【オフィス向け防犯カメラ】3つの比較ポイントとタイプごとの特徴

【オフィス向け防犯カメラ】3つの比較ポイントとタイプごとの特徴

オフィス向け防犯カメラを選ぶ際の比較ポイント

 

防犯カメラの比較ポイント

コロナ禍によるリモートワークの拡大によって、既存のオフィス環境は近年大きく変化しています。

企業の持つセキュリティ部門を、人的監視からリモートによる遠隔監視へと切り替え、人的コストを削減する動きも、変化の1つです。今までは人員配置に使用していたコストを「防犯カメラ」の拡充へと切り替える企業が増えてきたのです。

今まさに、防犯カメラを導入したいと考えている企業も多いでしょう。しかしどう選べばよいのか分からない。買ってはみたものの性能がイマイチなどの声もよく聞きます。

会社用の防犯カメラを選ぶ際には、まず以下の3点を押さえておきましょう。

▼会社用防犯カメラを選ぶ際の比較ポイント

  1. カメラのタイプ・特徴(用途別・設置場所別など)
  2. 録画データの保存方法
  3. 導入費用

今回の記事では、上記3つのポイントと、防犯カメラを導入する際に知っておきたい基礎知識について解説します。

この記事を読むことで、選び方や防犯カメラの持つ機能などを知ることができ、導入後のミスマッチを減らせます。ぜひ、ご覧ください。

 

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    【3つのポイント】会社用防犯カメラの選び方

    会社用防犯カメラの選び方

     

    設置する目的や利用方法(用途)、設置先などによって選ぶべき防犯カメラは変わります。そのため、まずは「どのような防犯カメラがあるのか」そして「どのようなコストがかかるのか」について解説します。

     

    1、防犯カメラのタイプ・特徴

    一口に「防犯カメラ」と言っても、カメラの形状や、設置の目的・設置場所など、様々な要件によって選ぶべき防犯カメラは異なります。まずは防犯カメラの「形状」「設置目的」「設置場所」などを例に、代表的なカメラを紹介します。

    防犯カメラの形状

    防犯カメラの形状

    出典:キヤノン(同社製品群より筆者作)

     

    防犯カメラのタイプは主に3種類です。

    ▼防犯カメラの形状

    1. ボックスタイプ:街中などで見かけるタイプ。屋外設置を目的にしており、防塵・防水・耐久力が高い。あえて目立たせ犯罪抑止力とする。
    2. ドームタイプ:照明器具などと同様に、天井からつるすタイプ。目立たないよう工夫されており威圧感が少ない。画角が広く広範囲の監視に向いていることから商業施設に採用されている。
    3. 小型タイプ:ドーム型を、より小型化したタイプのカメラ。オフィスの雰囲気や景観を損ねたくない場合に適したタイプのカメラ。

     

     

    目的別

    防犯カメラには、企業や店舗などへの設置を目的とした「業務用」や、一般家庭への設置を目的とした「家庭用」の2種類が存在します。

    業務用防犯カメラは性能・耐久性は高いですが、本体の金額も高額です。一方、家庭向けは性能や機能が限定されているものの、数千円程度で購入できます

    ▼防犯カメラ設置の目的別の選び方

    1. 業務用:企業(オフィス)内の不正防止目的や店舗での万引き防止・防犯用途を主としている。家庭用防犯カメラに比べて録画機能や画質が高く、破壊工作に耐えられる耐久性を持っている。
    2. 家庭用:家庭の防犯(空き巣)対策をメインとしている製品。近年は、住宅介護やペットのお留守番時に使用できる遠隔見守り用途も充実。スマートフォンなどで撮影環境をリアルタイムに監視できるタイプもある。

     

     

    設置場所別

    設置する場所により、カメラに求められる機能も変わってきます。

    ▼防犯カメラの設置場所別の選び方

    1. 屋内(室内):屋内は設置スペースや景観維持の観点から「ドーム型」「小型タイプ」の導入が適している。画角やPTZ(首振り・ズーム機能)の広いタイプが、監視可能領域も広くおすすめ
    2. 屋外:カメラの持つ威圧感を利用し犯罪抑止力とするため「ボックスタイプ」が主流。屋外への設置に耐えうる「耐久性能(IP66/IK09)」が重要。設置場所や時間帯によっては赤外線機能、逆光補正機能なども必要である。

     

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      2、録画データの保存方法

      防犯カメラを選ぶ際には、録画データをどのような手段で保存するのか、ということも重要です。録画データの保存方法によって、費用や手軽さが異なります。確認してみましょう。

       

      3種類の保存方法

       

      業務用防犯カメラの録画データ保存方法

      出典:筆者作

      防犯カメラの録画データの保存方法は、主に3種類あります。

      ▼防犯カメラの録画データ保存方法

      1. ネットワークカメラ専用のクラウドを契約し、録画データを保管する方法。
      2. 防犯カメラとLAN接続した専用サーバーNVRNetwork Video Recorder)を構築し、録画データを保管する方法。
      3. 社内ネットワークに連動したNAS(ナス:Network Attached Storage/外付けHDD)を構築し、録画データを保管する方法。

      犯罪やトラブルを未然に防ぐのが防犯カメラですが、犯罪の瞬間を証拠として残しておくのも役割の1つです。

      近年はインターネット接続が可能な「ネットワークカメラ(ネットワーク防犯カメラ)」が主流で、

      NAS/NVRは自社内に録画データを留めておけるため、情報漏洩対策には適しています。ただし、定期的なメンテナンスや保守が必要なため管理コストがかかるのが難点です。

      一方、クラウド接続によるデータ保存は自社内にサーバーが無いため、メンテナンスや保守が不要ですが、セキュリティレベルは確認しておいた方が良いでしょう。また利用コスト(月額課金などのランニングコスト)が必要です。

       

      そもそもネットワークカメラとは?

      会社用防犯カメラ

      ネットワークカメラは本体にコンピュータを内蔵した、自立型の防犯カメラです。インターネットに常時接続されていることから、リアルタイムでの遠隔監視能力に優れています。

      従来の防犯カメラ(アナログカメラ)は、形状による威圧感で犯罪を抑止力していたにすぎず、犯行現場を直接抑止する能力はありませんでした。犯罪や事故が起こった際は後追いで「証拠を探す」ための手段にすぎなかったのです。

      しかしネットワークカメラの登場によって、遠隔からの警告音発信などが可能となった現在。防犯カメラは「単なる録画装置」から「犯罪を未然に防ぐ手段(道具)」へと進化したのでした。

      ▼ネットワークカメラのメリット

      1. 録画用端末が不要(基本はクラウドへの保管。従来のサーバー、NASなどへの接続が不要)
      2. 専用のモニターが不要(スマホ・タブレットから、いつでもどこからでも監視可能)
      3. 機器によってはスマホなどからカメラの方向を調整可能
      4. アナログの録画データをデジタル変換する必要がなく、画質が鮮明
      5. コンピューターがカメラ本体に内蔵されており、カメラ単体で動作可能
      6. 異変を察知した場合、遠隔から警告音を発せられる
      7. PoE電源対応のカメラであれば複雑な配線が不要(コンセント不要)。LANケーブルを接続するだけで動かせる

      ▼ネットワークカメラのデメリット

      1. 録画データの容量が非常に大きい(100万画素✕30日分=最低2TB以上/台は必要となる)
      2. ネットワークの混線が生まれやすい(IP不足、通信の不安定化を招く)
      3. 環境構築に、ネットワークに詳しい技術者が必要(設置やシステム構築など、導入時のアドバイザーが必要。導入コストが上がる傾向)

       

      ▼関連記事:【オフィス用インターネット回線】家庭用ネット回線との違いと失敗しない選び方

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        3、導入費用

        会社用防犯カメラの導入コスト

         

        導入規模にもよりますが、オフィス向けの防犯カメラは1台あたり約10万円程度の初期費用(予算)が必要です。

        主な内訳は、以下の3つです。

        1. カメラの本体代金:企業向けの防犯カメラは、機能によって価格の幅が大きいです。数万円から数十万円/台程度。(※先に紹介したキヤノン「VB-SD30D Mk II」の標準価格=99,800円)
        2. 記録媒体の準備費用クラウドの準備(月額課金制)。録画データを自社内保管する場合は、NAS(ナス:Network Network Attached Storage/外付けHDD)または専用サーバー(NVR:Network Video Recorder)の構築費が必要。システムの規模により費用は大きく変動する。
        3. 工事費(設置工事費):ネットワークカメラを壁面や天井に設置する際の工事費用。数万円/台程度

         

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          【基礎知識】防犯カメラを選ぶうえで知っておきたい用語・機能

          会社用防犯カメラを選ぶための基礎知識

           

          こちらでは防犯カメラを選ぶ際に知っておきたい用語の意味や、機能を解説しています。防犯カメラのカタログでは、機器のスペックとして様々な専門用語が記載されています。多くは以下の用語を知っていれば問題ありません。カメラ探しの際に、是非利用してください。

           

          画素数(解像度)

          スマートフォンのカメラと同様、撮影した画像の鮮明さを表す「画素数」が、防犯カメラでも重要です

          画素数は解像度と呼ばれることがあり、HD(ハイビジョン)は約100万画素、FHD(フルハイビジョン)が約200万画素です。

          一般的には、画素数が高ければ高いほど撮影した映像や画像の鮮明さが高くなり、証拠としての品質が格段に上がります。ただし、映し出すディスプレイ側の画素数が低い場合は、高画質を活かしきれない場合もあります。

          また画素数の高い映像や画像ほど、データ容量が大きくなります。保管先のストレージなどを確認の上、画素数を決定するのが良いでしょう。

           

          画角(撮影範囲)

          画角とは一度に撮影できる範囲を指します。通常、画角が大きいカメラほど、より広い範囲を一度に撮影できます。

          また画角には垂直と水平の2種類があり、防犯カメラでは「水平画角」が用いられています。(ズーム機能があるカメラの場合は、最大水平画角と記載される場合も。)

          • 画角が100°以上:超広角レンズ
          • 画角が60°以上:広角レンズ
          • 画角が30°以下:望遠レンズ

           

          PTZ対応

          PTZは防犯カメラの首振り機能や拡大・縮小機能の有無を指す用語です

          Panoramac(パン)、Tilt(チルト)、Zoom(ズーム)の頭文字で、それぞれ水平方向と垂直方向の首振り、そして拡大縮小の機能を指しています。

          主に遠隔監視用のカメラに搭載されている機能で、手元のシステムやスマートフォンから指示を出すことで、カメラの向きを自由に操作・変更できます。

           

          光学ズーム(ズームの種類)

          カメラのズームには光学ズームとデジタルズームの2種類があります。

          • デジタルズームでは映像の一部を切り取って拡大しているため、画質が粗くなる。
          • 光学ズームは映像を切り取るのではなく、レンズ自体を動かすことで映像を拡大。画質の劣化はなし。

           

          F値(絞り値)

          人間の目に例えると瞳孔(どうこう)と同じ機能を果たすのがF値です。F値が小さいほどカメラの絞りは大きく開き、暗い場所なども明るく鮮明に撮影できます

          カメラに入り込む光の量を調節する機能や、光の調整量と覚えておくのが良いでしょう。

           

          夜間モード

          夜間の監視用途であれば、ナイトモード(夜間モード)を搭載した防犯カメラを選びましょう。

          赤外線照射機能が搭載されており、暗闇でも鮮明な映像を撮影できます。

           

          防塵・防水性能(IPxx)

          IPxxとは防犯カメラの防塵(ぼうじん)性能と防水性能を表すJIS規格です。

          性能は左右2つの数字で表されています。

          こちらでは防犯カメラに記載されている「IP66」について説明します。

          • 左側の数字:防じん性能。0~6までの等級に分かれている。
          • 右側の数字:防水性能。0~8までの等級に分かれている。ただし防水性能は水中での機能性を評価する基準であるため、防犯カメラなどでは「6」が最高等級

          以上から、IP66の防犯カメラは屋外用途としては最高等級のカメラです。

          雨ざらしの環境下や粉塵(ふんじん)の多い環境に設置する場合は、IP66などの等級が高い機器を選びましょう

           

          耐久力(IKコード規格)

          IKコードは外部からの衝撃に対する耐久力を表し、耐衝撃保護等級(耐衝撃等級)と呼ばれています

          IEC(国際電気標準化会議)によって規格化されており、0から10までの等級に分かれているのが特徴です。

          • IK10は高さ40cmから落ちる5kgの物体の衝撃に耐えられる
          • IK09は高さ20cmから落ちる5kgの物体の衝撃に耐えられる
          • IK08は高さ29.5mから落ちる1.7kgの物体の衝撃に耐えられる
          • IK07は高さ40cmから落ちる500gの物体の衝撃に耐えられる
          • IK00は保護なし

           

          遠隔監視機能

          防犯カメラの中には、手元のスマートフォンやシステムなどから現地の映像をリアルタイムで確認できるタイプがあります。ネットワークカメラ(IPカメラ)とも呼ばれており、インターネット回線と連携させることで機能します。

          会社の複数の拠点や複数店舗を、本社(本部)などから一括監視したい場合、ネットワークカメラを導入するケースが増えています。

           

          検知機能

          防犯カメラにはさまざまな検知機能が搭載されています。以下は一例です。

          • 動体検知機能:動くものを検知し、自動追尾を行いながら録画する機能。主に夜間などのオフィスで使用されている。
          • スピーカー機能:警報・警告の発信機能。遠隔からの問いかけが可能な機種もある。
          • マイク内蔵:不審な音声、悲鳴などを検知する機能。また録画データに音声を付与するなども可能。

           

          PoE電源対応

          PoEとはPower over Ethernetの頭文字で、機器本体にLANケーブル経由で電源供給する技術です。最近ではIP電話やデジタルサイネージ、ネットワークカメラなどで使用されています。

          従来のアナログカメラではコンセントなどの電源が必要でした。一方、PoE電源対応の防犯カメラはLANケーブルから電力を確保できるためコンセントは不要です。

          コンセントの位置を気にせず、防犯カメラを設置できます。

          ▼PoEの主な規格:

          1. PoE(IEEE 802.3af):2003年規格。最大15.4Wの電力供給が可能。主な製品として、ネットワークカメラやIP電話で使用されている。
          2. PoE+(IEEE 802.3at):2009年規格。最大30Wの電力供給が可能。PTZ対応のネットワークカメラ、IP電話で使用されている。
          3. PoE++(IEEE802.3bt):2018年規格。最大90Wの電力供給が可能。デジタルサイネージや高画質ディスプレイなどで使用されている。

           

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            まとめ

            今回の記事では防犯カメラを選ぶ際のポイントと、事前に知っておきたい単語について解説しました。簡単にまとめます。

            • 防犯カメラを選ぶ際は、3つのポイントを確認、比較することが重要。
            • 1点目は、カメラのタイプ。設置先や用途にあわせて「カメラの形状」や「機能」などを把握すること。
            • 2点目は、録画データの保存方法。一般的にはクラウドサービスへの保存が主流。起業や業態によってはNASや外付けHDDなどに保存する場合も。
            • 3点目は、導入時のコスト。本体価格や録画媒体の維持費(ランニングコスト)、そして設置工事費。
            • 防犯カメラを選ぶ際に知っておきたい単語(特に重要な単語)は11個。
            • 「画質」や「画角」「F値」「夜間モードの有無(赤外線撮影機能)」など、防犯カメラ自体の撮影能力
            • 「PTZ」「ズーム方式(光学・デジタル)」などのズーム性能
            • 「IPxx」や「IKxx」などの耐久性能
            • 遠隔監視が可能な「ネットワークカメラ」や、カメラ自体の「検知機能」「電源方式」など

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