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オペレーター 杏奈
業務用3Dプリンターおすすめを比較
3Dプリンターの造形方式は主に5つあります。
- 熱融解積層方式(FDM方式、FFF方式)
- 光造形方式(SLA方式)
- インクジェット方式(マテリアルジェッティング、PolyJet)
- 粉末焼結方式(SLS方式、SLM方式)
- 粉末接着方式
それぞれの造形方式ごとに出来上がり品のメリットデメリットに違いがあるので、業務用3Dプリンターを購入する際は、目的に合わせて造形方式を選ぶのが良いとされています。すなわち、目的に沿って業務用3Dプリンターを選ぶには、造形方式や高分子素材に関して一定以上の知識が必要なのです。
「どういった素材でどんなものを作りたいのか」また「500万円以上か未満か」で目的にあった業務用3Dプリンターを選べるように、今回は用途×価格で以下の4種類に分けて、おすすめの業務用3Dプリンタ―をご紹介します。
- 企画・デザイン・設計段階での用途×500万円以上
- 企画・デザイン・設計段階での用途×500万円未満
- 開発・試作・評価・生産段階での用途×500万円以上
- 開発・試作・評価・生産段階での用途×500万円未満
企画・デザイン・設計段階での用途におすすめ×500万円以上
企画・デザイン・設計段階など、製品開発の初期段階に、3Dプリンターで作成したモデルがあれば、早いサイクルでアイデアを形にすることもでき、開発スピードは早まるでしょう。
機種によってはカラー、質感、透明度の再現まで行えるものもあります。形状以外にどういったものを確認したいのか、きちんと検討した上で3Dプリンターを選ぶのがおすすめです。
オペレーター 杏奈
Stratasys 「J850」
デザイン系3D造形におすすめのフルカラーモデル
※画像は丸紅公式より引用。
3D造形物をフルカラーで表現できるStratasysのJ850。最大7種類もの素材を混ぜて使えるため、色の表現幅はなんと50万色も!有色だけでなく無色透明素材の加工もOKです。
7種の素材を同時にセッティングできるため、最大7種の造形物を同時に加工することも可能。「あれもこれも試してみたい」という場合に、同時造形できれば、かなり時短になります。
▼スペック情報
価格帯 | 3,000万円以上 | 造形方式 | インクジェット(PolyJet) |
素材 | 硬質樹脂・ラバーライク樹脂・ABSライク樹脂・複合樹脂(1,000種以上)など | 造形サイズ | 490×390×200 mm |
本体サイズ/重量 | 1100×1400×1260 mm/430 kg | 積層ピッチ | 0.014~0.027 mm |
代理店 | アルテック・リコー・丸紅 | 使用目的 | デザイン系・家電・医療・自動車など |
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Stratasys 「Objet1000」
ポリジェット方式3Dプリンターの中では最大サイズ!
※画像はStratasys公式より引用。
高い精度で複合素材を加工できるポリジェット式(=インクジェット式)3Dプリンターの中では、StratasysのObjet1000が最大サイズです。Objet1000ならPPライク素材、ゴムライク素材も加工可能。耐久性が必要な大型部品の試作に使えます。
Stratasys Objet1000 は1 回の造形で1000 x 800 x 500(mm)の大型モデルが作成できるため、大型のモデルや実物大のプロトタイプでも造形時に分割する必要がありません。自動車、防衛、航空宇宙、コンシューマーグッズ、家電、産業機械製造などの業界に特におすすめです。
▼スペック情報
価格帯 | 5,000万円以上 | 造形方式 | インクジェット(PolyJet) |
素材 | 硬質樹脂(VeroClearなど5種)・ラバーライク(TangoBlackなど4種)・PPライク・ABSライク・複合樹脂(1,000種以上) | 造形サイズ | 1000×800×500 mm |
本体サイズ/重量 | 2800×1800×1800 mm/1950 kg | 積層ピッチ | 0.016~0.034 mm |
代理店 | アルテック・リコー・丸紅 | 使用目的 | 自動車・防衛・航空・産業機械など大型商品に対応 |
3D systems「ProJet MJP3600」
アクリル系樹脂でスピーディー&正確に造形できる
※画像は3D systems公式より引用。
「複合素材を混ぜる必要はなく、単一素材をインクジェット方式で作りたい」という場合は、3D systemsの「ProJet MJP3600」がおすすめです。
使用可能な材料はアクリル系樹脂のみ。本体価格帯も3,000万円未満と性能のわりにお手頃。スピーディーにそして正確に、試作品を作成できます。ゴムライクな樹脂などを使う予定がないなら、おすすめの1台です。
▼スペック情報
価格帯 | 1,000万円~3,000万円 | 造形方式 | インクジェット(PolyJet) |
素材 | アクリル系樹脂(VisiJetシリーズ) | 造形サイズ | 298×183×203 mm |
本体サイズ/重量 | 749×1194×1511 mm/299 kg | 積層ピッチ | 0.016~0.032 mm |
代理店 | リコー・武藤・キヤノン・イグアズ・アイコクなど | 使用目的 | 治具・固定具・他試作品 |
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企画・デザイン・設計段階での用途におすすめ×500万円以下
高価な機種に比べると、積層ピッチが荒くなってしまいますが、500万円未満でも企画・デザイン・設計段階での用途におすすめの機種はあります。
EnvisionTEC 「VECTOR 3SP」
独自技術3SPテクノロジー搭載!高精度&スピーディーに光造形
※画像はリコー公式より引用。
手軽な値段で購入できる光造形3Dプリンターをお考えなら、EnvisionTECのVECTOR 3SPがおすすめです。VECTOR 3SPは、EnvisionTEC独自技術「3SP」により、高速&高精度の光造形を可能にしました。
VECTOR 3SPに使用されている光造形方式とは、最も古くからある3Dプリンターの造形方式です。個人向きに販売されているほど普及が進んでいますが、後処理が少し手間なのが難点です。
▼スペック情報
価格帯 | 500万円~1,000万円 | 造形方式 | 光造形(SLA) |
素材 | ABS 3SP Tough White・ABS Hi-Impact Gray 3SP・E-Model Light 3SP・E-Glass 3SP V2 | 造形サイズ | 300×200×275 mm |
本体サイズ/重量 | 82×87×158 mm/207 kg | 積層ピッチ | 0.05・0.75・0.1 mm |
代理店 | リコー | 使用目的 | フィギュア・工業用品試作など |
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オペレーター 杏奈
ベテランGメン園川
開発・試作・評価・生産段階での用途におすすめ×500万円以上
開発・試作・評価・生産段階で3Dプリンターを使用すると、どのようなメリットがあるでしょうか。
- 形状を確認する程度の簡易試作が数時間で作れる
- 設計案ができた時点で機能試作ができる
- 筐体を自作し、組み立ての確認ができる
- 冶具のアイデアをすぐ形にして、すぐ歩留まりを改善できる
- 生産頻度が少ない部品のオンデマンド生産ができる
強度、精度、使える素材、カラー、造形サイズのうちどの仕様を重視するかで選ぶ3Dプリンターの機種は変わってきます。まずは複数の仕様を選ぶことができる予算500万円以上の機種のおすすめをご紹介します。
EOS 「M 290」
金属加工ならドイツのEOS
※画像は、NTTデータエンジニアリングシステムズより引用
自動車部品メーカーや航空機器製造メーカーなどから引く手数多なのは、ドイツEOSが開発したEOS M290。種類豊富な金属系素材を粉末積層造形方式によって3Dプリンティングします。
▼スペック情報
価格帯 | 7,000万円以内 | 造形方式 | 粉末積層造形方式 |
素材 | 金属 | 造形サイズ | 250×250×325 mm |
本体サイズ/重量 | 2500×1300×2190 mm/1,250 kg | 積層ピッチ | 0.02~0.06 mm |
代理店 | NTTデータエンジニアリングシステムズ | 使用目的 | 自動車部品・金型・工作機械・産業機械・宇宙工学・航空機器・電気機器・医療・デンタルなど |
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▼EOS M100
※画像はNTTデータエンジニアリングシステムズより引用
HP 「Jet Fusion 3D 4200」
HP独自のテクノロジーにより高速プリンティングOK
※画像は武藤工業公式より引用。
「材料を無駄にしたくない」「できるだけ早く正確にプリントしたい」なら、HPのJet Fusion4200がおすすめです。HPのJet Fusion4200は、HP Multi Jet Fusion テクノロジーという独自の造形方式により、高速3Dプリンティングを可能にしました。
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▼スペック情報
価格帯 | 3,800万円~5,000万円程度 | 造形方式 | HP Multi Jet Fusion テクノロジー |
素材 | ナイロン樹脂・PA12とPA12GB(ガラスピーズ)など ※今後、増加予定あり | 造形サイズ | 380×380×284 mm |
本体サイズ/重量 | 2210×1200×1448 mm/750 kg | 積層ピッチ | 0.08 mm |
代理店 | リコー・武藤工業・キヤノン | 使用目的 | 治具・小ロット部品など |
Markforged 「INDUSTRIAL X7」
カーボンファイバーを加工できるハイエンド3Dプリンター
※画像は日本3Dプリンター公式より引用。
MarkforgedのINDUSTRIALシリーズは、工業用の3Dプリンターとして多くのユーザーに支持されています。シリーズには、X3/X5/ X7と3種類あります。その中でも最もおすすめなのが、カーボンファイバーを加工できるX7。
金属並みの強度を持つのに軽いカーボンファイバーなら、あらゆる目的に使用可能。カーボンファイバー以外にもONYXやケプラー、ガラス繊維など使える素材数も多く、試作品づくりにも大活躍間違いなし!
▼スペック情報
価格帯 | 1,000万円以内 | 造形方式 | FDM |
素材 | カーボンファイバー・ONYXなど | 造形サイズ | 330×270×200 mm |
本体サイズ/重量 | 584×483×914 mm/48 kg | 積層ピッチ | 0.05 mm |
代理店 | 日本3Dプリンター・リコー・ファソテック | 使用目的 | 治具・エンドパーツ・ロボット工学・航空工学・電子機器など |
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▼Markforged『FX20』
出典:Markforged公式
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Stratasys 「F900」
大きなサイズの造形物も作りたいならコレ!
※画像はStratasys公式より引用。
3Dプリンター世界シェア1位と言われるStratasys。F900は、Stratasys社製FDM3Dプリンターの中でも最大のサイズです。スーパーエンプラ含む14種類もの樹脂素材の加工が可能で、多彩な用途に使用できます。
▼スペック情報
価格帯 | 7,000万円~ | 造形方式 | FDM |
素材 | ABS-M30・PC・PC-ABS・PPSF・ナイロン12など16種の樹脂 | 造形サイズ | 914.4×609.6×914.4 mm |
本体サイズ/重量 | 2772×1683×2027 mm/2869 kg | 積層ピッチ | 0.127~0.508 mm |
代理店 | 丸紅・アルテック | 使用目的 | 治具・DDMなど |
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Stratasys 「Fortus 450mc」
400mm程度の大型造形可能!200時間の連続運転もできる
出典:ストラタシス公式
Stratasys社製で、Stratasys F900に次いで大型の造形物作成可能なのが、Stratasys Fortus 450mcです。使用可能な素材種類もABS-M30・PC・PC-ABS・PPSF・ナイロン12など14種と多様。
高精度で高速運転が可能で、連続200時間の運転にも耐えられます。小型部品を大量に生産するという最終造形物製作にも向いています。
▼Stratasys Fortus 450mcスペック情報
価格帯 | 3,000万円~ | 造形方式 | FDM |
素材 | ABS-M30・PC・PC-ABS・PPSF・ナイロン12など14種の樹脂 | 造形サイズ | 406×355×406 mm |
本体サイズ/重量 | 1270×902×1943 mm/680 kg | 積層ピッチ | 0.127〜0.330 mm |
代理店 | 丸紅・アルテック | 使用目的 | 治具・DDMなど |
AON3D 「AON-M2」
スーパーエンプラを造形できるのに安い!
出典:AON3D
造形時の温度調整が難しく、造形できる機種が少ないスーパーエンプラ。造形できる3Dプリンターの種類は限られている上に、価格が高いというのがネックでした。
「スーパーエンプラを加工したい」「でも資金が足りない」という場合はぜひ、カナダのスタートアップAON3Dが開発したAON-M2をご検討ください。AON-M2の温度管理能力は高く評価されており、場所による温度差がほとんどありません。高い技術により、精度が高く安定した造形を可能にしています。
AON-M2は、スーパーエンプラ加工が可能ですが、同レベルの他社機種と比べて、安価。450mmの大型造形も可能で、精度や速度も充分出ます。
▼AON3D AON-M2スペック情報
価格帯 | 1,000万~3,000万円 | 造形方式 | FDM |
素材 | ABS・ASA・Nylon (PA66・PA6・PA12)・PC・PEEK・PEKK・PETG・PSU・PPSU・TPC・TPU・ULTEM™・PolyMide PA6-CF・PolyMax PC-FR・カーボンファイバーやガラス繊維を含む材料など | 造形サイズ | 450×450×620 mm |
本体サイズ/重量 | 945×806×1440 mm/265 kg | 積層ピッチ | 0.05 mm~0.5 mm |
代理店 | 3D Printing Corporation | 使用目的 | 試作品、治具、最終造形品など |
Stratasys 「F770」
材料は2種のみ!価格をおさえた1m大型造形機種
出典:ストラタシス公式
1mサイズの大型造形ができるのに、本体価格は1,000万円以下というStratasys F770。価格の安さの理由は、使える材料種類の少なさにあります。Stratasys F770は、使える材料をABS-M30、ASAの2種のみに絞った3Dプリンターです。
ベースは、Stratasys F123シリーズから流用しているため、精度は高く、産業用として充分機能します。モックアップ品への使用をおすすめしますが、材料がABS-M30かASAで良ければ最終造形品製作も可能です。
▼Stratasys F770スペック情報
価格帯 | 1,000万円以下 | 造形方式 | FDM |
素材 | ABS-M30(BLACK)・ASA(Ivory) | 造形サイズ | 1000×610×610 mm |
本体サイズ/重量 | 1750×1240×1960 mm/658 kg | 積層ピッチ | 0.330 mm、0.254 mm、0.178 mm |
代理店 | 丸紅・アルテック | 使用目的 | 試作品、治具、最終造形品など |
Stratasys 「F123シリーズ」
開発フロアにも置きやすい!!コンパクトな3Dプリンター
出典:ストラタシス公式
Stratasys F123シリーズは、コンパクトな躯体にストラタシスの3Dプリント技術を詰め込んだハイスペックで安価な機種です。産業用~教育用までと幅広く活用されており、稼働音の問題さえクリアすればオフィス環境でも使用できます。
使える素材や造形サイズ別に3グレードありますが、なかでもF370は使用できる素材が8種と多く、造形サイズも大きいため、おすすめです。
▼Stratasys F370スペック情報
価格帯 | 1,000万円以下 | 造形方式 | FDM |
素材 | PLA・ ABS-M30™・ABS-CF10・ASA・TPU92A・PC-ABS・Diran™・ABS-ESD7の8種類 | 造形サイズ | 355×254×355 mm |
本体サイズ/重量 | 864×711×1626 mm/227 kg | 積層ピッチ | 0.330 mm、0.254 mm、0.178 mm、0.127 mm |
代理店 | 丸紅・アルテック | 使用目的 | 試作品、治具、教育など |
▼Stratasys F270スペック情報
価格帯 | 1,000万円以下 | 造形方式 | FDM |
素材 | PLA・ABS-M30™・ABS-CF10・ASA・TPU94Aの5種類 | 造形サイズ | 305×254×305 mm |
本体サイズ/重量 | 864×711×1626 mm/227 kg | 積層ピッチ | 0.330 mm、0.254 mm、0.178 mm、0.127 mm |
代理店 | 丸紅・アルテック | 使用目的 | 試作品、治具、教育など |
▼Stratasys F170スペック情報
価格帯 | 300~500万円 | 造形方式 | FDM |
素材 | PLA・ ABS-M30™・ABS-CF10・ASA・TPU92Aの5種類 | 造形サイズ | 254×254×254 mm |
本体サイズ/重量 | 864×711×1626 mm/227 kg | 積層ピッチ | 0.330 mm、0.254 mm、0.178 mm、0.127 mm |
代理店 | 丸紅・アルテック | 使用目的 | 試作品、治具、教育など |
なお、F123シリーズの後継として2022年6月下旬にF123CRシリーズ2機種「F190CR」「F370CR」が発売されます。F123CRシリーズの最大の特長は、新素材FDM(R)Nylon-CF10に対応していることです。
FDM(R)Nylon-CF10は、ナイロン素材にカーボン素材を混ぜ込んだ炭素繊維の複合材料。FDM(R)Nylon-CF10は、従来の材料と比べ、非常に強度が高く、剛性や耐薬品性にも優れた機能性を発揮します。
出典:ストラタシス公式
「F370CR」は、FDM(R)Nylon-CF10以外に、PC-ABSやDiran、ABS-ESD7など8種の材料に対応しています。
また、F123CRシリーズではGrabCAD Printというソフトウェアを使用することにより、3DCADデータをSTLデータに変換することなく、直接3DCADデータを使える仕組みになっています。
▼Stratasys F190CRスペック情報
価格帯 | – | 造形方式 | FDM |
素材 | ABS-M30・ASA・FDM TPU 92A・ABS-CF10・FDM Nylon-CF10の5種 | 造形サイズ | 305×254×305mm |
本体サイズ/重量 | 1626×864×711 mm /227 kg | 積層ピッチ | 0.330 mm、0.254 mm、0.178 mm、0.127 mm |
代理店 | 丸紅・アルテック | 使用目的 | 試作品、治具、教育など |
▼Stratasys F370CRスペック情報
価格帯 | – | 造形方式 | FDM |
素材 | ABS-M30・ASA・FDM TPU 92A・ABS-CF10・FDM Nylon-CF10・PC-ABS・Diran 410MF07・ABS-ESD7の8種 | 造形サイズ | 355×254×355mm |
本体サイズ/重量 | 1626×864×711 mm /227 kg | 積層ピッチ | 0.330 mm、0.254 mm、0.178 mm、0.127 mm |
代理店 | 丸紅・アルテック | 使用目的 | 試作品、治具、教育など |
開発・試作・評価・生産段階での用途におすすめ・500万円以内
予算を500万円以下にすると、強度、精度、使える素材、カラー、造形サイズのうちどれかの仕様に制限が出てきてしまいます。
ただ、業務用3Dプリンターの使用用途を具体的にイメージしてみると、高価な「なんでもできる」機種は必要ない場合もあります。500万円以下でも、スーパーエンプラを使える機種や、300mm以上の造形物を作れる機種もあるので、用途に合うものがあるか探してみてください。
キーエンス「アジリスタ3200」
国産のインクジェット方式3Dプリンター
※画像はキーエンス公式より引用。
国産で高性能なインクジェット3Dプリンターといえば、アジリスタです。アジリスタではアクリル樹脂やシリコーンゴムを高精度&高靭性に加工できます。アジリスタにはいくつかシリーズがありますが、おすすめは3200。3200では、アクリル樹脂とシリコーンゴムの両方使えます。
▼スペック情報
価格帯 | 500万円程度 | 造形方式 | インクジェット |
素材 | アクリル樹脂・シリコーンゴム | 造形サイズ | 297×210×200 mm |
本体サイズ/重量 | 944×700×1360 mm/188 ㎏ | 積層ピッチ | 0.015 mm~ |
代理店 | キーエンス | 使用目的 | 試作品 |
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Raised 3D「Pro2」
可動式デュアルヘッドで正確&スピーディ!
※画像は日本3Dプリンター公式より引用。
「3Dプリンター造形中のトラブルを最小限にしたい」という方には、Raised 3Dの「Pro2」がおすすめです。造形方式としては従来からあるFDM方式を採用していますが、可動式デュアルヘッドを搭載したことにより、失敗なくスピーディーな造形を可能にしました。
Raised 3D「Pro2」の特徴は、多種多様な材料に対応していること。使える素材は汎用プラスチックが多いですが、サードパーティ製のものも使用可能なので、高くなりがちな3Dプリンターのランニングコストも下げられます。
▼スペック情報
価格帯 | 500万円以内 | 造形方式 | FDM |
素材 | PLA・ABS・PP・PVBなど30種ほど | 造形サイズ | 280×305×300 mm |
本体サイズ/重量 | 620×590×760 mm/44 kg | 積層ピッチ | 0.01~0.65 mm |
代理店 | 日本3Dプリンター・リコー | 使用目的 | 製造・教育・デザイン・医療など |
RAYSHAPE「P200」
高精細な光造形DLPの3Dプリンタ―で最終製品製造も可!
出典:フュージョンテクノロジー公式
RAYSHAPE「P200」は、2022年4月より、フュージョンテクノロジーが販売する光造形DLP方式の3Dプリンタ―です。DLP方式は、従来のSLA方式と比較すると、造形速度が速いのが特徴。高精細なプリント技術により、金型製作や最終製品製造も可能です。
10分以内に最大60度まで加熱できるため、高分子量・高粘度の感光性樹脂の加工もできます。サードパーティ製レジンから、工業用レジンの使用まで想定されており、幅広い用途に対応可能です。
▼スペック情報
価格帯 | 500万円以内 | 造形方式 | DLP |
素材 | ベーシック・ディテール・ドラフト・タフ・リジッド・ハイテンプ・Pro10、クリア・Red-HD・E-ABS・サードパーティーレジン(水洗いレジンほか) | 造形サイズ | 144×81×200 mm |
本体サイズ/重量 | 420×420×890 mm/42 kg | 積層ピッチ | 0.025〜0.1 mm |
代理店 | フュージョンテクノロジー | 使用目的 | 製造・教育・デザイン・医療など |
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Markforged「MARK TWO」
カーボンファイバー&ONYXも使える
※画像は日本3Dプリンター公式より引用。
500万円以内の本体価格でカーボンファイバー材を造形したいなら、MarkforgedのMARK TWO一択です。カーボンファイバーは、金属並みの強度を持つ、軽い素材。高額で取り扱いが難しい金属造形3Dプリンターに比べ、MARK TWOは安価でコンパクト。取り扱いも簡単です。
▼スペック情報
価格帯 | 100~500万円 | 造形方式 | FDM |
素材 | カーボンファイバー・ONYXなど | 造形サイズ | 320×132×154 mm |
本体サイズ/重量 | 584×330×355 mm/16 kg | 積層ピッチ | 0.1 mm |
代理店 | 日本3Dプリンター・リコー・ファソテック | 使用目的 | 治具・エンドパーツなど |
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ベテランGメン園川
オペレーター 杏奈
このONYXだけ使えるONYX ONEや、ONYX+ファイバーグラスを使えるONYX PROもおすすめです。
※画像はリコー公式より引用。
INTAMSYS「FUNMAT HT」
スーパーエンプラが使える業務用3Dプリンター
※画像は日本3Dプリンター公式より引用。
INTAMSYS FUNMAT HTの最大の特徴は、PEEKやPEI(ULTEM)、PPSUといったスーパーエンプラを加工できる、という点です。精度重視という医療分野の各種パーツや、製造・自動車分野の部品などの製造にも適応します。
もちろんスーパーエンプラでなくPLAやABSを使って、コスパ良く試作品を製作してもOK。
▼スペック情報
価格帯 | 100万円程度 | 造形方式 | FDM |
素材 | PEEK・PEI(ULTEM)・PPSUなどのスーパーエンプラと、一般的な素材 | 造形サイズ | 260×260×260 mm |
本体サイズ/重量 | 530×490×645 mm/46k g | 積層ピッチ | 0.05~0.30 mm |
代理店 | 日本3Dプリンター・キヤノン | 使用目的 | 製造・医療・自動車など |
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業務用3Dプリンターのおすすめの選び方
それでは次に、業務用3Dプリンターの選び方を説明します。業務用3Dプリンター選びのポイントは以下です。
- 予算(本体価格+ランニングコスト)
- 使用目的
- 造形方式・素材
- サイズ
- 販売・保守・点検
予算(本体価格+ランニングコスト)
ベテランGメン園川
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まず、業務用3Dプリンターの本体価格のレベルは大きく3つに分かれます。
- 100~500万円
- 500万円~数千万円程度
- 1億円以上
ここで注目したいのは、500万円以下の価格帯です。以前なら数千万円したであろう業務用3Dプリンターが、現在では500万円以下に値を下げて販売されていることもあります。
メーカーによっては最終製品を造形できるレベルの業務用3Dプリンターを、500万円以内で購入できる可能性もあります。
オペレーター 杏奈
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使用目的
業務用3Dプリンターで何を作りたいのか、どんな目的で作りたいのか、という使用目的をはっきりとさせましょう。
例えば、「製品の製造過程の初期段階の試作を作りたい」という場合と、「製品の最終製品を業務用3Dプリンターで仕上げていきたい」という場合とでは、選ぶべき業務用3Dプリンターの機種は異なります。
また業務用3Dプリンターなら、今まで外注していた金型の作製だけでなく、金型なしでの造形も可能です。コストの削減だけでなく、リードタイムの短縮にも繋がります。
- デザイン・設計時の可視化
- デスクレベルでの試作品製作
- 最終製品の量産
- 治具作り
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オペレーター 杏奈
新人Gメン及川
さらに、試作品と一口に言っても、様々なレベルがあります。例えば、「なんとなく商品のイメージをクライアントに伝えられたらいい」というレベルと、「ミリ単位、もしくはマイクロ単位の調整が必要」なレベルとがあります。
- デザインが伝わればOK
- 製品の部品作成(ミリ単位の調整必要)
新人Gメン及川
オペレーター 杏奈
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造形方式・素材
業務用3Dプリンターを選ぶ際には、「どんな素材をどんな造形方式で作成するのか」を考えることが大切です。
3Dプリンター造形で使われる最も一般的な素材は、PLAとABSです。他に、PCやPET、ナイロン樹脂などエンプラも一般的。それぞれに特徴があり、向き・不向きがあるため、どんな素材を使うのか、しっかり検討する必要があります。
最終製品を造形したいなら、よりシビアに素材を選ばなければなりません。例えば、金属やカーボン、スーパーエンプラと呼ばれる特殊な耐性をもった素材などから選びましょう。
▼業務用3Dプリンターの主な造形素材と特徴
造形素材名 | 特徴 |
PLA |
|
ABS |
|
PC(ポリカーボネート) |
|
PETG |
|
シリコンゴム |
|
金属 |
|
▼3Dプリンターの造形方式の特徴と主な素材
造形方式 | 主な素材 | 造形方式の特徴 |
熱溶解積層方式(FDM) | PLA・ABS・ナイロンなど |
|
光造形方式(SLA) | エポキシ樹脂・アクリル樹脂など |
|
粉末焼却方式(SLS) | 金属・ナイロン樹脂など |
|
インクジェット式 | ABSライク・PPライク・ラバーライクなど |
|
粉末固着方式 | 石膏など |
|
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オペレーター 杏奈
サイズ
業務用3Dプリンターを選ぶ際には、どのぐらいの造形サイズを作成可能なのかもチェックしましょう。造形サイズが大きくなればなるほど、本体価格も高額になり、本体自体もサイズアップします。また、造形サイズが大きいと、作成自体の難易度も上がります。
よって業務用3Dプリンターで作るなら、サイズダウンしたり、別に作って後で組み合わせる方法も考慮に入れましょう。どうしても大きなサイズの造形物を作成したいなら、以下の点をクリアできるか確認してください。
- 高額の本体価格&ランニングコストを支払えるかどうか
- 本体を置く場所があるかどうか ※スペースだけでなく、重量も注意!
- 3Dプリンターを正確に操作する能力があるかどうか
販売・保守・点検
業務用3Dプリンターを正常に稼働させたいなら、保守・点検は必須項目です。日本製の3Dプリンターなら、多くの場合、保守・点検もセットで販売されます。
が、現在の主流は、海外製3Dプリンターです。海外製3Dプリンターを購入するなら、販売・保守・点検などを日本の代理店が行える体制にあるかどうか、チェックしましょう。
また、3Dプリンターの種類はかなり多く、自社に合う商品を見極めるのは、至難の業です。3Dプリンターの取り扱いメーカー数や種類、販売台数が多い代理店なら、的確な購入アドバイスももらえます。
業務用3Dプリンターの導入なら、補助金利用がおすすめ!
ベテランGメン園川
新人Gメン及川
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オペレーター 杏奈
ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金は、中小企業・小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革や被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイス導入等)等に対応するため、中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援するものです。(「ものづくり補助金総合サイト」より引用)
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【最新】業務用3Dプリンター発売情報
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Tiertime UP600
本体価格99万円!400×500×600mm大型造形可能なMEM方式3Dプリンター
出典:Tiertime公式
2022年2月より販売開始したTiertime UP600は、企業向けの大型3Dプリンターです。造形方式は、MEM(溶融押出モデリング)。500×400×600mmという大型の造形が可能な機種ですが、価格帯は税込99万円と非常に安価。
加熱ビルドチャンバーを標準搭載しており、完成品の反りをおさえます。マグネットで簡単着脱可能なPEIプラットフォーム(テーブル)の導入で、作業がより楽になりました。
ソフトウェアは、Tiertimeの3Dプリンター用に用意されたUP STUDIO 3を使用します。
TiertimeのUPシリーズは、他にUP300やUP 300D、UP BOX+、UP Plus2、UP mini2 ESなど業務用~家庭用のコンパクトな3Dプリンターが展開されています。
▼スペック情報
価格帯 | 99万円 | 造形方式 | MEM(溶融押出モデリング) |
素材 | UP Fila ABS・ABS +・PLA・TPUなど(フィラメントの径は1.75mmで、サードパーティー製も可) | 造形サイズ | 500 x 400 x 600 mm |
本体サイズ/重量 | 780 x 1150 x 850 mm/120 ㎏ | 積層ピッチ | 0.10、0.15、0.20、0.25、0.30、0.35、0.40 mm |
代理店 | サンステラ | 使用目的 | 試作品、家具、アートなど |
FLASHFORGE Creator4
カーボンファイバー&スーパーエンプラ対応!最終製品造形OKの大型3Dプリンター
出典:FLASHFORGE公式
2022年1月発売開始。FLASHFORGEの最上位モデルで、400×350×500 mmの大型造形可能なFFF方式3Dプリンター。カーボンやスーパーエンプラの使用もでき、最終造形物の製作が可能です。
左右に独立型のデュアルエクストルーダ―を採用しているため、同じ形の造形物や左右対称の造形物、2色造形物を一度に作成できます。他にも、例えば片方のノズルで水溶性サポート材を出力させれば、サポート材の除去が容易になります。
▼FLASHFORGE Creator4の独立型デュアルエクストルーダ―
出典:FLASHFORGE公式
エクストルーダ―は、以下の3種類です。
- HT…工業用フィラメントに対応
- HS…炭素繊維に対応
- F…軟性フィラメントに対応
HSとHTは標準装備ですが、Fは別途購入の必要があります。
▼FLASHFORGE Creator4の3種類のエクストルーダ―
その他、造形物の反りを防ぐためのヒートチャンバーや、自動でプラットフォームを調整してくれるオートキャリブレーション機能、安定造形を実現するためにX軸Y軸両方に高精度なリニアガイドを設置しました。
なお、FLASHFORGEのCreatorシリーズには、工業用3DプリンターのCreator3 PRO、コンパクトなCreator Pro2があります。
▼スペック情報
価格帯 | 100万円~500万円 | 造形方式 | FDM |
素材 | ABS・PLA・PETG・PETG-CF・TPU・PA・PA-CF・PC (準備中:TPE・TPB・TPC・PP・PC-ABS・PP-CF・PP-GF・PA-GF・PPS-CF・PPS、PAHT) |
造形サイズ | 400×350×500 mm |
本体サイズ/重量 | 840 mm × 675 mm × 1000(1050) mm/N.W-90 kg、G.W-130 kg | 積層ピッチ | 0.05〜0.4 mm |
代理店 | APPLE TREE | 使用目的 | 最終造形品製作可能、試作品、生産ライン用治具、芸術的な建築物など |
Bfull B-SLA180/B-SLA 300
オフィスに置けるコンパクトさ!トップダウン式で失敗リスク軽減
出典:Bfull公式
Bfullは、フィギュアなどの3Dプリンティングの受注をメインに行う国内老舗メーカー。Bfullでは、3Dプリンターの開発・販売も行っており、光造形3Dプリンター「B-SLA180」「B-SLA 300」を2022年6月に発売しました。
小型モデルの「B-SLA 180」の価格は180万円、中型モデルの「B-SLA 300」の価格は430万円と、比較的低価格にも関わらず、トップダウン方式を採用したことにより、産業レベルの高精度な造形を実現しています。
どちらの機種もコンパクトサイズなので、オフィス内に手軽に設置できます。また、スイッチ式タンクを採用しており、材料を簡単に入れ替えられ、同時にコストも削減します。
▼Bfull B-SLA180 スペック情報
価格帯 | 100万〜1000万 | 造形方式 | SLA |
素材 | アクリル系 紫外線硬化樹脂 | 造形サイズ | 130 x 130 x 180 mm3 |
本体サイズ/重量 | 320 x 370 x 645 mm3/38kg | 積層ピッチ | 0.030 – 0.15 mm |
▼Bfull B-SLA300スペック情報
価格帯 | 100万〜1000万 | 造形方式 | SLA |
素材 | アクリル系 紫外線硬化樹脂 | 造形サイズ | 230 x 230 x 300 mm3 |
本体サイズ/重量 | 625 x 500 x 1140 mm3/86kg | 積層ピッチ | 0.050 – 0.15 mm |
XYZプリンティング『MfgPro236 xS』
SLS方式でPA6素材の焼結可能!1,815万円と安価
出典:XYDプリンティング公式
XYDプリンティングジャパンから粉末焼結方式(SLS方式)の新たな3Dプリンター『MfgPro236 xS』が、2022年6月に発売されました。MfgPro236 xSでは、車の部品など一般的な工業素材として使用されているPA6の利用を可能にしています。
粉末焼結方式の3Dプリンターとしては、かなり安価な1,815万円という販売価格で、産業3Dプリンターの市場へ攻勢をかけます。なお、1時間あたりのプリント速度は約22mm。本製品としての出荷も可能なPA6を使って、スピーディな生産を実現しました。
▼ MfgPro236 xS スペック情報
価格帯 | 1,815万円 | 造形方式 | SLS(粉末焼結方式) |
素材 | PA6、PA12、PA11、A11 +繊維繊維、PA6MF、PA6FR、 sProTPU 、PA12 +球状繊維 | 造形サイズ | 230 x 230 x 250 mm |
本体サイズ/重量 | 1444×828×2053mm/425kg | 積層ピッチ | 0.06mm、0.08mm、0.1mm、0.15mm、0.2mm、0.3mm |
Formlabs『Fuse 1+ 30W』
超高速のSLS方式3Dプリンター!447万7千円~
出典:Formlabs
2022年7月、Formlabsは既に発売済みの「Fuse1」の上位機種として「Fuse1+30W」を発売しました。Fuse1では10Wの出力でしたが、Fuse1+30Wでは30Wの出力を確保したことにより、Fuse1の約2倍の高速造形が可能になりました。
また、Fuse1+30Wでは、カーボンファイバー素材ナイロン11CFの使用も可能。自動車や船舶関連での利用にも適した3Dプリンターです。材料のリサイクル率も高く、材料の投入・回収も半自動化されているため、業務効率も非常に高いと好評。
▼ Fuse 1+ 30W スペック情報
価格帯 | 447万7,000円~ | 造形方式 | SLS(粉末焼結方式) |
素材 | ナイロン12、ナイロン12GF、ナイロン11、ナイロン11CF | 造形サイズ | 159×159×295mm |
本体サイズ/重量 | 645×685×1070mm/120kg | 積層ピッチ | 110μm |
まとめ
- 業務用3Dプリンターの選び方:使用目的・予算・造形方式・素材・サイズ・保守・点検をチェック
- 業務用3Dプリンターおすすめ【企画・デザイン・設計段階での用途におすすめ×500万円以上】Stratasys「J850」・Stratasys 「Object1000」・3D systems 「ProJet MJP3600」
- 業務用3Dプリンターおすすめ【企画・デザイン・設計段階での用途におすすめ×500万円以内】EnvisionTEC 「VECTOR 3SP」
- 業務用3Dプリンターおすすめ【開発・試作・評価・生産段階での用途におすすめ×500万円以上】EOS「M 290」・HP「Jet Fusion 3D 4200」・Markforged「INDUSTRIAL X7」・Stratasys「F900」・Stratasys「Fortus 450mc」・AON3D「AON-M2」・Stratasys 「F770」・Stratasys「F123シリーズ」
- 業務用3Dプリンターおすすめ【開発・試作・評価・生産段階での用途におすすめ×500万円以内】キーエンス「アジリスタ3200」・APPLE TREE「APOLLO AT-2ND」・Raised 3D「Pro2」・RAYSHAPE「P200」・Markforged「MARK TWO」・INTAMSYS「FUNMAT HT」