『Satera LBP6030』キヤノン A4レーザープリンターの口コミ評判と特徴
出典:キヤノン
キヤノンのレーザービームプリンター『Satera シリーズ』から、安くてコンパクトなモノクロA4機『LBP6030』を紹介します。ご家庭での使用にもおすすめのエントリーモデルです。
『Satera LBP6030』キヤノン A4レーザープリンターの特徴
機種名 | Satera LBP6030 | 参考価格 | 12,980円(税込:キヤノンオンラインショッピングの価格) |
発売日 | 2014年5月 | カラー・白黒 | モノクロのみ |
対応用紙サイズ | A4まで | 印刷速度(カラー) | 非対応 |
印刷速度(モノクロ) | A4:18枚/分 | 印刷速度(両面) | ✕ |
プリント | ○ | コピー | ✕ |
スキャン | ✕ |
FAX |
✕ |
両面印刷 | ✕ | Mac対応 | ○ |
メモリ | 32MB | 最大解像度 | 2400dpi相当 |
給紙容量 | カセット:150枚 | 装置寿命 | 非公開/5年間 |
ウォームアップタイム | 10秒以下 | ファーストプリント | 7.8秒 |
機械占有寸法 (幅×奥行×高さ) |
364×249×199mm | 重量 | 約5Kg |
※保証期間は12ヶ月(持ち込み修理)です。
印刷速度は一般的なプリンターと同程度
毎分18枚の印刷速度は一般的なプリンターと同程度です。『Satera LBP6030』は、本体サイズが非常にコンパクトなので、職場等のオフィス環境だけでなく、一般家庭などでの使用も多い機種です。
また、インクジェットプリンターと比べた場合、毎分18秒の印刷速度は速く、文書印刷などをメインとした使用を考えている在宅ワーカーは、こちらの機種を検討の候補に入れても良いでしょう。
置き場所に困らない超コンパクト設計
出典:キヤノン
『Satera LBP6030』は、非常にコンパクトなレーザープリンターです。高さは僅か19.9cmと、デスクサイドに置いても圧迫感がありません。置き場所が限られているSOHOのオフィスやご自宅にも最適でしょう。
独自の給紙カセット構造
出典:キヤノン
非常にコンパクトな設計を実現したのが、『Satera LBP6030』に実装されている「独自の給紙カセット」の構造です。
待機時など、プリンター使用しない際は前面と上部のトレイを蓋のように折りたたんでおくことが可能で、使用時にのみトレイを開放する構造になっています。
待機時にプリンターをコンパクトにしておける利点や、プリンター本体内部にホコリなどの異物混入を防ぐ効果もあり、安全に使用できるプリンターとなっています。
一体型トナーカートリッジを採用
感光ドラム、現像器、トナー、廃トナーボックスなどが、オールインワンカートリッジとして一体化しています。消耗品やメンテナンス品などの部材が少なく、機械が苦手な方でも容易にメンテナンスを行うことが可能です。
また、保管場所も多くを必要としないため、ご自宅などでも消耗品の保管に困りません。
自動両面印刷に非対応
必要最低限の機能に絞った設計の『Satera LBP6030』は、残念ながら、自動両面印刷には非対応です。そのため、両面印刷を行う際は、片面ずつ印刷を行う必要があります。
単体での無線LAN接続に非対応
2014年発売の『Satera LBP6030』は、現在では一般化しつつある無線LAN非対応です。
キヤノン公式が推奨している接続方式は「USBケーブル」接続ですが、『DS-520AN』など「USBデバイスサーバ」と本機を接続することで、無線接続させることは可能です(キヤノン公式にて『Satera LBP6030』のオプション品としても認定済み)。
無騒音レベルを実現したファンレス設計
出典:キヤノン
レーザープリンターは印刷過程で熱(定着器)を使用し印字を行うため、放熱用のファンを備え付けています。そのため、待機時(印刷終了後など)にプリンター内部の熱を逃がすようファンが回り、回転等による動作音が発生します。(※1)
キヤノンの『Satera LBP6030』は、ファンを取り除いた独自設計を行っており、待機時の「無騒音(※2)」レベルを実現しています。
一般のご家庭でも、夜間の睡眠時等に音の不快感を気にせず使用することが可能です。
※1:一般的には、稼働後:30db程度/スリープ時:5db前後~不可聴レベル
※2:無騒音とは、各バイスタンダー位置の放射音圧レベルがISO7779の暗騒音に関する絶対基準以下であることを意味します。
『Satera LBP6030』キヤノン A4レーザープリンターのランニングコスト
レーザープリンターは、業務用コピー機・複合機と異なり、カウンター料金が掛かりません。そのため、インクが切れたら実費で購入することになります。
以下、『Satera LBP6030』のトナーの金額です。
トナー名 | 参考価格(税別) | 印刷枚数の目安 |
トナーカートリッジ 325 | 6,500円 | 約1,600枚 |
※参考価格はメーカー公式サイトの通常価格です。
※ランニングコストは、1枚約4.1円です。
『Satera LBP6030』キヤノン A4レーザープリンターの口コミ評判
ここからは『Satera LBP6030』の口コミ・評判を紹介します。
コピー機Gメンでは、職場でレーザープリンターをお使いの方にアンケートを行いました。使いやすさや印刷の品質など、項目ごとに5点満点で評価を行って頂き、最後に感想をお願いしています。
利用機種:Satera LBP6030 | |||
使いやすさ | 5点 | 印刷の品質 | 5点 |
本体の外観デザイン | 5点 | 壊れにくさ | 2点 |
本体・トナー等の費用 | 4点 | 総合満足度 | 4点 |
クチコミ・感想 | |||
モノクロ印刷のみに機能を特化させることで、立ち上がり時間も含めた印刷時間をかなり短縮できたように思います。また、レーザーであるため、インクの滲みがなく、印刷の仕上がりも綺麗な点が満足です。ただし、トナーが高いことには不満で、もう少し安いものがあると良いと感じています。 |
オペレーター 杏奈
元プリンターメーカーの営業マン
『LBP6030』は、レーザープリンター界のロングランヒット商品です。姉妹機の『LBP6040』と共に、レーザープリンター界で6年間も売れ続けている稀有な製品です。
今でこそ、スペック的には普通のプリンターですが、超小型ながらも1分間に18枚の印刷が可能なため、問題なく使用することができます。
一方、注意点が3点ほどあります。
- ランニングコストが4.1円とかなり高額
- 自動両面印刷には対応していない
- 無線LAN非対応
この3点からも、印刷枚数が1日に30枚以下のライトユーザーをターゲットにしており、業務用途よりも個人での使用の方が合致しているでしょう。1日の印刷枚数が50枚を超えるような場合や自動両面印刷を必須とする場合、または無線LANでの接続が必須の場合などは、別の機種を検討したほうが良さそうです。
まとめ
- 印刷速度は18枚/分と一般的なレーザープリンターと同程度
- 本体サイズがコンパクトで置き場所には困らない
- 自動両面印刷には非対応
- ランニングコストは約4.1円/枚と、かなり高めの設定
- 無線LANには非対応
- スペックから想定されるユーザー層は、印刷枚数が1日あたり30枚以下の小規模事業者や個人