当サイトでは「法人携帯」を中心に扱っていますが、今回は少しだけ逸れます。
業務での通話という意味においては切り離せない「固定電話」の話。
最近では、市外局番を必要とする固定電話を取り払って、携帯電話やIP電話に統一することでコストを下げる動きも出ていますが、「会社が固定電話の番号を持っているかどうか」は現代のビジネスにおいては会社を信用するかどうかの要素の一つになっているようです。
そんな固定電話を選定すべきポイントを抑えます。
発信が少ないなら「ひかり電話」系。多いならソフトバンクのおとくライン。
まず、固定電話を持つ、といっても
Gメン
という法人様もいれば、
Gメン
という法人様まで、固定電話の扱いは様々。
結論から言えば、
- 発信が少ない→固定費の安い、ひかり電話系のサービス
- 発信が多い→従量課金の安い、ソンクのおとくライン
がコストメリットが出やすいです。
迷ったら、各キャリアに通話明細を渡して相見積を取りましょう。
携帯電話以上に、キャリアを変えるハードルが高い固定電話は各キャリアが欲しがる商材。
頑張って値引いてくれることでしょう。
携帯とのキャリアを統一で、さらなるコストメリットが出ることも。
通信キャリアにとって、固定電話と携帯電話、できるならばどちらも自社で欲しいのは当然のこと。
「両方の発注」を前提に、大幅な割引をかけてくれたり、固定⇔携帯間の通話料を0にしてくれたりといったサービスをつけてくれることもあります。
キャリアにとってはセット提案は売り上げが増えるだけでなく、自社の中での電話網の通信であれば、会社側でもコストがかからないのでより値引きをかけやすいという事情もあります。
※ただし、NTT東西(もしくはNTTコミュニケーションズ)とNTTドコモは明確に別会社で、相互間で割引をかけることは法律(NTT法)で禁止されているので注意が必要です。
注意!NTT以外で発番すると、乗り換え(MNP)ができなくなる
固定電話のキャリア選定をする上で、もう一つ重要なポイントがあります。
NTT東西以外のキャリアから発番した電話番号は他キャリアへの移行ができません。
今の会社に最適なキャリアを選定した!と思っても、携帯のキャリアが変わったり、固定電話の用途がかわったり、固定電話においても「最適なキャリア」が今後変わる可能性もあります。
その際、会社の固定電話の番号を変えることなどできない!
という理由で、明らかにメリットのある選択を取れなくなるのはちょっと残念です。
迷ったら、とりあえずNTTで引いておいてそこから他キャリアに変えればその後も柔軟に動かせます。
ベテランGメン園川
まとめ
今後、もしかしたら「固定電話」というものは徐々になくなっていくのかもしれませんが、現代のビジネスにおいてはまだまだ需要の高い固定電話。どこが一番お得なのか、は利用状況や携帯電話の契約状況によっても異なります。
発信が少ないならひかり電話、発信が多いならおとくラインがコストメリットが出る可能性が高いです。>>おとくラインの価格とお申込みはこちら
また、NTT以外から発番すると将来的に他キャリアへ番号が持ち越せなくなることも念頭に。
迷ったらNTTに開通を依頼して、数か月様子を見ながらその明細を各社に渡して相見積を取らせるのが最適かもしれません。