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FDM方式3Dプリンターのおすすめ&価格情報【業務用・高精度】
FDM方式3Dプリンターのおすすめ機種をご紹介します。FDM方式3Dプリンターを選ぶときの基準となるのは「最終製品造形まで行いたいか」「予算はどのくらいか」の2点です。
FDM方式とは、素材を熱で溶解させ、積層することで造形を行う方式。
断層が目立ちやすいデメリットがあるが、本体代やランニングコストが安いため導入しやすい。
FDM方式3Dプリンターの用途が具体的に決まっている場合は、造形サイズ・使用可能な素材にも注目してみると良いでしょう。3D CADデータを送ればサンプル造形品を作ってくれるところもあります。具体的なものが決まっている場合は、そういったサービスを利用してみると良いかもしれません。
Stratasys F900
【価格:7,000万円以上】高精度で高速、大型造形可能なFDM方式3Dプリンター
出典:ストラタシス公式
Stratasys F900は、X軸・Z軸で900mmを超える大型サイズを造形可能なFDM方式3Dプリンターです。価格は7,000万円以上とかなり高額ですが、安定した大型の高精度造形を目指されている場合には、一番におすすめしたい機種。
精度も非常に高く、素材によってはスペック数値で± 0.089 mm(または1mmに対して± 0.0015 mm)。使用素材はABS樹脂やナイロン樹脂、エンプラ、スーパーエンプラなど14種類もの材料から選べます。なお、積層ピッチも3種類から選択可能。
Stratasys F900は900mmという大きな造形サイズに対応しているために、大量の小型部品の造形だけでなく、大型部品もシングルピースで作成できるほか、最終造形品製作にも向いています。
米軍基地や鉄道会社、産業用機械メーカーでの導入事例があります。
▼Stratasys F900スペック情報
価格帯 | 7,000万円~ | 造形方式 | FDM |
素材 | ABS-M30・PC・PC-ABS・PPSF・ナイロン12など16種の樹脂 | 造形サイズ | 914.4×609.6×914.4 mm |
本体サイズ/重量 | 2772×1683×2027 mm/2869 kg | 積層ピッチ | 0.127~0.508 mm |
精度 | ± 0.089 mmまたは± 0.0015 mm/mm | 使用目的 | 治具・DDMなど |
Stratasys Fortus 450mc
【価格:3,000万円~】400mm程度の大型造形も!正確で速く、200時間の連続運転OK
出典:ストラタシス公式
Stratasys Fortus 450mcは、400mm程度の大型造形にも対応した高性能なFDM方式3Dプリンター。X軸、Z軸方向に400mm程度のものまでなら、パーツに分けて造形する必要はありません。連続運転可能時間は200時間。
ABS樹脂やナイロン樹脂、エンプラ、スーパーエンプラなど合計14種の素材に対応しています。試作品をはじめ、治具や最終造形品の製作も可能です。
Stratasys Fortus 450mcは、部品製造会社やロボット、自動車工業分野などへの導入事例があります。
▼Stratasys Fortus 450mcスペック情報
価格帯 | 3,000万円~ | 造形方式 | FDM |
素材 | ABS-M30・ABS-M30i・ABS-ESD7・ASA・PC ・PC-ISO・FDM-Nylon12・ULTEM™ 9085・ULTEM™ 1010・PC-ABS など14種 | 造形サイズ | 406×355×406 mm |
本体サイズ/重量 | 1270×902×1943 mm/680 kg | 積層ピッチ | 0.127〜0.330 mm |
精度 | - | 使用目的 | 治具・最終造形品など |
AON3D AON-M2
【価格:3,000万円以下】使用材料に制限なし!スーパーエンプラも大型造形できる
出典:AON3D
AON-M2は、2015年にカナダで設立されたスタートアップ企業のAON3D製。AON3Dは技術力が非常に高いことで評価されています。特にAON-M2の温度管理能力は、最高クラスとの評判。場所による温度差がほとんどないため、精度が高く安定した造形ができます。
AON-M2は一般的な素材であるABSやPC、PAだけでなく、加工が難しいスーパーエンプラPEEK、PEKK などでも造形ができ、幅広いニーズに応えられる機種です。
AON-M2の価格は、3,000万円以下としていますが、1,000万円程度から相談可能です。スーパーエンプラを使用したFDM方式3Dプリンターとしては、非常に安価で、導入しやすい価格となっています。
▼AON3D AON-M2スペック情報
価格帯 | 1,000万~3,000万円 | 造形方式 | FDM |
素材 | ABS・ASA・Nylon (PA66、PA6、PA12)・ PC・PEEK・PEKK・PETG・PSU・PPSU・TPC・TPU・ULTEM™・PolyMide PA6-CF・PolyMax PC-FR・炭素繊維やガラス繊維を含む材料など | 造形サイズ | 450×450×620 mm |
本体サイズ/重量 | 945×806×1440 mm/265kg | 積層ピッチ | 0.05 mm~0.5 mm |
精度 | - | 使用目的 | 試作品・治具・最終造形品など |
Stratasys F770
【価格:1,000万円以下】最大1mの造形可!2種材料に絞り、価格をおさえた3Dプリンター
出典:ストラタシス公式
Stratasys F770は、最大1mの大型造形が可能なFDM方式3Dプリンターですが、価格を1,000万円以下におさえています。今まで、金額面の折り合いがつかず、3Dプリンターの導入をためらっていた企業にとっては、Stratasys F770は一考の余地がある商品と言えるでしょう。
Stratasys F770の安さの理由は、使える素材を2種に絞っているから。汎用プラスチックのABS-M30と、耐候性材料ASAの2種のみしか使えませんので、ご注意ください。ただし、後述のStratasys F123シリーズの機能性をそのまま流用して製作されているため、性能は一級品です。
主に試作品の製作におすすめですが、条件さえ希望に合えば、治具や最終造形品などの製作でも使用できるでしょう。
▼Stratasys F770スペック情報
価格帯 | 1,000万円以下 | 造形方式 | FDM |
素材 | ABS-M30(BLACK)・ASA(Ivory)の2種のみ | 造形サイズ | 1000×610×610 mm |
本体サイズ/重量 | 1750×1240×1960 mm/658 kg | 積層ピッチ | 0.330 mm、0.254 mm、0.178 mm |
精度 | - | 使用目的 | 試作品・治具・最終造形品など |
Stratasys F123シリーズ
【価格:300万~1,000万円以内】コンパクトなFDM方式3Dプリンター
出典:ストラタシス公式
Stratasys F123シリーズは、産業用~教育現場までと用途は幅広く、世界中で愛されているFDM方式3Dプリンターです。価格帯も1,000万円以下と導入しやすく、開発・生産スピードを高めるために部署で所有するのに最適。
Stratasys F123シリーズには、F370・F270・F170と、スペックの異なる3種類の機種があります。3機種とも本体サイズや重量は同じでコンパクトですが、最も造形サイズが大きいのが、F370です。F370は、F170やF270に比べ、使用できる素材種類も多く、幅広い用途に活用できます。
▼Stratasys F370スペック情報
価格帯 | 1,000万円以下 | 造形方式 | FDM |
素材 | PLA・ABS-M30™・ABS-CF10・ASA・TPU92A・PC-ABS・Diran™・ABS-ESD7の8種類 | 造形サイズ | 355×254×355 mm |
本体サイズ/重量 | 864×711×1626 mm/227 kg | 積層ピッチ | 0.330 mm、0.254 mm、0.178 mm、0.127 mm |
精度 | - | 使用目的 | 試作品・治具・教育など |
▼Stratasys F270スペック情報
価格帯 | 1,000万円以下 | 造形方式 | FDM |
素材 | PLA・ABS-M30™・ABS-CF10・ASA・TPU94Aの5種類 | 造形サイズ | 305×254×305 mm |
本体サイズ/重量 | 864×711×1626 mm/227 kg | 積層ピッチ | 0.330 mm、0.254 mm、0.178 mm、0.127 mm |
精度 | - | 使用目的 | 試作品・治具・教育など |
▼Stratasys F170スペック情報
価格帯 | 300~500万円 | 造形方式 | FDM |
素材 | PLA・ ABS-M30™・ABS-CF10・ASA・TPU92Aの5種類 | 造形サイズ | 254×254×254 mm |
本体サイズ/重量 | 864×711×1626 mm/227 kg | 積層ピッチ | 0.330 mm、0.254 mm、0.178 mm、0.127 mm |
精度 | - | 使用目的 | 試作品・治具・教育など |
なお、F123シリーズの後継として2022年6月下旬にF123CRシリーズ2機種「F190CR」「F370CR」が発売されます。F123CRシリーズの最大の特長は、新素材FDM(R)Nylon-CF10に対応していることです。
FDM(R)Nylon-CF10は、ナイロン素材にカーボン素材を混ぜ込んだ炭素繊維の複合材料。FDM(R)Nylon-CF10は、従来の材料と比べ、非常に強度が高く、剛性や耐薬品性にも優れた機能性を発揮します。
出典:ストラタシス公式
「F370CR」は、FDM(R)Nylon-CF10以外に、PC-ABSやDiran、ABS-ESD7など8種の材料に対応しています。
また、F123CRシリーズではGrabCAD Printというソフトウェアを使用することにより、3DCADデータをSTLデータに変換することなく、直接3DCADデータを使える仕組みになっています。
▼Stratasys F190CRスペック情報
価格帯 | – | 造形方式 | FDM |
素材 | ABS-M30・ASA・FDM TPU 92A・ABS-CF10・FDM Nylon-CF10の5種 | 造形サイズ | 305×254×305mm |
本体サイズ/重量 | 1626×864×711 mm /227 kg | 積層ピッチ | 0.330 mm、0.254 mm、0.178 mm、0.127 mm |
代理店 | 丸紅・アルテック | 使用目的 | 試作品、治具、教育など |
▼Stratasys F370CRスペック情報
価格帯 | – | 造形方式 | FDM |
素材 | ABS-M30・ASA・FDM TPU 92A・ABS-CF10・FDM Nylon-CF10・PC-ABS・Diran 410MF07・ABS-ESD7の8種 | 造形サイズ | 355×254×355mm |
本体サイズ/重量 | 1626×864×711 mm /227 kg | 積層ピッチ | 0.330 mm、0.254 mm、0.178 mm、0.127 mm |
代理店 | 丸紅・アルテック | 使用目的 | 試作品、治具、教育など |
Markforged INDUSTRIAL X7/X5/X3
【価格:300万~1,000万円程度】カーボンファイバーを使いたいならX7
出典:データ・デザイン
MarkforgedのINDUSTRIALシリーズは、X7、X5、X3と、使用できる素材によって3種類のグレードが用意されています。使用できる素材の数が多いのは、X7です。X7の価格は、約1,000万円。レーザーによる自動検査機構も備えており、造形精度も高い機種です。
いずれの機種でもメイン素材となるONYX(オニキス)とは、ナイロンに微小なカーボンを加えて強化した材料です。寸法精度に優れ、ABSの2倍の強度を持っているほか、積層面が美しいと言われています。
▼Markforged INDUSTRIAL X7スペック情報
価格帯 | 1,000万円程度 | 造形方式 | FDM |
素材 | ONYX、カーボンファイバー、ファイバーグラス、強度耐熱ファイバーグラス、ケプラー | 造形サイズ | 330×270×200mm |
本体サイズ/重量 | 584×483×914mm/48kg | 積層ピッチ | 0.05mm |
精度 | - | 使用目的 | 試作品・治具・最終造形品など |
樹脂素材と繊維素材の二刀流で使いたいのなら、Markforged INDUSTRIAL X5がおすすめ。ONYXのほかに、エントリークラスのファイバー素材であるファイバーグラスも使える仕様となっています。
Markforged INDUSTRIAL X5は、X7のようにカーボンファイバーは使用できませんが、本体価格500万円程度と導入しやすい価格帯です。
▼Markforged INDUSTRIAL X5スペック情報
価格帯 | 500万円程度 | 造形方式 | FDM |
素材 | ONYX、ファイバーグラス | 造形サイズ | 330×270×200mm |
本体サイズ/重量 | 584×483×914mm/48kg | 積層ピッチ | 0.05mm |
精度 | - | 使用目的 | 試作品・治具・最終造形品など |
Markforged INDUSTRIAL X3の価格帯は、300万円程度です。上位機種に比べると、使用できる材料がONYXのみとなりますが、高性能でコンパクトなので、ラボや設計室、オフィスでも活躍してくれます。
▼Markforged INDUSTRIAL X3スペック情報
価格帯 | 300万円~ | 造形方式 | FDM |
素材 | ONYX | 造形サイズ | 330×270×200mm |
本体サイズ/重量 | 584×483×914mm/48kg | 積層ピッチ | 0.05mm |
精度 | - | 使用目的 | 試作品・治具・最終造形品など |
Raise3D Pro3 /Pro3 Plus
【価格:100万円~】使える素材数が多い!コンパクトで安価
出典:Raise3D公式
100万円~という安価な価格とは思えないほどの機能性を持つRaise3D Pro3 /Pro3 Plusは、産業用3Dプリンターの中でも大人気の機種です。Raise3D Pro3 /Pro3 Plusは、Raise3Dシリーズの中でも最高峰の技術を搭載しています。
Raise3D Pro3 Plusなら、300 × 300 × 605mmという大型造形も可能です。新型エクストルーダーが搭載されており、精度や速度が優れています。
加熱した樹脂材料(フィラメント)を送り込む機構の事を指します。
エクストルーダーがプリントヘッドに直接取り付けられているダイレクト式と、プリンタのフレームに取り付けられているボーデン式があります。
材料に制約はできてしまうという欠点はありますが、精度の高い造形を行うためにはボーデン式が良いとされています。
Raise3D Pro3 Plusは、前機種Pro2にはなかった機能も複数追加されており、操作性が格段にアップしています。例えば、ベッド水平を自動検出できるヘッドの接触センサーが搭載されたことにより、造形時に水平状態を自動的に検知し、造形台が昇降することで安定した造形が可能になりました。
また、ワンタッチで着脱できるカートリッジ式ホットエンドを採用。メンテナンス性も向上しているほか、ドア開閉センサーなどの安全性能がアップしたことも見逃せません。
▼Raise3D Pro3スペック情報
価格帯 | 100万円~ | 造形方式 | FDM |
素材 | ABS・ASA・PLA・PA( ナイロン )・PC( ポリカーボネート )・カーボン・PETG・PVA・TPU( ゴムライク )・木質 ( 竹 )・BASF 社製樹脂・Polymaker 社製樹脂 など | 造形サイズ | 300 × 300 × 300mm( シングルヘッド造形時 ) 255 × 300 × 300mm( デュアルヘッド造形時 ) |
本体サイズ/重量 | 620×626×760mm/52.5kg | 積層ピッチ | 0.01mm~0.65mm |
精度 | - | 使用目的 | 試作品・治具など |
▼Raise3D Pro3 Plusスペック情報
価格帯 | 140万円~ | 造形方式 | FDM |
素材 | ABS・ASA・PLA・PA( ナイロン )・PC( ポリカーボネート )・カーボン・PETG・PVA・TPU( ゴムライク )・木質 ( 竹 )・BASF 社製樹脂・Polymaker 社製樹脂 など | 造形サイズ | 300 × 300 × 605mm( シングルヘッド造形時 ) 255 × 300 × 605mm( デュアルヘッド造形時 ) |
本体サイズ/重量 | 620×626×1105mm/61.2kg | 積層ピッチ | 0.01mm~0.65mm |
精度 | - | 使用目的 | 試作品・治具など |
FDM方式3Dプリンターのおすすめ&価格情報【家庭用・高精度】
家庭用におすすめのFDM方式3Dプリンターを3機種ご紹介します。気軽にチャレンジできるよう、予算10万円で選びました。
FDM方式以外の方式も含めた、おすすめの家庭用3Dプリンターとその選び方はこちらの記事で詳しくまとめてありますので、参考にしてみてください。
QIDI TECH X-Smart
カスタマーサポートに大満足!5万円で購入できる本格3Dプリンター
QIDI TECH X-SmartはABSとPLAのみが使用可能なFDM方式3Dプリンターです。プリント後のモデルの取り外しがより便利になるリムーバブル・プレートが付いていて、ビルドプレートへのダメージを最小限に抑えることができます。
デメリットは日本語のマニュアルがないこと。ただ、添付USB内にある手順動画がとても詳しい上に、カスタマーサポートが大変優れているので、初心者でも困ることはあまりないでしょう。
▼QIDI TECH X-Smartスペック
造形方式 | FDM | 素材 | ABS・PLA |
完成品 | 〇 | 造形可能サイズ | 160×150×150 mm |
積層ピッチ | 0.1~0.4 mm | 日本語マニュアル有無 | × ※USB内の動画が秀逸! |
カスタマーサポート | ◎ | オートキャリブレーション機能 | × |
対応ファイル形式 | stl・OBJ | スライスソフト | 〇(QiDiPrint) |
接続 | USB・Wi-Fi |
高精度なFDM方式3Dプリンターの選び方
FDM方式では、どうしても精度に誤差が生じます。特に産業用として3Dプリンターを活用したい場合は、どれだけ高精度な造形物を作成できるのかが重要です。高精度なFDM方式3Dプリンターの選び方を確認します。
「積層ピッチが小さい=高精度」は間違い
FDM方式3Dプリンターのスペックの中で、精度に関わってくる要素としてまず目につくのが「積層ピッチ」。積層ピッチとは、Z方向の分解能のことで、Z方向に最小何mmで積層できるのかを示したものです。
積層ピッチは確かに、造形物の精度に関わるものですが、積層ピッチが小さいからといって必ずしも高精度とは言えません。FDM方式3Dプリンターの精度は、積層ピッチ以外にも以下のような内容によって大きく異なります。
- 積層ピッチ(Z方向)
- XY方向の寸法精度
- 材料の種類
- 反りをおさえる技術
- ヘッドの駆動方式
- 環境や使い方
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サンプル造形品で精度を確認する
まずは、サンブル造形品を手に入れて、FDM方式3Dプリンターの精度を確認しましょう。安価なFDM方式3Dプリンターの場合は、サンプル品を手に入れるのは難しいかもしれませんが、産業用のFDM方式3Dプリンターなら、サンプル造形品の提供は可能です。
もちろん、サンプル造形品は、そのFDM方式3Dプリンターの最適解の材料・方法で出力されたものなので、必ずしも同スペックの製品を生みだせる、というわけではありません。が、トライ&エラーを繰り返すことで、サンプル造形品並みの造形物を生みだせる可能性がある、ということは分かります。
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機種選びに迷ったら相談を
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高精度なFDM方式3Dプリンターの選び方に迷った場合は、各販売店へ相談し、プロにアドバイスをもらいましょう。その際、できれば2社以上の販売店の担当者と繋がりを持ち、複数の情報を得ることをおすすめします。
どの販売店にも「今はこの機種を売りたい」という販売目標があります。そのため、1社だけへの問合せだと、どうしてもおすすめする機種には偏りが出てしまいます。
2社以上の販売店に問い合わせをかけることで、スペックに過不足のない、自社に必要なFDM方式3Dプリンターが分かります。
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高精度なFDM方式3Dプリンターを安く購入する方法
高精度なFDM方式3Dプリンターはどれも高額。ただ、安く買える方法も2つあります。ここではその方法をご紹介しましょう。
相見積もりをとる
高精度なFDM方式3Dプリンターを安く購入したいなら、相見積もりを取るのがおすすめです。相見積もりを取る前に、どういったFDM方式3Dプリンターを購入したいのか、一度明確にしておきましょう。
- 3Dプリンター導入の目的をはっきりとさせる
- 3Dプリンターの専門業者に、導入目的や予算を伝える
- 3Dプリンター専門業者から、合う機種を提案してもらう(オプション設定や保守設定も)
使用目的や予算の希望を3Dプリンター業者に伝えれば、ピッタリの機種をおすすめしてもらえます。
補助金を利用する
業務用3Dプリンター導入で、業務の効率化や革新的なサービスの開発が見込めるなら、「ものづくり補助金」制度の利用を検討してみてはいかがでしょうか。「ものづくり補助金」制度とは、小規模事業者や中小企業向けの、国の公的な支援制度です。
ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金は、中小企業・小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革や被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイス導入等)等に対応するため、中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援するものです。(「ものづくり補助金総合サイト」より引用)
「ものづくり補助金」制度を使えば、FDM方式3Dプリンターを格安で購入することができます。応募する枠や従業員人数、購入予定の3Dプリンタ―の価格によりますが、1,000万円の補助を受けられる場合もあります。
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まとめ
- Stratasys F900
- Stratasys Fortus 450mc
- AON3D AON-M2
- Stratasys F770
- Stratasys F123シリーズ
- Markforged INDUSTRIAL X7/X5/X3
- Raise3D Pro3 /Pro3 Plus
- 作りたいものを具体的にイメージしておく
- 3Dプリンターメーカーへ、サンプル造形品の依頼
- 相見積もりを取る
- ものづくり補助金が利用できるか調査
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