カウンター料金のカウントの仕組みって?
新人Gメン及川
オペレーター 杏奈
カウンター料金とは?
カウンター料金とは、複合機のカウンター保守契約を結んだ際に発生する料金で、印刷枚数に応じて金額が請求される仕組みです。このカウンター料金には、メンテナンス料金やトナー代金も含まれているので、契約を結んでいる限り、故障の度に修理代金を支払う必要がなく、また、どれだけトナーを使用しても無償で交換してもらえます。
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オペレーター 杏奈
カウンター料金のカウントの仕組み
カウンター料金の元になる「カウント」には仕組みがあります。これを知っているだけで、ある程度はカウンター料金を節約することが可能です。
両面印刷
両面印刷を行うことで、1枚の紙に収まるため、1カウントになるのではないか?と思われる方も多いですが、カウンターは1面を1カウントとして数えられているので、両面印刷は2カウントになります。
ハガキサイズやA3サイズ
A3サイズなどサイズが大きいとカウンター料金が高いのではないか?と不安に感じている方もいますが、A3やハガキなど、用紙サイズの違いでカウント料金が変化することはありません。
カラー印刷
カウンター保守契約を結んでいる場合、契約の時点でモノクロ1.5~3円/枚、カラー10~25円/枚などと、カラーとモノクロで別々の料金が定められています。カラーで印刷をする際は高額なカラー料金が適用されるため、モノクロで印刷するときよりも、カウンター料金が高くなってしまいます。
そのため、本当に必要な時以外はモノクロで印刷するように呼び掛けている企業もあります。
また、赤と黒の2色カラーなどもカラー料金が適用されますが、メーカーによっては「2色カラー専用の料金」を設定していることやモノクロ扱いにしていることもあります。
FAX送受信
両面印刷の際に説明した通り、カウントは1面で1カウントですが、スキャンやFAX送信など、トナーを使用しない印刷の場合はカウンター料金が発生しません。しかし、FAXを受信して印刷した場合はカウント料金が発生するので注意が必要です。
特に迷惑FAXを受信して、そのまま出力してしまっている場合、無駄なカウント数が発生している可能性があります。
スキャンやFAX送信など、トナーを使用しない場合はカウント料金が発生しない!
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カウンター料金の節約方法
次にカウンター料金の具体的な節約方法を紹介します。
両面印刷ではなく集約印刷を活用する
2枚の原稿を1枚の用紙にまとめる「2in1」や4枚の原稿を1枚の用紙にまとめる「4in1」など、集約機能を活用することで複数ある原稿を1面にまとめられ、カウンター料金の大幅な削減に繋がります。
カラー印刷枚数を減らす
カラー印刷をすると高額なカラー料金が適用されてしまうので、可能な限りモノクロで印刷すると、カウンター料金の節約になります。稀に、人の目では黒色に見える濃紺などもあり、自動判別ではカラー印刷になってしまうので、、モノクロ指定で印刷することを徹底しましょう。
FAXは自動的に印刷しない設定をする
FAXを送信する際はカウントされませんが、FAXを受信して印刷するとカウント料金が発生します。特に、頻度の高い迷惑FAXを自動印刷設定にしてしまうと、印刷コストが高くなってしまいます。
そのため、必要なFAX以外は印刷しないように設定するなど、迷惑FAXを無駄に印刷しないことを徹底しましょう。
複合機上でFAX内容を確認する設定
一旦、複合機の中にFAXのデータを保存することで、印刷前にFAX内容を確認することができます。不要な迷惑FAXなら、その場で削除することも可能です。
特定の相手からの送受信を許可または拒否する設定
特定の相手からのみ受け取る設定や拒否する設定を行うことで、不必要なFAX印刷を回避することができます。ただし「特定の相手のみ許可」の設定を行った場合、相手のFAX番号が変わるとFAXが届かなくなるため、注意が必要です。
PCから直接FAX送受信する設定
FAXを送信する時にはカウントされませんが、FAX送信を行うために用紙を印刷してしまうと、当然ながらカウントされます。インターネットを経由して、PCから直接FAXを送信することができるので、この方法で送信すると、今まで印刷していた用紙代やカウンター料金を削減することができます。
また、受信FAXをPCに転送するように設定しておくと、FAXを印刷せずに内容を確認できるので、カウンター料金の削減に繋がります。
新人Gメン及川
オペレーター 杏奈
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カウンター料金が安いメーカー3選
新人Gメン及川
オペレーター 杏奈
京セラ
カウンター料金相場:モノクロ0.8円 カラー8円
京セラがコピー機に採用しているドラムは耐久性が高く、定期的な交換が必要ありません。ドラムの交換頻度が低いため、カウンター料金を安く抑えられています。
シャープ
カウンター料金相場:モノクロ1.0円 カラー10円
シャープのコピー機は画質の評判こそ「まずまず」ですが、本体価格やカウンター料金は京セラに次ぐ安さで、コスパを重視する企業から人気があります。本体サイズもコンパクトで設置しやすい機種が多く、スモールオフィスにもオススメです。
東芝
カウンター料金相場:モノクロ1.0円 カラー10円
東芝のコピー機は保守・メンテナンスに多少の不安はありますが、カウンター料金が安い他、シールをはじめとする特殊用紙への印刷が可能など、東芝ならではの強みを持っています。
オペレーター 杏奈
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【まとめ】両面印刷はカウンター料金に関係ない!
新人Gメン及川
- カウンターの仕組みは1面で1カウント
- 両面印刷は2カウント
- カウンター料金は用紙サイズなどでは変動しない
- カウンター料金はFAX送信やスキャンでは掛からない
- カウンター料金を節約するために、コピー機の機能を設定する方法やカラー印刷を減らす方法がある
- カウンター料金が安いのは京セラ、シャープ、東芝
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