【3Dプリンターメーカー紹介】シェア1位が日本でもおすすめ?

【3Dプリンターメーカー紹介】シェア1位が日本でもおすすめ?
うちの会社でもやっと3Dプリンターを導入しよか、いう話になっとんやけど、3Dプリンターって聞いたことないメーカーばっかりやんな。一体、どこのメーカーが3Dプリンターのシェア獲得しとん?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

世界シェア1位は、Stratasys(ストラタシス)というアメリカのメーカーですよ。
そうなんや。ほんなら、そのStratasysっちゅうメーカーで間違いないな♪

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

いえいえ、その決断は早急すぎですよ。メーカーによって得意不得意はありますし、日本でどこの代理店が扱っているのかということも重要ですよね。

オペレーター 杏奈

3Dプリンター選びは、「何を作りたいのか」という目的に大きく左右されるものですが、今回は3Dプリンターのメーカーに注目します。
日本で3Dプリンターを購入するならどこのメーカーがおすすめなのか、ご紹介しますね。

予算に合う3Dプリンターを知る

3Dプリンターメーカーシェアは?

【3Dプリンターメーカー紹介】シェア1位が日本でもおすすめ?

まずは、3Dプリンターのメーカーシェアを確認しておきましょう。

世界シェア1位は、アメリカのStratasys(ストラタシス)

3Dプリンターの世界シェア1位は、アメリカのStratasys(ストラタシス)です。Stratasysは、約35年ほどの3Dプリンター開発の歴史がある老舗。業界最大手であり、近年では3Dプリンター他社メーカーの買収も盛んに行っています。

アメリカのStratasysに続いて、シェアが高いのは、同じくアメリカの3D Systems。この2社で3Dプリンター市場の約7割を占めていると言われますが、近年はその他の3Dプリンターメーカーの評判も良く、短い期間でのランキング入れ替わりも予想されています。

▼世界シェアが高いメーカー

  • Stratasys(アメリカ)
  • 3D Systems(アメリカ)
  • EOS(ドイツ)
  • Carbon(アメリカ)
  • Desktop Metal(アメリカ)
  • Markforged(アメリカ)
  • Formlabs(アメリカ)
  • XYZprinting(台湾)
  • Arcam EBM(スウェーデン)

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オペレーター 杏奈

今回は、シェア率が高いメーカーとして上記をご紹介していますが、3Dプリンターのシェア争いは激しく、数か月で変動することもあります。シェアについては、参考程度にとどめておくといいですよ。

 

日本代理店があるメーカーがおすすめ

3Dプリンターメーカーの大半は海外にあります。日本で3Dプリンターを購入するなら、日本代理店があるメーカーを選びましょう

海外から直接3Dプリンターを買い付ける…となると、サポート体制や保守点検に不安が残ります。また、日本語のマニュアルも無い場合が多いでしょう。

3Dプリンターの国産メーカーは非常に少ないのが現状ですが、全く無いわけではありません。海外製に抵抗がある、という方は、国産の3Dプリンターを検討してもいいでしょう。

▼国産3Dプリンターメーカーの一例

  • リコー
  • ニコン
  • 三菱重工工作機械
  • キーエンス
  • ホットプロシード
  • フュージョンテクノロジー
  • ニッポー
  • 武藤工業
  • ミマキエンジニアリング
  • ソディック
  • オークマ
  • DMG森精機
  • 松浦機械製作所

ベテランGメン園川

国産の3Dプリンターも増えてきていますね。2022年3月には、あのエプソンが産業用3Dプリンターに参入。汎用の材料を使用できる使い勝手の良い3Dプリンターのようですよ。

 

 

目的をはっきりさせてメーカーを選ぶ

ベテランGメン園川

3Dプリンター選びで重要なのは、「何を作りたいのか」はっきりさせ、目的に合うものを選ぶことです。
目的に合う3Dプリンターの候補がいくつかある場合、その候補のメーカーの背景や事業規模、日本での販売実績などを比較して選ぶと間違いないでしょう。

オペレーター 杏奈

また、メーカーごとに得意とする造形方式は異なります。例えば、3Dプリンターシェア1位と言われるStratasysは、FDM式の3Dプリンターの先駆者ですが、金属造形プリンターならドイツのEOSのほうがおすすめです。
なるほど…。必ずしもシェア1位のメーカーの3Dプリンターがええっちゅうわけやないんやな。

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

そうですね。ちなみに、家庭用と業務用とでも、3Dプリンターのメーカーは全く違うんですよ。3Dプリンターの大手メーカーの中には、家庭用の小型3Dプリンターをそもそも製造していない、というところもあります。

 

3Dプリンター海外メーカー紹介【全12社】

それではここからは、3Dプリンターメーカーのおすすめをご紹介します。日本代理店があるメーカーを列挙しますので、3Dプリンター選びの参考にしてください。

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Stratasys(アメリカ)

【3Dプリンターメーカーランキング】シェア1位が日本でもおすすめ?

※画像はリコー公式より引用。

3Dプリンターの世界シェア1位と言われるStratasys。1988年にFDM特許取得後、製品化し、着実に販売実績を伸ばしてきました。現在では特許の保護が切れたため、後発企業間の開発により、FDM式3Dプリンターの低価格化が進みました。

業務用中型~大型機の製造が得意で、価格帯も100万円~です。Stratasysの3Dプリンターでは、量産品を造形することも可能。

▼Stratasys情報

世界シェア 高い 業務用?家庭用? 業務用(大型・中型)
得意な造形方式 FDM・インクジェット式・ポリジェット式 主なシリーズ名 FORTUS・OBJET・Stratasys
日本代理店 リコー・アルテック・丸紅・第一実業・クリモト・アヅマテクノス・ファソテック 価格帯 100万円~5,000万円以上

ベテランGメン園川

世界シェア1位のStratasys(ストラタシス)は、代理店も多く、導入補助や保守点検も不安がありません。3Dプリンターの導入をお考えなら、まずStratasysをご検討ください。

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EOS(ドイツ)

【3Dプリンターメーカーランキング】シェア1位が日本でもおすすめ?

※画像はNTTデータエンジニアリングシステムズ公式より引用。

1989年にドイツで創業したEOS。現在は、金属粉末3Dプリンターで世界1位!金属粉末3Dプリンターでは、EOS以外のドイツ系メーカーがほぼ独占状態です。

EOSの金属3Dプリンターは、NTTデータエンジニアリングシステムズが1996年より日本代理店を務めており、2017年にはEOS日本法人も設立されました。

▼EOS情報

世界シェア 高い 業務用?家庭用? 業務用(大型)
得意な造形方式 粉末焼結(SLS)・直接レーザー焼結法(DMLS) 主なシリーズ名 EOS M・EOS P・FORMIGA・EOSINT
日本代理店 NTTデータエンジニアリングシステムズ他 価格帯 3,000万円以上~
EOSって、「日本法人」と「日本総代理店のNTTデータエンジニアリングシステムズ」、どっちに相談したらええん?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

EOSの金属3Dプリンターの導入の相談は、まずEOSの日本法人へ。その後、NTTデータエンジニアリングシステムズを初め、日本全国にある代理店が機器の販売・保守を行います。

オペレーター 杏奈

金属3Dプリンター業界の雄であるEOSは、日本でのサポート体制も万全です。安心してご相談ください。

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3D Systems(アメリカ)

【3Dプリンターメーカーランキング】シェア1位が日本でもおすすめ?

※画像はリコー公式より引用。

1986年起業の歴史ある3Dプリンティングメーカー。起業当時は、世界初の3Dプリンティングメーカーとして注目を集めました。

3D Systemsは、世界シェアトップのStratasys社に次ぐ3Dプリンターのシェアを獲得しているメーカーです。

3D Systemsは、光造形・金属・樹脂粉末など多彩な造形方式を得意とします。老舗だけあり、製品のラインナップも幅広く、研究開発向けの小型3Dプリンターから業務用の量産タイプまで揃います。

▼3D Systems情報

世界シェア 高い 業務用?家庭用? 業務用(小型~大型)
得意な造形方式 光造形・金属・樹脂粉末 主なシリーズ名 DMP・Projet・Pro Xシリーズ
日本代理店 リコー・キヤノンマーケティングジャパン・セイコーアイ・インフォテック・SOLIZE・イグアス 価格帯 100万円~3,000万円

予算に合う3Dプリンターを知る

ベテランGメン園川

3D Systemsのシェア率も非常に高いですね。光造形や金属、樹脂など、様々な方式の3Dプリンターがあります。比較的低価格なのも魅力ですよね。

 

 

HP(アメリカ)

【3Dプリンターメーカーランキング】シェア1位が日本でもおすすめ?

※画像はリコー公式より引用。

一般的なプリンターやPCなどの販売で世界シェアを獲得するHPですが、3Dプリンター分野でも独自の技術により高精細な商品を提案しています。HPのMulti Jet FusionテクノロジーやMetal Jetテクノロジーにより、高速で造形物を作成可能に!

▼HP情報

世界シェア 高い 業務用?家庭用? 業務用
得意な造形方式 金属 主なシリーズ名 Jet Fusion・Metal Jet・Multi Jet Fusion
日本代理店 リコー・SOLIZE・武藤工業・Canon・メディアマート・jBS・大塚商会など 価格帯 1,000万円~4,000万円

ベテランGメン園川

HPの3Dプリンター事業は、後発のイメージがありますよね。でも、大丈夫です!HPの3Dプリンターは日本全国に販売店網を敷いており、サポート・保守も充実しています。

オペレーター 杏奈

「3Dプリンターを導入したものの、上手く使えなかった」というリスクを減らしたいなら、HPの3Dプリンターをご検討ください。後発機種ならではの「使いやすさ」をご体感できるはずです。

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Markforged(アメリカ)

【3Dプリンターメーカーランキング】シェア1位が日本でもおすすめ?

※画像はリコー公式より引用。

世界で唯一、カーボンファイバー材を造形できる技術を持つのが、2013年設立のMarkforgedです。MARK TWO・MARK X7といったシリーズで展開されており、MARK TWOはデスクトップ型でかなり小型。

金属3Dプリンター「Metal X」もカーボンファイバー同様、デスクトップ型でかなり小型です。高額になりがちな金属3Dプリンターですが、Metal Xなら手軽に導入できます。

▼Markforged情報

世界シェア 高い 業務用?家庭用? 業務用(小型~大型)
得意な造形方式 金属・複合樹脂 主なシリーズ名 MARK TWO・MARK X7・Metal X
日本代理店 リコー・3D Printing Corporation・データ・デザイン・日本3Dプリンター・ファソテック・ミルトス・アペルザ eコマース・アイグローバル・テクノソリューションズ・日本バイナリーなど 価格帯 100万~1,000万円台

ベテランGメン園川

カーボンファイバー3Dプリンターの需要は非常に高く、Markforged3Dプリンターの日本での売り上げは堅調です。代理店数も多く、代理店間の競争も激しいという特徴もあります。

オペレーター 杏奈

ちなみに、日本で売り上げ数が多いのは、「日本3Dプリンター」だそうですよ。

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Desktop Metal(アメリカ)

【3Dプリンターメーカーランキング】シェア1位が日本でもおすすめ?

※画像は丸紅公式より引用。

2015年設立のスタートアップ企業。金属造形3Dプリンターといえば大型が主流ですが、Desktop Metalの金属3Dプリンターはデスクトップタイプで小ぶりです。しかも他社の金属3Dプリンターと比べ、大幅にランニングコストをカットできると多くのユーザーに支持されています。

2020年までは少量・試作品に向くStudioシリーズが主流でしたが、2021年に中量や大量生産向けにShopシリーズ&Productionシリーズが発売されています。

▼Desktop Metal情報

世界シェア 高い 業務用?家庭用? 業務用(中型~大型)
得意な造形方式 金属 主なシリーズ名 Studio・Shop・Production
日本代理店 丸紅・アルテック・ファソテック 価格帯

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SLMソリューションズ(ドイツ)

【3Dプリンターメーカーランキング】シェア1位が日本でもおすすめ?

出典:愛知産業株式会社公式

1863年創業のSLMソリューションズは、ドイツのリューベックに本社がある金属3Dプリンターメーカーの老舗です。金属3Dプリンター分野での世界シェアは高く、日本では愛知産業が正規販売店となってSLMソリューションズのハイスペック金属3Dプリンターの販売保守を手掛けています。

SLMソリューションズの主なシリーズは、SLM125やSLM280、SLM280PS、SLM500、SLM800といったSLMシリーズですが、2020年に「NXG XII 600」という12基ものレーザーを搭載した高速生産可能な金属3Dプリンターを発売しています。

NXG XII 600は、600mm四方の大型造形物の制作も可能。ロケットや航空、自動車といった製造現場での使用を想定しています。

▼SLMソリューションズ情報

世界シェア 高い 業務用?家庭用? 業務用(中型~大型)
得意な造形方式 金属 主なシリーズ名 SLM・NXG XII 600
日本代理店 愛知産業 価格帯

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Concept-Laser(ドイツ)

【3Dプリンターメーカーランキング】シェア1位が日本でもおすすめ?

出典:GE

2017年よりGE傘下にあるConcept-Laser。Concept-Laserが得意とするのは、DMLM方式の金属3Dプリンターです。

Concept-Laserの3Dプリンターは、小型~大型まで幅広くラインナップされています。航空や自動車に限らず、医療など多様な分野での活躍が期待されます。

Concept-Laserの日本代理店は、2019年から三菱商事テクノスが務めています。

▼Concept-Laser情報

世界シェア 業務用?家庭用? 業務用(小型~大型)
得意な造形方式 直接金属レーザー焼結方式(DMLM) 主なシリーズ名 Mlab cusing、M1 cusing、M2 cusing、XLINE 2000R
日本代理店 三菱商事テクノス 価格帯 数千万円~億単位

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Arcam(スウェーデン)

【3Dプリンターメーカーランキング】シェア1位が日本でもおすすめ?

出典:GE公式

1997年創業のArcamですが、ArcamもConcept-Laser同様、2017年よりGE傘下にあります。Arcamが得意としているのも金属3Dプリンターですが、Concept-Laserのものとは異なり「電子ビーム」を用いたパウダーベッド方式を採用しています。

 

パウダーベッド方式とは
金属粉末を敷き詰めたところに、レーザービームまたは電子ビームを照射することで、狙った部分の金属のみを溶かして固めていく方式。

 

ラインナップも幅広く、整形外科のインプラントには「Q10plus」、部品の大量生産には「Spectra L」、大型の金属造形には「Spectra H」がおすすめです。

▼Arcam情報

世界シェア 業務用?家庭用? 業務用(小型~大型)
得意な造形方式 電子ビーム溶解法(EBM) 主なシリーズ名 Q10plus、A2X、Q20plus、Spectra H
日本代理店 三菱商事テクノス、エイチ・ティー・エル 価格帯 数千万円~億単位

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Carbon(アメリカ)

【3Dプリンターメーカーランキング】シェア1位が日本でもおすすめ?

※画像はJSR公式より引用。

2013年設立のスタートアップ企業ながらも、光造形3Dプリンター分野において頭角を現しているのが、アメリカカリフォルニア州のシリコンバレーに本拠地を持つCarbonです。CarbonのCarbonM2で、adidasのミッドソールを製作するなど、最終生産物製作において高く評価されています。

▼Carbon情報

世界シェア 業務用?家庭用? 業務用(中型)
得意な造形方式 光造形 主なシリーズ名 Carbon M2
日本代理店 JSR・3D Printing Corporation 価格帯

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Formlabs(アメリカ)

【3Dプリンターメーカーランキング】シェア1位が日本でもおすすめ?

※画像はYOKOITO公式より引用。

2012年設立のスタートアップ企業。光造形方式の3Dプリンターを得意とします。2012年当初はSLA方式でしたが、現在はLFS方式を採用したForm3を販売中。従来よりも弱い力でサポート材を除去でき、造形物の仕上がりも滑らかです。

Form3は405×375×530 mmと非常にコンパクトな3Dプリンターですが、Form3の5倍もの造形物を作成可能なForm3Lもあります。

▼Formlabs情報

世界シェア 高め 業務用?家庭用? 家庭用or業務用(小型)
得意な造形方式 光造形 主なシリーズ名 Form3
日本代理店 システムクリエイト・フュージョンテクノロジー・YOKOITO・リコーなど 価格帯 60万円程度~

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XYZprinting(台湾)

【3Dプリンターメーカーランキング】シェア1位が日本でもおすすめ?

※画像はXYDprinting公式より引用。

2012年に台湾で創業されたXYZprinting。XYDprintingは、日本向けの3Dプリンター販売に力を入れており、家庭用のコンパクトで安価なものから産業用の本格派3Dプリンターまで幅広く揃います。

▼XYZprinting情報

世界シェア 業務用?家庭用? 家庭用~業務用
得意な造形方式 FDM・光造形・インクジェット・レーザー焼結法(SLS)など 主なシリーズ名 ダヴィンチ・ノーベル
日本代理店 Amazon・クラウン無線 価格帯 3万円~

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3Dプリンター国内メーカーのおすすめ

ベテランGメン園川

3Dプリンターは、日本メーカーより海外メーカーが主流ですが、国内メーカーも頑張っています!ということで、3Dプリンターの国内メーカーの一部をご紹介します。

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武藤工業

【3Dプリンターメーカーランキング】シェア1位が日本でもおすすめ?

※画像は武藤工業公式より引用。

低価格帯でコンパクトな3Dプリンターをお求めなら、武藤工業がおすすめです。造形方式は一般的なFDMと光造形の2種。22万円~高くても300万円程度と、3Dプリンター初心者にも導入しやすい価格帯が魅力です。

▼武藤工業情報

業務用?家庭用? 家庭用・業務用(小型) 得意な造形方式 光造形・FDM
主なシリーズ名 Value3D MagiX 価格帯 22万円~325万円
導入事例 教育・家庭など 所在地 東京都

 

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キーエンス

【3Dプリンターメーカーランキング】シェア1位が日本でもおすすめ?

※画像はキーエンス公式より引用。

キーエンスのアジリスタは、設置性が良く、手軽に導入できる試作開発段階用の3Dプリンターとして多くのユーザーに支持されています。国内産では唯一のインクジェット方式を採用しており、積層ピッチ15μmという高精細造形が可能に!加工後の変形も少なく、正確な造形品を得られます。

▼キーエンス情報

業務用?家庭用? 業務用(小型) 得意な造形方式 インクジェット方式
主なシリーズ名 アジリスタ 価格帯
導入事例 試作 所在地 東京都

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ミッツ

【3Dプリンターメーカーランキング】シェア1位が日本でもおすすめ?

※画像はミッツ公式より引用。

プリント基板加工システム国内トップシェアを誇るミッツ。創業は1984年ですが、3Dプリンター事業には2014年から参戦しています。ミッツが得意とするのは、光造形方式による複合造形。ミッツのM3DSでは、柔らかい素材と硬い素材を同時に造形できます。

▼ミッツ情報

業務用?家庭用? 業務用 得意な造形方式 光造形
主なシリーズ名 M3DS 価格帯
導入事例 デザイン工学・ロボット研究など 所在地 東京都

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三菱重工工作機械

【3Dプリンターメーカーランキング】シェア1位が日本でもおすすめ?

2015年に分社化された三菱重工工作機械には、LAMDAという大型の部品製造可能な金属3Dプリンターがあります。LAMDAでは、局所的に供給した粉末にレーザーを照射して溶融凝固させるというパウダーデポジション方式を採用。造形速度も速く、大型部品も作成できます。

また、造形中にシールドガスで周囲の酸素を排除し、溶融している金属の酸化を防ぐシールド機能も搭載。これにより、チャンバーを使わずに、酸化に弱いチタンやアルミニウム材料を大気環境で造形できるようになりました。

▼三菱重工工作機械情報

業務用?家庭用? 業務用(中型~大型まで) 得意な造形方式 金属(DED方式)
主なシリーズ名 LAMDA 価格帯 5,000万円以下
導入事例 大型の部品 所在地 滋賀県

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ニコン

【3Dプリンターメーカーランキング】シェア1位が日本でもおすすめ?

※画像はニコン公式より引用

ニコンのLasermeister 100Aは、「金属造形3Dプリンターが欲しいけど、高額すぎて手が出ない」とお嘆きの企業におすすめ。Lasermeister 100Aは、光学機器の製造を得意とするニコンだからこそできたコンパクトで安価な金属3Dプリンターです。

▼ニコン情報

業務用?家庭用? 業務用(中型) 得意な造形方式 金属(DED方式/LMD方式)
主なシリーズ名 Lasermeister 100A 価格帯 3,000万円程度
導入事例 研究所やオフィスなどでも使用可 所在地 東京都

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DMG森精機

【3Dプリンターメーカーランキング】シェア1位が日本でもおすすめ?

出典:DMG森精機

1948年創業と歴史ある工作機械メーカーである、DMG森精機。DMG森精機では、「LASERTEC」シリーズという金属3Dプリンターが市場投入されています。国内だけでなく、海外での拠点&販路も持っており、日本の代表的な3Dプリンターメーカーと言えます。

DMG森精機の強みは、商品の多彩さにあります。もともとはDED方式の3Dプリンターを開発していましたが、2017年からはSLM方式も導入。さらに、金属3Dプリンターと5軸加工マシンとを組み合わせることによって、1台で全ての工程を終わらせる3Dプリント複合機まで製作しています。

近年では、φ670mm×932mmの積層が可能な大型金属3Dプリンターの開発も手掛けています。海外製メーカーにはない細やかさ、また国産3Dプリンターの中では珍しいラインナップの豊富さで、DMG森精機は日本の3Dプリンター界をリードしています。

▼DMG森精機情報

業務用?家庭用? 業務用(中型~大型) 得意な造形方式 金属(DED、SLM、複合機)
主なシリーズ名 LASERTEC 価格帯 ~1億4,000万円
導入事例 航空、宇宙、自動車、半導体、IT、資源、エネルギー、金型、精密部品、医療など 所在地 愛知県

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松浦機械製作所

【3Dプリンターメーカーランキング】シェア1位が日本でもおすすめ?

出典:松浦機械製作所

1935年創業の工作機械メーカーである松浦機械製作所は、時代を先んじて、3Dプリンター事業への軽やかな参入を実現している福井のメーカーです。

松浦機械製作所の得意分野は、金属3Dプリンター。LUMEXシリーズは、金属3Dプリンティング技術と高精度切削加工技術を融合したハイブリッドタイプの金属3Dプリンターです。

▼松浦機械製作所情報

業務用?家庭用? 業務用(中型~大型) 得意な造形方式 金属(光造形)
主なシリーズ名 LUMEX 価格帯 ~1億5,000万円
導入事例 航空、宇宙、自動車、半導体、IT、資源、エネルギー、金型、精密部品、医療など 所在地 福井県

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なるほど、日本メーカーも頑張っとるな。でも、海外メーカーと比べると、どのメーカーもシリーズ数は少ないな。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

そうですね。日本メーカーの場合、幅広いラインナップ…というメーカーは無く、ニッチな商品の開発に力を入れている、というイメージですね。

オペレーター 杏奈

3Dプリンターはまだまだ海外製の独壇場ですが、日本メーカーのものも使い方や目的がハマれば、おすすめです。国内メーカーの3Dプリンターは、海外製にはない細やかな気遣いを感じられる商品が多く、アフターフォローも充実しています。

 

まとめ

  • 3Dプリンターメーカーの主流=海外
  • 3Dプリンターメーカー選びのコツ①日本代理店があるメーカーを選ぶ
  • 3Dプリンターメーカー選びのコツ②世界シェアを参考に選ぶ
  • 3Dプリンターメーカー選びのコツ③目的をはっきりさせてメーカーを選ぶ
  • 3Dプリンター海外メーカー:EOS・Stratasys・3D Systems・HP・Carbon・Desktop Metal・Markforged・Formlabs・XYDprinting・SLMソリューションズ・Concept-Laser・Arcam
  • 3Dプリンター国内メーカー:武藤工業・キーエンス・ミッツ・三菱重工工作機械・ニコン・DMG森精機・松浦機械製作所

予算に合う3Dプリンターを知る

 

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