両面同時読み取りADF(1パス両面ADF)とは
複合機で複数の原稿を読み込む時に便利なADF。
複合機のガラス面の上のカバーと一体化しており、最近の複合機には標準装備されていることが多いため、特に意識せずに利用している方も多いのではないでしょうか?
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複数の原稿を印刷したりスキャンしたりするときにガラス面を使用すると、1枚ずつセットしてはスタートボタンを押すという作業の繰り返しになりますが、ADFを使うと複数の原稿をまとめてセットしてスタートボタンを押すだけでOKという、とても便利な装置です。
ADFには2種類あり、一般的に標準装備されているものは「両面原稿自動反転ADF」で、両面原稿を読み込む時には、片面を一度読み込んだ後、装置の中で自動的に原稿を反転させてもう一方の原稿を読み込み排出します。
今回ご紹介したいのは、もう1種類のADFで、「両面同時読み取りADF」(1パス両面ADF)です。
1パス両面ADFは原稿を反転させず、1度に両面の原稿を読み込むため、両面原稿自動反転ADFより短時間で原稿を読み込むことができます。
↓1パス両面ADFの仕組み
両面同時読み取りADFのメリット
- 両面原稿のコピーやスキャナー読み込み作業の効率UPが期待できる。
- 1度に両面の原稿を読み込むため、原稿を傷つけるリスクが低い。
両面原稿のコピーやスキャンをすることが多い事業所では、両面同時読み取りADFを採用することで業務効率UPが期待でき、紙詰まりなどで原稿を傷つけるリスクも軽減できます。
複合機を導入する時には、両面同時読み取りADFも選択肢の1つに入れてみてはいかがでしょうか?
オプション価格
出典:リコー公式HP
メーカー | 型式 | 標準価格(税別) | 読み取り速度(スキャナー) |
---|---|---|---|
リコー |
ドキュメントフィーダー DF3120 |
350,000円 |
片面120ページ/分 両面240ページ/分 (モノクロ・カラー A4ヨコ 200dpi) |
富士ゼロックス |
自動両面原稿送り装置 B1-PC |
350,000円 |
片面80ページ/分 両面154ページ/分 (モノクロ・カラー A4ヨコ 200dpi) |
★機種により両面同時読み取りADFに対応できない場合があります。
標準搭載されている複合機の例
・富士ゼロックス
※出典:富士ゼロックス公式HP
商品名 | 標準価格(税別) |
プリント速度 (カラー・モノクロ) |
自動両面原稿送り装置B1-PC |
自動両面原稿送り装置C2-PC |
ApeosPort-VII C2273 PFS | 2,350,000円~ | 25枚/分 | 〇 | – |
ApeosPort-VII C3373 PFS | 2,630,000円~ | 35枚/分 | 〇 | – |
ApeosPort-VII C3373 PFS-2TS | 2,510,000円~ | 35枚/分 | 〇 | – |
ApeosPort-VII C4473 PFS | 2,980,000円~ | 45枚/分 | 〇 | – |
ApeosPort-VII C5573 PFS | 3,330,000円~ | 55枚/分 | 〇 | – |
ApeosPort-VII C5573 PFS-2TS | 3,210,000円~ | 55枚/分 | 〇 | – |
ApeosPort-VII C6673 PFS | 4,400,000円~ | 65枚/分 | – | 〇 |
ApeosPort-VII C7773 PFS | 4,640,000円~ | 70枚/分 | – | 〇 |
〇:標準装備 -:対応なし
自動両面原稿送り装置BC-P1
➡片面80ページ/分 両面154ページ/分(A4ヨコ・200dpi・モノクロ・カラー共)
自動両面原稿送り装置C2-PC
➡片面135ページ/分 両面270ページ/分(A4ヨコ・200dpi・モノクロ・カラー共)
・キャノン
※出典:キャノン公式HP
名称 |
標準価格 (税別) |
連続出力速度 (カラー・モノクロ) |
ADF機能 |
iR-ADV C5535F III | 1,900,000円 | 35枚/分 | 両面同時読み取り |
iR-ADV C5540F III | 2,100,000円 | 40枚/分 | |
iR-ADV C5550F III | 2,500,000円 | 50枚/分 | |
iR-ADV C5560F III | 2,700,000円 | 60枚/分 |