合機のガラス面の上のカバーと一体化しており、最近の複合機には標準装備されていることが多いので、目にされている方も多いかと思います。
▼ADF(自動原稿送り装置)がスキャンする動画
ADFの使用方法
使用方法は簡単。
ADFに原稿をセットして、原稿ガイドを原稿サイズに合わせてスライドした後、スタートボタンを押すと自動的にセットされた原稿を読み込んでくれます。
ガラス面で印刷する場合は、原稿を1枚ずつセットしてスタートボタンを押す作業が繰り返し発生しますが、ADFを使うと大量の原稿をボタン1つで読み込んでくれるので業務効率もUPします。
ADFで両面コピーを簡単・きれいに!
両面コピーは操作パネルで「両面コピー」を選択し、あらかじめ「長辺or短辺を閉じる」や「片面原稿→両面原稿」など必要事項を設定しておくと、ADFに原稿をセットしてスタートボタンを押すだけで希望どおりの両面コピーが完成します。
ガラス面を使用して両面コピーをした時に、印刷位置がずれたりセット方向を間違えたりと、ミスコピーに苦労した方も多いと思います。ADFを使用すると操作パネルでの設定と、原稿ガイドをきっちり原稿にセットしておくことで、簡単できれいに両面コピーが仕上がります。
2種類のADF(自動両面&片面ずつ)
ADFには「両面原稿自動反転」と「両面同時読み取り」の2種類があります。
「両面自動反転ADF」は、スタートボタンを押すと、片面の原稿を読み込んだ後、装置の中で自動的に原稿を反転させてもう一方の面を読み込み、排出します。
「両面同時読み取りADF」はスタートボタンを押すと、原稿を引き込んだ時に同時に両面を読んでそのまま排出します。ページ上の動画はこの「両面同時読み取りADF」で、「ワンパス」とも呼ばれます。
複合機に標準装備されているADFは「両面原稿自動反転」のものが一般的ですが、機種によっては「両面自動読み取り」を選択できるものもあるので、両面印刷の使用が多くて時間を削減したい方は後者を選択すると便利なので、新規導入を検討する時にはチェックしてみましょう。
まとめ
ADF機能は大量コピーや、FAX・スキャナー・両面コピーなどを効率的に作業できるとても便利な機能です。ADFはオプション装備の機種もありますので、複合機を導入するときには、必要に応じてADF機能が標準装備されているかを確認しましょう!
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