キヤノンのオンデマンドプリンター「imagePRESS C165」をご紹介!

キヤノンのオンデマンドプリンター「imagePRESS C165」をご紹介!

ベテランGメン園川

キャノンから、新しいオンデマンドプリンターが出るという情報が入りましたよ!
オンデマンド……新商品……うっ頭が……

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

今度は日本語の紹介ページがあるので安心してください
えっほんまに!?やったーーーもう英語読まんでええんやな―――!

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

……まあ、また英語のことはあるかもしれませんが……ま、いいか

キャノンにプロダクション機の新製品が登場!

以前京セラ、シャープとプロダクション機を紹介させていただきましたが、今回キャノンに新たなプロダクション機「imagePRESS C165」という製品が2019年10月にリリースされることが発表になりました!製品の特長を紹介をする前に、オンデマンドプリンターの市場や他社製品について、おさらいをしましょう。

 

【京セラ初のカラープロダクション機】TASKalfa Pro 15000cってどんなオンデマンドプリンター?

【シャープもプロダクション参入?!】オンデマンドプリンターMX-8090N/7090Nを検証!

【オンデマンドプリンター各機種の口コミ評判】ゼロックス・リコーなどのデジタル印刷機のおすすめは?

【プロダクション(オンデマンド)プリンターのリース料相場】本体価格は定価の4割引が目安

【プロダクションプリンターのカウンター料金相場はいくら?】オンデマンド印刷機はモノクロ0.8円カラー6円が底値!

【プロダクションプリンターおすすめメーカー4社比較】価格・画質・故障等でオンデマンド印刷機を評価!

 

 

「imagePRESS C165」はどんなユーザー向けの製品?

このimagePRESS C165は、印刷物を販売する商業印刷市場や、オフィスでの印刷など、幅広いニーズに対応できるカラープロダクションプリンターとしてリリースされるようです。オフィスユーザーとしては、印刷会社に頼んでいた名刺やポスター、チラシなどを、1分間に65枚のスピードで自分のオフィスで印刷をすることができ、時短やコスト削減に繋がりますね。なお、販売予定価格は3,150,000円からとなっています。

オフィス向け複合機並みに小さな設置面積でありながら、毎分65枚(A4ヨコ)の高い生産性を有しています。パンフレットや名刺、ポスターなど、これまで外注していた販促物を必要な時にオンデマンドで出力することが可能になり、制作作業の効率化を図ることができます。

引用:多様な制作物の企業内印刷を促進する“imagePRESS C165”を発売 カラープロダクションプリンターのラインアップを拡充│キャノンマーケティングジャパングループ企業情報

 

 

「imagePRESS C165」の機能を紹介!

imagePRESS C165の特徴的な機能をご紹介していきます。

給紙機構の改良で印刷のズレを防止

imagePRESS C165の特徴として、給紙機構の改良によって、印字ズレを防止する機能を向上させた点が挙げられます。

本体の給紙カセット内部に搭載した用紙位置を一定に保持するガイド機構、および新たに開発した紙搬送速度の制御技術により、大量印刷時にも、用紙の種類やサイズを問わず、印字位置のずれを抑制します。

引用:多様な制作物の企業内印刷を促進する“imagePRESS C165”を発売 カラープロダクションプリンターのラインアップを拡充│キャノンマーケティングジャパングループ企業情報

「印字ズレと用紙位置って関係あるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、とても大きな関係があるんです。トレイに用紙を入れるのは、プリンターを使っているユーザー、つまり人間が行うことですよね。人間が手で作業をすると、どうしてもズレが発生してしまいます。トレイへの用紙のセットがズレるということがどういうことかと言うと、機械の中で用紙がぐらぐらと揺れながら搬送されてしまうということなのです。そうすると、印刷毎に印刷位置がずれ、商業印刷の場合は売り物にならない印刷物が出来上がってしまう、ということになってしまうのです。

それに対し、用紙位置を一定にするガイドや用紙の速度の制御など、imagePRESS C165には、ヒューマンエラーによる印刷ミスを抑制する機能が備わっているのです。これは心強いですよね。

 

幅広い用紙に対応

長尺用紙や350g/㎡の厚紙にも対応しているため、ポスターやPOPなど、様々な印刷物を製作することができるのも、imagePRESS C165の特徴ですね。また、トナーの転写性に優れたコートITBベルトを採用しているとのこと。専門用語があってわかりづらいと思いますが、つまりはオンデマンドプリンターにありがちな印刷のカスレや凹凸のある用紙に印刷した際の印刷の抜けなどが起きず、しっかりときれいな印字がされるという強みがありますよ、という意味なのです。おしゃれな凸凹特殊紙に印刷したい!といった要望も強力に叶えてくれるのが、このimagePRESS C165なのです。

 

高品位で高精細な印刷が可能

imagePRESS C165では、カタログやカラー印刷で使用されることが多い190dotのスクリーン線数を採用しています。スクリーン線数とは、ドットの細かさの数字のことで、この数字が大きくなると、写真などがキレイに表現できるという意味になります。また、「R-VCSELテクノロジー」というレーザーの方式で、細かい字や細い線も正確に描写する技術が備わっています。

解像度リアル2400dpiで名刺の小さな文字やCAD細線もキレイに印刷

24本の赤色マルチレーザーを照射する「R-VCSELテクノロジー」を採用。赤外よりも波長の短い赤色レーザーを使用することで、より小さいスポット径を実現し、高精細な出力を行います。潰れたり擦れがちな小さな文字や細線もしっかり再現します。

引用:キャノン:オンデマンドプリンター | imagePRESS C165 特長

 

PosterArtist Liteに対応

PosterArtist Liteとは、キャノンが提供している簡単ポスター作成ソフトウエアで、imagePRESS C165はこのソフトに対応するとのことです。これにより、ポスターを作製したいけどノウハウがないというユーザーも、ソフトウェアでポスターを作製し、imagePRESS C165で印刷をすることで、ユーザーのオフィスですばやく、簡単にポスターを作製することができてしまうのです。

簡単ポスター作成ソフトPosterArtist Liteは、PosterArtistの基本機能を集めた機能限定版です。一般オフィスはもちろん、小売、流通、サービス、文教、官公庁など、幅広い業種業務に対応するテンプレートを豊富に収録しています。アイデアからデザイン・レイアウト、そして印刷までのすべての作業を、専門的な知識や技術がなくても誰でも簡単な操作で行えます。

引用:キャノン:大判プリンター imagePROGRAF 同梱ソフトウエア PosterArtist Lite

 

 

どのような機種がライバルになる?

富士ゼロックス DocuColor 5656PN

富士ゼロックスでは、DocuColor 5656PNが、imagePRESS C165と比較できる製品となりそうです。様々な用紙に対応でき、1分間に56枚のスピードで印刷できます。また、ファックスやコピーなどのオフィスユーズとしても対応できます。imagePRESS C165と同じく、オフィスでオンデマンドプリンターを導入したいユーザー向けの商品と言えるのではないでしょうか。本体価格は3,878,000円となっています。

 

リコー RICOH Pro C5200S

リコーでは、RICOH Pro C5200SがimagePRESS C165の比較対象となりそうです。1分間に65枚と、imagePRESS C165とまったく同じ印刷速度で、オフィスユーズもでき、凹凸のある特殊紙への転写技術にも自信があるという、imagePRESS C165と売りのポイントが同じところも多い機種です。導入を検討する際には比較してみてはいかがでしょうか。本体価格は5,100,000円です。

 

 

【まとめ】売りは「印刷屋さんのクオリティを自分のオフィスで」

imagePRESS C165のポイントをまとめてみて感じたのは、imagePRESS C165は、きれいに印刷するための最新技術を盛り込んだ「かっこよさ」と、初めてオンデマンドプリンターを使うユーザーが簡単に使えるようにした「優しさ」を感じる製品だということです。特に、今までポスターや大事な資料などを外部発注していた会社さんでは是非導入していただきたい機械ですね。

 

 

複合機情報カテゴリの最新記事