ある程度の台数の携帯電話の契約がある法人にとっては、法人携帯の値引きはアタリマエの常識です。
一般消費者や、何も知らない小規模な法人に向けて高い通信料をとっておきながら、大口の顧客には媚びるように割引。
これが法人携帯市場の実態です。
そんなキャリア同士の値引き合戦。
価格競争力があるのはau(KDDI)という印象を持たれている総務担当者も多いようです。
そんなKDDIの渾身のプランともいえるのが「まるごとビジネス」通称「まるビジ」
安く契約できる一方でかなり重いリスクを背負う可能性もある契約のようなので、注意してください。
法人携帯の大型割引、まるごとビジネス(まるビジ)の特長
まるビジは同じ名義で2台以上の通信端末を契約している場合に用いることができる割引です。基本料1,000円を支払うことで総額費用を28~48%割り引くことができるサービスです。
契約期間は1年~3年で設定されており、もちろん、3年で契約した方が月額はオトクになります。
目安としては5万円以上通信費を使っている場合は、このプランに加入した方が良いというのがau公式の見解です。
悪魔的?まるごとビジネス(まるビジ)の途中解約ペナルティ
非常にコストメリットが大きく、嬉しいまるビジなのですが、KDDIも通信キャリア。1社だけ特別良心的、なんてことはもちろんありません。
このプランの途中解約ペナルティは以下のように設定されています。
使えば使っただけ逃げにくくなるという悪魔のような契約です。
契約を解除するなら金返せ、とでも言わんばかりの条件ですね。
この契約に縛られて、他社の魅力的な提案を受けられなかった、なんて声を聞いたこともあります。
まとめ:法人携帯のまるごとビジネス(まるビジ)契約は慎重に
KDDIのまるビジは非常に魅力的なコスト削減の提案として活用することができそうですが、半面で解約に対する条件が、悪徳キャリアたちの中でも群を抜いてエグいです。
状況によっては良い契約にもなり得ますが、将来的にキャリアを含め運用を変更する可能性がある場合は迂闊に飛びつかない方が良い選択とも言えます。
ベテランGメン園川