『HL-L2370DN』ブラザー A4モノクロレーザープリンターの口コミ評判と特徴
出典:ブラザー工業
今回は、有線LAN&自動両面プリントに対応のコンパクトなモノクロプリンター、ブラザー『HL-L2370DN』を紹介します。その他の人気A4モノクロレーザープリンタ―は、以下の記事をご覧ください。
『HL-L2370DN』ブラザー A4レーザープリンターの特徴
機種名 | HL-L2370DN | 参考価格 | 10,300円 |
発売日 | 2018年6月 | カラー・白黒 | モノクロのみ |
対応用紙サイズ | A4まで | 印刷速度(カラー) | 非対応 |
印刷速度(モノクロ) | A4:34枚/分 | 印刷速度(両面) | A4:16ページ/分 |
プリント | ○ | コピー | ✕ |
スキャン | ✕ | FAX | ✕ |
両面印刷 | ○ | Mac対応 | ○ |
メモリ | 32MB | 最大解像度 | 1200×1200dpi |
給紙容量 | カセット:250枚×1段 手差しトレイ:1枚 |
装置寿命 | 約5万枚または5年間 |
ウォームアップタイム | 9.5秒(スリープ復帰時) 27秒(電源投入から) |
ファーストプリント | 10秒 |
機械占有寸法 (幅×奥行×高さ) |
356×360×183mm | 重量 | 約7.2Kg |
毎分34枚の高速印刷
ブラザー『HL-L2370DN』は、毎分34枚の印刷速度を有しており一般的なプリンターと比較しても高速です。文書印刷をメインとしており、カラー印刷が不要(もしくはカラーは業務用の大型複合機で行うなど)なオフィスや個人用途であれば、こちらの機種を候補として挙げても良いでしょう。
自動両面印刷に標準対応
ブラザー『HL-L2370DN』は、自動両面印刷には標準対応しています。両面印刷やページレイアウト(4ページを1ぺージにまとめる)などを使うことで、用紙だけでなく、消耗品の節約にもつながります。
どこにでも置けるコンパクト設計
出典:ブラザー工業
ブラザー『HL-L2370DN』は、置き場所を選ばないコンパクトな設計です。高さが僅か18.3cmの薄型ボディで、デスクサイドや棚などに置いても圧迫感がありません。置き場所が限られているSOHOのオフィスやご自宅での使用に最適でしょう。
また、カウンター下にも設置できる高さなので、飲食店や小売店、病院、介護施設などにも向いています。
消耗品交換も用紙の補充も、フロントオペレーションに対応
出典:ブラザー工業
筐体サイズが高さ18.3cmとかなりコンパクトな機種のため、ラックや棚などに設置を考えるユーザーも多いでしょう。
通常のプリンターは、上部に余裕のないラックや机の下などにプリンターを設置してしまうと「メンテナンスのたびにプリンターを動かさなくてはならない」などの手間が掛かりましたが、『HL-L2370DN』は消耗品の交換や、用紙の補充など、全てのメンテナンスを前面から行うことができます。
ユーザーの無駄を省いた親切な設計で、使い勝手は申し分ないでしょう。
無線LANには非対応
残念ながら、無線LANには非対応の機種です。
近年、発売されている機器は標準で無線LANに対応しているものが多いですが、本機は無線LANを排除する代わりに本体価格を安く設定しています。自宅などで使用する際は、有線LANでも問題がないか?を確認してください。
なお、無線LANが必要な場合は、『HL-L2375DW』または同社製品の型番末尾が『W(ワイヤレス)』となっている機種を選択することをおすすめします。
『HL-L2370DN』ブラザー A4レーザープリンターのランニングコスト
レーザープリンターは、業務用コピー機・複合機と異なり、カウンター料金が掛かりません。そのため、インクやイメージドラムが切れたら実費で購入することになります。
以下、『HL-L2370DN』のトナーとイメージドラムの金額です。
トナー名 | 参考価格 | 印刷枚数の目安 |
トナーカートリッジ TN-29J | 9,900円 | 約3,000枚 |
ドラムユニット DR-24J | 9,823円 | 約12,000枚 |
※参考価格はブラザーのメーカー公式通販サイト「ブラザーダイレクトクラブ」の通常価格です。
※ドラムを含むトータルランニングコストは、1枚約3.7円です。
『HL-L2370DN』ブラザー A4レーザープリンターの口コミ評判
ここからは『HL-L2370DN』の口コミ・評判を紹介します。
オペレーター 杏奈
元プリンターメーカーの営業マン
ブラザーが販売する『HL-L2370DN』は、標準的なモノクロA4プリンターと比べて、印字速度などは高スペックです。1分間に34枚の印刷が可能な製品が1万円ちょっとで買えるため、モノクロだけを印刷する場合は、家庭用インクジェットプリンターを購入するよりもお得でしょう。
また、フロント部だけでメンテナンスなどが行える「フロントオペレーション」は、消耗品交換の度にプリンターを動かす手間が省けるため、非常に便利です。オフィスワーカーだけではなく、自宅オフィスなども考慮に作られたプリンターなので、個人事業主の方にも非常にオススメしたい製品です。
一方、幾つかの注意点があります。
1点目は、無線LANに対応していない点です。オフィスではセキュリティの関係上、有線LANでの使用が多いかと思いますが、個人用途としては無線LANの環境が多いでしょう。無線LANが必要な場合は、同じくブラザーから発売されている『HL-L2375DW』(W=ワイヤレス)を選ぶ必要があります。
2点目は、ランニングコストが3.7円とかなり高い点が挙げられます。
3点目は、耐久性が5万枚/5年間と低い点です。
これらの点からも、印刷枚数が1日に30枚程度のライトユーザーをターゲットにしていると思います。1日の印刷枚数が100枚を超えるような場合、こちらの機種では5年間の使用に耐えられないので、ご注意下さい。
まとめ
- 印刷速度は34枚/分と一般的なプリンターより早い
- 筐体サイズが非常にコンパクト。特に18.3cmの高さは圧迫感を与えず、置き場所に困らない
- フロントオペレーションに対応した設計のため、消耗品交換や用紙の補充等が簡単に行える
- 自動両面印刷に対応しており、用紙や消耗品のコストカット効果が期待できる
- 無線LANには対応していない
- 無線LAN対応機は型番末尾が「W」となっている
- ランニングコストは3.7円/枚と、かなり高めの設定
- 装置の耐久性は5年間で5万枚と、低めの耐久設計
- ランニングコストと耐久性から、印刷枚数が1日あたり30枚程度のユーザーにオススメ!