【FDM方式3Dプリンター】高精度でおすすめは?価格も比較

【FDM方式3Dプリンター】高精度でおすすめは?価格も比較
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ベテランGメン園川

今回は、FDM方式の3Dプリンターのおすすめをご紹介します。
了解や!FDM方式やと、積層痕が気になるいう話やけど、高精度でプリントできるおすすめのFDM方式3Dプリンターを教えてや。もちろん、価格情報もな。

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

はいはい、もちろんです!産業用のハイスペックなFDM方式3Dプリンターから、家庭用のリーズナブルなFDM方式3Dプリンターまで、しっかり網羅して比較しますので、お楽しみに。

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FDM方式3Dプリンターのおすすめ&価格情報【業務用・高精度】

【FDM方式3Dプリンター】高精度でおすすめは?価格も比較

FDM方式3Dプリンターのおすすめ機種をご紹介します。FDM方式3Dプリンターを選ぶときの基準となるのは「最終製品造形まで行いたいか」「予算はどのくらいか」の2点です。

 

そもそもFDM方式3Dプリンターとは?
FDM方式とは、素材を熱で溶解させ、積層することで造形を行う方式。
断層が目立ちやすいデメリットがあるが、本体代やランニングコストが安いため導入しやすい。

 

FDM方式3Dプリンターの用途が具体的に決まっている場合は、造形サイズ・使用可能な素材にも注目してみると良いでしょう。3D CADデータを送ればサンプル造形品を作ってくれるところもあります。具体的なものが決まっている場合は、そういったサービスを利用してみると良いかもしれません。

 

 

Stratasys F900

【価格:7,000万円以上】高精度で高速、大型造形可能なFDM方式3Dプリンター

出典:ストラタシス公式

 

Stratasys F900は、X軸・Z軸で900mmを超える大型サイズを造形可能なFDM方式3Dプリンターです。価格は7,000万円以上とかなり高額ですが、安定した大型の高精度造形を目指されている場合には、一番におすすめしたい機種。

精度も非常に高く、素材によってはスペック数値で± 0.089 mm(または1mmに対して± 0.0015 mm)。使用素材はABS樹脂やナイロン樹脂、エンプラ、スーパーエンプラなど14種類もの材料から選べます。なお、積層ピッチも3種類から選択可能。

 

Stratasys F900は900mmという大きな造形サイズに対応しているために、大量の小型部品の造形だけでなく、大型部品もシングルピースで作成できるほか、最終造形品製作にも向いています。

米軍基地や鉄道会社、産業用機械メーカーでの導入事例があります。

 

▼Stratasys F900スペック情報

価格帯 7,000万円~ 造形方式 FDM
素材 ABS-M30・PC・PC-ABS・PPSF・ナイロン12など16種の樹脂 造形サイズ 914.4×609.6×914.4 mm
本体サイズ/重量 2772×1683×2027 mm/2869 kg 積層ピッチ 0.127~0.508 mm
精度 ± 0.089 mmまたは± 0.0015 mm/mm 使用目的 治具・DDMなど

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Stratasys Fortus 450mc

【価格:3,000万円~】400mm程度の大型造形も!正確で速く、200時間の連続運転OK

出典:ストラタシス公式

 

Stratasys Fortus 450mcは、400mm程度の大型造形にも対応した高性能なFDM方式3Dプリンター。X軸、Z軸方向に400mm程度のものまでなら、パーツに分けて造形する必要はありません。連続運転可能時間は200時間。

ABS樹脂やナイロン樹脂、エンプラ、スーパーエンプラなど合計14種の素材に対応しています。試作品をはじめ、治具や最終造形品の製作も可能です。

Stratasys Fortus 450mcは、部品製造会社やロボット、自動車工業分野などへの導入事例があります。

 

▼Stratasys Fortus 450mcスペック情報

価格帯 3,000万円~ 造形方式 FDM
素材 ABS-M30・ABS-M30i・ABS-ESD7・ASA・PC ・PC-ISO・FDM-Nylon12・ULTEM™ 9085・ULTEM™ 1010・PC-ABS など14種 造形サイズ 406×355×406 mm
本体サイズ/重量 1270×902×1943 mm/680 kg 積層ピッチ 0.127〜0.330 mm
精度 使用目的 治具・最終造形品など

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AON3D AON-M2

【価格:3,000万円以下】使用材料に制限なし!スーパーエンプラも大型造形できる

出典:AON3D

AON-M2は、2015年にカナダで設立されたスタートアップ企業のAON3D製。AON3Dは技術力が非常に高いことで評価されています。特にAON-M2の温度管理能力は、最高クラスとの評判。場所による温度差がほとんどないため、精度が高く安定した造形ができます。

AON-M2は一般的な素材であるABSやPC、PAだけでなく、加工が難しいスーパーエンプラPEEK、PEKK などでも造形ができ、幅広いニーズに応えられる機種です。

AON-M2の価格は、3,000万円以下としていますが、1,000万円程度から相談可能です。スーパーエンプラを使用したFDM方式3Dプリンターとしては、非常に安価で、導入しやすい価格となっています。

 

▼AON3D AON-M2スペック情報

価格帯 1,000万~3,000万円 造形方式 FDM
素材 ABS・ASA・Nylon (PA66、PA6、PA12)・ PC・PEEK・PEKK・PETG・PSU・PPSU・TPC・TPU・ULTEM™・PolyMide PA6-CF・PolyMax PC-FR・炭素繊維やガラス繊維を含む材料など 造形サイズ 450×450×620 mm
本体サイズ/重量 945×806×1440 mm/265kg 積層ピッチ 0.05 mm~0.5 mm
精度 使用目的 試作品・治具・最終造形品など

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Stratasys F770

【価格:1,000万円以下】最大1mの造形可!2種材料に絞り、価格をおさえた3Dプリンター

出典:ストラタシス公式

 

Stratasys F770は、最大1mの大型造形が可能なFDM方式3Dプリンターですが、価格を1,000万円以下におさえています。今まで、金額面の折り合いがつかず、3Dプリンターの導入をためらっていた企業にとっては、Stratasys F770は一考の余地がある商品と言えるでしょう。

Stratasys F770の安さの理由は、使える素材を2種に絞っているから。汎用プラスチックのABS-M30と、耐候性材料ASAの2種のみしか使えませんので、ご注意ください。ただし、後述のStratasys F123シリーズの機能性をそのまま流用して製作されているため、性能は一級品です。

主に試作品の製作におすすめですが、条件さえ希望に合えば、治具や最終造形品などの製作でも使用できるでしょう。

 

▼Stratasys F770スペック情報

価格帯 1,000万円以下 造形方式 FDM
素材 ABS-M30(BLACK)・ASA(Ivory)の2種のみ 造形サイズ 1000×610×610 mm
本体サイズ/重量 1750×1240×1960 mm/658 kg 積層ピッチ 0.330 mm、0.254 mm、0.178 mm
精度 使用目的 試作品・治具・最終造形品など

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Stratasys F123シリーズ

【価格:300万~1,000万円以内】コンパクトなFDM方式3Dプリンター

出典:ストラタシス公式

Stratasys F123シリーズは、産業用~教育現場までと用途は幅広く、世界中で愛されているFDM方式3Dプリンターです。価格帯も1,000万円以下と導入しやすく、開発・生産スピードを高めるために部署で所有するのに最適。

 

Stratasys F123シリーズには、F370・F270・F170と、スペックの異なる3種類の機種があります。3機種とも本体サイズや重量は同じでコンパクトですが、最も造形サイズが大きいのが、F370です。F370は、F170やF270に比べ、使用できる素材種類も多く、幅広い用途に活用できます。

 

▼Stratasys F370スペック情報

価格帯 1,000万円以下 造形方式 FDM
素材 PLA・ABS-M30™・ABS-CF10・ASA・TPU92A・PC-ABS・Diran™・ABS-ESD7の8種類 造形サイズ 355×254×355 mm
本体サイズ/重量 864×711×1626 mm/227 kg 積層ピッチ 0.330 mm、0.254 mm、0.178 mm、0.127 mm
精度 使用目的 試作品・治具・教育など

 

▼Stratasys F270スペック情報

価格帯 1,000万円以下 造形方式 FDM
素材 PLA・ABS-M30™・ABS-CF10・ASA・TPU94Aの5種類 造形サイズ 305×254×305 mm
本体サイズ/重量 864×711×1626 mm/227 kg 積層ピッチ 0.330 mm、0.254 mm、0.178 mm、0.127 mm
精度 使用目的 試作品・治具・教育など

 

▼Stratasys F170スペック情報

価格帯 300~500万円 造形方式 FDM
素材 PLA・ ABS-M30™・ABS-CF10・ASA・TPU92Aの5種類 造形サイズ 254×254×254 mm
本体サイズ/重量 864×711×1626 mm/227 kg 積層ピッチ 0.330 mm、0.254 mm、0.178 mm、0.127 mm
精度 使用目的 試作品・治具・教育など

 

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なお、F123シリーズの後継として2022年6月下旬にF123CRシリーズ2機種「F190CR」「F370CR」が発売されます。F123CRシリーズの最大の特長は、新素材FDM(R)Nylon-CF10に対応していることです。

FDM(R)Nylon-CF10は、ナイロン素材にカーボン素材を混ぜ込んだ炭素繊維の複合材料。FDM(R)Nylon-CF10は、従来の材料と比べ、非常に強度が高く、剛性や耐薬品性にも優れた機能性を発揮します。

出典:ストラタシス公式

「F370CR」は、FDM(R)Nylon-CF10以外に、PC-ABSやDiran、ABS-ESD7など8種の材料に対応しています。

また、F123CRシリーズではGrabCAD Printというソフトウェアを使用することにより、3DCADデータをSTLデータに変換することなく、直接3DCADデータを使える仕組みになっています。

▼Stratasys F190CRスペック情報

価格帯 造形方式 FDM
素材 ABS-M30・ASA・FDM TPU 92A・ABS-CF10・FDM Nylon-CF10の5種 造形サイズ 305×254×305mm
本体サイズ/重量 1626×864×711 mm /227 kg 積層ピッチ 0.330 mm、0.254 mm、0.178 mm、0.127 mm
代理店 丸紅・アルテック 使用目的 試作品、治具、教育など

 

▼Stratasys F370CRスペック情報

価格帯 造形方式 FDM
素材 ABS-M30・ASA・FDM TPU 92A・ABS-CF10・FDM Nylon-CF10・PC-ABS・Diran 410MF07・ABS-ESD7の8種 造形サイズ 355×254×355mm
本体サイズ/重量 1626×864×711 mm /227 kg 積層ピッチ 0.330 mm、0.254 mm、0.178 mm、0.127 mm
代理店 丸紅・アルテック 使用目的 試作品、治具、教育など

 

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Markforged INDUSTRIAL X7/X5/X3

【価格:300万~1,000万円程度】カーボンファイバーを使いたいならX7

出典:データ・デザイン

MarkforgedのINDUSTRIALシリーズは、X7、X5、X3と、使用できる素材によって3種類のグレードが用意されています。使用できる素材の数が多いのは、X7です。X7の価格は、約1,000万円。レーザーによる自動検査機構も備えており、造形精度も高い機種です。

いずれの機種でもメイン素材となるONYX(オニキス)とは、ナイロンに微小なカーボンを加えて強化した材料です。寸法精度に優れ、ABSの2倍の強度を持っているほか、積層面が美しいと言われています。

 

▼Markforged INDUSTRIAL X7スペック情報

価格帯 1,000万円程度 造形方式 FDM
素材 ONYX、カーボンファイバー、ファイバーグラス、強度耐熱ファイバーグラス、ケプラー 造形サイズ 330×270×200mm
本体サイズ/重量 584×483×914mm/48kg 積層ピッチ 0.05mm
精度 使用目的 試作品・治具・最終造形品など

 

樹脂素材と繊維素材の二刀流で使いたいのなら、Markforged INDUSTRIAL X5がおすすめ。ONYXのほかに、エントリークラスのファイバー素材であるファイバーグラスも使える仕様となっています。

Markforged INDUSTRIAL X5は、X7のようにカーボンファイバーは使用できませんが、本体価格500万円程度と導入しやすい価格帯です。

 

▼Markforged INDUSTRIAL X5スペック情報

価格帯 500万円程度 造形方式 FDM
素材 ONYX、ファイバーグラス 造形サイズ 330×270×200mm
本体サイズ/重量 584×483×914mm/48kg 積層ピッチ 0.05mm
精度 使用目的 試作品・治具・最終造形品など

 

Markforged INDUSTRIAL X3の価格帯は、300万円程度です。上位機種に比べると、使用できる材料がONYXのみとなりますが、高性能でコンパクトなので、ラボや設計室、オフィスでも活躍してくれます。

 

▼Markforged INDUSTRIAL X3スペック情報

価格帯 300万円~ 造形方式 FDM
素材 ONYX 造形サイズ 330×270×200mm
本体サイズ/重量 584×483×914mm/48kg 積層ピッチ 0.05mm
精度 使用目的 試作品・治具・最終造形品など

 

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Raise3D Pro3 /Pro3 Plus

【価格:100万円~】使える素材数が多い!コンパクトで安価

出典:Raise3D公式

 

100万円~という安価な価格とは思えないほどの機能性を持つRaise3D Pro3 /Pro3 Plusは、産業用3Dプリンターの中でも大人気の機種です。Raise3D Pro3 /Pro3 Plusは、Raise3Dシリーズの中でも最高峰の技術を搭載しています。

Raise3D Pro3 Plusなら、300 × 300 × 605mmという大型造形も可能です。新型エクストルーダーが搭載されており、精度や速度が優れています。

 

3Dプリンターにおけるエクストルーダとは?
加熱した樹脂材料(フィラメント)を送り込む機構の事を指します。
エクストルーダーがプリントヘッドに直接取り付けられているダイレクト式と、プリンタのフレームに取り付けられているボーデン式があります。
材料に制約はできてしまうという欠点はありますが、精度の高い造形を行うためにはボーデン式が良いとされています。

 

Raise3D Pro3 Plusは、前機種Pro2にはなかった機能も複数追加されており、操作性が格段にアップしています。例えば、ベッド水平を自動検出できるヘッドの接触センサーが搭載されたことにより、造形時に水平状態を自動的に検知し、造形台が昇降することで安定した造形が可能になりました。

また、ワンタッチで着脱できるカートリッジ式ホットエンドを採用。メンテナンス性も向上しているほか、ドア開閉センサーなどの安全性能がアップしたことも見逃せません。

 

▼Raise3D Pro3スペック情報

価格帯 100万円~ 造形方式 FDM
素材 ABS・ASA・PLA・PA( ナイロン )・PC( ポリカーボネート )・カーボン・PETG・PVA・TPU( ゴムライク )・木質 ( 竹 )・BASF 社製樹脂・Polymaker 社製樹脂 など 造形サイズ 300 × 300 × 300mm( シングルヘッド造形時 )
255 × 300 × 300mm( デュアルヘッド造形時 )
本体サイズ/重量 620×626×760mm/52.5kg 積層ピッチ 0.01mm~0.65mm
精度 使用目的 試作品・治具など

▼Raise3D Pro3 Plusスペック情報

価格帯 140万円~ 造形方式 FDM
素材 ABS・ASA・PLA・PA( ナイロン )・PC( ポリカーボネート )・カーボン・PETG・PVA・TPU( ゴムライク )・木質 ( 竹 )・BASF 社製樹脂・Polymaker 社製樹脂 など 造形サイズ 300 × 300 × 605mm( シングルヘッド造形時 )
255 × 300 × 605mm( デュアルヘッド造形時 )
本体サイズ/重量 620×626×1105mm/61.2kg 積層ピッチ 0.01mm~0.65mm
精度 使用目的 試作品・治具など

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FDM方式3Dプリンターのおすすめ&価格情報【家庭用・高精度】

家庭用におすすめのFDM方式3Dプリンターを3機種ご紹介します。気軽にチャレンジできるよう、予算10万円で選びました。

 

FDM方式以外の方式も含めた、おすすめの家庭用3Dプリンターとその選び方はこちらの記事で詳しくまとめてありますので、参考にしてみてください。

 

QIDI TECH X-Smart

カスタマーサポートに大満足!5万円で購入できる本格3Dプリンター

 

QIDI TECH X-SmartはABSとPLAのみが使用可能なFDM方式3Dプリンターです。プリント後のモデルの取り外しがより便利になるリムーバブル・プレートが付いていて、ビルドプレートへのダメージを最小限に抑えることができます。

デメリットは日本語のマニュアルがないこと。ただ、添付USB内にある手順動画がとても詳しい上に、カスタマーサポートが大変優れているので、初心者でも困ることはあまりないでしょう。

 

▼QIDI TECH X-Smartスペック

造形方式 FDM 素材 ABS・PLA
完成品 造形可能サイズ 160×150×150 mm
積層ピッチ 0.1~0.4 mm 日本語マニュアル有無 × ※USB内の動画が秀逸!
カスタマーサポート オートキャリブレーション機能 ×
対応ファイル形式 stl・OBJ スライスソフト 〇(QiDiPrint)
接続 USB・Wi-Fi

 

 

高精度なFDM方式3Dプリンターの選び方

FDM方式では、どうしても精度に誤差が生じます。特に産業用として3Dプリンターを活用したい場合は、どれだけ高精度な造形物を作成できるのかが重要です。高精度なFDM方式3Dプリンターの選び方を確認します。

 

 

「積層ピッチが小さい=高精度」は間違い

FDM方式3Dプリンターのスペックの中で、精度に関わってくる要素としてまず目につくのが「積層ピッチ」。積層ピッチとは、Z方向の分解能のことで、Z方向に最小何mmで積層できるのかを示したものです。

積層ピッチは確かに、造形物の精度に関わるものですが、積層ピッチが小さいからといって必ずしも高精度とは言えません。FDM方式3Dプリンターの精度は、積層ピッチ以外にも以下のような内容によって大きく異なります。

▼FDM方式3Dプリンターの精度を左右する要素とは?

  • 積層ピッチ(Z方向)
  • XY方向の寸法精度
  • 材料の種類
  • 反りをおさえる技術
  • ヘッドの駆動方式
  • 環境や使い方

ベテランGメン園川

積層ピッチって、実は、家庭用と産業用でそれほど差がなかったり…するんですよね。
え⁉そうなん⁉積層ピッチて、必ずスペックに書いてるし、分かりやすい指標かと思ってたんやけど…。

新人Gメン及川

なんか、3Dプリンター造形物の精度を左右する要素って、複雑やなぁ。「環境や使い方」て…。そんなん、分からへんやん?

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

そうですね。それでは、高精度のFDM方式3Dプリンターをどうやって選んだらいいのか、もう少し具体的に掘り下げていきましょう。

 

 

サンプル造形品で精度を確認する

まずは、サンブル造形品を手に入れて、FDM方式3Dプリンターの精度を確認しましょう。安価なFDM方式3Dプリンターの場合は、サンプル品を手に入れるのは難しいかもしれませんが、産業用のFDM方式3Dプリンターなら、サンプル造形品の提供は可能です。

もちろん、サンプル造形品は、そのFDM方式3Dプリンターの最適解の材料・方法で出力されたものなので、必ずしも同スペックの製品を生みだせる、というわけではありません。が、トライ&エラーを繰り返すことで、サンプル造形品並みの造形物を生みだせる可能性がある、ということは分かります。

サンプル造形品…ああ、FDM方式3Dプリンターの販売サイトにもサンプル品が掲載されとるよな。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

はい。まずは、各社のホームページなどで「どんな製品を作ることができるか」を確認していただき、いくつか目星がついたところで、実際にサンプル造形品をリクエストして送ってもらうといいですよ。
へ~。サンプル造形品って作って送ってくれるもんなん?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

はい、どんなものが欲しいかという打ち合わせは必要ですが、ご希望を伺って、造形することは可能です。ぜひ、お問合せください。

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機種選びに迷ったら相談を

なんか、やっぱりいろいろ聞いても、高精度なFDM方式3Dプリンターを上手く選ぶ自信がないわ…。どうしたらええ?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

はい、そういう場合は、プロに相談するのが一番手っ取り早いですね。

オペレーター 杏奈

あと、大事なのは、一つの販売店に絞って相談するのではなく、できれば複数の販売店へ相談を持ち込むことです!

高精度なFDM方式3Dプリンターの選び方に迷った場合は、各販売店へ相談し、プロにアドバイスをもらいましょう。その際、できれば2社以上の販売店の担当者と繋がりを持ち、複数の情報を得ることをおすすめします。

どの販売店にも「今はこの機種を売りたい」という販売目標があります。そのため、1社だけへの問合せだと、どうしてもおすすめする機種には偏りが出てしまいます。

2社以上の販売店に問い合わせをかけることで、スペックに過不足のない、自社に必要なFDM方式3Dプリンターが分かります。

ベテランGメン園川

当サイトでは、複数の3Dプリンター販売業者への見積もり依頼が可能です。ぜひお問合せください。

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オペレーター 杏奈

ちなみに…当サイトでは、しつこい営業や販売は一切いたしません。安心してお問合せください。

 

 

高精度なFDM方式3Dプリンターを安く購入する方法

高精度なFDM方式3Dプリンターはどれも高額。ただ、安く買える方法も2つあります。ここではその方法をご紹介しましょう。

 

相見積もりをとる

高精度なFDM方式3Dプリンターを安く購入したいなら、相見積もりを取るのがおすすめです。相見積もりを取る前に、どういったFDM方式3Dプリンターを購入したいのか、一度明確にしておきましょう。

【自社に合う3Dプリンターを選ぶ手順】

  1. 3Dプリンター導入の目的をはっきりとさせる
  2. 3Dプリンターの専門業者に、導入目的や予算を伝える
  3. 3Dプリンター専門業者から、合う機種を提案してもらう(オプション設定や保守設定も)

使用目的や予算の希望を3Dプリンター業者に伝えれば、ピッタリの機種をおすすめしてもらえます。

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補助金を利用する

業務用3Dプリンター導入で、業務の効率化や革新的なサービスの開発が見込めるなら、「ものづくり補助金」制度の利用を検討してみてはいかがでしょうか。「ものづくり補助金」制度とは、小規模事業者や中小企業向けの、国の公的な支援制度です。

 

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金は、中小企業・小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革や被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイス導入等)等に対応するため、中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援するものです。(「ものづくり補助金総合サイト」より引用)

 

「ものづくり補助金」制度を使えば、FDM方式3Dプリンターを格安で購入することができます。応募する枠や従業員人数、購入予定の3Dプリンタ―の価格によりますが、1,000万円の補助を受けられる場合もあります。

1,000万円!?マジでっ!?スゴイな。

新人Gメン及川

でも、「補助金の利用」て、なんや難しそうやわ。

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

大丈夫です!ものづくり補助金制度については、3Dプリンターの各業者がしっかりとサポートします。ぜひお問合せください!

 

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まとめ

高精度なFDM方式3Dプリンターのおすすめ機種はこちら
  • Stratasys F900
  • Stratasys Fortus 450mc
  • AON3D AON-M2
  • Stratasys F770
  • Stratasys F123シリーズ
  • Markforged INDUSTRIAL X7/X5/X3
  • Raise3D Pro3 /Pro3 Plus

 

【購入前にしておくとおすすめ】

  • 作りたいものを具体的にイメージしておく
  • 3Dプリンターメーカーへ、サンプル造形品の依頼
  • 相見積もりを取る
  • ものづくり補助金が利用できるか調査

 

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