
新人Gメン及川
ベテランGメン園川
A4対応モバイルプリンターを徹底比較
A4印刷できるモバイルプリンターは商品数が非常に少ないです。エプソン、キャノンなどの大手でも1種類しかありません。
▼A4印刷できるモバイルプリンター
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オペレーター 杏奈
インク or 感熱式?サイズやコストに差
モバイルプリンターの印刷方式には、以下の2種類があります。印刷方式の違いによって、本体サイズやコストに差が生まれます。
- インクジェット式
- 感熱式
インクジェット式ではインクを使用しますが、感熱式ではインクを使いません。A4用紙対応モバイルプリンターの多くがインクジェット式です。プリンターにインクを搭載する分、感熱式プリンターよりも本体サイズは大きくなります。
インクジェット式は、別売りのインクを別途用意しなければなりません。インクの種類や数によっては、ランニングコストが高くなってしまう可能性もあります。
一方の感熱式は専用用紙に熱を加えることで発色します。インクを搭載しないため、インクジェット式プリンターよりコンパクトです。
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オペレーター 杏奈
充電方式はAC電源+バッテリーが理想
モバイルプリンターを選ぶ場合は、どのような方式で電源を得るのかにも注目しましょう。モバイルプリンターの電源供給方式は主に以下の2つです。
- AC電源タイプ
- モバイルバッテリータイプ
最も理想的なのは、AC電源とバッテリーの両方を備えたモバイルプリンター。AC電源タイプの場合、コンセントがある場所でしか使えません。バッテリー駆動ならコンセントがない場所でも使えます。
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新人Gメン及川
サイズ・重量
持ち運んで使用するのであればサイズと重量は重要なポイント。一般的にA4用紙対応プリンターならA4用紙より少し大きいサイズ感ですが、中には40cm近くの縦幅となるものもあるので注意しましょう。フォト専用のモバイルプリンターなら、どれもコンパクト。最大長さが15cm程度と手のひらサイズです。
A4用紙対応プリンターの場合、2kg前後の重量があります。ただ中には、1kgを切る超軽量タイプも。またコンパクトサイズのフォトプリンターならだいたいどの商品でも重量は1kg以内です。中には200gを切る軽さを誇る商品もあります。持ち運び時の重さは意外とストレスになるものです。重量もしっかりとチェックしましょう。
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キヤノンTR153 | エプソンPX-S06 | ブラザーPJ-883 | HP OfficeJet 200 Mobile | HP OfficeJet 250 Mobile AiO | |
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サイズ/重量 | 322×185×66mm
2.1kg |
309×159×61mm
1.7kg |
255×30×55mm
0.61kg |
364×186×69mm
2.1kg |
380×198×91mm
2.96kg |
新人Gメン及川
接続方法もチェック
プリンターとモバイル機器を接続する方法には、以下のように多くの方法があります。
- USB接続
- 有線LAN
- 無線LAN
- Wi-Fiダイレクト
- Bluetooth
全てのプリンターが上記の接続方法に対応しているわけではありません。そのため、自分が使っている機器に対応した接続方法を備えているプリンターを選ばなければなりません。
例えば、「外出先でスマホの画面をプリントアウトする」という使い方をするなら、Wi-FiダイレクトやBluetoothに対応するプリンターが必要です。またネットを介さず、どこでもいつでも安定的にプリントアウトしたいなら、USB接続も検討しましょう。
ベテランGメン園川
印刷スピード
モバイルプリンターの場合、印刷速度はどの機種も遅いです。
ベテランGメン園川
キヤノンTR153 | エプソンPX-S06 | ブラザーPJ-883 | HP OfficeJet 200 Mobile | HP OfficeJet 250 Mobile AiO | |
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印刷速度 | カラー:5.5枚/分 モノクロ:9.0枚/分 |
カラー:4.0枚/分 モノクロ:7.0枚/分 |
13枚/分 | カラー:7.0枚/分 モノクロ:10.0枚/分 |
カラー:7.0枚/分 モノクロ:10.0枚/分 |
新人Gメン及川
モバイルプリンターのおすすめ5選!
エプソン PX-S06
バッテリー対応A4モバイルプリンター
▼PX-S06スペック
本体価格目安 | 約2.4万円 | インク代目安 | ICBK82/ICB82 3,290円 |
印刷タイプ | インクジェット | カラー有無 | フルカラー |
電源タイプ | AC電源+バッテリー内蔵 | 接続方式 | USB2.0 無線LAN(Wi-Fi) |
サイズ | 309×159×61mm | 重量 | 1.7kg |
元・家電量販店店員の私が最初におすすめしたいモバイルプリンターはエプソンPX-S06です。
エプソンPX-S606の最大の特長は、内蔵バッテリーが標準装備されているということ。コンセントがない場所でもプリントアウトできます。内蔵バッテリー使用時の印刷枚数は、モノクロ約100枚またはカラー約50枚です。
内蔵バッテリーの場合、AC電源使用時よりもどうしても印刷スピードは遅くなります。しかし、PX-S606は印刷スピード問題もクリア!別売りのオプションバッテリー(PX06EB)を装着することによって、AC電源使用時と同等の印刷スピードを確保できます。
またオプションバッテリーとの両用使いによって、印刷枚数も大幅にアップ。約410枚のカラー印刷が可能になります。
対応バッテリーはこちら↓↓↓
その他にも、1.44型カラー液晶やインクの廃液をためるメンテナンスボックスの交換対応可能など便利な機能がついています。
キャノン ピクサス TR153
Wi-Fi対応A4モバイルプリンター
▼TR153スペック
本体価格目安 | 約2.7万円 | インク代目安 | BCI-19Color/BCI-19Black 3,400円 |
印刷タイプ | インクジェット | カラー有無 | フルカラー |
電源タイプ | AC電源 ※バッテリーはオプション | 接続方式 | USB2.0 無線LAN(Wi-Fi) |
サイズ | 322×185×66mm | 重量 | 2.1kg |
USBケーブルで充電できる外付けバッテリーを活用すれば、車内や屋外でプリンターを使えます(※バッテリーはオプション)。重量もわずか2.1kg程度なので、持ち運びも楽々です。
対応バッテリーはこちら↓↓↓
HP OfficeJet250 Mobile Aio
コピー・スキャナーも可能にしたモバイルプリンター
▼HP OfficeJet250 Mobile Aioスペック
本体価格目安 | 約3万円 | インク代目安 | HP62黒/HP62カラー 4,910円 |
印刷タイプ | インクジェット | カラー有無 | フルカラー |
電源タイプ | AC電源 ※バッテリーはオプション | 接続方式 | USB2.0 無線LAN(Wi-Fi) Bluetooth |
サイズ | 380×198×91mm | 重量 | 2.96kg |
OfficeJet250 Mobile Aioは、高さ91.3mmという超薄型ながら印刷は元より、コピー・スキャナー機能及びADFがついた超コンパクト複合プリンターです。オフィスやご家庭内の限られたスペースにも問題なく設置できます。
別売りの着脱式バッテリーを購入することで電源がない場所でもモバイルプリンターとして使用可能です。
対応バッテリーはこちら↓↓↓
また、大容量インク搭載のため最大でA4モノクロ印刷が約600枚、カラー印刷が約415枚も可能。スペースの限られたオフィスや自宅で薄型の複合機を探されている方におすすめのプリンターです。
ブラザー PocketJet PJ-883
A4感熱紙対応の無線LAN接続モデル
▼PocketJet PJ-883スペック
本体価格目安 | 約7万円 | 感熱紙代目安 | 1,000円/100枚 |
印刷タイプ | 感熱式 | カラー有無 | モノクロ |
電源タイプ | AC電源+リチウムイオン電池 USBケーブルからの充電も可能 |
接続方式 | USB2.0 無線LAN(Wi-Fi) Bluetooth |
サイズ | 255×30×55mm | 重量 | 0.61kg |
続いては感熱紙を使用するブラザーのPJ-883です。A4用紙対応プリンターですが、インクを搭載しない分、かなりコンパクト。サイズは255mm(幅)x30mm(高さ)x55mm(奥行き)で、重さがなんと610gと超軽量です。カバンなどに入れても邪魔にはなりません。
さらに標準バッテリーだけで、約600枚印刷できるタフさも兼ね備えています。ちなみにバッテリーへの充電は、AC電源以外にもカーアダプターからも可能。車での移動が多い営業マンにおすすめの機種です。USBと無線LAN、そしてBluetoothにも対応しており、スマホやタブレットから印刷できます。
ここで機械など保守メンテナンス業者A社の成功導入事例を一つ紹介します。
A社では点検終了後に現場で結果表を記載していたそう。手書きの点検表を別のスタッフがパソコン入力する際に、記入漏れや判読不能な文字など数々の問題点に時間をとられ、悩まされていたようです。
しかし、システムと連携したタブレット端末とモバイルプリンターPJ-773を導入することでその問題は全て解決!保守現場にタブレット端末とプリンターを持ち込むことによって、作業内容処理はその場で終了します。
記入項目が多岐にわたる複雑な点検表も見やすく整理され、美しく仕上がるプリントに大満足とのことでした。ブラザーのホームページでは、このような成功事例が紹介されていましたので、よろしければ参考までに。
印刷に必要な感熱紙は専用のものが必要です。必要な時に印刷できないということがないように、準備しておくといいでしょう。
専用用紙はこちらです。高保存タイプがおすすめ↓↓↓
HP OfficeJet 200 Mobile
▼HP OfficeJet200 Mobile Aioスペック
本体価格目安 | 約2.1万円 | インク代目安 | HP62黒/HP62カラー 4,910円 |
印刷タイプ | インクジェット | カラー有無 | フルカラー |
電源タイプ | AC電源 ※バッテリーはオプション | 接続方式 | USB2.0 無線LAN(Wi-Fi) |
サイズ | 364×186×69mm | 重量 | 2.1kg |
最後にご紹介するのはHP OfficeJet200 Mobile Aioです。先にご紹介した250と異なり、こちらは印刷機能のみ。
エプソンやキャノンと比較して「インク代が高い」「インクが手に入りくい」というデメリットがあり、また「バッテリーはオプション」です。
ただし、印刷速度に関しては、エプソン・キヤノンよりも速く、機能性は高いと言えます。
まとめ
- 持ち運んで使用するなら、コンセント不要のバッテリータイプがおすすめ。
- 機能と価格のバランスが良いモバイルプリンターなら『エプソン PX-S06』
- 出先で直ぐに書面を印刷することが多いようであれば『ブラザー PJ-883』が○
- コンパクトサイズでコピー・スキャナー機能搭載『HP OfficeJet250 Mobile Aio』
オペレーター 杏奈