【ビジネスフォンの同時通話数の決め方】チャンネル数とは?最適な数は?

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ビジネスフォンの同時通話数の決め方

 

同時通話の台数

 

オフィスにビジネスフォンを導入する場合、どのくらいの台数が最適なのでしょうか?会社の規模や従業員の数だけではなく、業種や用途などによっても最適な数は異なります。

 

せやねん。ビジネスフォンについて問い合わせたら「チャンネル数は?」聞かれて、困ってもうたわ。そもそもチャンネルって何やねん。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

聞き慣れない言葉が多いですよね。今回は『チャンネル数』や『同時通話数』の意味もお伝えしながら、「何台くらいのビジネスフォンが必要なのか?」を考えてみたいと思います!

 

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ビジネスフォンのチャンネル数=同時通話数

ビジネスフォンの導入について販売会社へ問い合わせると「端末数」「チャンネル数」「新品 or 中古」は必ず聞かれる項目です。また、電話回線もセットで申し込む場合、さらに「回線数」「電話番号数」「回線の種類」を聞かれることもあります。

 

オペレーター 杏奈

この中で聞き慣れない言葉はありますか?
チャンネル数やな…。テレビちゃうやろ?

新人Gメン及川

 

ビジネスフォンの導入時に聞かれる「チャンネル数」とは「同時通話数」のことで、同時に外部と通話ができる数を表します。なお、最大チャンネル数(最大同時通話数)は、契約する回線の種類やプランによって異なります。

 

オペレーター 杏奈

誤解されている方もいるので、電話回線の「回線数」についても説明します。

 

「回線数」とは「外部から引かれた電話回線の数」のことです。あくまでも外部に通じる電話線の数で「電話番号数」や「チャンネル数=同時通話数」とは異なるので、ご注意ください。

 

一般家庭に設置されている固定電話のように、1回線で1通話しかできなければ「1ch(1チャンネル)」で、1回線で2通話まで同時通話が可能であれば「2ch(2チャンネル)」となります。

また、たとえ同じビジネスフォンを購入しても、タイプやプランによって、最大チャンネル数=最大同時通話数は異なります。

 

ベテランGメン園川

イメージしやすいように、NTTのビジネスフォンで例を挙げてみます!

 

NTTの多機能ビジネスフォン「αNXII」
αNXII type S 小規模オフィス向け 外線:最大8ch(8チャンネル)
内線:最大10台
αNXII type M 中規模オフィス向け 外線:最大12ch(12チャンネル)
内線:最大30台
αNXII type L 大規模オフィス向け 外線:最大192ch(192チャンネル)
内線:最大576台

 

なるほど。従業員が5人やのに「type L」で契約しても意味ないっちゅうことやな。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

そうですね…。従業員が12人以上まで増加する見込みが高く、なおかつ全員がほぼ同時に外線を使う業務であれば「type M」にしても良いかもしれませんが。
テレアポ業務とか電話相談とかやね!

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

FAXも外線に含まれるので、FAXでの受発注が多いオフィスもチャンネル数を気にした方が良いと思います。もう1つ、例を紹介します。

 

 

NTTの多機能ビジネスフォン「αA1」
αA1 Standard 小~中規模オフィス向け 外線:最大24ch(24チャンネル)
内線:最大48台
αA1 Professional 中~大規模オフィス向け 外線:最大384ch(384チャンネル)
内線:最大1,152台

 

これは「Standard」と「Professional」で最大チャンネル数に差があるな!コストも違うんやろ?

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

はい。お察しの通り、コストは同時通話数の少ない「Standard」の方が安く利用できます。

 

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最適な同時通話数の目安は?

一般的には、最適なチャンネル数=従業員の数の「3分の1程度」と言われています。

10人のオフィスであれば3~4ch、60人のオフィスであれば20chが目安です。

 

10人で3~4台しか置かへんの?足りへんのちゃう

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

違いますよ!チャンネル数は同時通話数!!電話機は10台設置しても、同時に外線で通話できる数が3~4台ってことです。ごっちゃにしないで下さい!!

 

購入するビジネスフォンを選ぶ際には、最大チャンネル数をしっかりと確認することが大切です。先ほど、NTTのビジネスフォンを例に挙げましたが、チャンネル数や接続できる台数によって、システムの容量が異なります。

 

あの表、もう1回見せて!

新人Gメン及川

 

NTTの多機能ビジネスフォン「αNXII」
αNXII type S 小規模オフィス向け 外線:最大8ch(8チャンネル)
内線:最大10台
αNXII type M 中規模オフィス向け 外線:最大12ch(12チャンネル)
内線:最大30台
αNXII type L 大規模オフィス向け 外線:最大192ch(192チャンネル)
内線:最大576台

 

ベテランGメン園川

このように「αNXII」は、S・M・Lに分かれていて、それぞれチャンネル数や接続台数の上限が決まっています。

 

数がギリギリのタイプを選んでしまうと増設が難しく、将来的に人員が増えた場合や事業内容が変わった場合に、サイズアップや機種ごと総取り替え等、無駄なコストがかかってしまいます。

 

足りひん時に1チャンネル分だけ追加してもらうわけにはいかへんの?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

マックでSサイズのコーラを頼んで、足りないからって30円分だけ足してもらえます?
マクドでSのコーラを頼んで足りない時…?せやな、買い直すことになるな。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

ビジネスフォン選びも価格だけではなく、容量が大切です!増員予定や事業拡大を予測したうえで、同時通話数を決めましょう。

 

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電話回数線ごとの同時通話数

電話回線の種類によって、利用できるチャンネル数(同時通話数)は異なります。

  • アナログ回線 1回線=1ch
  • ISDN回線 1回線=2ch
  • IP電話回線(ひかり電話など) 1回線=複数ch

 

以前は多くの一般家庭と同じように、アナログ回線が主流だったので、1回線=1chでしたが、現在は「ひかり電話」などのIP電話回線が主流のため、1回線=複数chが可能になり、チャンネル数(同時通話数)がビジネスフォン選びの決め手の1つになっています。

 

え!!チャンネル数を複数にしたい時、もしアナログ回線やISDN回線を使っとったら、IP電話回線に変えなあかんの?

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

そうですけど、今はどこのオフィスでもインターネットを使うでしょうし、ネット環境を利用することで料金を抑えられ、全体的なコスト削減にも繋がります!

 

また、IP回線は数を増やしやすいなどメリットもあります。多くのビジネスフォン販売店では、回線手配の代行なども行っているので、回線手配からビジネスフォンの購入・回線の工事・機器設置の工事までワンストップで依頼できる業者にお願いすると安心です。

なお、回線の申込みから開通までには、1ヶ月程度の時間を要することがあります。余裕のあるスケジュールを組みましょう。

 

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最適な電話回線の数は?

 

通話

 

オフィスに最適な電話回線の数は、回線の種類とチャンネル数(同時通話数)で決まります。

アナログ回線では、1回線=1ch数なので、通話チャンネル数と同じ数だけ回線が必要です。IP電話回線は、1回線=複数chなので、オフィスに導入するチャンネル数によっては、1回線でも問題ありません。

 

ベテランGメン園川

さきほどの「S~Lタイプ」のように、どのビジネスフォンでもチャンネル数の上限が決まっています。上限数を超える場合は、タイプの変更や回線の追加が必要です。

 

予算を重視して、先に回線の種別を決めてしまうオフィスもありますが、まずは必要なチャンネル数を算出しましょう。そうすることで、おのずと最適な回線の種別・回線数は決まります。また、多くの販売店では「チャンネル数」「端末数」「新品 or 中古」を伝えると、最適な回線の種別や回線数を提案してくれます。

 

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最適なビジネスフォンの台数は?

 

ビジネスフォン

 

チャンネル数は、あくまでも同時通話数なので、ビジネスフォンの数だけチャンネル数を増やす必要はありません。

オフィスの規模や業種、電話機の使用頻度(外線・内線問わず)によっても異なりますが、多くの企業ではチャンネル数を従業員数の3分の1程度に設定する一方で、ビジネスフォンの台数は従業員の数と同じだけ揃えています。

もちろん、全デスクに配置する必要がない企業(業務で電話機を使わない、社内連絡はチャットやメールのみ等)なら、必要な数だけ揃えても問題ありません。

ただし、将来的に従業員数が増えることも想定しておかないと、ビジネスフォンの機種によっては増設の上限が決まっており、増やすことができない場合もあります。

増えるかもしれない従業員数を予測し、その分の増設が可能な機種を選ぶようにしましょう。

 

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【まとめ】チャンネル数(同時通話数)は従業員数の3分の1を目安に!

ビジネスフォンの導入を検討する際は、最初にオフィスの規模や従業員の人数、業務内容や使用頻度から、チャンネル数(同時通話数)を決めます。

チャンネル数が決まったら、そのチャンネル数や利用台数、さらには電話回線の種類や使いたい機能、予算などを考慮して、ビジネスフォンの機種を選びます。

オフィスの規模や業務内容、社内環境によって、最適なチャンネル数・ビジネスフォンの設置台数は異なりますが、将来的な人員増加による増設も視野に入れて、チャンネル数とビジネスフォンの台数を決めましょう。

 

オペレーター 杏奈

最後に『ビジネスフォンの同時通話数の決め方』について、簡単にまとめます。

 

  • 同時通話数(チャンネル数)の目安は一般的に従業員数の3分の1程度
  • 同時通話数(チャンネル数)は、ビジネスフォンの数じゃないので混同しないこと!
  • 最大チャンネル数はビジネスフォンの種類やタイプによって異なる
  • 同時通話数(チャンネル数)を決めると電話回線や機種も決まりやすくなる
  • 将来的な増員も見据えて考えることが大切!

 

以上、『ビジネスフォンの同時通話数の決め方』について、お伝えしました。

 

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