【PC-FAX・ダイレクトファックスのメリットと使い方】パソコンから直接FAX送信でコスト削減・作業効率UP

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PC-FAX(ダイレクトファックス)とは

PC-FAXは、パソコンで作成したデータを印刷することなく、データを印刷する時と同様の操作で複合機を通じてそのままFAX送信できる機能です。

インターネットFAXとは異なり、データの通信には通常のFAX同様、電話回線を使用します。

 

出典:シャープ公式HPより

※富士ゼロックスでは「ダイレクトファックス」と言います。

 

PC-FAX機能を使用するためには、パソコンにメーカー公式HPまたは複合機付属のCDからPC-FAXドライバーをインストールしておく必要があります。

 

またアドレス帳を登録すればメール送信と同様な操作で送信でき、FAX送付状も予め登録されたフォーマットから選択し添付することができます。

 

 

PC-FAXのメリット

  • 印刷する手間が削減できる。
  • 印刷しないので、手軽に原稿修正ができる。
  • コピー用紙・トナーが削減できる。
  • パソコンから直接送信するため、細かな文字などをきれいに送ることができる。

 

パソコン書類をプリントせずにFAX送信したい。出典:シャープ公式HPより

 

PC-FAXの操作方法

今回はPC-FAXの送信方法、送信履歴の確認方法について、シャープ機を例として説明します。

FAXを送信する

(以下、シャープ公式HPから引用)

1. PC-Faxドライバーを選択する

 ① PC-Fax送信したい文書を開き、「ファイル」メニューから「印刷」をクリックしてください。

   文書の例)Word2013

   

 

 ②印刷画面が表示されますので、プリンター一覧からPC-Faxドライバーをクリックしてください。

   PC-Faxドライバーの例)SHARP MX-2650FN FAX

   

 

 ③ PC-Faxドライバーを選択しましたら、[印刷]をクリックしてください。

    

 

2.相手先を選択する

◆宛先を直接入力する場合

①「相手先の選択」画面が表示されますので、[直接入力]タブをクリック後、相手先の名前とFax番号を入力して[追加(A)]をクリックしてください。

  入力例)名前:あおしば商事 fax番号:0323456789

  

  ※ 複数の相手先にFAXを送信したい場合は上記手順を繰り返してください。
  ※ 相手先を間違って入力した場合は、削除したい相手先を選択して「削除(E)」を押してください。

 

② 相手先を確認後、[次へ(N)]をクリックしてください。

  

 

◆電話帳から選択する場合 

   ➡電話帳から相手先を選択する場合は、あらかじめ、電話帳に相手先を登録しておく必要があります。 

①「相手先の選択」画面が表示されますので、[電話帳から選択]タブをクリック後、電話帳から相手先を選択して、[追加(A)]をクリックしてください。

  選択例)電話帳:お得意様 相手先:あおしば電気

  

 ※ 複数の相手先にFAXを送信したい場合は上記手順を繰り返してください。
 ※ 相手先を間違って入力した場合は、削除したい相手先を選択して「削除(E)」をクリックしてください。

 

② 相手先を確認後、[次へ(N)]をクリックしてください。

  

ポイント
入力した番号や相手先名に間違いがないかをしっかり確認して次へ進みましょう。

 

3.送付状の選択をする

①「送付状の選択」画面が表示されますので、FAX送付状を添付しない場合は、そのまま「次へ(N)]をクリックしてください。

 

※ 送付状を添付してFAX送信する場合は「送付状を追加する(A)」にチェックを入れて、使用する送付状をリストから選択します。

 

4.ジョブの設定をする

①「ジョブの設定」画面が表示されますので、複合機本体でユーザー管理をしていない場合は、そのまま「次へ(N)]をクリックしてください。

 

※ 複合機本体でユーザー管理設定をしている場合は、ユーザー認証の「ログイン名(L)」、または「ユーザー番号(S)」にチェックを入れて複合機側に登録されているログイン名/パスワード、またはユーザー番号を入力して下さい。

 

5.ファックスを相手先に送付する

①「プレビュー」画面が表示されますので、送付するファクスの内容を確認後、[完了]をクリックしてください。

 

これで、複合機に画像が転送されてPC-Fax送信が開始されます。

 

■複合機のアドレス帳を使用する場合■

1.電話帳を作成する

 

①「コントロールパネル」から[デバイスとプリンター]をクリックしてください。

 

②「デバイスとプリンター」画面が表示されますので、PC-Faxを選択後、右クリックして[プリンターのプロパティ(P)]をクリックしてください。

 

③「PC-Faxのプロパティ」画面が表示されますので、[基本設定(E)…]をクリックしてください。

 

④「PC-Faxの印刷設定」画面が表示されますので、[電話帳(B)…]をクリックしてください。

 

⑤「電話帳」画面が表示されますので、[新規作成(N)]をクリックしてください。

※ 電話帳が作成されている場合は、一覧から電話帳(例:お得意様)を選択して、[OK]をクリックしてください。

 

⑥「電話帳の新規作成」画面が表示されますので、「電話帳の名前(P)」に電話帳の名前を入力して、[OK]をクリックしてください。

名前の入力例)お得意様

 

⑦「電話帳」画面にもどりますので、一覧から作成した電話帳を選択して[OK]をクリックしてください。

 

 

2.電話帳に複合機のアドレスを取り込む

①「電話帳エディタ」画面が表示されますので、「メニューバー」の「ファイル(F)」から[アドレス帳の取得(A)…]をクリックしてください。

②「アドレス帳の取得」画面が表示されますので、ご使用の複合機のIPアドレスを設定し、[OK]をクリックしてください。

IPアドレスの入力例)192.168.11.10

③「アドレス帳の取得」ができましたら、一覧にFax番号が登録されていることを確認して、「ファイル(F)」メニューから[終了(X)]をクリックしてください。

 

④「印刷設定」画面にもどりますので、[OK]をクリックしてください。

これで、PC-Faxの電話帳に複合機のアドレス帳を取り込むことができました。

 

 

送信履歴を確認する

PC-Faxの送信履歴は、PC-Faxドライバーの機能であるログビューアを表示して確認することができます。
ログビューアでは、パソコンからファクス送信した日時や相手先Fax番号、ステータス等を見ることができるため、送信後でもその内容を知ることができます。

1. スタートボタンをクリックし、メニューから「SHARP MX, MX-C, MX-M シリーズ PC-Faxドライバー」フォルダ内の[ログビューア]をクリックします。


ファクス送信時にログビュ-アを確認する設定

プレビュー画面で「ログビューアを起動する」にチェックを入れると、ファクス送信時に自動的にログビューアが起動します。


 2. ログビューアが起動します。

表示される内容は、次の通りです。

  • 送信日時:ファックスを送信した日時
  • ジョブ名:送信したファイル名
  • 名前  :送信相手先の名前
  • Fax番号 :送信相手先のFax番号
  • ページ数:送信したページ数
  • ステータス:送受信の結果

「ステータス」欄の表示には、以下の5種類があります。

 

 

■複数の相手先に送信した場合

【送信相手先すべてのジョブを表示させる方法】

複数の相手先すべてのジョブをログビューアに表示させるには、ファクス送信時に「ジョブの設定画面」で通知方法を設定しておく必要があります。

① ファクス送信時のジョブの設定画面で、「ジョブの終了を通知する」にチェックを入れ、相手先が複数のときの通知方法を「相手先毎に通知する」に設定します。

 

② 設定後にファクスを送信すると、ログビューア画面にはすべての相手先のジョブが表示されます。

送信相手先の例)グローバル物産、東西デパート

メーカーや機種によって操作方法は異なります。設定の際にはお使いの機種の取扱説明書やメーカーHPをご確認ください。

 

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