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IP-PBXの価格相場を比較してみよう!
『IP-PBX』は、IPネットワーク(インターネット経由のネットワーク)を用いたPBX(電話回線交換機)で、既に多くのオフィスで導入されています。
電話線ではなくLAN経由やWAN(ワイドエリアネットワーク)で音声の送受信を行うため、配線に関連するコストや通常のIP電話機に掛かる設定費を抑えられる他、離れた拠点でも内線として通話ができ、通信費の大幅な削減にも有効です。
IP-PBXのメリット
- 配線コストやIP電話機の設定コストを抑えられる
- 1セットで離れた拠点とも内線として運用が可能
- データの保存・連携ができる
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オペレーター 杏奈
新人Gメン及川
ベテランGメン園川
- 全国に拠点を設けている企業
- 複数の拠点間での通話が多い企業
- 従業員数(電話機の台数)が多い企業
- テレマーケティング業務を行っている企業など
新人Gメン及川
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IP-PBXとビジネスフォンの価格相場
PBXとビジネスフォンの一般的な価格相場は以下の通りです。
PBX:100万円~1,000万円以上
ただし、あくまでも「一般的な相場」なので、これよりも安い価格で販売されていることもあれば、高い価格で販売されていることもあります。
新人Gメン及川
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ビジネスフォンの接続可能台数は50台~100台程度ですが、PBXは1,000台以上の電話機を接続することができます。また、ビジネスフォンは基本的にワンフロアでの利用に限られますが、PBXは異なるフロアはもちろん、遠く離れた拠点にも内線で電話を繋げることが可能です。
さらにPBXはCPUも高性能なので、コールセンターやテレアポ業務のように、大容量のデータをやり取りする際、高負荷に耐えられます。
ベテランGメン園川
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IP-PBXの価格相場を主要メーカーで比較
幾つかの主要メーカーの参考価格をご紹介しますが、機種モデル等やキャンペーンの有無によって実売価格は異なるので、導入を検討する際は、先にお問い合わせをして必ず、その他の費用も含めた価格を確認しましょう。
NTT東日本・NTT西日本のIP-PBX
出典:NTT東日本
大手企業ならではの安心感とスケールを携えたNTTのIP-PBXは、主に大企業をターゲットにした製品を提供しています。
価格の相場:800万円前後~(詳細は要お問い合わせ)
主な製品ラインナップ
製品名 | EP74H | EP83H | EP83N |
回線容量:総数 | 1,024 | 8,191 | 4,000 |
回線容量:IP内線 | 992 | 8,191 | 4,000 |
回線容量:一般内線 | 1,024 | 8,191 | 4,000 |
回線容量:PHS内線 | 248 | 4,096 | 4,000 |
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NECのIP-PBX
出典:NEC
パソコンやプリンターなど様々なオフィス機器・IT機器を取り扱っているNECは、大企業だけではなく中小企業でも導入しやすい価格のIP-PBXを販売しています。
価格の相場:100万円~700万円前後(詳細は要お問い合わせ)
主な製品ラインナップ
製品名 | UNIVERGE SV9500CT | UNIVERGE SV9300CT | UNIVERGE SV9300CT (スモール・スターター) |
回線容量:総数 | 4,000 | 1,536 | 128 |
回線容量:IP内線 | 4,000 | 1,024 | 128 |
回線容量:一般内線 | 4,000 |
1,536 | 96 |
回線容量:PHS内線 | 4,000 | 1,024 | 128 |
※「UNIVERGE SV9500CT」はIP対応のテレフォニーモデルM160の数値を記載しています。
日立のIP-PBX
出典:日立情報通信エンジニアリング
導入実績が豊富な日立のIP-PBXは、電話の接続台数に応じて、最適な製品を選ぶことができます。たとえば、上の写真の一番右『MX-01』は、総ポート数が48の『CCUA』から総ポート数が384の『CCUD』まで、回線容量の異なる4タイプが販売されています(ただし、IP構成は『CCUB』以上になります)。
大企業だけではなく中小企業でも導入しやすいように、幅広いニーズに対応したメーカーと言えるでしょう。
価格の相場:150万円~800万円前後(詳細は要お問い合わせ)
主な製品ラインナップ
製品名 | CX-01 V2 | CX-01 | MX-01 |
回線容量:総数 | タイプS 1,024 タイプL 16,384 |
タイプS 1,024 タイプL 16,384 |
48~256 タイプによって異なる |
回線容量:IP内線 | タイプS 992 タイプL 8,191 |
タイプS 992 タイプL 8,191 |
96~224 タイプによって異なる 『CCUA』はIP構成不可 |
回線容量:一般内線 | タイプS 1,024 タイプL 最大16,384 |
タイプS 1,024 タイプL 最大16,384 |
48~256 タイプによって異なる |
回線容量:PHS内線 | タイプS 248 タイプL 4,096 |
タイプS 248 タイプL 4,096 |
16~96 タイプによって異なる |
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富士通のIP-PBX
出典:富士通
富士通のIP-PBXは、ネットワーク障害や停電など何らかの障害が起きた際の対応やBCP(災害時事業継続性)の対策が強化されており、安心して利用することができます。また、大企業向けの製品が主ですが、同モデルでも中小企業向けのタイプも販売されています。
価格の相場:145万円~2,000万円以上まで(詳細は要お問い合わせ)
主な製品ラインナップ
製品名 | LEGEND-V | LEGEND-V S100 (本体装置架S) |
LEGEND-V S100 (本体装置架L+拡張架L) |
回線容量:総数 | 16,000 | 2,177 | 2,177 |
回線容量:IP内線 | 9,600 | 1,024 | 1,024 |
回線容量:一般内線 | 一般電話機 16,000 多機能電話機 9,600 |
64 | 432 |
回線容量:PHS内線 | 6,400 | 624 | 624 |
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iSERVEのIP-PBX
出典:Amazon
メーカー名 | 株式会社iSERVE |
製品名 | Arnex mini 100F |
最大内線登録数 | 60 |
同時通話数 | 15 |
標準価格(税込) | 34,800円 |
オペレーター 杏奈
【まとめ】IP-PBXが本当に必要か?を考えよう
リーズナブルな価格のIP-PBXもありますが、やはり相場は100万円以上。通常のビジネスフォンでも、光回線を使用したIP電話なら通話料もそれほど高くないため、慎重に検討する必要があります。
自社の利用シーンの想定、拠点間での電話の頻度や規模感の把握、さらには利用期間も踏まえて、まずは本当にIP-PBXが必要なのか?を考え、それから最適なIP-PBXの比較・選択を始めましょう。
- IP-PBXの価格相場は100万円~1,000万円以上と幅広い
- 業務内容や拠点数を考え、本当に必要なのか?を慎重に検討する
- ワンフロアかつ50台以下の電話機ならビジネスフォンで充分
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