【3Dプリンターの価格相場】業務用の値段は?家庭用なら数万円⁉

【3Dプリンターの価格相場】業務用の値段は?家庭用なら数万円⁉
3Dプリンターの価格、だいぶ下がってきとるんやってな。3Dプリンターの価格相場ってどのぐらいなん?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

3Dプリンターの価格相場は、家庭用・業務用でも違いますし、造形方式によっても違います。

オペレーター 杏奈

今回は、3Dプリンターの価格相場をお伝えします。業務用・家庭用3Dプリンターの造形方式ごとの価格相場をチェックしてくださいね。

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3Dプリンターの価格相場は値下がり中⁉

3Dプリンターの価格相場

かつて、3Dプリンターは高額でした。家庭用3Dプリンターでも、数十万円するのは当たり前。工業製品に使える業務用3Dプリンターに至っては、数千万~億単位の価格帯でした。

は~?今でも3Dプリンターは高いやろ⁉

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

いえ、一時期に比べて3Dプリンターは安くなっていますよ、という話です。最後まで話を聞いてください。

しかし、2009年、Stratasys社のFDM特許切れを契機に、他社が3Dプリンター市場に一気に参入。以降、FDM方式3Dプリンターの低価格化が進みました。

さらに、2014年2月、粉末焼結方式(SLS)の特許期限切れによって、金属造形3Dプリンターの低価格化も進むか…と思われました。が、SLS方式はFDM方式と違い、クリアすべき課題が多く、低価格化には時間が必要でした。

ちなみに、3Dプリンターの造形方式で最も古いとされる光造形方式(SLA)に関しては、一応、2006年に特許切れを迎えています。SLA特許に関しては後発企業に対して訴訟問題も勃発しましたが、現在ではFDM同様、低価格化が進んでいます。

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なるほど…3Dプリンターの価格相場には特許が絡んどんやな

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

はい、そういうことです。特許が開放されると、後発企業による技術開発が一気に進み、競争が生まれることから、値下がりします。

オペレーター 杏奈

ただ、技術開発や競争がまだまだ上手くいっていない造形方式もたくさんあるので、全体としてそこまで「安い」という感じじゃないんですよ。

ベテランGメン園川

それもありますが、新たな技術が日々生まれているのが3Dプリンターの世界です。革新的な技術を搭載した3Dプリンターは、価格高騰気味ですね。

 

3Dプリンターの価格相場比較

それではここからは、3Dプリンターの価格相場を比較します。家庭用と業務用に分け、それぞれの造形方式の価格相場をご紹介します。

 

【家庭用】3Dプリンターの価格相場

まずは家庭用3Dプリンターの価格相場です。家庭用3Dプリンターの主な造形方式は、熱溶解積層方式(FDM/FFF)と光造形方式(SLA)の2種類。

家庭用3Dプリンター:FDM方式

2009年の特許切れにより、一気に価格破壊が進んだFDM方式。家庭用FDM方式3Dプリンターの価格相場は、2万円台~数十万円程度です。

テーブルの上に置けるようなコンパクトなサイズのものが多く、家庭での個人利用に加え、教育現場でも家庭用3Dプリンターの導入は進んでいます。

2万円台の3Dプリンターって大丈夫なん?ちゃんと造形できるんやろか??

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

大丈夫です!一昔前までは、うまく造形できない低価格帯3Dプリンターも出回っていましたが、今は比較的性能が安定してきていますよ。

▼低価格帯の家庭用FDM方式3Dプリンターのおすすめ

 

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▼50~100万円未満の家庭用FDM方式3Dプリンターのおすすめ
【Raise3D Pro2】

※画像はRaise3D公式より引用

オペレーター 杏奈

FDM方式の3Dプリンターは、本体価格が安いだけでなく、ランニングコストも安いのが魅力!

ベテランGメン園川

そうですね。「FDM方式は初心者でも比較的簡単に造形できる」という点も、おすすめポイントの一つですね。

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家庭用3Dプリンター:光造形方式

光造形方式は、3Dプリンター技術の中でも最も古いスタイル。家庭用光造形方式3Dプリンターの価格相場は、2万円台~数十万円程度です。光造形方式もFDM方式とほぼ変わらない価格帯で販売されています。

へ~、そうなんや!なんとなく光造形方式の3Dプリンターは、FDM方式よりも高いイメージあったわ。同じぐらいなんやな。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

そうですね。ただし、ランニングコストは、光造形方式3DプリンターのほうがFDM方式よりも高いですよ。

オペレーター 杏奈

そして光造形方式のほうがFDM方式よりも取り扱いが難しいですね。
ただ、FDMより光造形方式のほうがキレイに仕上がるので、フィギュアを作りたいという方にはおすすめです。

▼低価格帯の家庭用光造形3Dプリンターのおすすめ

▼高価格帯の家庭用光造形3Dプリンターのおすすめ

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ベテランGメン園川

家庭用3Dプリンターのおすすめについて詳しく知りたい、という方は、3Dプリンター家庭用おすすめ比較記事を参考にしてください。

 

【3Dプリンター家庭用おすすめ比較】低価格?高精度?最新?選び方を伝授

 

【業務用】3Dプリンターの価格相場

次に業務用3Dプリンターの価格相場をご紹介します。業務用3Dプリンターの主な造形方式は、以下の5種です。

【業務用3Dプリンターの主な造形方式】

  • FDM方式
  • 光造形方式
  • マテリアルジェッティング方式
  • 粉末焼結式
  • 粉末固着式

今回は、上記5種の造形方式別に業務用3Dプリンターの価格相場を比較します。

 

業務用3Dプリンター:FDM方式

FDM方式の業務用3Dプリンターも、家庭用同様、2009年以降大幅に値を下げています。業務用FDM方式3Dプリンターの価格相場は、30万円~7,000万円です。

ん?ツッコんでええ?30万~7,000万円て、えらい価格幅ありすぎやし。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

ですよね…すみません。ただ、業務用3Dプリンターと一口に言っても、様々なスペックのものがありまして…。一括で比較するのは難しいんです。

オペレーター 杏奈

30万~7,000万円と言われても分かりにくいですよね。価格帯別にどんなレベルのものを作れるのか、まとめてみました。

▼【FDM】業務用3Dプリンター価格帯別比較表

価格帯 用途など サイズ感
30万~100万円
  • 試作品向け
  • エントリーシリーズが多い
  • 使える素材数が限られることが多い
  • 造形時間=遅い
  • 成果物=多少粗さがある・耐久性劣る
  • 小さい
  • 卓上サイズ
  • 重量も軽い
  • 家庭・教育現場・オフィスでも導入可能
100万~500万円
  • 試作品向けが多いが、最終製品を造形できるものもある
  • PLAやABSに加え、耐久性のある素材を使えるものもある
  • 100万円未満の3Dプリンターと比較すると、造形時間もはやい
  • 成果物=積層ピッチが細かく、粗さが消える
  • 卓上サイズ~冷蔵庫サイズ
  • 重量=300kg未満が多い
  • オフィスでも導入可能
500万~7,000万円
  • 最終製品造形OKレベルのものが増える(※一部、試作品向け)
  • スーパーエンプラなどの特殊な素材を、短時間で造形できるスペック
  • 最新テクノロジー搭載のハイエンド機
  • 成果物=積層ピッチの調整OKで美しい仕上がり
  • 冷蔵庫サイズ~3m幅レベルのものまで
  • 重量=50kg~3,000kg程度と幅広い
  • オフィスに導入可能なものもあるが、工場設置必須タイプもあり

 

オペレーター 杏奈

ちなみに、上記はあくまでも「その傾向がある」というだけで、全ての商品に当てはまるわけではありません。

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業務用3Dプリンター:光造形方式

光造形方式の業務用3Dプリンターも、比較的安価な価格帯です。光造形方式の業務用3Dプリンターの価格相場は、60万円~3,000万円程度

はい~、光造形の業務用3Dプリンターも価格幅ありすぎやろ。60万円と3,000万円の機種やったら、当然、性能違うよな?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

そうですね。光造形業務用3Dプリンターの価格帯別の主な特徴をまとめます。

【光造形】業務用3Dプリンター価格帯別比較表

価格帯 用途など サイズ感
60万~100万円
  • 試作品向け
  • 180mm程度の造形エリア確保
  • 積層ピッチ0.01mm~
  • 使用可能樹脂種類が多い
  • 初心者向けで操作が簡単
  • 卓上サイズ
  • 20~40kg程度の重量
  • 家庭・教育現場・オフィスなどに設置OK
100万~500万円
  • 試作品向け
  • 本格業務用3Dプリンターの入門機的な位置づけの商品が多い
  • 低価格帯に比べ、造形速度は速い
  • 卓上サイズ
  • 40kg程度の重量
  • オフィス設置OK
500万~3,000万円
  • 試作品向け
  • ハイエンド機
  • 光造形方式の欠点をクリアするような革新技術を搭載している機種あり
  • 造形速度も速く、実用的
  • ミスプリントを防ぐシステムあり
  • 冷蔵庫サイズ
  • 数百kg程度の重量
  • オフィス設置OK

オペレーター 杏奈

光造形方式の場合、造形物の経年変化は避けられません。
よって、どんなに高価格帯の光造形3Dプリンターでも、最終製品造形目的ではなく、あくまでスピーディーな試作品づくりのために導入されます。

ベテランGメン園川

光造形3Dプリンターの最大のメリットは、精緻な造形物を作成できるという点にあります。

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業務用3Dプリンター:マテリアルジェッティング方式

マテリアルジェッティング方式とは、ノズルから樹脂や接着剤を出し、紫外線で固める方式のことです。マテリアルジェッティング方式の業務用3Dプリンターの価格相場は、300万円~7,000万円です。

マテリアルジェッティング方式の業務用3Dプリンターは、数十万円いうような安い機種は無いんやな。FDMや光造形と比べると、ちょっと高めかな?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

そうですね。マテリアルジェッティング方式は光造形を応用した方式ですね。高精細な造形が可能で、造形スピードも速く、複数の素材を混合できるため、応用の幅も広く…。
なるほど、分かったわ。なんとなくやけど。ほんで、価格帯ごとの性能のほうはどうなん?最終製品造形はOKなん?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

いえ、紫外線によって硬化する樹脂を使うので、成果物の長期保存には向かないんです。つまり、最終製品の造形は無理ですね。

オペレーター 杏奈

そうですね。それでは、マテリアルジェッティング方式業務用3Dプリンターの価格帯ごとの特徴をまとめます。

▼【マテリアルジェッティング】業務用3Dプリンター価格帯別比較表

価格帯 用途など サイズ感
300万~1,000万円
  • 試作品向け
  • エントリー機
  • 使用可能な樹脂数が上位機種に比べ、少ない
  • 積層ピッチも粗め
  • 卓上サイズではないが、小さ目
  • 100kg程度の重量
  • オフィス設置OKだが、ニオイあり
1,000万~3,000万円
  • 試作品向け
  • フルカラー機種あり
  • 使用可能な樹脂数は少な目
  • エントリー機種よりは高精細
  • 冷蔵庫サイズ~さらに大きなサイズ
  • 200~1,000kg程度の重量
  • オフィス設置OKなものもあるが、ニオイあり
3,000万~7,000万円
  • 試作品向け
  • ハイエンド機
  • フルカラー機種あり
  • 使用可能な樹脂数が多い機種あり
  • 大型造形できる機種あり
  • サイズは大きい
  • 数百kg~2,000kg程度の重量
  • オフィス設置OKなものもあるが、工場設置が基本
価格が高くなるほど、繊細で複雑な造形ができるようになる、いう認識でええかな。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

そうですね。あと、マテリアルジェッティングから派生し、独自技術を開発したHPも外せない存在です。
HPは、Multi Jet Fusionテクノロジーという独自技術により、生産効率をアップさせ、最終製品造形も可能にしました。

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▼HP Jet Fusion 4200:4,000万円~6,000万円

※画像は日本HPより引用。

 

業務用3Dプリンター:粉末焼結式

粉末焼結式とは、金属の粉やナイロンの粉などにレーザー光線をあてて焼結させる方式のことです。粉末焼結式業務用3Dプリンターといえば、以前は億単位の価格帯でしたが、2014年に特許が切れたため、現在では1,000万円~3,000万円という低価格商品も登場しています。

粉末焼結方式といえば、金属3Dプリンターよな?金属3Dプリンターってそんなに安くなっとん?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

そうですね。粉末焼結方式は金属加工に多く用いられます。が、現在、金属造形3Dプリンターの全てが粉末焼結式ではないんですよ。

オペレーター 杏奈

金属3Dプリンターでは、粉末焼結方式の他、FDM方式や指向性エネルギー堆積法、バインダージェット式、超音速堆積法、液体金属堆積法など様々な方式があります。

オペレーター 杏奈

金属3Dプリンターの価格を比較してみましょう。

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▼粉末焼結式(金属)業務用3Dプリンター例

【EOS M290】約7,700万円

※画像は、NTTデータエンジニアリングシステムズより引用。

 

▼指向性エネルギー堆積法(金属)業務用3Dプリンター例

【ニコン Lasermeister 100A】約3,000万円

※画像はニコン公式より引用。

 

▼FDM式(金属)業務用3Dプリンター例

【デスクトップメタル studio system+】4,000万円程度

※画像は丸紅公式より引用。

 

▼パウダーヘッド式(金属)業務用3Dプリンター例

【Coherent CREATOR】2,000万円以下

※画像は、システムクリエイト公式より引用。

おお!ホンマに1,000万円台の金属造形できる3Dプリンターあるんやな!

新人Gメン及川

かつて金属造形といえばドイツ一強でしたが、今は後発企業も頑張っていますよ。

ベテランGメン園川

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業務用3Dプリンター:粉末固着式

粉末固着式とは、粉末材料と接着剤とを交互に吹き付けて造形する方式のことです。材料には主に石膏を用います。粉末固着式業務用3Dプリンターの価格相場は、300万円~2,000万円ほどです。

ベテランGメン園川

粉末固着式は試作向けですね。材料代も安く、造形スピードも速いので、試作には大活躍しますよ。

オペレーター 杏奈

粉末固着式の価格差は、主に造形スピード・造形サイズ・カラー数・解像度・操作性の違いによるものですね。

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3Dプリンターを価格相場以上で購入するのは損⁉

3Dプリンターの価格相場について、なんとなく知識ついたわ。これで高い買い物せんで済むわ~。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

そうですね。一般的な価格相場を知っておくことは大切です。
ほうよ。3Dプリンターに関しては、ネット検索しても価格まで表示されていないことが多いんよな。「詳しくは問い合わせてください」みたいな…。価格を隠さずに公開してほしいわ。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

そうですね。まあでもそれは…価格を隠しているわけではないんです。
どういうこと??

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

3Dプリンターって、素人がカタログだけみて「コレ」と決めて選べるような商品ではないんですよ。
つまり、「どんな目的で3Dプリンターを導入するのか」詳しく聞き取りする必要があるんです。
そうしないと、お客様に合う3Dプリンターを紹介できないんですよ。
【自社に合う3Dプリンターを選ぶ手順】

  1. 3Dプリンター導入の目的をはっきりとさせる
  2. 3Dプリンターの専門業者に、導入目的や予算を伝える
  3. 3Dプリンター専門業者から、合う機種を提案してもらう(オプション設定や保守設定も)

オペレーター 杏奈

上記の手順を踏んでやっと、価格をご提示できるわけです。
なるほどな~。導入目的次第で、紹介される機種やオプション、保守の内容も違うから、一律に価格を表示できんっちゅうわけか。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

まあでも、3Dプリンターは高い買い物です。いろんな業者から見積もりをとって、是非とも「コレ」という一台を見つけてください。

オペレーター 杏奈

当サイトでも、3Dプリンターの見積もり依頼を受け付けています!無理な販売はしませんので、価格確認程度の気軽なお気持ちでご相談ください。

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まとめ

  • 3Dプリンターの価格は、特許切れによって値下がり中
  • 家庭用FDM式3Dプリンターの価格相場:2万~数十万円程度
  • 家庭用光造形式3Dプリンターの価格相場:2万~数十万円程度
  • 業務用FDM式3Dプリンターの価格相場:30万~7,000万円程度
  • 業務用光造形式3Dプリンターの価格相場:60~3,000万円程度
  • 業務用マテリアルジェッティング式3Dプリンターの価格相場:300万~7,000万円程度
  • 業務用粉末焼結式(金属)3Dプリンターの価格相場:1,000万~3,000万円程度
  • 業務用粉末固着式3Dプリンターの価格相場:300万~2,000万円程度

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