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まさとパパ
元家電量販店歴10年のYouTuber。家電と金融の知識で、知らないことで損をしないための『守りの知識』を広め、1人でも情報弱者と言われる人を減らしたいと考えています。
Canon XK500のレビュー
2021年1月〜2023年12月にプリンター機種ごとにユーザーアンケートを実施しました。回答してくださった方は全体で600名以上。印刷品質や使用感、故障の有無などプリンター本体に対する満足度を5点満点で評価していただき、自由記述形アンケート式で感想を書いていただきました。ここでは、アンケート結果の一部をご紹介します。
オペレーター 杏奈
【機種】Canon XK500
【印刷内容】写真印刷
【総合満足度】とても満足
【使いやすさ】とても満足
【価格】とても満足
【印刷美しさ】とても満足
【外観デザイン】とても満足
【印刷の速さ】やや満足
【壊れにくさ】やや満足写真が趣味です。今までは、同じキャノンのTS8030を使っていましたが、そろそろガタがきそうなので、買い替えることにしました。
TS8530と迷いましたが、ネットでXK500が安く出ていたので即決。今まではインク代が悩みの種でしたが、安くあがりそうで助かります。
肝心の印刷具合ですが、かなりキレイです。粒感がなく、なめらかです。試しに写真ではなく、ネット上にあった画像を普通紙に印刷してみましたが、そのままでした。これから使うのが楽しみです。
新人Gメン及川
【機種】Canon XK500
【印刷内容】年賀状、スマホで撮った写真、大学のレジュメ印刷、一眼で撮った写真
【総合満足度】とても満足
【使いやすさ】やや満足
【価格】普通
【印刷美しさ】とても満足
【外観デザイン】とても満足
【印刷の速さ】やや満足
【壊れにくさ】やや不満タッチパネルが大きいこと、デザインがシックなところも気に入っています。また、自分は一眼で撮った写真を印刷することが多いので、印刷がきれいであることを非常に高く評価しています。色が乱れず、不自然感がなく滑らかな感じがとても気に入っています。
※2023年12月実施アンケートより引用
オペレーター 杏奈
XK500の市場価格
XK500の標準販売価格は51,150円とかなり高額に設定されています。
同じく写真印刷に力を入れた前機種XK90は、発売から2年経った2022年頭でも大きく値下がりはしていません。昨今のプリンター需要の高まりも併せて検討すると、XK500の値下がりは販売からしばらく待つ必要があるでしょう。
XK90の販売は在庫限りとなりますが、まだ在庫もあるようです。
▼XK90
元家電販売員 まさとパパ
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XK500の特徴と仕様
XK500の特徴
2022年3月中旬発売のXK500は、高画質写真の印刷が可能なプレミアムハイスペックモデルの家庭用プリンターです。本体色は、シックで特別感のあるダークシルバーメタリック1色のみ。最下部が全体的に突き出したデザインになっています。
インクは顔料ブラックとフォトブルーインクを含めた6色。粒状感が低減して繊細な描写ができるほか、光沢紙では自然で鮮やかな写真プリントができます。また、顔料ブラックを採用しているので文字もくっきり印刷できます。
「おうちでスマホプリ」の搭載と、写真プリントに便利なホーム画面を採用していることにより、スマホからでもプリンター本体からでも、誰でも簡単に印刷することができるようになりました。
▼XK500の仕様
サイズ | 約372×345×142(mm) | 給紙トレイ | 後トレイ/カセット:100枚/100枚 |
インク形状 | 6色(独立インクタンク) | 用紙サイズ | L判〜A4、レター |
液晶 | 4.3型TFT(タッチパネル) | 接続 | USB、無線LAN(Wi-Fi) |
印刷スピード | L判/A4カラー:約10秒/約6秒 | インク代 | L判/A4カラー:¥10.8/¥4.0 |
複合機 | 〇(コピー・スキャン) | その他機能 | 自動両面印刷、フチなし印刷、4in1/2in1コピー、枠消しコピー、写真コピー(自動切り出し/傾き補正)、IDコピー、レーベル印刷 |
オペレーター 杏奈
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XK500をまさとパパが解説
ベテランGメン園川
元家電販売員 まさとパパ
- 写真にとにかく強い
- 6色ではインクコストが安い
- 印刷も速い
- 本体が高い
- A3は印刷できない
XK500の強みは、「写真印刷がとにかくキレイ」であることです。写真印刷の美しさは、いわゆる「普通の家庭用プリンター」の域を超えていると言っても過言ではないですね。フォトブルーインクを搭載したことが大きいと思われます。写真に詳しい知人は「粒感がない」と絶賛していました。
これだけ高精細の印刷ができるにもかかわらず、インク代が安いというのも、スゴイところですよね。L判1枚あたり10.8円。安い写真屋で現像するのと変わらない金額ですよ。また、インク6色セット価格が定価でも4,000円を切っているところも魅力です。セットにしていなくて6本で1万円を超えるインクもありますからね
さらに!XK500は写真印刷に特化したプリンターなので、L判印刷の速度も早いんです。L判1枚印刷するのに、たったの10秒しかかかりません!A4カラー印刷だと10枚/分なので、まあ普通の速度なんですけど、L判印刷は早いと思いますよ。
ただ、インク代が安い機種は概して本体代が高い…ということで、XK500も例外ではなく、本体代が高いです!Canonオンラインショップでの販売価格が51,150円なので、これよりも下回っていたら買っていいと思います。また、これだけの本体代を出すのに、A3印刷はできないんですよね。
元家電販売員 まさとパパ
- 写真を普通以上にキレイに印刷したい
- 写真の印刷枚数が多い
- 印刷枚数が少ない
- 写真を印刷しない
- A3印刷をしたい
XK500は、「写真印刷」に強いこだわりがあるという方におすすめの機種です。XK500なら写真印刷を普通のプリンターよりもずっとキレイに印刷できます。写真印刷の枚数が多く、「写真印刷のためにプリンターを買いたい」という方には、最適のプリンターと言えます。
逆に、写真印刷をしない方や、写真印刷の枚数が少ない方には、XK500は全くおすすめできません。また、A3印刷もできないため、A3印刷をする可能性がある場合も不向きですね。
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- 印刷枚数が少ない → TS8530
- 写真を印刷しない → XK100
- もっと印刷コストを下げたい → EPSON EW-M873T
- A3印刷 → iP8730(印刷のみ)、EPSON EP-982A3
XK500と他機種との違いを比較
XK500とXK90の違い
2022年3月発売のXK500の前機種は、2020年8月発売のXK90です。XK500とXK90の違いは以下の通りです。
▼XK500とXK90の比較
XK500 | XK90 | |
サイズ(mm) | 約372×345×142 | 約373×319×141 |
大容量インク | なし | あり |
L判印刷コスト | ¥10.8 | ¥13.7 |
A4印刷コスト | ¥4.0 | ¥6.3 |
標準インク公式価格 | ¥3,920 | ¥4,774 |
大容量インク公式価格 | × | ¥6,193 |
本体価格(公式サイト) | ¥51,150 | ¥45,650 |
※XK90のインクコスト=大容量タイプで試算。インク代・本体代は、キヤノンオンラインショップの価格。
XK500とXK90の大きな違いは、ランニングコストです。
XK500ではA4カラー印刷ならば1枚あたり5円を下回るようになりました。純正インクの値段も、XK90で使われていたものより安価です。
XK90で好評だった部分はそのまま引き継いでいるようです。特に人気だったヘアライン仕上げのボディデザインとカラーはそのままに、サイズが数ミリコンパクトになりました。
写真印刷向けの使いやすさも向上しています。XK90にあった「かんたん写真コピー」が廃止され、その代わり写真プリントに便利なホーム画面を採用されました。機械が苦手な方でも、XK500では簡単に写真の印刷ができます。
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元家電販売員 まさとパパ
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XK500とXK100の違い
2022年3月発売のXK500の下位機種は、2021年10月発売のXK100です。XK500とXK100の違いは以下の通りです。
▼XK500とXK100の比較
XK500 | XK100 | |
本体色 | ダークシルバーメタリック | シルバー |
サイズ(mm) | 約372×345×142 | 約372×345×142 |
液晶サイズ | 4.3型TFT(タッチパネル) | 2.7型TFT(タッチパネル) |
インク色数 | 6 | 5 |
印刷スピード(L判/A4) | 10秒/6秒 | 16秒/6秒 |
印刷コスト(L判/A4) | ¥10.8/¥4.0 | ¥9.8/¥3.9 |
本体価格(公式サイト) | ¥51,150 | ¥40,150 |
XK500とXK100の大きな違いは「インク色数」「液晶サイズ」です。
XK500は写真印刷に特化させているためプレミアム6色インクを採用していますが、XK100は5色のみです。どちらもXKI-N21シリーズなので違いはフォトブルーの有無のみと言えます。
XK500のタッチパネルは液晶サイズも大きく、写真印刷に便利なホーム画面が使われているので、XK100よりも機械の操作に慣れない人でも使いやすい機種です。
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XK500とTS8530の違い
最後に、2022年3月発売のXK500とは別シリーズですが、よく似た機能を持つ2021年11月発売のTS8530との比較も紹介します。XK500とTS8530の違いは以下の通りです。
▼XK500とTS8530の比較
XK500 | TS8530 | |
本体色 | ダークシルバーメタリック | ブラック・ホワイト・レッド |
インク | 6色(シアン、マゼンダ、イエロー、フォトブルー、染料ブラック、顔料ブラック) | 6色(シアン、マゼンダ、イエロー、グレー、染料ブラック、顔料ブラック) |
大容量インク | なし | あり |
印刷スピード(L判/A4) | 10秒/6秒 | 16秒/6秒 |
印刷コスト(L判/A4) | ¥10.8/¥4.0 | ¥25/¥12 |
標準インク公式価格 | ¥3,920 | ¥7,810 |
本体価格(公式サイト) | ¥51,150 | ¥37,950 |
XK500とTS8530の違いは、「本体色」「インク種類」「コスト」です。
まず、XK500とTS8530の正面のデザインはほぼ同じです。カラー展開には違いがあり、XK500はダークシルバーメタリック1色ですが、TS8530はブラック、ホワイト、レッドの3色展開です。
XK500もTS8530も6色インクですが、中身は異なります。インクのシリーズが違うのはもちろんのこと、XK500は6色めがフォトブルーですがTS8530ではグレーが採用されています。色味の違いは是非ご自分で確認してみてください。
注意していただきたいのはコストの差です。TS8530の純正インクは7,810円とかなり高額ですが、XK500の純正インクは3,920円とおよそ半額の値段で購入することができます。
この差は純正インクと互換インクの差額と同等で、使い続ける上ではかなりの痛手となってしまうでしょう。印刷コストもXK500はTS8530の約半額で済みます。
本体代こそTS8530の方がXK500よりも1万円ほど安いですが、ランニングコストの差も大きいので、印刷量が多い方にはXK500がおすすめです。
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元家電販売員 まさとパパ
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まとめ
XK500のレビューは、1件だけ集まりました。写真印刷の質が良く、インク代も安いため、満足度は高めでした。
現在発表されているXK500の価格や特徴、類似機種との比較をまとめました。
【XK500の価格】
- XK500の市場価格:51,150円前後の予想
- XK500のインク代:6本セットで約3,920円
【XK500の特徴】
- 写真印刷が得意な家庭用インクジェットプリンター
- スマホからの印刷が便利
- 前機種からの変更点は「ランニングコストが下がった」「写真の印刷が簡単になった」「本体の見た目が変わった」の3点
- ランニングコストは比較的安いが、本体が高い
- 大容量インクなし
6色で印刷枚数が多いならエコタンクがおすすめですね。
前のモデルよりインクコストが下がっているのはとてもいいですね。
ただインクコスト重視なら、XK100がおすすめになりますが。
XK500はやっぱり写真特化ですね。
元家電販売員 まさとパパ
新人Gメン及川