『Satera LBP851C』キャノン A3レーザープリンターの口コミ評判と特徴
出典:キヤノン
キャノンのレーザービームプリンター『Sateraシリーズ』から、今回はコンパクトで使いやすい『Satera LBP851C』を紹介します。
生産性と低コストを実現させたA3カラー対応のスタンダードモデルでありながら、店舗のバックヤードや病院などでも活躍できる多彩な機能を備えています。
『Satera LBP851C』キャノン A3レーザープリンターの特徴
機種名 | Satera LBP851C | 希望小売価格 | 168,000円(税別) |
発売日 | 2019年5月 | カラー・白黒 | カラー対応 |
対応用紙サイズ | A3/B4/A4/B5/A5/長尺 | 印刷速度(カラー) | A4:36枚/分 A3:18枚/分 |
印刷速度(モノクロ) | A4:36枚/分 A3:18枚/分 |
印刷速度(両面) | A4:36ページ/分 |
プリント | ○ | コピー | ✕ |
スキャン | ✕ |
FAX |
✕ |
両面印刷 | ○ | Mac対応 | ○ |
メモリ・RAM | 1GB | 最大解像度 | 9600dpi相当 |
給紙容量(標準) | カセット:640枚×1段 手差しトレイ:120枚 |
給紙容量 (オプション最大) |
3,320枚 |
ウォームアップタイム |
2秒以下(デフォルト) |
ファーストプリント |
カラー:7.4秒 |
機械占有寸法 (幅×奥行×高さ) |
556×608×403mm | 重量 | 約38Kg |
無償保証期間は12ヶ月です。
標準的なプリンターより印字速度が速い
A4用紙の印刷速度は36枚/分と、標準的なプリンター(30枚/分)よりも速く、仕事の効率アップに貢献します。
また、この機器の最大の特長は、両面印刷時も片面印刷と印刷速度が変わらない点です。用紙削減などの観点から、「両面印刷が必須」のオフィスでも、印刷完了までの待ち時間にストレスなく使用できるのは、この機種ならではのメリットと言えるでしょう。
長尺印刷が可能な媒体力と大量出力も可能な給紙力
出典:キヤノン
『LBP851C』は、キヤノン独自のページ記述言語「LIPS LX」に対応しています。こちらのページ記述言語を使用することで、特殊媒体など多様な用紙に印字が可能になります。
例えば、B6サイズから最長1,200mmまでの長尺用紙へ印刷が可能なため、店舗のバックヤードに本機を設置すれば、POP印刷や長尺ポスターの印刷が可能です。一部の売り場だけで使用したいポスターやPOPを外注することなく内製化できるのは、コスト削減・外部流出費削減の観点からもオススメです。
また、大量にプリントをするオフィスでも、最大給紙容量3,320枚の本機は、メイン機としても活躍することができるでしょう。
高彩度プリントに対応
出典:キヤノン
POP印刷では、お客様の目を引くためのアイキャッチとなる「彩度」が重要です。
インクジェットプリンターに比べて、色域が狭いとされるレーザープリンターですが、『LBP851C』は高彩度プリントに対応している機種なので、エンジンによる色域補正で色鮮やかな印刷が可能です。
置き場所を選ばないメンテナンス構造
出典:キヤノン
手狭なオフィスやバックヤードでは、プリンターの置き場所に困ることもしばしばあります。
一般的なプリンターの上部開閉構造は、特に机の下や棚の上などに設置することが多い現場では、メンテナンスのたびに厄介に感じてしまいます。
しかし、キヤノンの『LBPシリーズ』はメンテナンス性に優れており、トナーの交換などをプリンターのフロント部分で行えます。また、消耗品の交換自体も非常に簡単に行えるため、保守サービスやお客様窓口への電話も不要と、親切な設計になっている点がオススメです。
『Satera LBP851C』キャノン A3レーザープリンターのランニングコスト
レーザープリンターは、業務用コピー機・複合機と異なり、カウンター料金が掛かりません。そのため、インクが切れたら実費でトナーを購入します。
以下、『Satera LBP851C』のトナーの金額です。
トナー名 | 希望小売価格(税別) | 印刷枚数の目安 |
トナーカートリッジ059H(大) (カラー:イエロー) |
31,400円 | 13,500ページ |
トナーカートリッジ059H(大) (カラー:マゼンタ) |
31,400円 | 13,500ページ |
トナーカートリッジ059H(大) (カラー:シアン) |
31,400円 | 13,500ページ |
トナーカートリッジ059H(大) (カラー:ブラック) |
36,400円 | 15,500ページ |
トナーカートリッジ059 (カラー:イエロー) |
19,000円 | 5,000ページ |
トナーカートリッジ059 (カラー:マゼンタ) |
19,000円 | 5,000ページ |
トナーカートリッジ059 (カラー:シアン) |
19,000円 | 5,000ページ |
トナーカートリッジ059 (カラー:ブラック) |
22,200円 | 7,000ページ |
ドラムカートリッジ053 | 30,800円 | 70,000ページ(4本必要) |
回収トナーボックスWT-C1 | 3,000円 | 100,000ページ |
※上記の「大容量トナーカートリッジ」使用時のランニングコストは、カラー:約11.1円/枚、モノクロ:約2.8円/枚です。
※業務用コピー機・複合機のカウンター料金には、トナー代や保守代が含まれていますが、レーザープリンターの場合は、トナー代や保守代は有料です。ただし、保守に関しては、12ヶ月の無償保証期間が付いており、訪問修理に対応しています(訪問修理についてはエリアによって事前の確認が必要です)。
※『Satera LBP851C』の消費電力は、動作時平均が970Wなので、1時間利用すると約21.3円です(1kWh=22円で計算。ご利用の電力会社によって異なります)。
『Satera LBP851C』キャノン A3レーザープリンターの口コミ評判
ここからは、『Satera LBP851C』の口コミ・評判を紹介します。
コピー機Gメンでも、現在クチコミを集めており、届き次第、コチラのページでお伝え致します。
オペレーター 杏奈
元プリンターメーカーの営業マン
印刷速度や給紙トレイの拡張性などは、一般的なプリンターと同等との印象です。一方、長尺印刷やPOPの印刷に対応できる点は、かなり高印象です。
POPや長尺などは印刷の難しさもあり、一部のメーカーの得意分野となっていましたが、キヤノン機でもPOP印刷が可能となれば、メーカー選定の選択肢も増えます。特に、店舗などで使用される場合は、POP・長尺の印刷が可能なうえ、キヤノン独自サービスの「NETEYE(ネットアイ)」で消耗品残量の監視や自動配送をしてくれるため、店舗側でトナーの在庫管理などをする必要もなく、無駄な業務や在庫スペースの削減に効果があるでしょう。
注意点としては、お得な大容量トナーカートリッジを使っても、ランニングコストはカラーが1枚11円、モノクロが1枚3円程度と、決して安くはないことです。
印刷速度や画質に優れ、本体価格も業務用コピー機と比べると安いですが、ランニングコストに関しては割安とは言えないので使い方を考えましょう。
まとめ
- 印刷速度は36枚/分と速めの速度
- 長尺印刷やPOP印刷に対応しており、通常のオフィスから店舗のバックヤードまで広い範囲で使用可能
- 給紙容量は最大3320と、印刷のメイン機としても使用可能
- 高彩度な印字が可能
- フロント部でメンテナンスが出来るため、手狭な現場でも活躍