新人Gメン及川
ベテランGメン園川


まさとパパ
元家電量販店歴10年のYouTuber。家電と金融の知識で、知らないことで損をしないための『守りの知識』を広め、1人でも情報弱者と言われる人を減らしたいと考えています。
オペレーター 杏奈
キャノン ギガタンクG6030のレビュー・口コミ・評判
2021年1月〜2023年8月にプリンター機種ごとにユーザーアンケートを実施しました。回答してくださった方は全体で600名以上。印刷品質や使用感、故障の有無などプリンター本体に対する満足度を5点満点で評価していただき、自由記述形アンケート式で感想を書いていただきました。ここでは、アンケート結果の一部をご紹介します。
【機種】キャノン G6030
【印刷内容】写真・コピー
【総合満足度】普通
【使いやすさ】普通
【価格】やや不満
【印刷美しさ】普通
【外観デザイン】やや満足
【印刷の速さ】普通
【壊れにくさ】やや満足給紙枚数の多さと大容量インクに惹かれて職場で買いました。インクの交換頻度はこれまでとは比べものにならないくらい減ったので、とてもメンテナンスは楽になりました。画質は正直、普通。これまで6色機を使っていたので、それと比べてしまいます。
【機種】キャノン G6030
【印刷内容】データ・文書・年賀状
【総合満足度】やや満足
【使いやすさ】やや満足
【価格】やや満足
【印刷美しさ】普通
【外観デザイン】やや満足
【印刷の速さ】普通
【壊れにくさ】やや満足結構気に入って使っています。故障はほとんどありません。一度紙が詰まって大変な思いをしたことがありますが、なんとか引っ張り出して以来、これといったトラブルはありません。印刷の美しさにはやや不満がありますが、許容範囲です。
使い勝手は良いですし、デザインは気に入っています。立ち上がりの速さは少し遅いなと感じることがありますが、静音性に問題を感じることはありません。
G6030の市場価格
G6030の市場価格は、3.8万円~4.3万円で推移していましたが、発売から数年経った2024年3月時点では3.2万円ほどに落ち着いています。とはいえ、大容量タンクプリンタ―のため本体価格は高めですが、一般的なインクジェットプリンターに比べ、インク代は非常に安価です。
▼G6030の純正インク
G6030のインクは、4色独立染料+顔料インクで、4色セットで7,500円程度です。Amazonなどの通販や家電量販店などでは、割引価格で販売されていることもあります。
G6030のインクコストは、A4モノクロ約0.5円/枚、A4カラー約1.0円/枚です。大容量タンクプリンタ―の中でも、最安のランニングコストを誇ります。
元家電販売員 まさとパパ
元家電販売員 まさとパパ
新人Gメン及川
G6030の特徴・仕様
G6030の特徴
G6030は、大容量インクタンクを搭載したランニングコストが安いA4インクジェット複合機です。インクボトル1本で、ブラックインクは約6,000枚、その他カラーインクは約7,700枚もの印刷が可能。ブラックインクには、顔料タイプを採用し、文書印刷に最適です。
前面カセットと後ろのトレイを合わせると、350枚の給紙ストックが可能なので、大量印刷時もストレスフリー。無料アプリ「Canon PRINT Inkjet/SELPHY」の利用により、スマホとの連携も簡単です。
▼G6030のスペック
印刷方式 | インクジェット(大容量インクタンク) | インク数 | 4色独立インク(顔料+染料) |
ランニングコスト(A4カラー1枚・A4モノクロ1枚) | 約1.0円・約0.5円 | 最大用紙サイズ | A4 |
複合機 | 〇(コピー・スキャナー) | 印刷速度(A4カラー) | 約6.8枚/分 |
サイズ | 403x195x369 mm | 重量 | 約8.1kg |
機能 | 自動両面印刷・フチなし印刷など |
※価格コム・エプソン公式より引用
G6030をまさとパパが解説
ベテランGメン園川
元家電販売員 まさとパパ
ギガタンク G6030の強み
- ランニングコストの安さ
- 顔料ブラックインクで文書印刷がキレイ
G6030の強みは、なんといってもランニングコストの安さです。A4カラー約1.0円/枚、A4モノクロ約0.5円/枚というランニングコストは、エプソンのエコタンクEW-M634Tに匹敵する最安価格。
ブラックには顔料インクを採用しているので、文字印刷がキレイですよ。染料ブラックインクのものと比べると、顔料ブラックインクは「くっきり、はっきり」とした印象に仕上がります。
ベテランGメン園川
ギガタンク G6030の弱み
- (他も値段が下がっていなくて差は少ないが)本体価格が高い
- 4色インクなので写真の発色は6色に負ける
ランニングコストが安い分、本体価格が高いのは仕方ないですね。プリンタ―メーカーは「インクで儲けるか」それとも「プリンター本体で儲けるか」二つに一つの選択をしなければ、業態として成り立たないわけですから。
G6030は「本体で儲ける」タイプのプリンターです。とはいえ、純正インクも「安い」とは言い難いんですよね。4本で7,000円しますからね。互換インクはもっと安価ですから、本来はもっと安い価格でインクを提供できるはずです。
ちなみに、G6030のインクの発色はそれほどキレイというわけではありません。4色に色数をおさえている分、発色には限界があります。発色に期待するなら、やはり6色インク搭載のプリンターでしょうね。
ギガタンク G6030が向いている方
- 文書印刷枚数が多い方
- インクコストが気になる方
ギガタンク G6030が向いてない方
- 本体価格を安くおさえたい
- 印刷枚数が少ない
- 写真印刷をキレイにしたい
G6030が向いているのは、印刷枚数が多く、インクコストが気になるという方です。
逆にG6030が向いていないのは、印刷枚数が少なく、本体価格をおさえたいという方です。
G6030は、本体価格が高く、ランニングコストが安いプリンターなので、ある程度、印刷枚数があるという方でないと、コスパが悪いですよ。G6030の場合、インク代の安さで本体代を回収するイメージですが、印刷枚数が少ないと、本体代を回収するのに何年もかかってしまうことになります。
また、写真印刷をキレイにしたいという方にもG6030はおすすめできません。
G6030が向いていない人におすすめの機種は?
オペレーター 杏奈
元家電販売員 まさとパパ
- 本体価格をおさえたギガタンクがいい⇒G3370
- 印刷枚数が少ない方には⇒TS3530
- 写真印刷をキレイにしたい方には⇒TS8730・EW-M873T
G3370
G3370は、2022年発売のギガタンクです。G6030同様に、インク代をおさえてくれる大容量インクタンクプリンタ―ですが、本体代がG6030よりも5千円ほど安価。G3370の本体価格相場は、2.8万円程度です。
「ギガタンクがいいけど、本体価格をおさえたい」という方におすすめですが、G6030にはある給紙カセットが無く、またG6030よりもスキャナー解像度は落ちます。
新人Gメン及川
元家電販売員 まさとパパ
元家電販売員 まさとパパ
TS3530
印刷枚数が少ないという方には、G6030はオーバースペックです。印刷枚数が少ないなら、TS3530のような基本的な機能だけを搭載したシンプルなプリンタ―がおすすめ。
TS3530の本体価格は、1万円を切ります。ただし、ランニングコストは、大容量タイプを使ってもA4カラー約15.5円/枚と高めです。
元家電販売員 まさとパパ
\ 満足度アンケート1位獲得 /インク革命【最短当日お届け】互換インク
TS8730
写真印刷をキレイにしたいなら、TS8730がおすすめ。TS8730は、6色独立インクを搭載しているため、G6030よりも色の再現力が高く、写真プリントが得意です。
TS8730は、誰でも簡単に使えるよう、使いやすいUIにこだわった多機能プリンタ―です。ただ、インク代は若干高く、A4カラー約12.2円/枚。写真印刷の美しさや、色持ちにこだわるなら、互換インクもあまりおすすめできないため、純正インク使用が必須となります。
▼TS8730純正インク
EW-M873T
最後にもう一つだけ、「写真印刷にこだわりたい」「写真印刷を大量にする」という方におすすめのプリンターをご紹介します。エプソンのEW-M873Tです。
EW-M873Tは、エコタンク搭載機種でありながら、6色独立インクを採用し、写真印刷の美しさを追求した一台。本体価格は6.2万円~6.6万円と高額ではありますが、それに見合った印刷性能と機能性を兼ね備えています。
エプソンがこだわり抜いたインク性能も魅力の一つですので、もちろん使用するなら、純正インクをおすすめします。
▼EW-M873T純正インク
まとめ
- インク代が安くて助かる
- 印刷の美しさはやや劣る
- 立ち上がりがやや遅い
- G6030の市場価格は、3.2万円程度
- G6030のインク代は、A4モノクロ約0.5円/枚、A4カラー約1.0円/枚
- 大容量インクタンク複合機(コピー・スキャナ)
- 本体価格は高いが、インク代は安い
- 大量の用紙ストックが可能
- 4色インクなので、写真印刷には不向き