【複合機の保守契約は全部で4種】カウンター・キット・スポット・年間契約の特徴を比較

【複合機の保守契約は全部で4種】カウンター・キット・スポット・年間契約の特徴を比較

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複合機の4つの保守契約

 

保守契約とは?

複合機やコピー機をファイナンスリースで導入すると、同時に「保守契約」を結ぶことになります。

保守契約は、消耗部品の交換や修理を含むメンテナンス契約のことで、「カウンター保守」「キット保守」「年間保守」「スポット保守」の4種類あります。

 

 

カウンター保守契約

カウンター保守は、契約時にカウンター料金(=モノクロとカラーそれぞれ1枚あたりの料金)が設定され、印刷枚数によって月々の保守料金が変動する契約です。

業務用複合機で多くの企業が採用している一般的な保守契約で、月々の印刷枚数が500枚~1000枚以上の場合に適した保守契約です。

ポイント
月々の保守料金は印刷枚数によって変動します。※カウンター保守には基本料金(最低料金)が設定されています。

関連記事:複合機カウンター料金の相場は?

カウンター保守には、トナー、消耗部品代などのほか、故障や部品交換などのメンテナンス費用(出張料金・人件費含む)も含まれています。

機械内に設置されているカウンター装置により印刷枚数が数えられているので一定枚数を印刷すると自動的に消耗部品の交換に来てくれたり、トナーが少なくなると自動的に納品されたりするので消耗品発注の手間もかからずとても便利です。

インターネット回線やFAX回線でメンテナンス会社との通信ができることが前提です。通信ができない場合は毎月のカウンター報告やトナーの補充発注が必要となります。
 
 
 

キット保守契約(トナーキット保守契約)

キット保守は、リース契約時にキット契約を結び、メンテナンス会社から「トナーキット」を購入することで修理等のメンテナンスを受けることができる保守契約です。

キット契約にはトナー代と消耗部品交換などのメンテナンスが含まれており、保守費用はキット購入の時にのみ発生します。月々の印刷枚数が500枚以下の場合に適した契約になりますが、キット契約の対応機種は限られています。

ポイント
メンテナンス費用はトナーキット購入時のみ発生します。メンテナンス会社から購入したトナーを使用している間(最長5年間)はメンテナンス契約が継続し、トナーを補充発注することで契約が更新されます

 

 

年間保守契約

年間保守はメンテナンスを1年単位で契約し、トナーなどの消耗品は都度購入します。

レーザープリンターなどで加入することが多い保守契約で、メンテナンス費用は保守契約に含まれますが、トナーや感光体ユニット(ドラム)は顧客が自ら手配します。

ポイント
リサイクルトナーなどを使用した場合は保守対象外になり、有償修理になることがあるので注意が必要です。

一度契約を切ってしまうと再加入はできないので、使用頻度が高い業務用レーザープリンターなどは使用している限り契約更新することが一般的です。

 

 

スポット契約

文字通り、故障などが発生した時にその都度修理依頼をする保守契約で、サービススタッフの出張料金、部品代、工賃などをその都度支払います。

費用は修理依頼をした時しか発生しませんが1回あたりの修理代は割高で、すぐに出張修理対応ができないこともあります。

ポイント
必要な時に修理依頼をして、費用を支払います。都度費用がかかるので、交換部品によっては高額修理になるリスクがあります。

複合機などの精密機器は、通常の使い方をしていても消耗部品の交換や機器内の清掃が発生します。使用頻度が少ない場合や他の保守契約対象外となる中古機器の場合に契約することが多いです。

 

なるほど、この4つの保守を比較してどれが良いかを選べばええんやな!

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

いいえ、そうではありません。どの保守形態にするかをユーザが自由に選ぶことは出来ないんです。
なんじゃそら?!そしたら勝手に決められるってことかいな?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

言うなれば、そのとおりです。具体的には、メーカーは機種ごとに保守形態をほぼ1種類に決めていますので、例えばキャノンのiR-ADV C3530 IIを購入するとすれば、カウンター保守契約以外に選択肢は基本的にはありません。

ベテランGメン園川

確かに損をした気分になりますが、ユーザにとって不都合な保守形態が設定されているわけではなく、あくまでユーザから選んでもらえるように使い勝手の良い保守がセットになっていると考えて問題ありません。
まあ複合機のメーカーと機種を選んだあとで、さらに保守形態まで選ばんならんのは邪魔くさいもんな!

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

最も多く販売されるA3カラー複合機の場合、そのほぼ全てがカウンター保守契約です。ならば、カウンター保守契約をいかに安く契約するかが問題になりますが、相場と交渉方法などはこちらに記載しています。

複合機カウンター料金の相場は?モノクロ1円は当たり前?コピー機価格のマジな底値はこんなに安かった!

 

 

カウンター保守とキット保守の比較

複合機を導入するときの保守契約としては、カウンター保守が一般的で、印刷枚数が少ない場合にキット保守を検討することになります。

◆カウンター保守◆

メリット デメリット
  • 対象機種が多い
  • 本体の値引き幅が広い
  • トナーの補充発注は自動化されている(メンテナンス会社との通信ができることが前提)
  • 印刷枚数によって料金が変動する
  • 基本料金(最低料金)がある

◆キット保守◆

メリット デメリット
月額料金が不要。 トナー代が割高になる可能性がある。
購入したトナーキットを使っている間、保守が継続する。(最長5年) 対象機種が少ない。
本体代が比較的安価なものが多い。 本体の値引き幅は少ない。
月々の印刷枚数とカウンター保守の基本料金(最低料金)にもよりますが、機種の選択肢の多さやトナー発注の手間を考えてカウンター保守にするという選択も有益です。
カウンター保守とキット保守で迷う場合は、同時に2種類の見積もりをとって比較検討しましょう!

 

まとめ

  • カウンター保守契約
業務用複合機を導入するときに結ぶ一般的な保守契約。
対象機種が多く、機種の購入代金の値引き幅も広い。
月々の保守料金が印刷枚数によって変動する。(=カウンター料金)
消耗部品や出張料金、工賃はカウンター料金に含まれる。
  • キット保守契約
月の印刷枚数が500枚未満の場合に適した保守契約。
メンテナンス会社から購入したトナーキットを使用している間は修理や消耗部品の交換などの保守が受けられる。
消耗部品や出張料金、工賃はトナーキット代に含まれる。

 対象機種が限られているが、機種代金が比較的安価なのものが多い。

  • 年間保守契約
レーザープリンターなどを購入した場合に一般的な保守契約。
年単位でメンテナンス契約を結び、途中加入はできない。
出張料金、工賃、一定の消耗部品代は保守契約に含まれる。
トナーや感光体ユニット(ドラム)は保守契約に含まれない。⇒別途購入が必要。
  • スポット契約
中古機器や使用頻度が極端に少ない場合の保守契約。
故障が発生した都度、修理代(出張代・工賃・部品代)を支払う。
修理代は割高になり、即日対応ができない場合もある。(交換部品によっては高額修理となる可能性がある)

 

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