【フリーダイヤルのコストを削減!】月額基本料と通話料金を安くするコツは?

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フリーダイヤル

 

商品の注文や問い合わせ等で「0120」から始まるフリーダイヤルの番号に電話を掛けた経験は誰でもあるでしょう。フリーダイヤルは着信課金制なので、電話を掛けた側は通話料金が全く掛からず、電話を受けた企業が通話料金を支払います。

通話料金の他に基本料金も掛かるため、問い合わせの多い企業やコールセンター等では通信コストが大きな痛手となっており、コスト削減が重要な課題となっています。

 

せやけど、手短に切るわけにもいかへんやん。問い合わせやクレームやったら、なおさら。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

だからと言って、フリーダイヤルをやめるわけにもいきませんよね。費用は掛かりますが、売上や問い合わせの増加に繋がる効果的な手段ですし。
何とかならへん?諦めるしかないんやろうか…。

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

諦めないで下さい!フリーダイヤルのコストは確実に削減することができます!

 

そこで今回は、ビジネスフォンの通信コストを圧迫する「フリーダイヤルのコスト削減方法」についてお伝えします。

 

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フリーダイヤルとは?

 

ダイヤル

 

一般的には『無料で掛けられる電話番号』程度にしか認識されていないフリーダイヤルですが、「フリーダイヤル」とはNTTコミュニケーションズが提供するサービスの名称で商標登録もされています。

同じく、KDDIが提供する着信課金電話番号サービス「フリーコール」も商標登録されています。

 

サービス名やったんや。外国人に伝わらへんわけや。

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

そもそも「フリーダイヤル」は和製英語ですからね。英語では「toll-free」や「toll-free call」と言います。

 

しかし「フリーダイヤル」は、もはや一般名詞として定着しており、多くの人が着信課金制の電話サービスを表現する際、当然のように「フリーダイヤル」と言います。そのため、ここではあえて着信課金制の電話サービス全般を「フリーダイヤル」と表現しますが、本来は固有のサービス名であることを留意しておきましょう。

 

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フリーダイヤルの種類

フリーダイヤルは様々な商品があり、主にNTTやKDDIなどの通信事業者でサービスが展開されています。まずは一例をご覧下さい。

 

電話会社 商品名 電話番号
NTTコミュニケーションズ フリーダイヤルフリーダイヤル 0120‐××××××
KDDI フリーコールフリーコール 0120‐××××××
ソフトバンク フリーコールスーパーフリーコールスーパー 0120‐×××‐×××
0800-×××‐××××
0088-(現在は販売終了)
楽天コミュニケーションズ フリーボイスフリーボイス 0120‐×××‐×××
0800-×××‐××××

 

他にもNTT東日本・NTT西日本の商品で「フリーアクセス」があります。こちらは地域密着型の企業に最適なサービスで、同一県内から掛かって来た電話のみ接続します。

 

オペレーター 杏奈

NTTコニュニケーションズの「フリーダイヤル」の他にも選択肢は多数あり、月額料金や通話料金が異なります!
え!通話料までちゃうの?コスト削減できるやん!安いのはどれ?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

では、各社の基本料金と通話料金を比較してみましょう。

 

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フリーダイヤルの料金を比較

 

ビジネスフォン フリーダイヤル フリーアクセス フリーコール フリーコールスーパー フリーボイス
会社名 NTTコミュニケーションズ NTT東日本・NTT西日本  KDDI ソフトバンク 楽天コミュニケーションズ
基本料金 1,000円 1,000円 1,000~2,000円
プランによって異なる
0~2,000円
プランによって異なる
500~2,000円
プランによって異なる
通話料金:市内 8.5円 8.5円 8.5円 8.5円 8円
通話料金:市外 20~40円 20~40円 20~40円 20~40円 8円
通話料金:県外 20~80円 着信不可 20~80円 20~80円 8円
通話料金:携帯 120~130円 70~150円 130円 90円 51円
通話料金:PHS 30~150円 31.5~126円 50~80円 40~80円 51円
通話料:公衆電話 30~200円 着信不可 20~200円 30~200円 75円

※通話料金は平日昼間の3分間です。夜間や休日は料金が異なります。

 

なお、どのサービスを利用しても電話帳へ掲載や「104」の番号案内への登録が可能です。

 

最も安いサービスは楽天「フリーボイス」

 

楽天フリーボイス

出典:楽天コミュニケーションズ

 

楽天の「フリーボイス」を除いては、通話料金に大きな差がありません。全国から問い合わせがある企業なら、必然的にNTT東日本・西日本が提供する同一県内限定の「フリーアクセス」は除外されますが、あとは各サービスの特徴などを比較して選びましょう。

ちなみに、市外や県外など、特定の地域に偏らず、広い範囲から電話を受けるなら、通話料金の安い楽天の「フリーボイス」がオススメです。他社サービスと機能面での違いは大差がなく、秒課金・分課金・3分課金など課金時間のタイプを月単位で決めることが可能です。また、大口の割引にも対応しています。

ただし、全社共通の注意点として、フリーダイヤルの番号はオプション契約なので必ず通常の電話番号が必要です。そのため、通常の電話番号の基本料金も掛かります。

「フリーボイス」は楽天コミュニケーションズのIP電話『IP-PHONE』の他、NTT加入電話・ひかり電話にも対応していますが、NTTは基本料金やオプション料金が高額なので、基本料金・オプション料金ともにNTTより安い『IP-PHONE』にオプションで追加した方が安くなります。

 

ベテランGメン園川

場合によっては総額で50%以上も安くなることがあります!

 

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フリーダイヤルの特徴を比較

様々な通信事業者がフリーダイヤル(着信課金制のサービス)を提供しています。それぞれの特徴をしっかりと把握しておきましょう。

 

NTTコニュニケーションズ『フリーダイヤル』

 

フリーダイヤル

出典:NTTコミュニケーションズ

 

1985年にサービスが開始された着信課金制のパイオニア『フリーダイヤル』は、企業と顧客を結ぶコミニュケーションツールとして、日本全国で利用されており、90.5%の高い認知度を誇ります。

一般にも浸透しているからこそ、ロゴマークを使用するだけでも企業のイメージアップに繋がり、ビジネスチャンスの拡大や顧客満足度の向上が期待できます。

コールの制限や振り分けなど受付業務を効率化する機能など、多数のオプションが用意されています。

 

無料オプションの一例

  • 通話量設定
  • 発信端末拒否(例:公衆電話からはフリーダイヤルに接続しない等)
  • 発信地域指定(接続する地域をフリーダイヤル番号ごとに指定)
  • ACDグループ(複数の電話番号をグループ化し、グループ内でコールを自動的に振り分け)
  • コールフロー変更(例:平日は東京本社と埼玉支店に、土日は本社のみに接続する等)

 

オペレーター 杏奈

無料オプションでも、かなり便利な機能がたくさん使えますね!続いて有料オプションの一例を紹介します。

 

有料オプションの一例

  • 迷惑電話おことわり 月額1,000円
  • 話中時迂回(例:コールセンターの回線が全て通話中の場合、指定先=本社などへ接続) 月額1,600円
  • 接続先変更(例:日中は本社に、夜間は代行業者などに接続) 月額1,400円
  • オリジナルガイダンス 月額300円~900円 その他工事費 27,000円

 

月額料金は「着信先電話番号ごと」「フリーダイヤル番号ごと」「ACDグループごと」など、ケースバイケースやで!

新人Gメン及川

 

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NTT東日本・NTT西日本『フリーアクセス』

 

フリーアクセス

出典:NTT西日本

 

ビジネスチャンスを拡大しつつも、発信先を同一県内に限定することで通話料も抑えられるNTT東日本・NTT西日本の着信課金制『フリーアクセス』は、2001年に開始されたサービスで既に多くの企業で導入されています。

全国に支社・支店を構える大手企業より、地域密着型の中小企業や小売店・飲食店などの店舗に向いており、個人でも利用することが可能です。

ただし、発信元は同一県内に限定されているので、携帯電話・PHS事業者の都道府県区域がNTT東日本・NTT西日本の区域と異なる場合は接続できないことがあります。同様に、県境にいる携帯電話・PHS利用者の電波を県外の基地局が受信した場合は、フリーアクセスに接続できません。

 

無料オプション

  • カスタマーコントロール機能(利用状況の照会や設定・変更を行うことが可能)

 

有料オプションの一例

  • 話中時迂回 月額800円
  • 振り分け接続 月額700円
  • 受付先変更 月額1,000円
  • 時間外案内 月額650円

 

ベテランGメン園川

月額料金の他に工事費が1,000~2000円ほど掛かります。

 

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KDDI『フリーコール』

 

KDDI

出典:KDDI

 

KDDIの『フリーコール』には、シンプルな機能の「フリーコールS」と充実した機能が使える「フリーコールDX」の2種類があります。

どちらにも、県外からの通話が多い企業に最適な「シンプルレートプラン」や長期の利用で安くなる「長期継続割引プラン」など幾つかのプランが用意されておりますが、無料・有料問わずオプションの数は「フリーコールDX」の方が多く、複数拠点にも対応可能です。

 

無料オプションの一例(フリーコールDX)

  • 着信数設定
  • 発信エリア限定/発信エリア案内
  • 発信許容端末選択(公衆電話や携帯などからの着信を受ける・受けないを選択)
  • 着信先分配
  • カスタマーコントロール(パソコン上からオプションサービスの設定変更が可能)
  • 話中無応答時アナウンス
  • トラフィックデータ照会

 

オペレーター 杏奈

この他にも多数の無料オプションがあります。発信許容端末選択は申し込みをしないと携帯電話・PHSから着信できません!

 

有料オプションの一例(フリーコールDX)

  • 接続先案内(アナウンスにしたがって操作すると目的の受付先に着信させる) 月額500円 登録料200円
  • 番号通知リクエスト(非通知で着信があった場合、アナウンスへ接続する機能) 月額1,000円
  • 広域転送(例:東京本社の回線が全て通話中だった場合に大阪支社へ転送) 月額500円 登録料200円
  • 待ち合わせ接続(アナウンスを流して待ってもらい、空き次第接続) 月額500円 登録料200円
  • 迷惑電話撃退(50件まで登録可能) 月額1,000円

 

ベテランGメン園川

着信先の電話番号ごとに請求書の分割も可能です。
社内の経費管理も簡単になんねや!

新人Gメン及川

 

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ソフトバンク『フリーコールスーパー』

 

フリーコールスーパー

出典:ソフトバンク

 

ソフトバンクの『フリーコールスーパー』には「標準プラン」と「バリュープラン」があります。「バリュープラン」は、着信回線もソフトバンクを利用している企業が使えるお得なプランです。

ソフトバンクの電話サービス「おとくライン」または法人向けIP電話サービス「おとく光電話」を利用中であれば、「フリーコール」の月額基本料(2,000円)の半額が割り引かれ、さらに、もう半額の1,000円を上限として、通話料から同額を割り引いてもらえるため、月額基本料が実質無料で使えます。

なお、オプションはどちらのプランも共通です。

 

無料オプションの一例

  • 話中・無応答アナウンス
  • 発信端末指定
  • 利用制限設定
  • カスタマーコントロール
  • トラフィックレポート

 

オペレーター 杏奈

その他、接続通知アナウンスや発信者案内が無料です。

 

有料オプションの一例

  • 着信拒否 月額1,000円
  • 着信許容 月額1,000円
  • 迷惑電話お断わり 月額5,000円
  • オリジナルアナウンス 月額500円
  • 接続待ち合わせ 月額500円

 

ベテランGメン園川

有料オプションは1項目ごとに工事費が150円掛かります。

 

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楽天コミュニケーションズ『フリーボイス』

 

フリーボイス

出典:楽天コミュニケーションズ

 

楽天コミュニケーションズの『フリーボイス』は、24時間いつでも一律料金です。様々な機能が使える標準タイプの「フリーボイス」の他に、手軽に導入できる「フリーボイス シンプル」、社内業務連絡用に最適な「フリーボイス ライト」の3プランが用意されています。

オプションとして「付加機能サービス」を追加できるプランは標準タイプの「フリーボイス」だけで、「フリーボイス シンプル」と「フリーボイス ライト」には対応していません。

 

付加機能サービス

  • 発信地域設定
  • 受付先変更
  • 着信分配
  • 同時接続数設定
  • 事前ガイダンス(フリーボイスでお繋ぎしております、のガイダンス)
  • 話中時迂回
  • グループ外迂回
  • 非通知着信拒否設定

 

いずれも初回および変更時に1機能あたり500円の工事費が掛かりますが、他社と大きく異なる点はオプションの月額料金が発生しないことです。そのため、複数のオプションを追加しても、月額のランニングコストが高くなってしまう懸念がありません。

 

それはええけど、楽天のフリーボイスに変えたら、電話番号が変わるんちゃうん?面倒なんは勘弁やで。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

いえ、変わりません。フリーダイヤルは番号ポータビリティーで乗り換えることができます!

 

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フリーダイヤルは番号ポータビリティが可能!

 

番号ポータビリティ

 

いわゆるフリーダイヤル番号の『0120番号』には、ポータビリティー制度があるため、新規で取得を検討されている企業を除いては、番号を変えずに他社サービスへ乗り換えることができます。

フリーダイヤルの高額なコストに悩まされている企業も、顧客への連絡や公式サイトの変更など、余計な手間を掛けずに、簡単に基本料金と通話料金を下げることが可能です。

 

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【まとめ】フリーダイヤルのコストは削減できる!

フリーダイヤルをやめてしまうと顧客側が通話料金を負担することになり、お問い合わせの減少やビジネス機会の損失に繋がりかねません。

しかし、高額なフリーダイヤルを使い続けていては通信コストを削減できず、悩みは解決できないままです。

様々な着信課金制のサービスがあるので、特徴や料金を比較して最適なサービスを導入し、フリーダイヤルのコスト削減を目指しましょう。

 

ほな、最後にまとめるで!

新人Gメン及川

  • フリーダイヤル(着信課金制の電話サービス)は複数の業者がサービスを提供している
  • フリーダイヤルを利用するには通常の電話番号も必要
  • フリーダイヤルの基本料金・通話料金以外に、通常の電話番号の基本料金が掛かる
  • 通話料が安いサービスは楽天コミュニケーションズの「フリーボイス」
  • フリーダイヤルはオプションで便利な機能を追加できる
  • フリーダイヤルは番号ポータビリティが可能

 

また、以下のページでビジネスフォンの電話番号やフリーダイヤル番号の取得方法をお伝えしています。

 

【ビジネスフォンの電話番号取得】電話番号・フリーダイヤル番号はどうやって取得するの?

 

以上「フリーダイヤルのコスト削減」についてお伝えしました。通信事業者やプランによってサービス内容が異なるので、しっかりと調べてから申し込みを行いましょう。

ベテランGメン園川

オペレーター 杏奈

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