家電から家まであらゆる商品の値段がネット上で確認できる世の中で、業務用のコピー機の価格はコピー機屋さんの営業マンを呼んで見積もりを取らないとわからない商品でした。
そこで、「ネットで業務用コピー機の値段がわかれば便利だな」と思い、複合機の相場料金をネット上に公開する当サイト・コピー機Gメンを立ち上げました。運営開始から2019年7月時点で凡そ6年が経過したので、売上がどの程度出ているのかを振り返ってみたいと思います。
月間のアクセス・問合せ・売上は?
2019年7月時点の情報ですが、直近30日のアクセス数はユーザ数で3万人強でした。
月間の問合せ数ですが、平均すると月に20件ほどです。
流入したユーザのうち、0.05%のユーザだけが問合せてくれているようです。
「問合せにつながる率が低くない?」
とWEB関係の方なら気づかれたかと思います。その理由は原因は流入経路です。コピー機Gメンへの流入の内訳をSearch Consoleでご覧ください。
「富士ゼロックス リストラ」「富士ゼロックス やばい」
恐らく富士ゼロックスの社員や身内が会社と自身の行末のことを心配して検索している個人なので、恐らく複合機は買いません。(ゼロックスがやばいと思って逆に買っちゃう人もいるのかもしれませんが)
「エコタンク プリンター」
エコタンクとはエプソンが販売している大容量タンクのプリンターで、これを見ているユーザが業務用の複合機を買うことはかなり稀でしょう。
「複合機 シェア」も業界の人の検索でしょうし、「adf」で検索している人が複合機を探している気配もありません。要は、全然複合機の販売と関係ないユーザからの流入がほとんどです。
コピー機Gメンの収益源
コピー機Gメンの売上は月間10万円ほどにとどまっています。
コピー機Gメンがどのように複合機で売上を出しているのかというと、問い合わせがあったお客さんに対して自分たちで販売するのではなく、問合せに合った販売店さんにお客さんをご紹介(関西なら関西の販売店さん、ゼロックス希望ならゼロックスが得意な販売店さん)し、販売に至った場合に利益の一部をコピー機Gメンに頂く方式にしています(成果報酬方式)。
これならお客さんにも安くかってもらいつつ、販売店さんの負担にもならないと思ったからです。
【後悔】複合機の料金をぶっちゃけすぎた汗
ここで、思わぬ障壁にぶつかりました。まず、このサイトでは正直な相場を公開しすぎているため、販売店さんの利益がほとんど確保できなかったのです。
販売店さんに利益が出なければ当サイトへの紹介料が払えないのは当然で、問合せがあってもほとんど売上になっていないという状態です。
20件の問合せに対して購入につながるユーザが2件、1件あたりの利益が10万円ずつなので、それの半分の10万円がコピー機Gメンに入ってくるという流れです。
さらに、ネット上のユーザは複合機の底値(販売店さんの仕入れ価格とほぼ変わらないらしいです)を知っているため、利益が出ていないのは当サイトだけではなく、ネット上で集客している全ての販売店の共通の悩みなのだそうです。
なので、当サイトで相場を公開していることの影響はそれほどないのかもしれません・・・。
というわけで、恥ずかしながら当サイトはサイト開設以来、ずっと毎月赤字が続いています。
それでも、購入してくれたお客さんからは
「安く買えて良かった」
と言って頂けていますので、しばらくはサイト運営を継続していこうかなと思います。