【全メーカー対応】複合機のお見積り
30社の複合機販売店を独自調査したコピー機Gメンが、安さと対応力に優れた販売店を2~3社ご紹介します。
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コピー機に必要なランニングコスト
コピー機に必要なランニングコストは以下のようなものがあります。
- 機種代(リース料)
- 保守料金(カウンター保守)
- 消耗品代(コピー用紙など)
コピー機のランニングコストを抑えるためには、どうすればよいのでしょうか?
機種代(リース料)
機種代を節約するためには適切なスペックの機種を選ぶことです。
印刷枚数が少ないのに高速機を選択したり、使わないオプションをつけたりするとその分価格は高くなります。
節約のために低いスペックの機種を選ぶと、印刷速度が遅すぎたり、短期間で頻繁に部品交換などのメンテナンスが発生したりして事業に支障をきたす可能性があるので、「適切なスペック」の機種を選ぶことが重要です。
適切な機種を適切な価格で導入するポイントとなるのが、相見積もりの入手です。
たくさん見積もりを取る必要はありません。相見積もりを取ること上手に伝えて2社~3社の見積もりを入手すると、販売店もそれなりに「頑張った価格」を提示してきます。
提案された機種と見積もり内容を比較して、適切なものを選択することがポイントとなります。
保守料金(カウンター保守)
保守料金は機種が決まるとそこについてくるものなので削減ができないように思われますが、カウンター料金は削減できます。 >>コピー機のカウンター料金とは?
機種代は価格競争が厳しいので、販売店はこの保守料金で利益を生み出す仕組みになっています。
カウンター料金は、トナー代と消耗部品交換などの費用(人件費含む)にあたるもので、モノクロ単価とカラー単価が設定されています。
つまり、印刷枚数によってその月に支払う料金が変わることになります。
たくさん印刷するユーザーには単価設定が安くなりますし、少ないユーザーにはたくさん印刷するユーザーより高めの設定になります。
※基本料金(最低料金)が設定されている場合があります。
つまり、月々の印刷枚数を確認されたときに少し多めに言うことで、わずかでも単価が下がったり、カウンター控除率(=割引のようなもの)がアップされたりすることがあるのです。
特に機種代で勝負ができないときには、このカウンター料金で勝負してくる販売店もあるので、相見積もりが重要になってきます。
ただし、多すぎる枚数を伝えるとその枚数に合わせて高スペックの機種を提案されて本体代が高くなるので、サバの読みすぎには注意しましょう。
カウンター料金の単価が決まったら、不要なカラー出力をやめてモノクロで出力することにより、カウンター料金の総額を節約することができます。
消耗品(コピー用紙など)
コピー機の消耗品といえば、トナー・消耗部品・コピー用紙があります。
トナー代と消耗部品は保守契約料金に含まれていますので、別途かかることはありません。(トナー込み契約の場合)
※保守契約内容は事前にしっかり確認してください。
コピー用紙の単価は、仕入先との交渉でなるべく節約できるようにするとして、コピー枚数を減らすことでコピー用紙の購入枚数を削減することができます。
また、印刷枚数が減ることでカウンター料金も削減できます。
コピー用紙 使用枚数の削減方法
①両面印刷
コピー機には両面印刷機能があります。
ページ数10枚のものを片面印刷すれば紙は10枚必要ですが、両面印刷にすると5枚で済みます。
②集約印刷
集約印刷とは、複数の原稿を1ページに印刷する方法です。
2枚の原稿を1枚に印刷する場合は2in1(ツーインワン)と呼ばれます。
2in1と両面印刷を合せて使用すると、4枚の原稿を1枚の用紙に印刷することができます。
集約印刷はPCの印刷設定画面で設定することができます。コピーの場合は本体パネルで「集約」を選択して設定することができます。
③ミスコピーの防止
不要な書類を間違えて印刷してしまったり、両面印刷で良いのに片面で印刷してしまったりすると、用紙の無駄が発生します。印刷前には面倒でも印刷プレビューをかけたり詳細設定ができているかを確認して、不要な印刷をしないようにこころがけましょう。
参考までに・・・
- 複合機の便利機能・・・留め置き印刷(私書箱印刷・セキュリティープリント)
印刷前にプレビューをかけて確認してから印刷すれば印刷ミスは防げることが多いのですが、ついつい省略しがちですよね。
そんなときに便利なのが複合機の留め置き印刷機能です。メーカーによって呼び方は違うのですが、PC本体から出した印刷指示を複合機の指定フォルダに蓄積しておき、複合機側で印刷ジョブを確認してから出力する機能です。
この機能を使うと不要なジョブの削除はもちろん、「印刷部数の変更」「片面印刷⇒両面印刷への変更」「カラー⇒モノクロへの変更」ができます。不要な印刷やカラーコピーを防止できるのでコピー用紙の節約とカウンター料金の節約の両方の効果が期待できます。(メーカーによってオプション機能の場合があります。)
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