本記事では、名刺の情報整理や営業用のツールとして、法人向け有料名刺管理ソフトの導入を検討されている方向けに、法人向け有料名刺管理ソフト費用を比較します。
本記事を読めば、
「有料名刺管理ソフト導入には、どれくらいの費用がかかるのか?」
「初期費用は必要なのか?」
「一般的な法人向け有料名刺管理ソフトの相場は?」
など、法人向け有料名刺管理ソフトの費用に関する疑問が解消します。
法人向け名刺管理ソフトを安く導入したいなら…
【法人】名刺管理ソフト導入の費用対効果
法人向け有料名刺管理ソフトを有効活用するためには、費用対効果が重要です。
有料のソフトは、価格の安さだけで判断せず、セキュリティ対策や機能性なども比較して選択する必要があります。 ここでは、費用対効果の高いソフトを選ぶときに、注意すべき4つのポイントをご説明します。
法人向けには無料か有料か?
名刺管理ソフトには、無料のものもありますが、法人向けに名刺管理ソフトをお探しなら、ぜひ有料の名刺管理ソフトをご利用ください。
無料ソフトは、スマホアプリで写真を撮れば、手軽にデータ保存できます。 しかし、無料ソフトで活用できる機能は、ほとんどが写真保存のみ。
一方、有料ソフトなら、以下のような機能性を備えます。
- 名刺情報をデータ化できる
- 複数人でのデータ共有が可能
- SFA(営業支援システム)連携あり
- CRM(顧客情報管理システム)連携あり
有料ソフトは、名刺情報を写真でデータ化できるほか、クラウドを利用して、複数でデータ共有なども可能です。また有料ソフトは、SFA(営業支援システム)、CRM(顧客情報管理システム)などと連携して、営業に活用できる多機能なものが多くあります。法人で利用するなら、断然、有料ソフトがおすすめです。
費用対効果
無料ソフトとは異なり、ビジネスで役立つさまざまな機能を備えているのが、法人向け有料ソフトの特徴です。 最適なソフトを導入できれば、ビジネスシーンで高い費用対効果を発揮します。 費用対効果の良いソフト選びには、どのような機能を求められるかによっても変わってきます。
法人向け有料ソフトの主な特徴を、下記にいくつかご紹介します。
導入時のポイント3つ
費用対効果の高い法人向け有料ソフトを選ぶためには、抑えておくべきポイントが幾つかあります。 ここでは、ソフトのミスマッチを避けるために必要な導入時のポイント3つについて解説します。 最適な法人向け有料ソフトを選ぶ際に、ぜひお役立てください。
利用目的
まず、有料の法人向け名刺管理ソフトを、どのような目的で購入するのかを明確することが重要です。
有料ソフトには、多機能なものが多くありますが、多機能なものほど価格は高くなりがちです。 有料ソフトのなかには、導入前に専門スタッフに相談できるものもあります。 利用目的を明確にして、具体的にどのような機能が必要かを十分検討することをおすすめします。
使いやすさ
次に重要なのが、使いやすさです。 必要な機能を備えた有料ソフトでも、使いにくいソフトであれば、費用対効果の悪いソフトになってしまいます。実際にソフトを使用して、操作になれることも重要ですが、操作性の高いソフトを選択することが重要です。
有料ソフトには、無料お試し期間のある有料ソフトもあります。実際に使ってみて、使いやすければ導入することも可能です。
セキュリティ対策
名刺情報は個人情報のため、取り扱いに注意が必要です。 例えば、クラウド型は社内共有しやすく、いろいろなデバイスで利用可能です。しかし、セキュリティ対策が万全でなければ、顧客データの流出などのリスクを伴います。
使いやすいソフトの選択と併せて、セキュリティ対策万全の有料ソフトを選択することが重要です。
発生費用の把握
有料ソフトを導入する際は、利用方法や利用するサービスにより、発生費用が異なる点にも注意が必要です。また、ソフトを提供するソフト会社によっても、発生費用が異なります。
ソフト利用時の月額料金には、2種類あります。ひとつは、利用者数で料金が異なる従業課金型です。もう一つは、一定人数利用可能や人数無制限の月額固定型です。また、ソフト会社のスタッフがスキャンを代行する場合にも、名刺1枚ごとに費用が発生します。
名刺に記載されている文字や数字をデータ化する際の手作業によるデータ補正サービスもあります。
補正サービスの利用で1枚につき、費用が発生します。さらには、名刺をデータ化する専用スキャナー導入費などの初期費用が掛かるケースもあるので、注意が必要です。
法人向け名刺管理ソフトを安く導入したいなら…
法人向け有料名刺管理ソフトの費用相場
有料の法人向け名刺管理ソフトには、さまざまな価格帯のソフトがあります。使用人数や利用目的によって、利用する有料ソフトの価格も異なります。 高い費用対効果を発揮するためにも、企業規模に合わせた有料ソフト選びが重要です。
ここでは、企業規模ごとに、法人向け有料名刺管理ソフトの費用相場をご説明します。
個人事業主
▼個人事業主向け有料ソフトの価格相場
利用人数 | 1人~4名以下 |
費用相場 | 月額約1,000円~3,000円/アカウント |
月額費用 | 従業課金型 |
特徴 | 1ID(1人)からでも、気軽に使える 月額費用が安い 最低利用期間有無の確認必要 |
個人事業主の方が利用する場合、1人から利用可能な従業課金型の有料ソフトをおすすめします。
毎月の費用が一定で、低価格で始められるのが、最大の魅力です。 また、スキャンやデータ入力をオペレーターに依頼した場合は、枚数ごとに費用が発生します。 なかには、利用人数無制限のものもあり、低価格で始めてみたい方にもおすすめです。
利用は個人のみで、スマホで名刺のデータを保存できれば良いという方なら、まずは無料ソフトから始めるのも方法です。 まずは実際にソフトを使ってみて、他の機能を追加したい場合には、別の有料ソフト導入を検討することをおすすめします。
万が一ソフトが合わず、キャンセルする場合、なかには最低利用期間を設定されているケースがあります。そのため、価格の安さだけでなく、最低利用期間の有無についても注意が必要です。
小規模事業者
▼小規模事業者向け有料ソフトの価格相場
利用人数 | 約5人~20名以下 |
費用相場 | 月額約1,000円~3,000円/アカウント(従業課金型) 月額約2万5,000円から5万円 (月額固定型) |
スキャン料金 | 約10円~20円/枚 |
補正サービス | 約50円前後 |
特徴 | 利用人数に合わせて料金を選べる 少数からでも気軽に利用できる |
小規模事業者の方が利用する場合は、利用人数で従業課金型か、月額固定型か選ぶことをおすすめします。
数名で始める場合、低価格の従業課金型からがおすすめです。 従業課金型でも、利用者数が無制限のものもあります。 ソフトを利用しながら、徐々に利用人数を増やすことも可能です。まずは実際にどんなソフトか利用しながら、決めたい方にも従業課金型はおすすめです。
多くの機能を利用したい場合や、充実したサポート体制を重視される場合には、月額固定型をおすすめします。 初期費用はかかりますが、多機能重視であれば、初期投資費用を約2~5万円かけても良いと思います。
ソフトによっては、実際のソフトをデモ画面で使用できるものや、1ヶ月の無料お試し期間を提供しているものもあります。
費用対効果を考えて、予算をどれぐらいかけられるのか検討する必要があります。
お試し期間などを利用して、実際にソフトを使用しながら、最適な有料ソフトを選択することが重要です。
中小企業
▼中小企業向け有料ソフトの価格相場
利用人数 | 約50人~300名以下 |
費用相場 | クラウド型 月額約2万5,000円から5万円(月額固定型)初期導入費約2,000,000円~ オンプレミス型(買い切り型) 年間ライセンス&サポート費約300,000円~ |
スキャン料金 | 約10円~20円/枚 |
補正サービス | 約50円前後 |
ワークフローシステム | クラウド型とオンプレミス型 |
特徴 | 月額固定型ならクラウド型がおすすめ 自社運用型ならオンプレミス型がおすすめ |
中小企業の方が利用する場合は、クラウド型で月額固定型の選択か、自社運用のオンプレミス型(買い切り型)の選択をおすすめします。クラウド型とオンプレミス型によって費用なども異なります。
それぞれの違いについて、下記比較表を参考にしてください。
▼クラウド型とオンプレミス型の違い
クラウド型 | オンプレミス型 | |
導入コスト | 安い | 高い |
セキュリティ | 社内対応不可 | 社内対応可能 |
カスタマイズ | 制限あり | 可能 |
外部アクセス | 設定が簡単 | VPNなどの設定必要 |
保守・メンテナンス | 自社管理不可 | 自社対応可能 |
利用者数が100名以上で多い場合などは、自社内で管理するオンプレミス型のほうがおすすめです。
初期費用などはクラウド型に比べて、高額になります。しかし、自社でカスタマイズができる、セキュリティ管理をコントロールできるなどのメリットがあります。
オンプレミス型なら、自社でソフトをカスタマイズできます。そのため、自社オリジナルの使いやすいソフト運用を可能にしてくれます。
新人Gメン及川
ベテランGメン園川
新人Gメン及川
ベテランGメン園川
法人向け名刺管理ソフトを安く導入したいなら…
法人向け有料名刺管理ソフトの費用を比較
ここからは、具体的な法人向け有料名刺管理ソフトの費用を比較します。
月額費用のほか、有料ソフトを利用する際に発生するその他の費用についてもご説明します。
企業規模に合わせて、自社の利用目的にあった最適な有料ソフト選びの参考にしてください。
【個人事業主向け:低価格】メイシー
出典:メイシ―
株式会社もぐらの『メイシー』は、低価格。個人事業主の方に、おすすめです。1ヵ月から更新可能な「毎月更新プラン」があります。個人事業主以外でも、低コストで始めてみたいという小規模事業者にも、おすすめです。
▼メイシーの仕様
メイシー (株式会社もぐら) | |
月額費用 | 2,178円/契約 (前払い) |
初期費用 | 0円 |
オプション費用 | データ入力料金 27.5円/枚 スキャン料金 11円/枚 ローロデックス送付の場合 22円/枚 |
最低利用人数 | 無制限 |
最低利用期間 | 1ヶ月から |
無料お試し期間 | × |
ワークフローシステム | クラウド型 |
他ツールとの連携 | CRM、Salesforce、Zoho CRMなど |
その他 | 1年分前払い:5%割引 2年分前払い:10%割引 3年分前払い:15%割引 既存のCSVデータは無償でインポート可能 最大名刺登録枚数は(全ユーザー合計で)2500枚 2500枚を超える場合は+月額1078円で2500枚ずつ追加可能 |
(全て税込)
出典:アルテマブルー 小規模事業者向けのキヤノンエスキースシステム株式会社『アルテマブルー』は、初期費用0円でスタートできます。アルテマブルーは、使いやすさを重視したソフト。導入前に専用コンサルタントがヒアリングを行います。コンサルタントが、お客様のご要望に合わせた活用方法を提案してくれます。無料お試し期間が2週間あるので、実際に使ってみることをおすすめします。 ▼アルテマブルーの仕様 (全て税込) ▼アルテマメール(一斉メール配信サービス) (全て税込) ▼日経人事ウォッチpro連携 (年間契約のみ) (全て税込) アルテマブルー利用には、TWAIN規格対応スキャナーが必要です。お持ちでない方は「名刺サイズ対応」「両面スキャン」の機種を推奨します。推奨スキャナーについては、キヤノンエスキースシステムに確認が必要です 。 出典:名刺えびす eBASEの名刺えびすは、中小企業向けの有料名刺管理ソフトです。クラウド型とオンプレミス型から選べます。 クラウド型なら、1ユーザーでも低価格で利用できます。HPにあるデモ画面を利用すれば、実際のソフトを使ってみることも可能です。自社で運用されたい場合は、カスタマイズ可能なオンプレミス型も選択可能です。まずは専用のコンサルタントに活用方法をご相談されることをおすすめします。 ▼名刺えびすの仕様 法人向け名刺管理ソフトを安く導入したいなら… 充実のサポート体制 出典:HOME type-AU ▼HOME type-AUの仕様 (全て税別) キャノンマーケティングジャパンのHOME type-AUは、充実のサポートをお求めの中小企業向け有料名刺管理ソフト。「HOMEコンタクトセンター」のサポート体制があるので、分からないことがあっても安心です。 名刺情報は、iPhoneやiPadでスキャンしてからデータ登録します。データの読み取りは、オペレーターの入力と自動文字認識にて対応可能。 取引先や自社のネットワークを一覧で表示できます。営業日報の自動作成や顧客のコンタクト履歴管理など、情報メンテナンス機能にも対応しています。 出典:THE 名刺管理 Business ▼THE 名刺管理 Businessの仕様 インストール/導入支援 初回導入時 (全て税別) NTTデータ NJKのTHE 名刺管理 Businessは、中小企業向けの有料名刺管理ソフトです。ユーザー数は後からも追加可能なため、まずは30日間無料お試し期間のご利用をおすすめします。 CRMシステムSalesforceのプラットフォームによるクラウド型サービスですが、Salesforceが無くても利用可能です。名刺情報は、専用スキャナー・複合機・スマホカメラから登録可能。スマホ専用アプリで、メール送信や電話を掛けることもできて、出先でも名刺情報の閲覧や検索なども可能です。社内SNS・名刺保有者一覧表示や行動履歴管理に加えて、オンライン名刺交換なども可能です。 法人向け名刺管理ソフトを安く導入したいなら… 法人向け名刺管理ソフトを安く導入したいなら…
【小規模事業者向け:初期費用0円スタート】アルテマブルー
アルテマブルー (キヤノンエスキースシステム株式会社)
月額費用
2,750円/ID
初期費用
0円(CRM/SFA連携時は別途発生※)
最低利用人数
1IDから
最低利用期間
1年間
無料お試し期間
2週間
ワークフローシステム
クラウド型
他ツールとの連携
Microsoft Dynamics 365 (CRM), Salesforce, kintone
オプション費用
※CRM/SFA連携:13,200円/月+初期設定費用110,000円が別途発生
データ取込時にオペレーター補正:55円/枚
※追加ストレージ(5,000枚毎/ID):550円/月
送信メール数
料金
1~5,000通
11,000円
~10,000通
22,000円
~30,000通
44,000円
~50,000通
55,000円
以後10,000通毎に
+11,000円
ライセンス数(ご利用人数)
月額料金
〜10人
55,000円
11〜50人
82,500円
51~100人
110,000円
101〜300人
165,000円
301〜500人
220,000円
501〜1,000人
330,000円
1,001〜
別途ご相談
【中小企業向け:クラウド型は低価格】名刺えびす
クラウド型
オンプレミス型(買い切り型)
費用
1,000枚まで月額1,000円/1ユーザー
上限なし月額2,000円/1ユーザー例)新規導入時
年間ライセンス&サポート費約300,000円~
初期導入費
0円
例)新規導入時約2,000,000円~
最低利用人数
1ユーザーから
無制限
最低利用期間
1か月から
無料お試し期間
HPにデモ画面あり
他ツールとの連絡
顧客管理・販売管理などの他システムとの連携可能
その他
WEBから利用登録完了後、すぐご利用可能。
お客様環境にシステム構築後、ご利用可能。
構築環境により料金が異なるため、詳細は要問合せ。カスタマイズ可能。
【中小企業向け:充実サポートの割に安い】HOME type-AU
HOME type-AU (キャノンマーケティングジャパン)
月額費用
1,800円/ID (2ID目以降は900円/月額で追加可能)
初期費用
20,000円/個※スターティングパック(HOME type-AU StartingPACK)
※オペレーターによる補正入力付き有償モード(フルモード)を100枚分含みます。
最低利用人数
1ユーザーより
最低利用期間
1年間
無料お試し期間
無し
ワークフローシステム
クラウド型
他ツールとの連携
SFA, CRMなど
オプション費用
追加1D 900円/月額
追加チケット 7,000円
【中小企業向け:30日無料】THE 名刺管理 Business
THE 名刺管理 Business (NTTデータ NJK)
月額費用
30,000円 (年間契約/基本ライセンス:50ユーザーまで利用可)
追加5ユーザーごとに月3,000円+税(年間契約)
初期費用
50,000円
初期導入支援サービス
100,000円
最低利用人数
無し(基本ライセンス:50ユーザーまで利用可)
最低利用期間
×
無料お試し期間
30日間(5ユーザー)
ワークフローシステム
クラウド型
他ツールとの連携
Salesforceなど
オプション費用
名刺スキャンサービス 7,500円/500枚 15,000円/1,000枚
名刺入力サービス 25,000円/500枚 50,000円/1,000枚
まとめ