皆さんはコピー機を使っているときにこんなイライラした経験はありませんか? 「よ~し、コピー取るぞ。まずは電源ONして」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ウィ~~ン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「遅ぇ~よ!どんだけ立ち上がり遅いんだよ!! まぁしょうがない、次に原稿セットしてコピーボタン」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ウ・・ヴヴヴ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・フウ・・・・・・・・・・・」 「これも遅ぇ~よ!1枚しかコピーしないのにどれだけ時間かかってるんだ~ムキーッ!!!!」
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皆さんきっと一度や二度は経験をしたことがあるんでないでしょうか。 というのも、コピー機も精密機器なのでパソコン同様、電源立ち上げて使えるまでの時間やコピーボタンを出してからの出てくるのに多少時間を要するのは仕方ありません。 今回はそもそもコピー機のスピードはどうやって決まるのかについて説明していきます。
◇そもそもコピー機のスピードってどうやって決まる???
コピー機のスピードというと、以下のような事を聞いたことがないでしょうか? 「このコピー機は1分間に30枚刷れますよ。こっちは50枚刷れて高速ですよ!」 (これはよくコピー機の営業マンが製品の説明する際に最初に使うフレーズです) 確かに現在のコピー機のスピードの目安となるもので1分間に何枚コピーを刷れるかによって業界的にはクラス分けされています。 大まかに業界的には1分間に20枚~70枚の幅で以下のようにクラス分けされます。(A3対応 オフィス向けデジタル複合機) 10~30枚/分:低速機 30~50枚/分:中・高速機 50~70枚/分:高速機 大まかなスピードを測るには重要な項目ですが、しかしそれ以外に大事な項目があります。 分かりやすく例えると車をイメージして下さい。 最高速度が同じ車だがメーカと車種が違う2台(TとN)あるとします。 例1) Tはエンジンを掛けてから走り出す状態になるまでの時間が早い。 例2) Nは走り出す状態になってからの最高速度への時間が早い。 最高速度は同じでもどちらが本当に速い車といえるでしょうか?
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最高速度だけでは計れませんよね?
コピー機も同様で2つの側面を持っています。 コピー機では2つの側面をこう呼びます。 「エンジンを掛けてから走り出す状態になるまでの時間の目安=ウォームアップタイム」 「走り出す状態になってからの最高速度への到達が早い=ファーストコピータイム」 ○ウォームアップタイムとは、 本体の電源をONにしてから機械が使用可能になるまでの時間のこと。いわゆる、立ち上がりの所要時間です。 ※大まかに電源OFF(副電源OFF)の状態になるのは前回の利用から30分以上コピー機を利用しない場合 ○ファーストコピータイムとは、 コピーのスタートボタンを押してから、最初のコピーが排出されるまでの時間のことをいいます。
◇失敗しないイライラしないコピー機の選び方とは?
それでは実際に利用シーン合わせてどこにポイントを置くかケース分けします。 ケース1.常時、頻繁にコピー機を利用していて1回当たりの枚数も多いケース(1回10枚以上) ⇒毎分○枚高いコピー機を選ぶべし 「この場合は電源OFF(待機モード)になるケースが少なく部数も多いので一分間に○枚のベースで判断がベスト」 ケース2.常時、頻繁にコピー機を利用するが1回当たりの枚数が少ないケース(10枚以下) ⇒ファーストコピーが早いコピー機を選ぶべし 「この場合は電源OFF(待機モード)になるケースが少ないが部数が少ないのでファーストコピーが早い機械がオススメ」 ケース3.たまにしかコピー機を使用しないケース(1時間毎に1回など) ⇒ウォームアップタイムが早いコピー機を選ぶべし 「この場合は電源OFF(待機モード)になるケースが多いのでウォームアップが早い機械がオススメ」 コピー機各社のHPには機種ごとのウォームアップタイム、ファーストコピーが必ず記載しています。皆さんの環境に合うスピードで検討ください。してみては? 次回記事ではゼロックス、リコー、コニカミノルタの3機種で速さを競います。