【防水のビジネスフォンを選ぶ】防水レベルの見分け方とオススメ5機種!

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防水に対応しているビジネスフォンの選び方

 

防水

 

スマホやパソコンをはじめとする電子機器は水に弱く、少しでも浸水すると壊れてしまうモノが沢山あります。ビジネスフォンも同様で、防水タイプを選ばなければ、雨で濡れるだけでも故障の原因になってしまいます。

現在は、防水タイプのビジネスフォンも販売されており、飲食店や水産業、食品加工業、スポーツジムなどを中心に様々な環境で利用されています。

そこで今回は、ビジネスフォンの防水性能についての説明と、オススメの防水仕様ビジネスフォンをお伝えします。

 

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オフィスでも間抜けなヤツがコーヒーをこぼしたりするやんか。

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

知人の職場ではペットボトルや水筒のように「フタ付き」でなければ、持ち込めないそうですよ。
それでもこぼすヤツは、こぼすっちゅうねん!

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

電子機器は水に濡れただけでもダメになる機器と、多少なら濡れても大丈夫な機器とありますよね?まずは、その違いから説明しましょう。

 

防水レベルの見分け方

 

防水の等級

 

電子機器のカタログや商品紹介ページでは「完全防水」や「防水仕様」「防水加工」などと、様々な文言で『防水』であることを謳っています。この『防水』の性能について、正しく把握することから始めましょう。

防水だけではなく防塵(ぼうじん=ちりが入ることを防ぐ)についても、JIS(日本工業規格)やIEC(国際電気標準会議)では、一定の基準を定めています。

 

オペレーター 杏奈

まずは以下の画像をご覧下さい。

 

Huawei 防水タブレット

出典:HUAWEI

 

こちらはHUAWEIのタブレット『HUAWEI MediaPad M3 Lite 10 WP』です。防塵耐水を謳っており「IP67」と併記されています。この「IP67」が防塵防水を示す等級です。

左の6が防塵等級、右の7が防水等級を示しており、防塵性能は6級、防水性能は7級に相当するレベルであることが分かります。

 

ベテランGメン園川

続いて、こちらをご覧下さい。

 

OLYMPUSの防水カメラ

出典:OLYMPUS

 

オリンパスのコンパクトデジタルカメラ『Tough TG-6』の紹介ページです。文字が小さくて見にくいですが、こちらの商品も防水仕様を謳っており「IPX8」と表記されています。

これは、防塵性能は「X=検査していない」、防水性能が8級に相当するレベルであることを意味しています。

 

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防水性能の等級

 

等級

 

防水性能の等級は、0級~8級に分類されており、0級は防水性能を施していない水に弱い製品、8級は水中でも使用できるほどの強い防水性能を持つ製品であることを意味します。

 

等級 保護の程度 テスト方法
0級 水の浸入に対して特には保護されていない なし
1級 垂直に落ちてくる水滴によって有害な影響を受けない 200mmの高さより3〜5mm/分の水滴
(10分)
2級 垂直より左右15°以内からの降雨によって有害な影響を受けない 200mmの高さより15°の範囲
3~5mm/分の水滴(10分)
3級 垂直より左右60°以内からの降雨によって有害な影響を受けない 200mmの高さより60°の範囲
10ℓ/分の放水(10分)
4級 いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない 300〜500mmの高さより全方向に10ℓ/分の放水(10分)
5級 いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない 3mの距離から全方向に12.5ℓ/分・30kpaの噴流水(3分)
6級 いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない 3mの距離から全方向に100ℓ/分・100kpaの噴流水(3分)
7級 規程の圧力、時間で水中に沒しても水が浸入しない 水面下・15cm〜1m(30分)
8級 水面下での使用が可能 メーカーと機器の使用者間の取り決めによる

 

 

8級の「取り決めによる」って何?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

例えば、先ほど紹介したデジタルカメラは「水中使用上の注意」が記載されており、60分以上は水中で使用しないこと、温泉では使用しないこと等、幾つかの条件があります。それらの注意点を守り、正しく使うことで8級相当の防水レベルが期待できます。

 

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防水仕様のビジネスフォンおすすめ5機種

防水仕様のビジネスフォンは「IP○○」ではなく「IPX◯」と記載されていることが多いので、その数字を確認し、どの程度の防水性能を搭載しているのか?をきちんと把握しておくと、職場に最適な機種を選ぶことができます。

なお、ビジネスフォンの防水仕様はコードレス電話機本体のみで、卓上タイプの固定電話機は基本的に対応外です(一部の機種では卓上タイプでも防水機能あり)。

 

オペレーター 杏奈

それでは、防水性能が備わったオススメのビジネスフォンを5つ紹介します。

 

サクサ(saxa)『PLATIAⅡ』

 

saxa platiaⅡ

出典:サクサホールディングス株式会社

 

『PLATIA Ⅱ』のマルチライン対応システムコードレス『SP800』は防水規格が「IPX5/IPX7」で、さらに防塵規格「IP5X」にも対応しています。水を扱うことの多い職場だけではなく、埃や砂が飛ぶ多い工事現場や工場にも最適です。

 

「IPX5/IPX7」が並んでいる場合は?
『SP800』防水レベルは2つの等級が並んで記載されています。このような場合は、水を掛けた際の等級と水に沈めた時の等級が分けて表記されています。水を掛けた場合の「IPX5」は、内径6.3mmのノズルで約3mの距離から毎分約12.5ℓの水を3分以上注水した際、あらゆる方向から噴流水を受けても電話機の性能が保たれます。一方、水に沈めた時の「IPX7」は、水道水(常温)を貼った水深1mの水槽に本体を沈め、約30分間放置した際、内部まで水が浸水せず、電話機の性能が保たれます。

 

めっちゃ凄ない?妹がスイミングスクールで働いとるんやけど、間違ってプールに落としてもうても大丈夫やん!!

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

水深が1m以下ならですけどね。

 

ただし、「IPX7」の防水性能を維持するためには、2年毎のメンテナンスが必要です。

防塵性能の「IP5X」は、防塵等級の5級を意味し、塵埃が入った装置に電話機を8時間入れて撹拌させた後でも、電話機の機能が保たれ、安全に使える状態を指します。

 

オペレーター 杏奈

サクサのビジネスフォンは他社より料金が安いので、コスパ重視のオフィスにオススメです!

 

 

【Saxa(サクサ)ビジネスフォンの評判と特徴】白と黒から選べるデザインが人気

 

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NAKAYO『NYC-iF』

 

出典:ナカヨ電子サービス株式会社

 

『NYC-iF』のデジタルコードレス電話機『NYC-8DCLAW/8DCLAB』や『NYC-8iF-DCLS2/IPDCLS2』は、「IPX5/IPX7」相当の防水仕様が施されています。こちらも防水性能を維持するために、異常の有無に関わらず2年に1回の部品交換(有償)が必要です。

 

『NYC-8DCLAW/8DCLAB』と『NYC-8iF-DCLS2/IPDCLS2』は、どちらもデジタルコードレス電話機やろ?何か違いがあるん?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

写真のコードレス機は『NYC-8DCLAW/8DCLAB』で、こちらの方が新しい機種です。マルチゾーンに対応しているので、社内や病院内などを移動しながら通話ができます。

 

どちらも完全防水ではないので、濡れたままの使用や水に浸したままでの使用、水中での使用は避けましょう。また、濡れてしまった場合は乾いた布などで水を拭き取ってから使用すると、通話性能に影響が出ません。

 

オペレーター 杏奈

NAKAYOのビジネスフォンもサクサと同じくコスパの良さで知られており、中小企業から絶大な人気があります。

 

【ナカヨビジネスフォンの評判と特徴】コスパが高く中小企業におすすめ

 

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HITACHI『integral-F』

 

integral-F

出典:日立情報通信エンジニアリング

 

拡張性の高さがウリの『integral-F』は、デジタルコードレス電話機『ET-8iF-DCLS2』『ET-8DCLA』および事業所用PHS『HI-D8Ⅱ WP』で、「IPX5/IPX7」の防水性能を有しています。

電池カバー・イヤホン端子カバー・USBコネクタカバーが確実に閉められた状態に限定されますが、高い水圧で水を掛けることや長時間に渡る水中での放置は厳禁です。

また、防水機能を維持するためには定期的なメンテナンスを行う必要があります。

 

ベテランGメン園川

『ET-8iF-DCLS2』と『ET-8DCLA』は子機接続数や連続通話時間、待ち受け時間が異なります。
接続エリアをまたいで移動しながら通話したい時は『ET-8DCLA』やで!

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

そうです!『ET-8DCLA』はPHS方式かつ防水仕様なので、病院等での利用に向いてます。

 

【日立ビジネスフォンの評判と特徴】HITACHIの新品・中古ビジネスフォンの評価は良好

 

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IWATSU『LEVANCIO-S』

 

iwatsu mujo7

出典:岩崎通信機株式会社

 

コードレス端末の数をそれほど必要としないなら、接続数が1~5台のIWATSU『LEVANCIO-S』がオススメです。水回りの作業が多い飲食店や生鮮食品を扱う小売店などに向いています。

防水機能のコードレス機は、携帯型多機能デジタルコードレスの『MUJO7』『MUJO6』、転倒発報機能が搭載された多機能デジタルコードレス『DC-PS8』の3種類があり、『MUJO7』『MUJO6』は「IPX4」相当、『DC-PS8』は「IPX3」相当の防水レベルです。

サクサのマルチライン対応システムコードレス『SP800』やナカヨ『NYC-iF』のデジタルコードレス電話機『NYC-8DCLAW/8DCLAB』などは「IPX5/IPX7」相当だったので、比較をすると防水性能がやや劣る印象を受けますが、ホース等で水を掛ける工事現場や水没させてしまう恐れのある職場環境でない限り「IPX3」でも問題ないでしょう。

 

これ、ええな。両親が仕出し屋を営んでんねん。濡れた手で電話を取ることはあるけど、流し台の近くでは喋らへんもん。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

何か今日、家族の話が多いなー!

 

もちろん、コードレス端末の数量によっては『LEVANCIO-S』ではなく『LEVANCIO』や『Frespec』など、おすすめのシステムプランが変わります。

 

【岩通(IWATSU)ビジネスフォンの評判と特徴】価格が安く高コスパでおすすめ!

 

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NTT『αA1』

 

NTTビジネスフォン

出典:NTT東日本

 

電話通信事業をリードするNTTのビジネスフォン『αA1』では、コードレスのIP電話機『DECTコードレス電話機』と卓上タイプの『防水多機能電話機』が「IPX4」相当の防水機能を搭載しています。

こちらも、サクサのマルチライン対応システムコードレス『SP800』やナカヨのデジタルコードレス電話機『NYC-8DCLAW/8DCLAB』に比べて、低い防水等級ですが、オフィス等で使用する分には問題ありません。

また、卓上タイプの固定電話機に、ここまでしっかりした防水機能が搭載されていることは珍しいものの、この『防水多機能電話機』には、液晶ディスプレイが搭載されていないので、製品選びの際は注意が必要です。

「IPX4」相当であれば、濡れた手で触っても利用可能ですが、一度でも水没させてしまうと内部にまで浸水して壊れてしまうので『DECTコードレス電話機』を利用する際は、周辺の環境に気を配りましょう。

 

【NTTビジネスフォンの評判と特徴】国内最大シェアのビジネスフォンで使いやすさは◯

 

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【まとめ】防水のビジネスフォンは等級を参考に選ぶ!

スマホやタブレットとは違って、防水機能をそこまで重視する必要がなさそうなビジネスフォンですが、持ち運びのできるコードレス機が主流になっていること、コンビニでもカップのコーヒーなどが手軽に変えるようになったことなど、様々な要因が重なって、現在では防水性能を搭載したビジネスフォンが増えています。

特に、飲食店、水産業、食品加工業、工事現場、病院、介護施設などは水回りの仕事が多く、電話機にも防水性能が求められています。

防水性能が備わったコードレスタイプのビジネスフォンを導入することで、業務効率が上がる他、水没などの心配が軽減され、ストレスや不便を感じることなく仕事に集中できるでしょう。

 

オペレーター 杏奈

最後に「ビジネスフォンの防水性能や選び方」について、まとめてみます!

  • 職場環境や職種によってはビジネスフォンにも防水性能が備わっていると安心
  • 防水レベルは「IP○○」「IPX○」などの等級によって分けられている
  • 防水性能を維持するためには定期的なメンテナンスや部品交換が必要
  • 防水タイプのビジネスフォンはコードレス機が主流

 

個人のスマホを内線化する場合は、日頃からスマホの取り扱いに注意せな、簡単に浸水してまうで!!

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

以上、ビジネスフォンの防水機能についてお伝えしました。防水性能の有無に掛からわず、下記のフォームよりビジネスフォンに関するお問い合わせをお待ちしております!

 

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