【コピー機・複合機の解像度とは?】解像度と階調の違い

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コピー機・複合機の解像度とは?

 

複合機の解像度

出典:リコー

 

コピー機・複合機のカタログや公式サイトのスペック情報に「解像度」という数値が記載されています。解像度とは印刷のきめ細かさを表す数値で、1インチ=約2.54cmの間に、幾つの点が並んでいるのかを『dpi=dot per inch』 で示したものです。

解像度は、コピー機・複合機の他にもテレビやカメラなどデジタルで表現されるものに存在しますが、コピー機・複合機ではどのような意味合いがあるのでしょうか?

今回は、コピー機を購入する際にどのような基準で判断すれば良いか?をお伝えしていきます。

 

元コピー機メーカーの技術職 著者紹介

大手事務機メーカーのコピー機部門で、生産技術職として約8年の勤務経験があります。開発と生産現場の間で働いていたので、機能について幅広い知識を持ち、部品や本体の量産性を確保させる役回りを担っていました。

今回は解像度について、技術的な観点で述べていきたいと思います。参考になる点があれば幸いです。

 

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読み取り解像度と書き込み解像度

コピー機・複合機のスペックにある解像度は、以下の2種類が存在します。

 

  • 読み取り解像度
  • 書き込み解像度

 

「読み取り解像度」も「書き込み解像度」も、それぞれ用紙の進行方向に対して、垂直な方向の主走査と平行な方向の副走査に分かれて表記されています。

 

(例)読み取り解像度 600×600dpi / 書き込み解像度 2400×2400dpi

 

読み取り解像度

「読み取り解像度」とは、画像や文書をスキャンする時に、どれだけ細かく読み込むか?を表します。

スキャン時はスキャナーと呼ばれる光学ユニットによって、原稿に光を当て、反射光を投影しながら副走査方向に移動することで読み取りを行っています。

つまり、「読み取り解像度」は、主走査方向ではスキャナーの性能に寄与し、副走査方向ではスキャナーを動作させる精度に寄与していることになります。

 

書き込み解像度

一方の「書き込み解像度」は、スキャンしたデータを感光体ドラム上へ書き込む際の細かさを表します。

読み込んだ画像や文字のデータは、レーザー光に変換され、静電気を帯びた感光体ドラムに照射することによって、トナーを用紙へ運ぶことができるようになります。

それを行うのはレーザーユニットと呼ばれるもので、常に主走査方向に1ラインの光を照射しており、感光体ドラムが回転することで、副走査方向へレーザーが照射されます。

 

 

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諧調とは?

 

 

もう1つ、印刷品質を決める要素に「諧調」があります。これは色や明るさの濃淡の段階を表し、グラデーション(gradation)とも言います。階調の数字が大きいほど、色や明るさの変化をなめらかで、自然に近く、再現性の高い印刷ができます。

 

フルカラー機は256階調

現在のフルカラー機は、ほとんどが256階調です。

これは光の三原色R・G・B(赤・緑・青)おいて、1つの色について階調の値を示したもので、256階調の場合は、3乗した約1677万色の表現が可能です。

階調は、感光体ドラムへ書き込むレーザーの能力で決まりますが、それを正確に再現できるか?は感光体ドラムへの現像性やドラムから用紙あるいは転写ベルトへの転写性などの機械性能が影響してきます。

印刷やトナー交換を繰り返していくうちに再現力は低下してきますが、本体上のメニューで階調補正を行うことで印刷品質が向上することもあります。

 

モノクロとグレースケールの違い

白黒印刷で色を選択する時に、モノクロとグレースケールの項目があります。どちらも白黒の画像であることに変わりはありませんが、階調による画像の表現が大きく違ってきます。

モノクロの場合、白と黒の2階調のみでハッキリとした画像表現となります。一方、グレースケールでは黒から白までを256階調で滑らかに表現することができます。

 

<グレースケールのイメージ>

グレースケール

 

 

このように、グレースケールでは白黒の画像でも、濃淡の違いを明確に出すことができます。ただし、単調な図形やグラフ、文字などはモノクロとグレースケールで違いは分からず、あくまでも写真などを白黒で印刷する場合などに表現力が高めるために用いられます。

 

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解像度と階調の選び方

ここまで、解像度と階調についてお伝えしてきました。

では、実際にコピー機・複合機を選ぶ際に、解像度と階調について、どれだけ気にした方が良いのでしょうか?

結論から言うと、一般のオフィスで利用する場合、解像度と階調の数値は特に気にする必要はありません。

古い機種を除けば、ほとんどのメーカーで解像度や諧調の数値は横並びで、印刷品質に与える影響は解像度や階調の数値よりも本体の機械的性能で差が付くからです。

一例を挙げると、コピー機Gメンが業務用コピー機・複合機を利用している企業へ行ったアンケートでは「メーカーごとの画像の美しさ評価」の項目で、このような結果が出ました。

 

画質の良さ満足度メーカー比較

 

結果を踏まえるとゼロックスとコニカミノルタの評価が高く、京セラと東芝の評価が低いですが、主力モデルの解像度の差は大きくなく、階調の数値に至っては同じです。

 

メーカー 機種:一例 読み取り解像度:コピー 書き込み解像度:コピー 階調
ゼロックス DocuCentre-VI C3371 600dpi×600dpi 1,200dpi×2,400dpi 256階調
コニカミノルタ bizhub C360 i 600dpi×600dpi 1,800dpi 相当×600dpi 256階調
京セラ TASKalfa 3253ci 600dpi×600dpi 4,800dpi相当×1,200dpi 256階調
東芝 e-STUDIO3515AC 600dpi×600dpi 600dpi×600dpi 256階調

 

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【画質が良い・発色が美しい複合機メーカーはどこ?】ゼロックスが貫禄勝ち、コニカ・キヤノン製コピー機も大健闘

 

解像度や階調の数値に差があまりない一方で、複合機各社の関係者が揃った座談会色調調整の専門家による評価では、ゼロックスの品質が高く評価されるなど、専門的な視点でもゼロックスの美しさには定評があります。

このような結果が出たのは、解像度や階調などスペックで確認できる数値ではなく、数字では表現しにくい機械的な性能によるものです。

 

 

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解像度の選び方

「読み取り解像度」については、ほとんどのメーカーの製品で「600dpi×600dpi」の仕様となっています。

そもそも、300dpiを超えると人間の目ではほとんど違いが分からないため、十分キレイに表現されます。また、それ以上、解像度を高くしてしまうと、読み込みや印刷に時間が掛かり過ぎてしまうため、どのメーカーも「600dpi」に落ち着いているのでしょう。

「書き込み解像度」については、「読み取り解像度」と同様の「600dpi×600dpi」の製品が多いですが、最近では「2400dpi×2400dpi」や「1200dpi×4800dpi」など高解像度の機種が増えています。

もちろん、解像度の高い製品の方が印刷の表現はきめ細かくなりますが、デザイン事務所や広告関連企業以外の一般的な企業であれば、それほど差は感じないでしょう。

ただし、写真の拡大印刷などを頻繁に行う場合は、高い解像度の製品をおすすめします。

 

階調の選び方

階調については、近年のフルカラー機であれば、全て256階調なので、カタログスペック上の数値を比較する必要はありません。

 

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まとめ

今回は、解像度と階調について説明しました。

一般的なオフィスユーザーであれば、そこまで気にしなくて良い数値ですが、デザイン系や広告系の会社など、画質にこだわりたいなら、チェックをした方が良いでしょう。

 

  • 解像度とは印刷のきめ細かさ
  • 解像度には読み取り解像度と書き込み解像度がある
  • 階調は印刷の表現力を表す
  • 解像度と階調の数値は現在の複合機ではほとんど差がなく、そこまで気にしなくて良い

 

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