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理想科学のオルフィスとは?リソグラフとは?
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理想科学のオルフィスとリソグラフは、「ハイボリュームプリント」に対応した生産性の高いプリンターです。本体価格は一般的なコピー機よりも高額になりますが、印刷コストは非常に安価。印刷枚数が多く、スピーディーな処理が必要な業種におすすめしたい機種です。
オルフィスは、インクジェット方式を採用しており、カラー印刷で最高速度165枚/分に対応します。
▼オルフィス
出典:理想科学
リソグラフは、孔版印刷方式のデジタル印刷機で、最高速度190枚/分の単色プリントが可能。リソグラフの場合、単色印刷か2色印刷までの対応になりますが、インクカラーは50色用意されており、組み合わせ次第で個性的な印刷物を作成できます。
▼リソグラフ
出典:理想科学
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理想科学オルフィスとリソグラフの価格・リース料
それでは次に、理想科学オルフィスとリソグラフの価格と、リース料の相場をご紹介します。
理想科学オルフィスの価格・リース料
出典:理想科学
理想科学のオルフィスには、2021年10月発売のGLシリーズと、スタンダードモデルのFTシリーズの2シリーズがラインナップされています。本体標準価格は250万円~450万円で、月額リース料は約3.7万円~です。
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▼理想科学オルフィスGLシリーズの本体価格&リース料相場
本体標準価格 | リース料相場 | 機種特徴 | |
オルフィスGL9730プレミアム | 450万円 | 約6.8万円/月 |
165枚/分、フロント500枚×3トレイ、4,000枚の大容量給紙、フィニッシャー対応 |
オルフィスGL9730 ※ | 400万円 | 約6万円/月 | 165枚/分、フロント500枚×3トレイ、ストレート給紙台1,000枚、フィニッシャー対応 |
オルフィスGL9731 | 300万円 | 約4.5万円/月 | 165枚/分、ストレート給紙台1,000枚、フィニッシャーはオプション |
オルフィスGL7430 ※ | 350万円 | 約5.3万円/月 | 140枚/分、フロント500枚×3トレイ、ストレート給紙台1,000枚、フィニッシャー対応 |
※GL9730とGL7430ではカウンター保守契約も可能。
▼理想科学オルフィスFTシリーズの本体価格&リース料相場
本体標準価格 | リース料相場 | 機種特徴 | |
オルフィスFT5430 | 300万円 | 約4.5万円/月 |
140枚/分、フロント500枚×2トレイ、ストレート給紙台1,000枚、フィニッシャー対応 |
オルフィスFT5230 ※ | 280万円 | 約4.2万円/月 | 120枚/分、フロント500枚×2トレイ、ストレート給紙台1,000枚、フィニッシャー対応 |
オルフィスFT5231 | 250万円 | 約3.7万円/月 | 120枚/分、ストレート給紙台1,000枚、フィニッシャーオプション |
※FT5230ではカウンター保守契約も可能。
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- オルフィスGL9730…約4.3万円~
- オルフィスGL7430…約3.5万円~
- オルフィスFT5230…約3万円~
理想科学リソグラフの価格・リース料
出典:理想科学
理想科学リソグラフには、単色印刷に加え2色印刷が可能なMHシリーズと、単色印刷のみに対応したSFシリーズの2シリーズがあります。リソグラフの標準価格は、65万円~225万円ですが、こちらもオルフィス同様、実売価格は8~9割程度まで下がるでしょう。よって、月額リース料も約1万円~と、比較的リーズナブルです。
▼理想科学リソグラフMHシリーズの本体価格&リース料相場
本体標準価格 | リース料相場 | 機種特徴 | |
リソグラフMH935W | 225万円 | 約3.4万円/月 |
150枚/分、A3対応、両面印刷対応、解像度(読み込み・書き込みともに)600×600dpi |
リソグラフMH935 | 190万円 | 約2.9万円/月 | 150枚/分、A3対応、解像度(読み込み・書き込みともに)600×600dpi |
リソグラフMH635 | 165万円 | 約2.5万円/月 | 150枚/分、A3対応、解像度(読み込み)600×600dpi、解像度(書き込み)300×600dpi |
リソグラフMH625 | 143万円 | 約2.2万円/月 | 150枚/分、B4対応、解像度(読み込み)600×600dpi、解像度(書き込み)300×600dpi |
▼理想科学リソグラフSFシリーズの本体価格&リース料相場
本体標準価格 | リース料相場 | 機種特徴 | |
リソグラフSF939 | 175万円 | 約2.6万円/月 |
190枚/分、A3対応、カラー液晶パネル、解像度(読み込み・書き込みともに)600×600dpi |
リソグラフSF939G | 204万円 | 約3.1万円/月 | 190枚/分、A3対応、カラー液晶パネル、解像度(読み込み・書き込みともに)600×600dpi、オートフィーダー・RISOオートフェンス排紙台付き |
リソグラフSF935Ⅱ | 135万円 | 約2.0万円/月 | 150枚/分、A3対応、カラー液晶パネル、解像度(読み込み・書き込みともに)600×600dpi |
リソグラフSF635Ⅱ | 108万円 | 約1.6万円/月 | 150枚/分、A3対応、カラー液晶パネル、解像度(読み込み)600×600dpi、解像度(書き込み)300×600dpi |
リソグラフSF625Ⅱ | 89万円 | 約1.3万円/月 | 150枚/分、B4対応、カラー液晶パネル、解像度(読み込み)600×600dpi、解像度(書き込み)300×600dpi |
リソグラフSF525Ⅱ | 65万円 | 約1万円/月 | 150枚/分、B4対応、解像度(読み込み)600×600dpi、解像度(書き込み)300×600dpi |
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理想科学オルフィスとリソグラフの印刷コスト
それでは次に、理想科学オルフィスとリソグラフの印刷コストを比較します。理想科学のオルフィス、リソグラフ共に、「大量印刷」を想定している機種のため、印刷コストは非常に安価です。
理想科学オルフィスの印刷コスト
出典:理想科学
理想科学オルフィスGLシリーズの印刷コストは、カラー1.44円/枚・モノクロ0.50円/枚です。スタンダードモデルであるFTシリーズは、GLシリーズよりも高くなりますが、それでもカラー1.47円/枚・モノクロ0.41円/枚と、一般的なコピー機のランニングコストに比べると非常に「安い」と言えます。
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参考までに、理想科学オルフィスGLシリーズとFTシリーズのインク代を記載しておきます。
- GLシリーズFタイプ(1,000ml/本、75,000枚のフルカラープリント可能)…カラー4色各36,500円、ブラック33,500円
- GLシリーズHタイプ(500ml/本)…カラー4色各21,500円、ブラック19,500円
- FTシリーズFタイプ(1,000ml/本、70,000枚のフルカラープリント可能)…カラー4色各36,500円、ブラック33,500円
- FTシリーズHタイプ(500ml/本)…カラー4色各21,500円、ブラック19,500円
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なお、GL9730とGL7430、FT5230の3機種については、カウンター料金制をとることも可能です。理想科学オルフィスは、カウンター料金も比較的安価。カラー10円/枚・モノクロ1.5円/枚を目安にしてください。
ただし、カウンター料金制の場合、3万円を超えない月でも、最低料金として3万円を支払う必要があります。つまり、印刷代として年間36万円は最低限かかる、ということです。
なお、カウンター料金制をとる場合は、プリンター本体の買取価格やリース料を安く設定できるというメリットがあります。どのぐらいの量を印刷するのかによって、カウンター料金制が得か、それともインク買取のほうが得か、異なりますので、詳細はぜひお問合せください。
理想科学リソグラフの印刷コスト
出典:理想科学
リソグラフは、孔版印刷方式を取り入れているため、印刷枚数が多くなればなるほど、1枚あたりの印刷コストが安くなります。例えば、同じ版で30枚プリントする場合の1枚あたりの印刷コストは2.06円ですが、同じ版で4,000枚印刷する場合の1枚あたりの印刷コストは0.12円と約17分の1まで下がります。
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理想科学オルフィスの特徴
それでは次に、理想科学オルフィスの特徴をおさえておきましょう。
世界最速165枚/分
理想科学オルフィスの最大の特長は、165枚/分という世界最速のプリントスピードです。一般的な事務コピー機のプリントスピードは、40枚/分程度。1,000枚のコピーを、オルフィスならわずか6分で完了しますが、40枚/分のコピー機では25分もかかります。
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油性顔料インク
理想科学は油性のインクで印刷しており、そのメリットは下記です。
- 印刷速度が早く、乾燥も早い
- 紙がよれないのでホチキス止めなど後工程でズレない
レーザープリンターは熱でトナーを紙に焼き付けるために、コピー機本体を温めるウォームアップと呼ばれる時間が発生します。
一方、インクジェットはインクを吹き付けるだけなので立ち上がりが比較的早く、印刷速度が早いという特徴があります。
また、理想科学のインクは油性を使っているため水性とは違って紙がよれたり水で滲んだりしません。
▼水性インク(左)は水でにじむが、油性インク(右)はにじまない
また、水性インクは紙にしみこむため印刷した紙が反り返ってしまいます。
▼水性インクで印刷すると紙が反る
▼油性インクはまったく反らない
紙が反り返るとその後のホチキス止めや製本の際にズレが起きたり時間のロスが発生しますが、理想科学が採用している油性インクだとそのようなことは起きません。
大容量給紙&高耐久
出典:理想科学
理想科学オルフィスは、「ハイボリュームプリント」に特化した超高速プリンターです。ゆえに、給紙枚数は非常に多く、耐久性にも優れています。
理想科学オルフィスの最大給紙枚数は、5,500枚です。用紙補給の手間を最小限におさえられます。
また、耐久性に関しては、トータルで1,000万ページという数値を公開しています。もちろん、使用状況によって耐久性は左右されますが、一般的なコピー機と比べても、理想科学のオルフィスは、非常に高い耐久性を備えていると言えます。
理想科学リソグラフの特徴
それでは次に、理想科学リソグラフの特徴をおさえます。
輪転機
理想科学リソグラフは、孔版印刷方式のデジタル印刷機です。
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▼孔版印刷の仕組み
出典:理想科学
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単色・2色プリント
理想科学リソグラフは、単色のみ、もしくは単色と2色プリントのみの対応になります。リソグラフのMHシリーズは、2色刷りに対応しています。SFシリーズの場合は、単色のみですが、カラーインクを使用することで、単色のカラー印刷なら可能です。
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超高速印刷
単色印刷機SFシリーズなら、最高速度190枚/分という超高速印刷が可能です。
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オルフィスとリソグラフの違い
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▼オルフィスとリソグラフの違い
オルフィス | リソグラフ | |
印刷方式 | インクジェット方式(油性インク) | 孔版方式(輪転機) |
カラー | フルカラー対応 |
単色or2色 |
本体価格目安(標準) | 250万円~450万円 | 65万円~225万円 |
リース料相場 | 約3.7万円~ | 約1万円~ |
印刷コスト | カラー1.44円/枚~・モノクロ0.50円/枚~ | 4,000枚印刷で0.12円 |
カウンター保守有無 | あり | 無し |
両面印刷機能 | あり ※無い機種もある | 無し |
どんな人に向いている? |
フルカラーで高速印刷したい |
同じ版で大部数印刷したい |
オルフィスとリソグラフ、どちらにも共通している特徴は、以下です。
- 超高速印刷
- 印刷コストが安い
- シール印刷で目詰まりしにくい
- 写真印刷には不向き
物流倉庫などで大量に印刷されるシールですが、レーザープリンターで印刷すると故障が頻発します。その理由はレーザーの熱と紙が通る構造の2つあり、まずレーザーはトナーを圧着する際に熱を加えますが、その熱がシールの糊の部分を溶かします。さらにレーザープリンターは非常に狭い通路を紙が通ってくるため、その糊が絞り出されて内部に付着してしまいます。
その後で普通紙が通ればどうなるでしょうか。当然普通紙に糊が付き、紙詰まりの原因となります。要するにレーザープリンターでシールを印刷するということは
「わざと紙詰まりを積極的に起こしている」
ようなものだと言えるでしょう。シール印刷とそれによるコピー機の故障に悩んでいる場合は、理想科学製品を一度検討すると良いと思います。
ただし写真の美しさという点ではレーザープリンターやエプソンが採用する水性インクには劣ります。チラシ印刷で色味を重視したいという場合には理想科学は不向きですし「色がついていれば、多少ズレがあっても構わない」という場合には向いているでしょう。
【まとめ】お見積もりはコピー機Gメンへ
理想科学はこんな会社に向いてる
- 月に3万枚など、大量の印刷をする会社
- 印刷後の封筒入れやホチキス止めなどの作業もある会社
- 写真印刷の美しさにはこだわらない
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