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とりあえずプリンターが欲しい個人事業主におすすめ3機種
「開業したからとりあえずプリンターを用意したい」という方には、以下の3機種がおすすめです。
- EPSON EW-052A
- brother DCP-J926N
- EPSON EW-M754T
ひとつずつ特徴やおすすめのポイントを解説します。
EPSON EW-052A
EPSON EW-052Aは1万円以下で買えるインクジェットプリンター。
あまりお金をかけたくない方におすすめの機種です。
EPSON EW-052Aの特徴
- 4色独立カートリッジ
- ブラックは顔料インクで文字がくっきり読みやすい
- スマホ連携
- 無線LAN対応
印刷サイズはA4まで対応、コピー、スキャンといった基本的な機能があり、スマホからの操作も対応しています。
低価格でありながら十分な機能を備えているため、Amazonでのレビュー数は5,000以上で星の平均は4.0を獲得。
「インクジェットプリンター」カテゴリでベストセラーになっているEW-052Aは、はじめの一台にピッタリのプリンターです。
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【EPSON EW-052A スペック】
インク | 4色独立カートリッジ(顔料:ブラック、染料:シアン・マゼンタ・イエロー) |
印刷コスト | モノクロ:- / A4カラー:約14.5円 |
最大用紙サイズ | A4 |
フチなし印刷 | 対応 |
給紙容量 | A4:最大50枚 |
印刷スピード(1分当たり) | – |
スマホ連携 | 対応 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 39.0×30.0×14.6cm |
brother DCP-J926N
brother DCP-J926Nは2万円以下で買えるインクジェットプリンター。
取引先とある程度の書類のやり取りが見込まれる方におすすめの機種です。
brother DCP-J926Nの特徴
- スキャンした書類をPDFにダイレクト変換できる
- 自動補正機能でコピーの際に写りこんだ影を修正
- 自動両面プリント対応
- ADF(自動原稿送り装置)付き
- CDやBDなどのレーベルプリント対応
スキャンした書類はPDFへダイレクトで変換できるため、プリンターからUSBメモリに直接データの保存ができます。
厚みのあるものをコピーした際に写りこむ影や、傾いて読み込んだ書類は自動で補正してきれいな状態でプリントします。
また、ADF(自動原稿送り装置)がついており、最大20枚まで連続で原稿読み取りが可能です。
残りの印刷可能枚数の表示や、エコモード・Proモードと画質のモード選択もあり、販売価格に対して機能が豊富で、高スペックなプリンターです。
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【brother DCP-J926N スペック】
インク | 4色独立カートリッジ(黒のみ顔料。シアン・マゼンタ・イエローは染料インク) |
印刷コスト | モノクロ:約3.0円 / A4カラー:約9.9円 |
最大用紙サイズ | A4 |
フチなし印刷 | 対応 |
給紙容量 | A4:最大100枚 |
印刷スピード(1分当たり) | A4モノクロ普通紙:約17枚、A4カラー普通紙:約16.5枚 |
スマホ連携 | 対応 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 40.0×34.1×17.2cm |
EPSON EW-M754T
EPSON EW-M754Tは4万円台と安くはありませんが、予算があるならぜひ検討したいプリンターです。
印刷コストが安いため、1年で500枚入りコピー用紙を1冊以上使う人におすすめの機種となっています。
EPSON EW-M754Tの特徴
- エコタンク搭載でランニングコストが安い
- 自動両面プリント対応
- USBメモリからダイレクトプリント
- 手差しトレイで特殊な印刷物にも対応
EW-M754Tはインクがカートリッジではなく、エコタンク方式となっています。
カートリッジに比べてインクの内容量が多く、標準サイズのインクボトルでもA4カラー印刷が約1,000枚可能。
1枚当たりのコストは、モノクロ約1.3円、カラー約3.0円で、印刷枚数が多い人なら本体価格の高さは気にならないでしょう。
また厚紙や封筒などの特殊な印刷は、背面にある手差しトレイを利用することで紙詰まりしづらくスムーズに作業ができる点もメリット。
取引先へ書類を送る仕事が多い方に向いているプリンターです。
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【EPSON EW-M754T スペック】
インク | 5色独立ボトルタイプ(黒のみ顔料。シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックは染料インク) |
印刷コスト | モノクロ:約1.3円 / A4カラー:約3.0円(※いずれも増量インク使用時) |
最大用紙サイズ | A4 |
フチなし印刷 | 対応 |
給紙容量 | A4:最大100枚 |
印刷スピード(1分当たり) | A4モノクロ普通紙:約12枚、A4カラー普通紙:約9枚 |
スマホ連携 | 対応 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 39.0×33.9×16.6cm |
大量の文書を印刷する個人事業主におすすめ2機種
「毎日たくさんの文書を印刷する」という方には、以下の2機種がおすすめです。
- brother MFC-J7500CDW
- Canon レーザービームプリンター Satera LBP852Ci
ひとつずつ特徴やおすすめのポイントを解説します。
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brother MFC-J7500CDW
brother MFC-J7500CDWは大量印刷に向いているインクジェットプリンターです。
価格は7万円台と今回紹介するプリンターの中でも高めですが、A3サイズに対応していたりFAXが使えたりと、機能が充実しています。
ランニングコストが安く、耐久性もあるので、大量印刷する方には特におすすめの機種です。
brother MFC-J7500CDWの特徴
- 大容量インクカートリッジ搭載
- モノクロ・カラーともに1分間で約30枚の高速印刷
- 30万ページの高耐久性
- 1トレイに最大250枚セット可能
- エコモード搭載で印刷コストをカット
MFC-J7500CDWは大容量インクカートリッジを搭載し、モノクロ印刷は約6,000枚、カラーは約5,000枚の印刷が可能。毎日大量に印刷しても、カートリッジ交換の手間がかかりません。
印刷コストはモノクロ約0.8円、カラー約4.1円と低価格です。
エコモードを搭載しているので「写真はきれいに印刷したいけど図やグラフはそこそこの質で良い」というときはインクの使用量を抑え、さらにコストダウンを図ることができます。
またFAXを搭載しており、以下のような機能があります。
- カラーFAXの送信ができる
- 受信したデータをPCで見てから印刷するか決められる
- PCから相手にダイレクトで送信できる
- インターネットFAXにも対応している
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【brother MFC-J7500CDW スペック】
インク | 4色独立カートリッジ(顔料インク) |
印刷コスト | モノクロ:約0.8円 / A4カラー:約4.1円 |
最大用紙サイズ | A3 |
フチなし印刷 | 対応 |
給紙容量 | A4:最大600枚 |
印刷スピード(1分当たり) | A4モノクロ普通紙:約30枚、A4カラー普通紙:約30枚 |
スマホ連携 | 対応 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 57.6×47.7×37.5cm |
Canon レーザービームプリンター Satera LBP852Ci
Canon Satera LBP852Ciは、A3サイズ対応のカラーレーザープリンターです。
10万円以上しますがモノクロもカラーも、両面印刷でも1分間に約36枚と高速印刷が可能な機種で、仕事の資料や塾の課題など大量のプリントを早く印刷したい人に向いています。
Canon Satera LBP852Ciの特徴
- レーザー印刷なのでプリントが滲まない
- モノクロ・カラーともに1分間で約36枚の高速印刷(片面印刷、両面印刷ともに)
- USBメモリからのダイレクト印刷が可能
- オプションで給紙トレイを最大4段まで追加可能
インクではなく樹脂の粉によって色を表現するため、水で濡れたり、文字の上からマーカーで線を引いてもにじみません。
印刷コストは、純正のトナーであればモノクロ約3.2円、カラー約12.6円と安くはありませんが、互換トナーを使うことでモノクロ約1.0円、カラー約3.5円までコストダウンできます。
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【Canon Satera LBP852Ci スペック】
印刷方式 | レーザープリント |
印刷コスト | モノクロ:約3.2円 / A4カラー:約12.6円(※大容量トナー使用時) |
最大用紙サイズ | A3 |
フチなし印刷 | – |
給紙容量 | A4:最大640枚(標準カセットのみ使用時) |
印刷スピード(1分当たり) | A4モノクロ普通紙:約36枚、A4カラー普通紙:約36枚 |
スマホ連携 | – |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 55.6×60.8×40.3cm |
チラシの印刷もきれいに仕上げたい個人事業主におすすめ2機種
「チラシやポスターの印刷をきれいにしたい」という方には、以下の2機種がおすすめです。
- Canon TR9530
- EPSON EW-M873T
ひとつずつ特徴やおすすめのポイントを解説します。
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Canon TR9530
Canon TR9530は、3万円台で買えるインクジェットプリンターで、カラー印刷を得意としています。
期間限定のメニューやセールのポスターなどを、店内ですぐにプリントすることが可能。
コンパクトで置き場所を選ばず、店舗経営をしている方におすすめの機種です。
Canon TR9530の特徴
- A3サイズ対応
- ADF(自動原稿送り装置)付き
- レーベルプリント対応
TR9530は幅約46センチ、奥行き約36センチと、A3サイズまで対応しているプリンターとしては、非常にコンパクトな1台となっています。
3万円台で買えるプリンターの中では、A3対応で写真もきれいにプリントでき、コスパが良い機種です。
ネイルプリントシールが作成できたり、CDやBDへのレーベルプリントに対応していたりと、オリジナル商品を作る方にもおすすめです。
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【Canon TR9530 スペック】
インク | 5色独立カートリッジ(顔料:ブラック、染料:ブラック・シアン・マゼンタ・イエロー) |
印刷コスト | モノクロ:約3.6円 / A4カラー:約11.5円(※いずれも増量インク使用時) |
最大用紙サイズ | A3 |
フチなし印刷 | 対応 |
給紙容量 | A4:最大100枚 |
印刷スピード(1分当たり) | A4モノクロ普通紙:約15枚、A4カラー普通紙:約10枚 |
スマホ連携 | 対応 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 46.8 x 36.6 x 19.3cm |
EPSON EW-M873T
EPSON EW-M873Tは5万円台で買える6色インクジェットプリンター。
色彩表現が豊かなため、写真の印刷にこだわりたい方に向いている機種です。
EPSON EW-M873Tの特徴
- エコタンクモデルで高コスパ
- 6色インクで写真やチラシがきれいに仕上がる
- レーベルプリント対応
- ADF(自動原稿送り装置)付き
4~5色のインクを搭載するプリンターが多い中、EPSON EW-M873Tはグレーを加えた6色モデルとなっています。
シアンやマゼンタなど定番のカラーにグレーが加わることで、色彩の表現が豊かになり、花びらや空の表情など空間に奥行きを感じるプリントが魅力です。
本体価格は5万円台と安くありませんが、モノクロ約0.7円、カラー約1.8円と印刷コストが低価格。
プリントの品質も高いため、予算がある人にはおすすめのプリンターです。
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【EPSON EW-M873T スペック】
インク | 6色独立ボトルタイプ(顔料:ブラック、染料:ブラック・グレー・シアン・マゼンタ・イエロー) |
印刷コスト | モノクロ:約0.7円 / A4カラー:約1.8円 |
最大用紙サイズ | A4 |
フチなし印刷 | 対応 |
給紙容量 | A4:最大100枚 |
印刷スピード(1分当たり) | A4モノクロ普通紙:約16枚、A4カラー普通紙:約12枚 |
スマホ連携 | 対応 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 40.3×36.9×16.2cm |
個人事業主に必要なプリンターとは?選び方を解説!
ここまで、とりあえずプリンターが欲しい人向け、大量の文書を印刷する人向け、チラシの印刷をきれいに仕上げたい人の3パターンでおすすめの機種をご紹介しました。
全部で7機種を紹介したので、どれを選べばいいのかわからない、という方のために、以下では「個人事業主に必要なプリンター選びのポイント」を解説します。
インクジェットプリンターとレーザープリンターの違いを知る
プリンターのプリント方式は、インクジェット方式とレーザー方式があり、その違いは着色の仕方にあります。
インクジェットプリンターはインクを紙に吹き付けて印刷します。
一方レーザープリンターは、着色された樹脂の粉末を熱で溶かして紙に定着させる印刷方式です。
インクジェットプリンターはインクを使うため、印刷したものは仕上がり時に湿っていることがあります。
普通紙に写真やグラフを印刷した際、濡れているように感じたり、紙が波打っていたりするのはインクによって用紙が水分を含むためです。
レーザープリンターの場合は印刷に水分を使わないため、紙が湿気てしまうことはありません。
樹脂によって着色するため、印刷した文書にマーカーで線を引いてもにじまないメリットがあります。
レーザープリンター | インクジェットプリンター | |
得意な印刷 | モノクロ、大量印刷 | カラー、少量印刷 |
印刷スピード | 早い | 遅い |
消費電力 | 多い | 少ない |
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大量印刷するなら給紙トレイや印刷スピードをチェック
プリンターを選ぶとき、まず気になるのが印刷コスト。
しかし仕事をスムーズに進めるためには
- 給紙トレイの収納枚数
- 手差しトレイの有無
- 印刷スピード
もチェックしたいポイントです。
普通の給紙トレイで大量に印刷する場合、こまめな給紙が必要となり手間がかかります。
印刷枚数が多い場合は、大容量タイプの給紙トレイがあるプリンターを選ぶと良いでしょう。
また、以下のものに印刷するときは手差しトレイがあると便利です。
- 厚紙
- 封筒
- はがき
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一度に印刷する枚数が多いなら、印刷スピードも確認しましょう。
最新機種でも1分間に10枚しか印刷できないものもあれば、数年前の機種でも1分で20枚印刷できるものまであります。
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メーカーや機種によって差がつくスキャン機能
仕事でコピーやスキャンを利用するなら、スキャン機能もチェックしてみましょう。
ひと口にスキャンといっても、機種によってさまざまな違いがあります。
スキャン機能の例
- スキャン後、PCを介さずダイレクトにPDF化できる
- 本のように厚みのあるものをコピーするとき、影の写りこみを自動調整で消す
また自動原稿送り装置(ADF)機能がついているプリンターは、まとめて原稿をセットして複数コピーが可能。
ガラス面に置いた原稿を一枚ずつ入れ替える手間が省けます。
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個人事業主におすすめのプリンターと選び方をまとめ!
とりあえずプリンターが欲しい個人事業主向けプリンター
- EPSON EW-052A
- brother DCP-J926N
- EPSON EW-M754T
大量の文書を印刷する個人事業主向けプリンター
- brother MFC-J7500CDW
- Canon レーザービームプリンター Satera LBP852Ci
チラシの印刷もきれいに仕上げたい個人事業主向けプリンター
- Canon TR9530
- EPSON EW-M873T
個人事業主が知っておきたいプリンターの選び方
- 文書のプリントならレーザー、モノクロもカラーも必要ならインクジェット
- 大量印刷するなら給紙トレイや印刷スピードをチェック
- よくコピーを取る人はスキャン機能も確認