3Gサービスが提供終了？法人携帯への影響は？完全終了は2020年後

安さと対応品質が高い販売店を2～3社ご紹介します。1社だけをご希望の場合はその旨をご記載ください。

先日、一度解約した古いガラケーにSIMカードのみを契約するためにソフトバンクのショップに行ったところ、

「3Gは2019年秋でサービス提供を終了するからと、新規契約を勧められた」

という担当者の話を聞きました。

実際のところどうなるのかを解説します。

3Gサービスとは？提供中の通信規格の「古いもの」

3Gは携帯電話などの「通信規格」です。Ｇ（ジェネレーション）の前につく数字が更新されるほど、新しい規格であることを意味します。

現在の通信規格の使い方

現在の主流の通信規格は4G、4Gでカバーしきれないエリアには3Gで通信を行う運用がされています。3Gの方が4Gに比べ、通信速度は遅いですが、範囲は広いです。

最近は新規格の5Gが話題になっていますね。

欧米勢が標準必須特許を握った「4G」に対し、次世代産業のインフラとなる通信規格「5G」では中国が存在感。特許出願数で中国のシェアは世界最大となる34%に拡大します。https://t.co/FiddcDXqEl

— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) May 3, 2019

機種と通信規格の対応

通信端末は「新しい通信規格の電波を拾いに行く→つかめなければ古い規格の電波を広う」という形で通信を行います。

ただし、新しい規格（現在であれば4G)の電場を拾えるかは機種によって異なります。古い機種であれば3Gにしか対応していません。

3Gサービスは縮小するも、本格終了は2020年以降

結論としては3Gサービスが本格的に終了になるのは、2020年以降です。

各キャリアの終了予定時期は以下の通りです。

• ドコモ・・・2020年半ばに終了予定とアナウンス。
• au・・・2022年3月末で終了とアナウンス。新規受付は停止。
• ソフトバンク・・・具体的な終了時期の言及なし。サービスは順次縮小中。

ソフトバンクは、3Gの一部の電波帯の提供については既に終了しているほか、2019年11月末に3Gサービスのサポートの一部を終了すると発表しています。

法人契約への影響は？用途次第では、機種変更も視野に

• GPS機能（位置情報表示）
• SMS（電話番号を使ったメール）の送受信
• テレビ（ワンセグ）の視聴
• カメラの起動
• メディアプレイヤー
• ケータイ Wi-Fi

GPS、SMS、カメラ、Wi-Fiなど用途によっては業務でも利用が想定されます。

3G専用端末でこれらの機能を使って業務をしている場合は、11月末に間に合うように機種変更、乗換を検討しましょう。

電話やメールのみの利用であれば、とりあえずは問題なさそうです。

まとめ