【プリンターメーカー別の特徴】レンタルできるプリンターは?

【プリンターメーカー別の特徴】レンタルできるプリンターは?
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ベテランGメン園川

皆さんはプリンターを選ぶ際に、どのようなポイントを重視していますか?印刷速度や対応用紙サイズ、コピーやスキャンなどの機能、価格、サイズ、色、デザインなど、重視するポイントや判断基準は人や職場によって異なるでしょう。
そうは言うても園川はん、プリンターって性能的にも見映えも大して変わらへんやん。突拍子もないことをするわけでもあらへんし。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

たしかに基本的な性能は似ていますよね?特徴を前面に押し出すために、どのメーカーも細かい部分の改良を重ねている印象があります。ただ、各メーカーには得意分野があるので、そのポイントを押さえることで、自分が使いたいプリンター、職場で使いたいプリンターは絞れるはずです!

 

メーカー別のプリンターの特徴&レンタルで取り扱いのあるプリンター

 

プリンター

 

上の写真は以前、レンタルプリンター会社の「ウルトラプリント」を訪問した際に撮影したブラザーのプリンターです。このブラザーの他に、キャノン、エプソン、HPなどがプリンターを販売しています。

各メーカーのプリンターの特徴をチェックしてみましょう。

キャノンのプリンターの特徴

 

Canonプリンター

出典:キャノン

 

キャノンのプリンターは、機種にもよりますが、主に6色または5色のハイブリットインクを採用しています。

ハイブリットインクやて?何それ。初耳やがな。

新人Gメン及川

 

ハイブリットインクとは?
インクジェットプリンターとレーザープリンター」や「互換インクとは?」など以前の記事でもお伝えしましたが、インクには顔料インクと染料インクの2種類があります。

インク:顔料インク 顔料インク出典:キャノン 水に溶けず、色素が粒子のまま用紙の上に残るインク。 高精細・高階調かつ耐水性に優れ、滲みにくいため保存に向いているインクですが、こすれ・はがれに弱く、光沢紙の場合は反射光によってムラが出やすい等のデメリットもあります。
インク:染料インク 染料インク出典:キャノン 水に溶け、紙の繊維質に浸透するインク。 色の発色や再現性に優れ、プリント速度が速く生産性も高いインクですが、水濡れや滲みに弱く、光や空気に触れると、時間の経過と共に色が薄くなりやすいデメリットがあります。レンタルプリンターでは染料インクを使用している会社が主流ですが、書類の保存性を考慮して、顔料インクにこだわっている会社もあります。

ハイブリットインクは名前からも想像できる通り「顔料インクと染料インクの2種類を混ぜ合わせたインク」です。滲みにくい顔料インクを使用することで、耐水性や保存性を高めつつ、さらに色の再現性に優れた染料インクを組み合わせ、鮮明な色合いの印刷を可能にしています。

 

文字や写真を美しく印刷した後の保存性も高い、その「バランスの良さ」こそがキャノンのプリンターの特徴です。家庭だけではなくビジネスシーンでの使用にも適しており、多様なユーザーが満足できるメーカーと言えるでしょう。近年は、より用途や好みに応じて選べる「顔料・10色インク」タイプや「染料・8色インク」タイプのプリンターも販売されています。

 

ベテランGメン園川

さらに嬉しいポイントとして、キャノンは本体のカラーバリエーションが豊富です。ご家庭のインテリアや職場の雰囲気に合わせて選べます!

 

メーカー別:プリンターの本体カラー

メーカー プリンター(例) カラーバリエーション
canon Canon

出典:Canon

機種によって異なるものの、カラー展開は最も豊富。基本的にはホワイトとブラックが多く、この2色にレッドを加えたバリエーションの機種も多い。他には、オレンジ・ブラックシルバー・プレミアムゴールド・ノーブルレッド・エクリュベージュなどのカラーがある。
EPSON EPSON

出典:EPSON

エプソンの主流はホワイト。次に多いカラーがブラック。レッドの機種もあるが数としては多くない。本体の色は、この3色。シンプルな空間やオフィスに最適で清潔感さえ漂うが、ポップさは感じられず、ショップなどオシャレなスポットに設置するには物足りなさも…。
brother ブラザー

出典:brother

本体のカラーはホワイトとブラック。もしくはホワイトとブラックで構成されたツートンタイプ。書斎やオフィス空間にマッチする無機質な感じは好みが分かれるところ。現時点(2019年2月)で他の色のプリンターは無い。
HP HP

出典:HP

ホワイトの機種もあるが、圧倒的に多いカラーはブラック。ビジネスシーンで使用するのであれば問題ないが、インテリアの要素は乏しい。その他のカラー展開は行っていないが、スマホ専用のミニフォトプリンターだけはピンクとグレーがある。

 

遊び心さえ感じられる豊富なカラー展開のキャノン。オレンジ、プレミアムゴールド、レッドなど、従来の堅苦しい事務機器のイメージを覆すカラフルなラインナップが揃い、若者主体のSOHOやショップ、カフェなどの店舗では空間を彩るワンポイント要素としても重宝されそうです。

 

 

 

ベテランGメン園川

ちなみに及川さんは何色が好きですか?
青、緑、水色、紫。どれもないがな!!

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

何故でしょうね?傷や汚れが目立つからかな?
黒や白も目立つっちゅーねん!!!

新人Gメン及川

 

エプソンのプリンターの特徴

 

EPSONプリンター

出典:EPSON

 

色の再現性に優れた染料インクを使用している機種が多いエプソン。写真など画像印刷の美しさが特徴です。そのため、印刷用紙は普通紙よりも光沢紙などの加工紙との相性が良く、写真などの印刷物の光沢感や色の鮮明さで高い評価を受けています。

 

 

 

また、EPSON独自のインクを採用することで、染料インクの弱点である耐光性や保存性を克服しており、ビジネス向けのプリンターも多数のラインナップで販売しています。

光が当たる場所での保存は50年、ファイルやアルバムなど光が直接当たらない場所での保管は約300年も退色せず、書類の保存性に関してはEPSONが間違いなくトップです。

 

メーカー別:プリンターで印刷した写真等の耐光性

メーカー 光が当たる場所(写真立て等)での保存期間 光が当たらない方法(ファイルやアルバム等)での保存期間
エプソン(染料インク) 50年 300年
エプソン(顔料インク) 45年 300年
キャノン 40年 100年
ブラザー 50年 100年
HP(Viveraインク) 100年 200年

※純正インク以外を使用する場合はインクの種類や商品によって異なります。

 

写真や画像印刷をメインで行うのであれば、エプソンが最もオススメですが、決して書類等の文字印刷に向いていないわけではありません。文字の印刷が主流の場合は、文字印刷に最適な顔料インクのみを使用している機種もあるので、「主に何を印刷するのか?」を念頭に置き、機種を選ぶようにしましょう。

なお、エプソンの機種はPXで始まる型番が文字向けの顔料インクを使用する機種で、それ以外のアルファベットで始まる型番が写真などの印刷に最適な染料インクを使用する機種です。

 

ブラザーのプリンターの特徴

 

broterプリンター

 

ブラザーのプリンターは「A4用紙で連続スキャンが可能な機種」や「領収書や名刺など複数の原稿を一気にスキャン→別々のデータとして保存することができる機種」など、ビジネスシーンで役立つ機能が備わっている機種が多いことが特徴です。用紙の補充やインクの交換、プリンターの操作など全ての作業を本体の前面だけで行える『フロントオペレーションシステム』を採用している点も業務の効率化に役立ちます。

 

オフィス向けって感じがするのはブラザーやな。せやけど写真の印刷はキャノンやエプソンに劣るんちゃう?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

正直な感想を言っても良いですか?
ええよ。我々から正直を取ったら何も残らんやろ。劣るんか?劣るんやな?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

劣ると言うか、キャノンとエプソンの写真印刷の技術が良すぎるんですよ。ブラザーの写真印刷も綺麗ですが、もともとはFAXで成長を遂げたメーカーなので得意分野が違います!FAX機能付きのプリンターを選ぶならブラザーが良いでしょう。

 

ブラザーは売上の約90%が日本国外で、なかでも北米やヨーロッパでは高いブランド力を誇っています。特に、SOHO向けの複合機、FAXにおいては北米でトップシェアを占めており、日本でも個人事業主やSOHO、小売店、飲食店などで広く使われています。

 

型番で特徴を知ろう!

メーカー 型番の特徴 機能
brother MFCから始まる型番 FAX、プリント、コピー、スキャン
DCPから始まる型番 プリント、コピー、スキャン
型番の数字が4桁 最大用紙サイズ:A3
型番の数字が3桁 最大用紙サイズ:A4
Canon TSから始まる型番 プリント、コピー、スキャン、背面トレイ
MB、MX等から始まる型番 FAX、プリント、コピー、スキャン
MG、MP等から始まる型番 プリント、コピー、スキャン
iP、iX等から始まる型番 プリントのみ
LBPから始まる型番 レーザープリンター
EPSON PXから始まる型番 顔料インク
PX以外から始まる型番 染料インク
型番の数字の後にF FAX、プリント、コピー、スキャン
型番の数字の後にA プリント、コピー、スキャン
型番の数字の後にFとA以外 プリント、コピー

 

ベテランGメン園川

問題です!ブラザーの型番で「DCP-J572N」なら、どのような機能のプリンターでしょうか?
DCPで始まるからFAX機能はあらへんやろ…?数字は3桁やから、最大用紙サイズはA4や。分かったで!「A4サイズ対応のプリント、コピー、スキャンができるプリンター!」…ちゃうか?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

正解◎です!ブラザーの型番は非常に分かりやすいので、バカでも簡単に選べますよね。
今サラッと、いらんこと言うたな?おまえ、ワシの何個下や!!ちょけとったらイテコマスデ!!

新人Gメン及川

 

このようにブラザーは型番だけで基本性能が分かりやすい特徴もあります。

一方、キャノンは他にも組み合わせが多数あり、公式サイトやカタログをチェックしなければ、対応用紙サイズを含め、詳しいことは分かりません。同様にエプソンも少し前の機種までは末尾の数字で対応用紙サイズ等をチェックできましたが、現在は型番だけでの判別ができません。HPに関しては、型番に規則性はないようです。

 

HPのプリンターの特徴

 

HPプリンター
出典:HP

 

世界ではプリンターのシェア数がナンバー1のHPですが、日本国内向けのラインナップはキャノン、エプソン、ブラザーに比べて、やや少なめです。しかし、キャノンやエプソンより本体価格が安く、無線印刷の技術を最も早く搭載するなど機能面でも決して劣りません。

ただし、基本的は4色インクなので、写真等の画質はエプソンやキャノンほど綺麗とは言えず、写真や画像よりは文字の印刷に向いています。

 

レンタルプリンターで取り扱いのあるメーカー

 

コピー機Gメン

 

どのメーカーもプリンターの本体価格はリーズナブルですが、使用する純正インク代が高く、導入コストよりランニングコストが嵩張ってしまい、安易に印刷することができません。

そんな悩みを解消するために誕生した「定額制で印刷し放題のレンタルプリンター」は、高額なインクによる印刷コストを軽減できると、利用者から好評ですが、残念ながらメーカーの公式サイトやカタログなどをチェックして、希望のプリンターを自由に指定することができません。

それは、リースとは異なり、レンタルは性質上「あるものを貸す」サービスだからです。

そのため、複数のプリンターから好みの機種を選びたい場合は、取り扱い機種が豊富な「ウルトラプリント」や「スリホ」がオススメです。また、取り扱い機種が多いレンタル会社では、月間の印刷枚数や用途などによっては、希望していた機種よりも最適な機種を提案してもらえる可能性もあります。

 

主なレンタルプリンター会社と取り扱いプリンター

 

メーカー 対応用紙サイズ ウルトラプリント エコプリ プリント放題 スリホ
キャノン A4
A3
EPSON A4
A3
brother A4
A3
HP A4
A3

※その他、エコプリではA4、A3ともに「リコー」の取り扱いがあります。また、○はプリント機能のみの単機能プリンターもしくはスキャン、コピー、FAX機能付きの複合プリンターの取り扱いがあることを示していますが、機種によってはFAX機能が付いていないこともあるため、プリンターの種類や機能については、別途お問い合わせ下さい。

 

ここでは「○」になっていても在庫切れでレンタルできない場合もあるんやろ?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

あります。逆に「✕」になっていても、新しく取り扱いを開始して「○」のケースもあります。まずは、お問い合わせをしてみると良いですね。電話だけではなくメールからでも、お問い合わせは可能です。

 

お問い合わせ

 

今回は「プリンターのメーカーによる特徴」を中心にお伝えしたので、レンタルなら取り扱い機種の多い「ウルトラプリント」や「スリホ」をオススメしましたが、レンタル会社にも特徴があり、安さや保守メンテナンスの充実度なら「ウルトラプリント」が一歩リードし、インクの質なら「エコプリ」や「プリント放題」が、強いこだわりを持っています。

印刷枚数や用途、印刷コスト等によって、購入orレンタルも含めて、プリンターを選ぶ基準は変わると思います。優先順位を明確にして、最適なプリンター、最適なレンタルプリンターを利用するようにしましょう。

 

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