『RICHO SP C740』リコー A3レーザープリンターの口コミ評判と特徴
出典:リコー
リコーのレーザープリンター『SPシリーズ』から、A3機ながらもコンパクトな『RICHO SP C740』を紹介します。コンパクトながらも高性能・高画質のスタンダードモデルです。
『RICHO SP C740』リコー A3レーザープリンターの特徴
機種名 | RICHO SP C740 | 希望小売価格 | 56,100円(税別) |
発売日 | 2015年5月 | カラー・白黒 | カラー対応 |
対応用紙サイズ | A3/B4/A4/B5/A5 | 印刷速度(カラー) | A4:35枚/分 A3:20枚/分 |
印刷速度(モノクロ) | A4:35枚/分 A3:20枚/分 |
印刷速度(両面) | A4:27ページ/分 |
プリント | ○ | コピー | ✕ |
スキャン | ✕ | FAX | ✕ |
両面印刷 | ○ | Mac対応 | ○ |
メモリ・RAM | 256MB/768MB | 最大解像度 | 600✕1200dpi |
給紙容量(標準) | カセット:320枚 手差しトレイ:110枚 |
給紙容量 (オプション最大) |
2,080枚 |
ウォームアップタイム | 32秒以下 | ファーストプリント | 9.5秒以下 |
機械占有寸法 (幅×奥行×高さ) |
449 x 552 x 360 mm | 重量 | 約40Kg |
※無償保証期間は6ヶ月です。
LEDヘッド採用でコンパクトかつ高耐久
出典:リコー
『RICHO SP C740』は、プリンターの光源部分にLEDヘッドを採用しており、一般的なレーザープリンターよりもシンプルな構造設計が可能になったため、プリンター自体の小型化に成功しています。
また、LEDをヘッドに採用した利点は小型化だけにとどまりません。
LEDプリンターは、レーザープリンターなどに搭載されているポリゴンミラーなど、物理的な可動部品がないため、故障が少なく、5年間のヘビーユースにも耐えられる高い耐久性を実現しています。
『RICHO SP C740』は仕様上、約60万枚の印刷が可能で、月間20日稼働を前提に単純計算した場合、1日あたり500枚程度の印刷を行っても問題ありません。大量印刷を行うオフィスでも、プリンターが途中で止まってしまう(間欠動作)ことを心配することなく使用できるでしょう。
高速プリント
カラー、モノクロともに1分間で35枚の印刷速度を誇る『RICHO SP C740』は、同価格帯のプリンターの中でも高速です。また、ファーストプリントも10秒以下と短く、オフィスの生産性の向上に役立ちます。
フォトモードを搭載
出典:リコー
レーザープリンターは、インクジェットプリンターに比べると、発色性が劣ると言われています。また、デジタルカメラやスマートフォンで撮影されたイメージ画像はレタッチなどを施さないと、印刷時に彩度や明度が落ちることがあります。
しかし、『RICHO SP C740』は「フォトモード」を搭載しており、PC上でレタッチなどを行わなくても、印刷データの文字と画像を自動で判別し、画像部分をより鮮明に表現することが可能です。
『RICHO SP C740』リコー A3レーザープリンターのランニングコスト
レーザープリンターは、業務用コピー機・複合機と異なり、カウンター料金が掛かりません。そのため、インクが切れたら実費でトナーを購入します。
以下、『RICHO SP C740』のトナー料金です。
トナー名 | 希望小売価格(税別) | 印刷枚数の目安 |
トナーイエロー C740 |
7,900円 | 2,500ページ |
トナーマゼンタ C740 |
7,900円 | 2,500ページ |
トナーシアン C740 | 7,900円 | 2,500ページ |
トナーブラック C740 | 8,900円 | 3,000ページ |
トナーイエロー C740H(大) |
16,000円 | 7,000ページ |
トナーマゼンタ C740H(大) |
16,000円 | 7,000ページ |
トナーシアン C740H(大) | 16,000円 | 7,000ページ |
トナーブラック C740H(大) | 17,900円 | 8,000ページ |
ドラムユニットカラー C740 | 53,600円 | 30,000ページ CMYの3色3本セット |
ドラムユニットブラック C740 | 17,900円 | 30,000ページ |
※ランニングコストは、カラー:約11.5円/枚、モノクロ:約2.8円/枚と一般的なプリンターより安い金額です。
『RICHO SP C740』リコー A3レーザープリンターの口コミ評判
ここからは、『RICHO SP C740』の口コミ・評判を紹介します。
コピー機Gメンでは、勤務先でレーザープリンターをお使いの方にアンケートを行いました。使いやすさや印刷の品質など、項目ごとに5点満点で評価を行って頂き、最後に感想をお願いしています。
利用機種:RICHO SP C740 | |||
使いやすさ | 5点 | 印刷の品質 | 5点 |
本体の外観デザイン | 5点 | 壊れにくさ | 5点 |
本体・トナー等の費用 | 4点 | 総合満足度 | 5点 |
クチコミ・感想 | |||
業種の都合上、A3対応が絶対条件でカラー必須でした。メーカーの方が、使いやすさ重視とコンパクト性も兼ね添えた当機を勧めてくれました。大変満足しています。 トナーの取り替えも自分で簡単に行えます。ハガキ印刷の際、ハガキのカールがなかなか戻らないですが、それは仕方がないことだと思い込んでます。 不満な点を強いて言うなら、用紙をセットする引き出しを開閉する際の音でしょうか。もう少し静かに、スムーズに開くと嬉しいです。 今後も使い続けます。 |
オペレーター 杏奈
元プリンターメーカーの営業マン
「RICHO SP C740」は、リコー製A3カラープリンターの中ではスタンダードモデルと言われています。しかし「印字速度」や「耐久性」などは高く、一般的なオフィスから個人まで、各所で不満なく使えるように工夫されている印象を受けます。
一方、トナーの価格設定は少し独特だな、と感じました。モノクロ印刷時よりもカラーを印刷した方が、コスト的にお得になるような値付けをしており、おそらくメーカー側はカラー用途で使って欲しいとの想いで、価格を設定しているように思われます。それだけ、カラーの印字品質に自信があるのでしょう。
印刷速度を含めてスペック面では問題ありませんが、強いて言えば、本体が非常に重いことが欠点です。約40キロもあるので、利用の度にプリンターを移動させたい方は注意が必要だと思います。
まとめ
- LEDヘッドを採用した小型のプリンター
- LEDプリンターは可動部が少なく故障しにくい
- 60万ページの印刷が可能な高耐久性
- 印字速度は高速
- フォトモードを搭載しているため、デジカメ画像などの印刷が綺麗
- 本体が重いことが欠点